「京都駅」の東側が大きく変わる 「京都市立芸術大学」の移転に続き、「京都駅東南部エリア」にアートミュージアムやギャラリー開設へ!
-京都駅東南部エリア-
京都の玄関口である京都駅の東南部に位置する「京都駅東南部エリア」は、京都駅に近接し、「京都市立芸術大学」が移転する京都駅東部エリアに隣接する立地特性から、世界を視野に入れた新たな文化行政、文化交流を推進していくうえで、重要な地域となっています。
これを踏まえ、「京都駅東南部エリア」のまちづくりに「文化芸術」という新たな視点を取り入れることにより、「若者」を中心とした新たな人の流れを生み出し、本エリアの課題でもある人口減少や高齢化の進展に歯止めを掛けるとともに、本エリアと京都駅周辺地域の活性化の動きが連動することで、京都全体の活性化につなげていくことが必要です。
● アートミュージアムやギャラリー開設!
京都市は2021年3月22日に、京都駅東南部エリアに位置する市有地の活用で公募型プロポーザルを実施し、新たな施設の設置・運営を担う契約候補事業者を選定したと発表しました。チームラボを代表企業とする「京都駅東南部エリアプロジェクト有限責任事業組合」が選ばれました。
引用資料 京都市情報館(2021/03/22)
京都駅東南部エリアにおける市有地の活用に係る契約候補事業者の選定について
契約候補事業者の主な提案内容は、「チームラボ」のデジタルアート作品を常設展示するミュージアムの開設と世界的なアートギャラリーの誘致、市民ギャラリーやカフェの設置などです。アート複合施設の延床面積は7,500㎡~9,000㎡を想定しています。
市有地A・市有地B
「チームラボ」のデジタルアート作品を常設展示するミュージアムの開設と世界的なアートギャラリーの誘致、市民ギャラリーやカフェの設置を予定する「市有地A」と「市有地B」です。
京都市南区東九条東岩本町15番3の「市有地A(敷地面積1,486.97㎡)と京都市南区東九条東岩本町19番1、21番5、25番21の「市有地B(敷地面積5,093.67㎡)」です。
京都市立芸術大学
「京都市立芸術大学」は、1880年に日本初の公立の絵画専門学校として創設された「京都府画学校」を起源とし、今日まで自由で独創的な研究を行うとともに、次世代の芸術文化を先導する創造的な人物を生み出し、国内外の芸術文化の発展に寄与してきました。
1980年には、それまで別々の地にあった美術学部と音楽学部を一つのキャンパスとして現在地の西京区大枝沓掛に移転し、教育研究活動に取り組んできました。
しかし、移転から30年以上が経過する中で、立地条件や建物の耐震性、バリアフリーの問題など各種の課題が顕在化したことから、これらの課題を解消するため、京都市に対し、「崇仁地域への移転・整備に関する要望書」を提出しました。
これを受け、京都市では、芸術大学として一層飛躍するため、京都の玄関口・京都駅の東に位置する崇仁地域へ移転整備する方針を決定し、移転整備の基本的な方向性を明らかにする「京都市立芸術大学移転整備基本構想」が策定されました。
引用資料 京都市立芸術大学・公式HP
京都市立芸術大学の移転整備について
2020年~2023年度春頃に建設工事、2023年度中に「京都市立銅駝美術工芸高等学校」が供用開始、2023年度秋頃に「京都市立芸術大学」が供用開始を予定しています。
「専攻配置概要」です。JR京都駅の東約200mの京都市下京区の「崇仁地区」に建設されます。 東側から「鴨川沿いの地区(A地区)、中間の地区(B地区)、京都駅側の地区(C地区)」の3地区に分けて整備されます。
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