名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発 コロナ禍により延期された巨大プロジェクト「名鉄 名古屋駅地区再開発」 2030年頃の開業目指す!
-名鉄 名古屋駅地区再開発-
「名古屋鉄道」は2017年3月29日に、名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する再開発計画の全体概要を発表しました。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。
引用資料 名古屋鉄道(PDF:2017/03/29)
名鉄 名古屋駅地区再開発全体計画
再開発される6棟は、北側から「(1)名鉄百貨店本館、(2)名古屋近鉄ビル、(3)名鉄バスターミナルビル、(4)大手町建物名古屋駅前ビル、(5)名鉄レジャック、(6)日本生命笹島ビル」です。敷地面積は約28,000㎡です。
交通量の多い「太閤通」がビルの下部を通る一体再開発となります。商業施設、オフィス、ホテル、共同住宅などが入居する予定で、2022年度に着工、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指していました。
しかし、2020年に「新型コロナウイルス感染症」が世界を襲いました。2020年11月10日には、規模縮小も視野に、計画を全面的に見直すと発表しました。2024年度をめどに改めて開発の方向性を示すとしています。
● 2030年頃の開業目指す!
2021年6月25日に就任した「名古屋鉄道」の新社長は、コロナ禍で計画を見直している名古屋駅周辺の再開発事業について、2030年頃の開業を目指す考えを明らかにしています。
着工時期は未定で、一部施設の先行開業も検討します。規模は「あまり縮小すると事業性を悪化させる。大きく縮めることはできない」としたうえで、「商業施設、ホテル、オフィスの規模はバランスを修正する必要がある」と述べています。
「名鉄 名古屋駅地区再開発」の予定地を北側から見た様子です。一番北側が「名鉄百貨店本館」です。
北側から「名古屋近鉄ビル、名鉄バスターミナルビル、大手町建物名古屋駅前ビル」です。
「名鉄 名古屋駅地区再開発」は、「太閤通」を越えて「笹島交差点」の上をまたぐ形で構造になります。信号や天候に左右されず南北を移動しやすくなり、駅周辺の回遊性が高まります。
「太閤通」を越えた南側の2棟も「名鉄 名古屋駅地区再開発」の範囲です。手前が「名鉄レジャック」、奥が「日本生命笹島ビル」です。
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