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2021年2月18日 (木)

外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」 最大収容人数17,000人「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を決定!

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-愛知県新体育館整備・運営等事業-

 現在の「愛知県体育館」は1964年に完成しました。愛知県を代表するアリーナですが、老朽化に加え、使い勝手の悪い動線など、国際大会の水準を満たしていません。愛知県は2026年夏季アジア大会などに向け、現在地から約800m北側への移転新築を検討してきました。

 愛知県は2月17日に「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を、前田建設工業とNTTドコモが代表の8社コンソーシアム「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。

 構成企業は、「前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」の8社となっています。

 愛知県 公式ホームページ
 愛知県新体育館整備・運営等事業について

 引用資料 愛知県知事大村秀章氏のツイッター
 大村秀章

 計画地は「名城公園北園」の一部で、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールで構成します。BT(設計・建設)方式とコンセッション(公共施設等運営権)を組み合わせた「BTコンセッション方式」のPFIを国内で初採用しました。落札額は、199億9910万円(税込み)で、建物の設計・建設費(参考)は396億円を見込みます。2025年夏のオープンを目指します。

 外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。建築面積約26,700㎡(現体育館の3.5倍)、延床面積約58,400㎡(現体育館の3.4倍)、最大収容人数17,000人(現体育館の2.3倍)で、国内だけでなく、世界最高クラスのアリーナへ生まれ変わります。

愛知県新体育館整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市北区名城一丁目(名城公園北園の一部)
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-最高部約41m(現体育館の2.0倍)
◆ 敷地面積-約46,000㎡
◆ 建築面積-約26,700㎡(現体育館の3.5倍)
◆ 延床面積-約58,400㎡(現体育館の3.4倍)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 施設の構成-メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
◆ 最大収容人数-立ち見を含め17,000人(現体育館の2.3倍)
◆ コンソーシアム-Aichi Smart Arenaグループ(前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)
◆ 事業の範囲-統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務 等
◆ 設計・建設期間-2021年06月~2025年03月まで
◆ 維持管理・運営期間-2025年04月~2055年03月まで(30年間)
◆ オープン-2025年夏予定
◆ 落札額-199億9910万円(税込み)
◆ 建物の設計・建設費-396億円


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隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」

 外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。名古屋城の城跡に広がる名城公園の自然との一体感を創出し、歴史と風格を感じるデザインとなっています。


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「メインエントランスの外観イメージ」です。


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「メインエントランス」も、「隈研吾氏」のデザインによるものです。


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コンサート開催時のイメージ

 コンサート開催時のイメージです。立ち見席を含め最大17,000人が収容できる計画となっています。


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メインアリーナの内観イメージ

 メインアリーナの内観イメージです。バスケットボールの国際大会を想定したイメージとなります。観客席は15,000席確保できる計画です。


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相撲開催時のイメージ

 相撲開催時のイメージです。観客席は11,000席確保できる計画となっています。


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2019年6月11日時点の愛知県新体育館基本計画

 「愛知県」は2019年6月11日に、名古屋市中区の「愛知県体育館」の新築移転に関する基本計画を発表しました。最大15,000人の観客を収容できる施設とし、2022年7月にの着工、2025年4月の完成を目指します。愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会に間に合わせる計画です。

 引用資料 愛知県・公式HP(2019/06/11)
 愛知県新体育館基本計画(概要)の公表について

 新施設は、名古屋城北側の名城公園北園内に建設し、地上4階、延床面積は現在の約2.5倍の約43,000㎡です。「PFI方式(民間資金を活用した社会資本整備)」を採用し、総事業費は約300億円を見込みます。

 2階~4階に固定席約11,000席を確保、国際大会時などは可動・仮設席4,000席以上を追加で設置可能とします。観客席はバレーボールやバスケットボールの国際大会で約15,000席、大相撲では「両国国技館」と並ぶ約11,000席を確保します。メインアリーナの他に、サブアリーナ、多目的ホールなどを設けます。 

2019年6月11日時点より規模が拡大!
 2019年6月11日時点では、地上4階、延床面積約43,000㎡、最大収容人数約15,000席でしたが、地上5階、延床面積約58,400㎡、最大収容人数17,000人に規模が拡大しています。

 
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「計画地」です。「名古屋城」のすぐ北側の名城公園北園内です。


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名古屋市総合体育館(日本ガイシホール)
 「日本ガイシホール」は、名古屋のアリーナツアーのメッカです。「愛知県新体育館」が完成すると勢力図が大きく変わりそうです。「日本ガイシホール」の正式名称は「名古屋市総合体育館」です。ネーミングライツ契約により、「日本ガイシホール」となっています。

 「帝人名古屋工場」の跡地に建設され、1987年7月19日に開館しました。収容人数は約10,000人(固定7,000席、仮設3,000席)で、規模的には「大阪城ホール」と「神戸ワールド記念ホール」の間くらいです。



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