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2021年3月21日 (日)

九州新幹線(西九州ルート) 「新長崎駅ビル」の最新の計画概要を発表 新駅ビルの全面開業の時期を2025年度から2023年秋へ前倒し!

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-新長崎駅ビル-
 「九州新幹線(西九州ルート)」は、福岡市と長崎市を結ぶ整備新幹線計画です。計画当初は九州新幹線(長崎ルート)と呼ばれていましたが、現在は公的には「西九州ルート」の呼び方が一般的です。

 長崎駅周辺では、2021年秋に予定されるMICEの開業や2022年秋の九州新幹線西九州ルートの開業をはじめとした、新しいまちづくりが進められています。JR九州では、まちづくりを進めるべく、長崎駅開発に着工しました。

 引用資料 JR九州(PDF:2021/03/15)
 長崎駅開発に着工しました! -2023年秋 新たな「まち」が誕生します-

 新幹線開業との相乗効果を高めるべく、駅ビルの開業時期を2023年秋に繰り上げます。新型コロナウィルスという直面する危機に対して、立ち止まることなく、乗り越えた先の新しい時代を見据えて、プロジェクトを進めていきます。

 新駅ビルは、「商業、ホテル、オフィス、駐車場 等」の複合開発です。新駅ビルの上層フロア(地上7階~13階)は、マリオット・インターナショナルのプレミアムブランド「マリオット・ホテル」が進出する予定です。客室数は約200室を予定しています。

新長崎駅ビル(JR九州 )の概要
◆ 所在地-長崎県長崎市尾上町
◆ 交通-JR「長崎」駅直結
◆ 階数-地上13階
◆ 高さ-約60m
◆ 敷地面積-約18,000㎡ (既存アミュプラザ部分を含めると約35,000㎡)
◆ 延床面積-約102,000㎡(既存建物含む約160,000㎡)
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス、駐車場 等
◆ 客室数-約200室(マリオット・ホテル)
◆ 建築主-JR九州(九州旅客鉄道)
◆ 設計者-日建設計
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2021年秋予定
◆ 開業-2023年秋(全面開業)


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「計画の概要」です。効率的な開発行程とし、工期を短縮することで、全面開業の時期を2025年度から2023年秋へ前倒しします。

● 大きな変更点
 2019年度に公表した前計画では、既存の立体駐車場(約600台)を解体して新駅ビルの4階~6階に駐車場(約1,300台)が入る予定でした。今回の見直しにより、既存立体駐車場を残したまま、南側に約900台の「新立体駐車場」を建設します。

 見直しにより、新駅ビルは約12,000㎡の減床(オフィスは約1,000㎡の減床)となります。ただし、既存施設を活用することで全体では約2,000㎡増床されて、総延床面積約160,000㎡となります。


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「新長崎駅ビルイメージ・開発地北側の駅東口から」です。


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「新長崎駅ビルイメージ・開発地北東の電車通りから」です。超高層ビルではありませんが、メチャメチャいいデザインですね!


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「新長崎駅ビルイメージ・開発地南から」です。新駅ビルに隣接して「頭端式ホーム(とうたんしきホーム)」の2面4線の九州新幹線のホームが見えます。


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「長崎駅高架下店舗・新長崎駅ビル位置平面図」です。JR長崎駅周辺に「長崎県庁、長崎県警、出島メッセ長崎、ヒルトン長崎、長崎放送、長崎警察署」が集結します。とても40万都市(2021年2月1日の推計人口405,090人)の玄関口とは思えない大規模開発です。

 「九州新幹線(西九州ルート)」のインパクトは凄まじいですが、この千載一遇のチャンスに合わせて都市再開発を一気に進めた長崎県や長崎市の行政手腕は称賛に価すると思います。



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