京セラ 研究開発体制の強化により、製品・技術開発のスピードアップを図る 鹿児島国分工場に新研究棟を建設 2021年1月に着工!
-京セラ-
「京セラ」は、京都市伏見区に本社を置く「電子部品、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品」などを製造する大手電子部品・電気機器メーカーです。
1959年4月1日に「稲盛和夫氏」が京都市中京区西ノ京原町でファインセラミックスの専門メーカー「京都セラミツク」として設立しました。1982年10月1日に「京セラ」へ商号変更しています。
「稲盛和夫氏」は、鹿児島県鹿児島市で生まれです。大学は「鹿児島県立大学(現:鹿児島大学)」の工学部を卒業しています。そのため鹿児島県には、「鹿児島川内工場、鹿児島隼人工場、鹿児島国分工場、ものづくり研究所(鹿児島国分工場内)」など、「京セラ」の拠点がたくさんあります。
● 京セラ鹿児島国分工場に新研究棟を建設
「京セラ」は、情報通信や環境エネルギー分野における研究開発体制の強化を目的に、鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)内に新たに研究棟を建設します。2021年1月より新研究棟の建設を開始する予定です。
引用資料 京セラ(2020/12/18)
研究開発体制の強化により、製品・技術開発のスピードアップを図る 京セラ鹿児島国分工場に新研究棟を建設
現在、鹿児島国分工場内には、材料技術の研究を行う「ものづくり研究所」、プロセス技術の研究を行う生産技術部門、解析評価技術の研究を行う分析部門の3部門があり、「京セラ」の研究開発における主要拠点の一つとなっています。
情報通信分野では、5G対応のスマートフォンやIoT機器に使用されるコンデンサ、セラミックパッケージ、環境エネルギー分野では、固体酸化物形燃料電池(SOFC)の主要部品であるセルスタックなどの研究開発を行っています。さらに、既存の研究を応用し、航空・宇宙、医療・ヘルスケアなど、新規分野への展開を図っています。
新研究棟では、敷地内に分散していた3部門を集約し、連携を強化することで、製品・技術開発のスピードアップを図るとともに、製品の立ち上げ時から設備の自動化や生産の効率化に至るまで、総合的にサポートできる体制を確立します。また、社外の技術者を含めた交流の場としても活用し、技術情報の共有をはじめ、人材育成、イノベーションの創出を推進していきます。
新研究棟の概要
◆ 名称-京セラ株式会社 鹿児島国分工場 新研究棟(仮称)
◆ 所在地-鹿児島県霧島市国分上小川字大ノ丸1450-1
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 建築面積-約5,990㎡
◆ 延床面積-約22,902㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 主な研究内容-積層セラミックコンデンサ、電子デバイス用セラミックパッケージ、SOFC用セルスタックの開発など
◆ 着工-2021年01月予定
◆ 操業-2022年09月予定
◆ 投資総額-約100億円
京セラの本社
「京セラ」の本社は、京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地にあります。
けいはんなリサーチセンター(旧:中央研究所)
「京セラ」の研究開発拠点の「けいはんなリサーチセンター」です。「けいはんな学研都市(関西文化学術研究都市)」内の京都府相楽郡精華町光台三丁目5-3にあります。
「中央研究所」は、1995年8月の開設以来、京セラの主要な研究開発拠点の一つとして、部品・デバイスを中心とした各種製品の研究開発を担ってきました。2019年4月1日に、「中央研究所」を強化し、名称を「けいはんなリサーチセンター」に変更しました。
みなとみらいリサーチセンター
「京セラ」の研究開発拠点の「みなとみらいリサーチセンター」です。神奈川県横浜市西区みなとみらい3-7-1の「オーシャンゲートみなとみらい」の1階・3階・4階・5階・6階の延床面積約10,770㎡を使用しています。
「みなとみらいリサーチセンター」は、エネルギー、情報、通信、車載など京セラの研究開発部門が集結したシステム関連の基幹リサーチセンターです。2019年7月19日に開所式を開催しました。
| 固定リンク
« 「福岡市」が「九州大学」と連携して次世代の研究開発拠点の形成 元岡地区研究開発次世代拠点形成事業 基本協定書の締結! | トップページ | 桜スタジアムプロジェクト セレッソ大阪の本拠地である「長居球技場」 「第三期改修工事」が2021年3月に完了 収容人数が約25,000人に! »
「84 鹿児島県」カテゴリの記事
- JR九州 「鹿児島中央駅」と直結 延床面積31,869.75㎡の「JR鹿児島中央ビル」 2023年4月頃開業予定!(2023.03.14)
- 京セラ 怒涛に設備投資ラッシュ 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要増に対応 「京セラ鹿児島国分工場」に新工場棟を建設!(2022.08.19)
- 京セラ 有機パッケージ・水晶デバイス用パッケージの需要増に対応 投資総額約625億円 鹿児島川内工場に新工場棟を建設!(2022.05.09)
- JR九州 「鹿児島中央駅」と直結 延床面積約31,600㎡の「鹿児島中央駅西口複合ビル(仮称)」 2021年11月18日に工事着手及び安全祈願祭を挙行!(2021.11.15)
- 京セラ 半導体製造装置に使用されるファインセラミック部品の大幅な増産 鹿児島国分工場に新工場2棟(第7-1工場、第7-2工場)を建設!(2021.10.25)