沖縄県の新たな医療拠点 琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画 病院新営その他工事を「清水建設・大米建設JV」に決定!
-琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画-
琉球大学医学部は、日本の国立大学医学部として最も新しい1979年に設置されました。教育面においては、離島医療実習を含む地域医療教育及び国際医療の場でリーダーシップを発揮できる医療人材の養成に力を入れるとともに、沖縄の地域特性に根ざした医学・医療の課題を解決するための研究者、指導者を養成するための教育を進めています。
琉球大学医学部及び附属病院は、設置から年月が経過し、早期に再開発整備を行う必要性が指摘されており、「琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画」を進めています。
引用資料 公式HP
琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画
移転計画地は、2015年3月に在日米軍より返還されているキャンプ瑞慶覧の一部である「西普天間住宅地区」内の国際医療拠点ゾーンと位置づけられた部分の約19haです。現在の琉球大学上原キャンパスから、北方向へ約5.5kmの地点に位置しています。
新病院の病床数としては、救急医療機能の強化をめざし、救急専用病床の増床を行うため、620床(一般570床、結核4床、感染6床、精神40床)とします。増床する20床は高度救命救急センターとして整備(E-ICU:10床、E-HCU:10床)します。
● 病院新営その他工事を清水建設・大米建設JVに決定!
「琉球大学は」、低入札価格調査で落札決定を保留していた琉球大学病院新営その他工事を197億5000万円(税別)で「清水建設・大米建設JV」に決定しました。
引用資料 建設通信新聞(2021/01/20)
新営は清水JV/琉球大学病院2件電気が関電工JV
新病院の概要は、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造、地上14階、塔屋2階、延床面積約69,751㎡です。地震災害時に病院機能を維持するため、1階床下に免震層を設けた「基礎免震構造」を採用します。
耐震壁付きラーメン架構とすることで建物水平剛性を高め免震効果を向上させます。上部構造の外壁は「鉄筋コンクリート造」、柱と外周梁は「鉄骨鉄筋コンクリート造」、内部の梁は「鉄骨造」のハイブリッド構造とします。
「建物の構成及び各部門配置」です。
「ゾーニング計画」です。
青色の「国際医療拠点ゾーン」約19haに整備します。
「琉球大学医学部及び同附属病院移転整備基本計画」の予定地は、現在の琉球大学上原キャンパスから、北方向へ約5.5kmの地点に位置しています。
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