「市立伊丹病院」と「近畿中央病院」の統合再編 病床数602床の大病院「(仮称)伊丹市立伊丹総合医療センター」 基本設計概要を公表!
-(仮称)伊丹市立伊丹総合医療センター-
兵庫県伊丹市は、「市立伊丹病院」と「公立学校共済組合近畿中央病院」の統合再編による基幹病院の基本設計概要を公表しました。整備コンセプトに「患者の視点に立った施設整備、災害・感染症流行下での業務継続、働きやすい職場」などを掲げ、高度急性期病院として医療機能を充実させます。統合新病院の病床数は602床です。
引用資料 伊丹市・公式HP(2021/04/05)
統合新病院整備工事基本設計書の策定について
統合新病院の建設地は、「市立伊丹病院」の敷地内です。計画名は「(仮称)伊丹市立伊丹総合医療センター」を予定しています。敷地面積29,559.52㎡、総延床面積約62,400㎡(西棟+東棟+連絡棟約56,400㎡、立体駐車場約3,000㎡、職員宿舎・保育所棟約3,000㎡)です。
「伊丹空港」の近くのため、航空法により高さ制限が厳しく(制限表面の種類が水平表面)、最高部の高さT.P.+57.0mとなります。建設地は、T.P.(東京湾平均海面)+24.1mのため、階数は、地上8階、地下1階、高さは最高部32.9mとなっています。
「市立伊丹病院」の運営を続けながら建て替えを行い、2022年4月から「東棟」の建設を始めます。統合新病院の開院が2025年9月末~2025年10月初めの予定、グランドオープンが2026年12月末~2027年1月初めの予定です。
(仮称)伊丹市立伊丹総合医療センターの概要
◆ 計画名-(仮称)伊丹市立伊丹総合医療センター、(仮称)公立学校共済組合からだとこころの健康センター 整備工事
◆ 所在地-兵庫県伊丹市昆陽池一丁目57番 他
◆ 階数-地上8階、地下1階
◆ 高さ-最高部32.9m(T.P.+57.0m)
◆ 敷地面積-29,559.52㎡
◆ 建築面積-約13,500㎡(西棟+東棟+連絡棟約11,500㎡、立体駐車場約1,500㎡、職員宿舎・保育所棟約500㎡)
◆ 延床面積-約62,400㎡(西棟+東棟+連絡棟約56,400㎡、立体駐車場約3,000㎡、職員宿舎・保育所棟約3,000㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 基礎工法-直接基礎
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-病院、駐車場、職員宿舎、保育所
◆ 病床数-602床
◆ 建築主-伊丹市
◆ 設計者-久米設計・浦野設計JV
◆ 施工者-(未定)
◆ 着工-2022年04月予定(東棟着工)
◆ 竣工-2025年07月予定(西棟竣工)、2026年12月末予定(全体竣工)
◆ 開院-2025年09月末~2025年10月初め予定(統合新病院開院)、2026年12月末~2027年01月初め予定(グランドオープン)
◆ 工事事業費-約309億円(解体工事含む)
「北西側のイメージ」です。
「内観イメージパース」です。
「階層構成」です。地震対策として「免震構造」を採用します。「伊丹空港」の近くのため、航空法により高さ制限が厳しく、最高部の高さT.P.+57.0mとなります。T.P.(東京湾平均海面)+24.1mのため、高さは最高部32.9mとなっています。
「配置計画」です。
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