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2020年10月 3日 (土)

地上38階、高さ約189mの「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」 Ⅱ期工事 2020/10/01 オフィスフロアの「鉄骨建方」が本格化!

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-大阪梅田ツインタワーズ・サウス-

 阪急阪神ホールディングスは、阪神梅田本店が入居する「大阪神ビルディング」と「新阪急ビル」の建て替え計画を進めています。

 「新阪急ビル」の解体を進めていましたが、地上躯体の解体工事が完了して、2015年7月21日にⅠ期部分の新築工事に着手しました。

 ビルの正式名称は「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」です。Ⅰ期棟が2018年4月27日(金)に竣工し、「阪神百貨店」が2018年6月1日(金)に部分開業しました。

 「阪神電気鉄道」と「阪急電鉄(開発業務は阪急阪神不動産が担当)」は、2019年6月1日に、大阪梅田ツインタワーズ・サウスⅡ期部分の新築工事に着手しました。

 引用資料 阪急阪神ホールディングス(PDF:2019/05/27)
 梅田1丁目1番地計画 (大阪神ビルディング及び新阪急ビルの建替計画) 大阪梅田ツインタワーズ・サウスⅡ期部分の新築工事に6月1日から着手します ~オフィスゾーンとカンファレンスゾーンが2022年春に開業~

 オフィスゾーン(地上11階~38階)では、心と体が満たされるワークプレイスとなることを目指して、「つながる梅田の中心」「おもてなしサービスのあふれるビル」「ウェルビーイングを実感」の3つのコンセプトを掲げています。それを実現するため専用フロアを12階に設置することとします。

大阪梅田ツインタワーズ・サウスの概要
◆ 計画名-梅田1丁目1番地計画ビル(仮称)
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目1、1-2、1-3、8-1
◆ 階数-地上38階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部188.9m
◆ 敷地面積-12,192.83㎡(重複利用区域含む)
◆ 建築面積-10,348.95㎡
◆ 延床面積-258,856.89㎡(容積対象床面積240,785.57㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制震構造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭(大阪神ビルディング側)、直接基礎(新阪急ビル側)
◆ 用途-百貨店、オフィス、集会所、駐車場
◆ 建築主-阪神電気鉄道、阪急電鉄
◆ 設計者-(基本設計)日本設計、(実施設計)竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2014年10月01日(新阪急ビル)
◆ 着工-2015年07月21日(Ⅰ期部分)
◆ 竣工-2022年03月下旬予定(全体竣工)


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工事施行計画の概要

スケジュール

① Ⅰ期工事(新阪急ビル解体工事着手)-2014年10月01日
② 大阪神ビルディング東側解体工事着手-2015年02月18日
③ 大阪梅田ツインタワーズ・サウスⅠ期部分新築工事着手-2015年07月21日
④ Ⅰ期工事竣工(新阪急ビル、大阪神ビルディング東側部分)-2018年04月27日 ※新百貨店の部分開業2018年06月01日
⑤ Ⅱ期工事(大阪神ビルディング西側解体工事着手)-2018年06月01日
⑥ 大阪梅田ツインタワーズ・サウスⅡ期部分新築工事着手-2019年06月01日
⑦ Ⅱ期工事竣工(新百貨店部分)※新百貨店の全面開業-2021年秋予定
⑧ 全体竣工※オフィス部分の開業-2022年春予定


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構造・基礎工法

 地震対策として、先進の制震構造を採用(層間変形角1/110)しています。地震時にビルの健全性を測定する「構造ヘルスモニタリングシステム」を導入します。

 基礎工法は「大阪神ビルディング」側が、「場所打ちコンクリート拡底杭」を採用しています。一部は「多段拡径場所打ちコンクリート杭」で、竹中工務店の「TMB杭工法(竹中多段拡径場所打ちコンクリート杭工法)」により構築されています。

 「新阪急ビル」側は、既存建物の基礎を再利用した「直接基礎」です。工事中は地下階が全く見えなかったので、分からなかったのですが、「高圧噴射地盤改良」が行われています。

 引用資料 公式ホームページ
 大阪梅田ツインタワーズ・サウス


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「施設構成」です。


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ワンフロア約3,500㎡の無柱空間
 オフィスフロアは、東西約96m×南北約48mの2:1の比率となっています。東西約96m×南北約48mと関西では前例のない巨大な超高層オフィスフロアになります。

 ビルの中央部部分に、エレベーター、非常階段、トイレなどの「コア」部分を設け、ワンフロア約3,500㎡の無柱空間を確保しています。天井高2.9mの開放感あふれる空間となっています。


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撮影日2020年10月1日 8月21日以来の撮影です。前回に続いて友人に撮影してもらいました。


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撮影日2020年10月1日 ワークレーン4基で「鉄骨建方」を行っています。


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撮影日2020年10月1日
 14階(15FL)もしくは15階(16FL)まで到達していると思われます。「養生シート」で隠れているので写真だけでは正確な階数が判断が出来ません。いずれにしてもオフィスフロアの「鉄骨建方」が本格化しています。


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撮影日2020年10月1日 12階がオフィスワーカー専用フロア「WELLCO」、13階から賃貸オフィスフロアとなります。


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撮影日2020年10月1日
 15階・16階(17FL)部分もしくは16階・17階(18FL)部分の「鉄骨建方」が始まっています。オフィスフロアも2層ずつ上に伸びて行くようです。


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撮影日2020年10月1日 平行四辺形の「装飾パネル」の取り付けが行われています。


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撮影日2020年10月1日 装飾パネルの内部では「PCカーテンウォール」の取り付けが行われています。「百貨店」のフロアなので窓がありません。


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撮影日2020年10月1日 西側から見た様子です。


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撮影日2020年10月1日 この部分が1階の「オフィスエントランス」となります。


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撮影日2020年10月1日
 南側から見た様子です。西面と南面も平行四辺形の「装飾パネル」の取り付けが行われています。私は、西側や南側からの完成イメージを見た事が無かったので、西面と南面も平行四辺形の「装飾パネル」が取り付けられる事を今回初めて知りました。


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撮影日2020年10月1日 道路上空部分です。



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