外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」 最大収容人数17,000人「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を決定!
-愛知県新体育館整備・運営等事業-
現在の「愛知県体育館」は1964年に完成しました。愛知県を代表するアリーナですが、老朽化に加え、使い勝手の悪い動線など、国際大会の水準を満たしていません。愛知県は2026年夏季アジア大会などに向け、現在地から約800m北側への移転新築を検討してきました。
愛知県は2月17日に「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を、前田建設工業とNTTドコモが代表の8社コンソーシアム「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。
構成企業は、「前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」の8社となっています。
愛知県 公式ホームページ
愛知県新体育館整備・運営等事業について
引用資料 愛知県知事大村秀章氏のツイッター
大村秀章
計画地は「名城公園北園」の一部で、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールで構成します。BT(設計・建設)方式とコンセッション(公共施設等運営権)を組み合わせた「BTコンセッション方式」のPFIを国内で初採用しました。落札額は、199億9910万円(税込み)で、建物の設計・建設費(参考)は396億円を見込みます。2025年夏のオープンを目指します。
外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。建築面積約26,700㎡(現体育館の3.5倍)、延床面積約58,400㎡(現体育館の3.4倍)、最大収容人数17,000人(現体育館の2.3倍)で、国内だけでなく、世界最高クラスのアリーナへ生まれ変わります。
愛知県新体育館整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市北区名城一丁目(名城公園北園の一部)
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-最高部約41m(現体育館の2.0倍)
◆ 敷地面積-約46,000㎡
◆ 建築面積-約26,700㎡(現体育館の3.5倍)
◆ 延床面積-約58,400㎡(現体育館の3.4倍)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 施設の構成-メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
◆ 最大収容人数-立ち見を含め17,000人(現体育館の2.3倍)
◆ コンソーシアム-Aichi Smart Arenaグループ(前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)
◆ 事業の範囲-統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務 等
◆ 設計・建設期間-2021年06月~2025年03月まで
◆ 維持管理・運営期間-2025年04月~2055年03月まで(30年間)
◆ オープン-2025年夏予定
◆ 落札額-199億9910万円(税込み)
◆ 建物の設計・建設費-396億円
隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」
外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。名古屋城の城跡に広がる名城公園の自然との一体感を創出し、歴史と風格を感じるデザインとなっています。
「メインエントランスの外観イメージ」です。
「メインエントランス」も、「隈研吾氏」のデザインによるものです。
コンサート開催時のイメージ
コンサート開催時のイメージです。立ち見席を含め最大17,000人が収容できる計画となっています。
メインアリーナの内観イメージ
メインアリーナの内観イメージです。バスケットボールの国際大会を想定したイメージとなります。観客席は15,000席確保できる計画です。
相撲開催時のイメージ
相撲開催時のイメージです。観客席は11,000席確保できる計画となっています。
2019年6月11日時点の愛知県新体育館基本計画
「愛知県」は2019年6月11日に、名古屋市中区の「愛知県体育館」の新築移転に関する基本計画を発表しました。最大15,000人の観客を収容できる施設とし、2022年7月にの着工、2025年4月の完成を目指します。愛知県と名古屋市が共催する2026年夏季アジア大会に間に合わせる計画です。
引用資料 愛知県・公式HP(2019/06/11)
愛知県新体育館基本計画(概要)の公表について
新施設は、名古屋城北側の名城公園北園内に建設し、地上4階、延床面積は現在の約2.5倍の約43,000㎡です。「PFI方式(民間資金を活用した社会資本整備)」を採用し、総事業費は約300億円を見込みます。
2階~4階に固定席約11,000席を確保、国際大会時などは可動・仮設席4,000席以上を追加で設置可能とします。観客席はバレーボールやバスケットボールの国際大会で約15,000席、大相撲では「両国国技館」と並ぶ約11,000席を確保します。メインアリーナの他に、サブアリーナ、多目的ホールなどを設けます。
● 2019年6月11日時点より規模が拡大!
2019年6月11日時点では、地上4階、延床面積約43,000㎡、最大収容人数約15,000席でしたが、地上5階、延床面積約58,400㎡、最大収容人数17,000人に規模が拡大しています。
「計画地」です。「名古屋城」のすぐ北側の名城公園北園内です。
名古屋市総合体育館(日本ガイシホール)
「日本ガイシホール」は、名古屋のアリーナツアーのメッカです。「愛知県新体育館」が完成すると勢力図が大きく変わりそうです。「日本ガイシホール」の正式名称は「名古屋市総合体育館」です。ネーミングライツ契約により、「日本ガイシホール」となっています。
「帝人名古屋工場」の跡地に建設され、1987年7月19日に開館しました。収容人数は約10,000人(固定7,000席、仮設3,000席)で、規模的には「大阪城ホール」と「神戸ワールド記念ホール」の間くらいです。
| 固定リンク
« 滋賀県草津市 2025年国体の水泳競技会場 (仮称)草津市立プール整備・運営事業 落札者が「前田建設工業グループ」に決定! | トップページ | 広島駅ビルの建替え計画 地上20階、高さ約98m、延床面積約111,000㎡の「広島駅南口ビル新築他工事」 2021年3月から駅ビル新築工事に着手! »
「71 愛知県」カテゴリの記事
- 名古屋市 ささしまライブ24地区の南側 ウォーターフロント空間 中川運河堀止地区開発「NAKAGAWA CANAL DOORS(仮称)」工事着手!(2024.12.05)
- 名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する「名鉄 名古屋駅地区再開発」 高さ約180mの超高層ビル3棟 2026年度にも解体工事に着手!(2024.12.01)
- 名古屋市 久屋大通駅直結の高い利便性を有し久屋大通公園に臨む複合ビルが誕生 「(仮称)錦三丁目5番に街区計画」の起工式を2024年10月7日に挙行!(2024.10.08)
- 名古屋市 (仮称)星が丘ボウル跡地プロジェクト 複合ビル、大学校舎を整備 一期工区を2025年2月に着工、2027年春のオープン!(2024.10.06)
- デンソー(DENSO) 愛知県西尾市の「善明製作所」に新工場を建設 デジタル化による24時間無人稼働の次世代工場を目指す!(2024.09.16)