北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅間) 福井駅 デザインコンセプトは「太古から未来へ~悠久の歴史と自然がみえる駅~」
-北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅間)-
北陸新幹線(金沢・敦賀間)は、起点の石川県金沢市から終点の福井県敦賀市までの2県12市2町を経由する延長約125.2km の路線です。2023年春の開業を予定しています。
この路線では、新たに「小松駅、加賀温泉駅、芦原温泉駅、福井駅、南越(仮称)駅、敦賀駅」の6駅が計画されています。「南越(仮称)駅」以外は在来線の駅に併設となります。
ホームは、「小松駅(石川県小松市)」と「芦原温泉駅(福井県あわら市)」が相対式2面2線、「加賀温泉駅(石川県加賀市)」と「南越駅(福井県越前市)」が相対式2面4線、「福井駅(福井県福井市)」が島式ホーム1面2線、「敦賀駅(福井県敦賀市)」が島式2面4線となります。ホームの長さは、新幹線車両(E7系・W7系)12両編成に対応した312mです。
● 福井駅(北陸新幹線)
福井駅舎のデザインコンセプトは「太古から未来へ~悠久の歴史と自然がみえる駅~」、デザインイメージは「悠久の歴史を未来へつなぐシンボルゲートとなる駅」となっています。
引用資料 鉄道建設・運輸施設整備支援機構
北陸新幹線
引用資料 福井県・公式HP
北陸新幹線レポート ~響くつち音、広がる未来~
略図・路線図
「北陸新幹線(金沢駅~敦賀駅間)」の路線図です。北側から「小松駅(石川県小松市)、加賀温泉駅(石川県加賀市)、芦原温泉駅(福井県あわら市)、福井駅(福井県福井市)、南越駅(福井県越前市)、敦賀駅(福井県敦賀市)」の6駅が新たに整備されます(南越駅は仮称)。
引用資料 JR西日本
北陸新幹線プロジェクト
福井駅のホーム(北陸新幹線)
屋根のトップライトから差す木漏れ日のような光と天井のルーバーや床の木調タイルにより、ゆっくりとくつろげる空間を演出しています。
ホーム形式は、主要駅にも関わらず1面2線のシンプルな構造となっています。福井県の県都としての格式や福井市の人口からしたら島式2面4線で整備をするべきだと思いますが、JR在来線とえちぜん鉄道の間で、用地不足のため実現できませんでした。
福井駅のコンコース(北陸新幹線)
天井に福井県産のスギ材、柱に越前和紙、床に笏谷石を使用するなど、福井らしい悠久の歴史と重厚な和の空間をイメージしています。
福井駅部の仮線方式の施工順序図
狭い用地に、JR在来線、新幹線、えちぜん鉄道の駅舎を建設するためにこのような複雑な施工順序となりました。Googleマップの衛星写真を見ると北陸新幹線福井駅部高架橋の用地がいかに狭いか分かります。
施工順序
(1)在来線の福井駅部高架橋を建設して高架に切替
(2)北陸新幹線福井駅部高架橋を建設
(3)北陸新幹線福井駅部高架橋にえちぜん鉄道仮線切替
(4)えちぜん鉄道高架を建設
(5)えちぜん鉄道高架切替
(6)えちぜん鉄道の仮線を撤去した後、北陸新幹線の高架橋工事
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