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2020年11月 2日 (月)

「大阪万博」と「大阪IR基本構想」の鉄道インフラ 大阪都市計画都市高速鉄道の変更(北港テクノポート線)

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-北港テクノポート線-
 「大阪都構想」の是非を問う住民投票が行われ、反対多数となりました。反対多数の結果を受けて、大阪市の松井市長は、2023年の任期満了をもって政界引退を表明しました。「大坂維新の会」のダメージは計り知れません。大阪は以前の二重行政に逆戻りしてしまうのでしょうか・・・

 「大阪都構想」とも直結しますが、2025年4月13日〜2025年10月13日までの期間、大阪市の「夢洲(ゆめしま)」で、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開かれます。また夢洲は「大阪IR(統合型リゾート)誘致構想」の候補地でもあります。これらの利用客を運ぶのが「北港テクノポート線」です。

 大阪市は、「大阪都市計画都市高速鉄道の変更(北港テクノポート線)」を行います。大阪都市計画都市高速鉄道中、北港テクノポート線を下記のように変更します。

 引用資料 大阪市・報道発表資料(2020/10/30)
 大阪都市計画案の公衆縦覧及び意見書の受付を実施します

 なお、大阪市此花区北港二丁目地内に「新桜島駅」を設けます。大阪市此花区北港緑地二丁目及び北港白津二丁目地内に「舞洲駅」を設けます。大阪市此花区夢洲中一丁目地内に「夢洲駅」を設けます。大阪市此花区夢洲東一丁目地内に「車庫」を設けます。

● 北港テクノポート線建設事業
 「北港テクノポート線建設事業」は、起点が此花区北港二丁目の「新桜島駅」、終点が住之江区南港北一丁目の「コスモスクエア駅」を結ぶ約7,4kmの鉄道路線です。構造形式は「地下式」となります。事業者は「株式会社大阪港トランスポートシステム(OTS)」となります。

 「新桜島駅~コスモスクエア駅」までの全長約7,4kmの全線建設には全くメドが立っていませんが、「コスモスクエア駅~舞洲駅」までの約3.2kmは、大阪メトロ中央線の延伸区間として、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」が開かれるまでに開業する計画です。


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「説明図1」の拡大です。「夢洲駅」手前のカーブの形状が変更になります。「鈴鹿サーキット」に例えると「130R」から「デグナーカーブ」に形状変更という感じでしょうか(笑)。「夢洲駅」が当初計画より少し北側に変更になります。「車庫」の正確な位置がよく分かります。


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「説明図2」です。


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「夢咲トンネル部(渡海部)」です。「夢咲トンネル」は、延長約2,138m(海底部は806m)の「沈埋トンネル」です。2009年8月1日に開通しています。中央に鉄道の軌道を通すスペースがあらかじめ確保されています。


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「夢洲駅部」です。島式1面2線の地下駅になります。



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