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2021年9月11日 (土)

「キーエンス」が日経平均株価の構成銘柄に! 2021年9月10日の終値での時価総額が17,997,369百万円と18兆円に迫る!

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-大証銘柄-
 この約半年間、日本の株式市場は鳴かず飛ばずで世界の株式市場で負け組と言われていました。しかし、2021年8月下旬から猛烈な巻き返しが始まりました。「TOPIX(東証株価指数)」は、1990年8月以来、約31年ぶりの高値を付け、「日経平均株価」も2021年4月5日以来およそ5カ月ぶりに3万円台を回復しています。

 「日本経済新聞社」は9月6日に、日経平均株価の構成銘柄として、市場流動性の観点から「任天堂、キーエンス、村田製作所」を採用すると発表しています。2021年10月1日の算出から入れ替えます。株をやった事の無い方は「こんな凄い企業がどうして日経平均株価の構成銘柄じゃなかったの?」と不思議に思うと思います。

 2013年7月16日に「東京証券取引所」と「大阪証券取引所」の現物取引が統合されました。統合される前でも「東京証券取引所」と「大阪証券取引所」の双方に上場している場合、「東京証券取引所」での取引量の方が圧倒的に多い企業がほとんどでした。
 しかし、例外的に「大阪証券取引所」での取引量の方が圧倒的に多かった、もしくはに「大阪証券取引所」に単独上場だった「大証銘柄」と呼ばれるものがありました。その代表的な銘柄が「任天堂、村田製作所、日本電産、ローム」等でした。

 統合から8年余りが過ぎ、やっと「任天堂、キーエンス、村田製作所」の関西に本社を置く「大証銘柄」が採用されました。私的には「日本電産」がまだ採用されていないのには納得いきませんが、「大証銘柄」への差別が少しでも解消されたのは良かったと思います。

● キーエンスの時価総額が18兆円に迫る!
 「キーエンス」の時価総額が、9月10日の終値で17,997,369百万円と18兆円に迫っています。「PER(株価収益率)」から考えると株価は明らかに高過ぎですが、アメリカの「テスラ」を見ても分かりますが、株はアイドルの人気投票と同じなので「PER(株価収益率)」を無視する事は多々あります。

 ここ最近の「キーエンス」の高騰は、日本株の復活と日経平均株価の構成銘柄に決まった事が大きいですが、時価総額が20兆円を超える可能性も出てきました。こんな凄い企業の本社が大阪にある事が誇らしいです。

日本の時価総額上位30社(2021年9月10日終値)
01 トヨタ自動車-32,496,192百万円
02 キーエンス-17,997,369百万円
03 ソニーグループ-15,429,054百万円
04 日本電信電話-12,790,687百万円
05 ソフトバンクグループ-12,369,085百万円
06 リクルートホールディングス-11,849,673百万円
07 信越化学工業-8,591,587百万円
08 KDDI-8,589,981百万円
09 三菱UFJフィナンシャル・グループ-8,587,896百万円
10 東京エレクトロン-8,575,855百万円
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11 ダイキン工業-8,545,738百万円
12 ファーストリテイリング-8,048,869百万円
13 日本電産-7,903,751百万円
14 ソフトバンク-7,669,007百万円
15 任天堂-7,277,346百万円
16 中外製薬-7,010,066百万円
17 村田製作所-6,991,299百万円
18 HOYA-6,837,639百万円
19 日立製作所-6,358,398百万円
20 デンソー-6,290,165百万円
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21 ホンダ-6,215,011百万円
22 オリエンタルランド-6,006,343百万円
23 武田薬品工業-5,935,029百万円
24 第一三共-5,588,961百万円
25 伊藤忠商事-5,583,566百万円
26 エムスリー-5,558,709百万円
27 三井住友フィナンシャルグループ-5,475,459百万円
28 Zホールディングス-5,406,124百万円
29 三菱商事-5,326,318百万円
30 ファナック-5,311,227百万円

(備考) 赤い文字の企業は、2021年10月1日から日経平均株価の構成銘柄に採用される事が決定しています。


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キーエンスの連結決算
 「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

● 2022年3月期の連結業績予想
 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、「キーエンス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高695,522百万円、営業利益379,088百万円と予想しています。売上高・営業利益共に驚異的な決算を予想しています。 

キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年3月    184,800百万円      86,600百万円
2012年3月    199,334百万円      91,145百万円
2013年3月    217,800百万円      99,200百万円
2014年3月    265,010百万円    130,689百万円
2015年3月    334,034百万円    175,719百万円
2016年3月    379,300百万円    201,300百万円
2017年3月    412,700百万円    218,900百万円
2018年3月    526,847百万円    292,890百万円
2019年3月    587,095百万円    317,868百万円
2020年3月    551,843百万円    277,631百万円 
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2021年3月    538,134百万円    276,758百万円 

2022年3月期予想
2022年3月    695,522百万円    379,088百万円(コ)

(備考)2022年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。



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