2022年春に「阪神甲子園球場」のスタジアム照明をLED化! DMXによる瞬時点滅や文字・図柄の描写等による多彩な光の演出が可能に!
-阪神甲子園球場のスタジアム照明をLED化-
「阪神電気鉄道」が運営する阪神甲子園球場では、2021年シーズンオフに、スタジアム照明をLED化します。阪急阪神ホールディングスが、2020年5月19日に公表した「阪急阪神ホールディングスグループ サステナビリティ宣言」において定めた6つの重要テーマのうち、「環境保全の推進」について、「阪神甲子園球場」が、従来の取組みに加え、新たにスタジアム照明を従来のHID照明からLED照明へ切り替えることで、CO2排出量を約60%抑制し、エネルギー効率の改善に取り組むものです。
引用資料 阪神電気鉄道(2021/07/05)
~さらに環境にやさしい球場をめざして~ 2022年春、阪神甲子園球場のスタジアム照明をLED化します
スタジアム照明切替工事は、既存のHID照明器具をLED照明器具に置き換えるもので、設置場所、照射対象エリア、使用時の外観を考慮して複数タイプの器具を使用し、伝統的に用いてきた「カクテル光線」を踏襲する仕様としています。
また、DMXによる制御が可能な調光システムを採用し、これまでのHID照明器具では実現できなかった瞬時点滅や文字・図柄の描写等による光の演出を、スタジアム内のメインビジョン映像や音響と連動させることで、より幅のあるファンサービスを実現します。
LED照明切替工事の概要
◆ 照明器具台数-756台(白色548台・橙色208台) ※総台数の変更なし
◆ 照明演出-DMXによる照明演出制御の採用
◆ テレビ放送規格-4K・8Kテレビ放送規格への対応
◆ メーカー-パナソニック製品を採用
◆ 工事期間-2021年11月~2022年02月下旬予定
「縦縞模様」です。
「THマーク」です。
「格子模様」です。
「切替後のLED投光器」です。白色548台+橙色208台=照明器具台数756台(総台数の変更なし)で構成されます。
現在の阪神甲子園球場の照明設備
2007年~2010年にかけて行われた全面的なリニューアル工事後のスタジアム照明設備は、架け替えられた新銀傘の両翼部と球場外周に垂直にそびえ立つ新照明塔4基(最上部約44m)、内蔵ルーバ付の高反射高効率化Tブライト投光器に1.5kWロングアーク高演色形メタルハライドランプ504台と660W高圧ナトリウムランプ208台、瞬時再始動形2.0kWショートアーク高演色形メタルハライドランプ投光器44台の合計756台で構成されています。
既存の「HID照明器具」を「LED照明器具」に置き換えることにより、瞬時点滅や文字・図柄の描写等による光の演出を、スタジアム内のメインビジョン映像や音響と連動させることが可能になります。
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