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2020年8月31日 (月)

福岡市が天神ビッグバン2年延長を正式発表! 最大規模の再開発が予想される「天神二丁目南ブロック(明治通り沿道地区)」

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-天神ビッグバン2年延長-

 「福岡市」では、老朽化した民間ビルなどが多く集まる天神地区において、国家戦略特区による規制緩和等を活用し新たな空間と雇用を生み出す「天神ビッグバン」を進めています。

 「福岡市」は8月27日に「天神ビッグバン」について、期限を当初の2024年末竣工から2年間延長すると発表しました。新型コロナウイルス感染症対策機能の導入を促す狙いです。高島宗一郎市長は記者会見で「世界最速で感染症対応シティになる」として、首都圏企業の分散需要を取り込む考えを示しました。

 福岡市 天神ビッグバン(PDF:2020/08/27)
 世界に先がけた感染症対応シティへ! ~生まれ変わる都心 ピンチをチャンスへ~

 感染症対策として、顔認証型のエントランスや大型エレベーターの導入、換気装置や通信環境を充実させることなどが延長の条件です。道路を挟んだビルの一体開発など複数街区にまたがる大規模再開発プロジェクトに限っては、2022年末までに概要を市に提出すれば、2026年末以降の竣工でも容積率緩和を受けられるようになります。

 新型コロナウイルス感染症対策機能の導入が2年延長の理由になっていますが、実際問題としてすでに動き出しているプロジェクト以外は、工事期間を考えると2024年末竣工はほぼ不可能な状態になっていました。私は新型コロナウイルスの問題が無くても、近いうちに延長が発表されるされると予想していました。

 再開発を行う上で、利害の対立する街区の集約化は非常に難しく、地権者の合意形成には長期間を要します。事業者にとって2年間の猶予は大歓迎だと思います。

● 天神二丁目南ブロック(明治通り沿道地区)
 天神ビッグバン2年延長の発表とは直接は関係ないですが、天神明治通り地区では、更新期を迎えた建物の機能更新と併せ、地権者が主体となったまちづくりの取り組みを進めており、2013年9月にまちの将来像を示す地区計画(方針)の都市計画決定を行っています。

 「天神二丁目南ブロック(明治通り沿道地区)」において、 地区整備計画(原案)について合意形成が図られたことから、地区計画の変更(内容の追加)手続きを進めています。

 引用資料 福岡市(PDF)
 福岡広域都市計画天神明治通り地区地区計画(市決定)の変更について


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「地区の概要」です。福岡市中央区天神二丁目の一部の区域面積約1.1haです。


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「追加する地区計画の概要」です。


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「天神二丁目南ブロック(明治通り沿道地区)」は、東西に細長い区域面積約1.1haです。

● 容積率の最高限度1,300%に!
 建築物の容積率は900%ですが、 まちづくりの取り組みに応じて最大400%を加算し,最高限度1,300%(現指定容積率700%)となります。加算容積率大400%の内訳は、まちづくりの取り組み内容に応じて最大350%、天神ビッグバンボーナス認定を受けた場合50%となります。



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