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2021年10月25日 (月)

京セラ 半導体製造装置に使用されるファインセラミック部品の大幅な増産 鹿児島国分工場に新工場2棟(第7-1工場、第7-2工場)を建設!

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-京セラ-

 「京セラ」は、京都市伏見区に本社を置く「電子部品、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品」などを製造する大手電子部品・電気機器メーカーです。

 1959年4月1日に「稲盛和夫氏」が京都市中京区西ノ京原町でファインセラミックスの専門メーカー「京都セラミツク」として設立しました。1982年10月1日に「京セラ」へ商号変更しています。

 「稲盛和夫氏」は、鹿児島県鹿児島市で生まれです。大学は「鹿児島県立大学(現:鹿児島大学)」の工学部を卒業しています。そのため鹿児島県には、「鹿児島川内工場、鹿児島隼人工場、鹿児島国分工場、ものづくり研究所(鹿児島国分工場内)」など、「京セラ」の拠点がたくさんあります。

 「京セラ」は、情報通信や環境エネルギー分野における研究開発体制の強化を目的に、鹿児島国分工場(鹿児島県霧島市)内に新たに研究棟を建設します。2021年1月より新研究棟の建設を開始しています。

 京セラ ニュースリリース(2020/12/18)
 研究開発体制の強化により、製品・技術開発のスピードアップを図る 京セラ鹿児島国分工場に新研究棟を建設

● 鹿児島国分工場に新工場2棟を建設!
 「京セラ」は、ファインセラミック事業の更なる拡大および、他事業の将来的な設備増設を見据えた生産スペースの確保を目的として、鹿児島国分工場に新たに「第7-1工場、第7-2工場」を建設することを決定しました。2021年11月より新工場の建設を開始する予定です。

 引用資料 京セラ(2021/10/20)
 半導体製造装置用ファインセラミック部品の需要増に対応 京セラ鹿児島国分工場に新工場2棟を建設

 現在、IoTの進展や通信5Gの普及に伴い、パソコンやスマートフォン、データセンター、自動車をはじめ、あらゆる製品に使用される半導体の需要が急速に高まっており、今後も継続した市場成長が期待されています。

 それに伴い、半導体製造装置に使用されるファインセラミック部品についても大幅な増産が求められています。これらの要求に迅速に対応するため、「第7-1工場」は2022年10月、「第7-2工場」は2023年10月から順次生産を開始し、鹿児島国分工場における同製品の生産能力を従来の約2倍にする計画です。

新工場の概要
◆ 名称-京セラ株式会社鹿児島国分工場 第7-1工場/第7-2工場
◆ 所在地-鹿児島県霧島市国分上小川1002番地1
◆ 階数-(第7-1工場)地上2階、地下0階、(第7-2工場)地上6階、地下0階
◆ 建築面積-(第7-1工場)約5,174㎡、(第7-2工場)約6,996㎡
◆ 延床面積-(第7-1工場)約10,120㎡、(第7-2工場)約37,497㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 製品品目-半導体製造装置用ファインセラミック部品等  
◆ 着工-(第7-1工場)2021年11月予定、(第7-2工場)2021年11月予定
◆ 操業-(第7-1工場)2022年10月予定、(第7-2工場)2023年10月予定
◆ 投資総額-約110億円


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「完成予想図(第7-1工場)」です。延床面積約10,120㎡、2021年11月着工、2022年10月操業開始予定です。


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「完成予想図(第7-2工場)」です。延床面積約37,497㎡、2021年11月着工、2022年10月操業開始予定です。


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京セラの本社

 「京セラ」の本社は、京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地にあります。

京セラの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2000年3月       812,626百万円     92,151百万円
-----------------------------------------
2001年3月    1,285,053百万円    207,200百万円
2002年3月    1,034,574百万円     51,561百万円
2003年3月    1,069,770百万円     83,388百万円
2004年3月    1,140,814百万円    108,962百万円
2005年3月    1,180,655百万円    100,968百万円
2006年3月    1,181,489百万円    103,207百万円
2007年3月    1,283,897百万円    135,102百万円
2008年3月    1,290,436百万円    152,420百万円
2009年3月    1,128,586百万円     43,419百万円
2010年3月    1,073,805百万円     63,860百万円
-----------------------------------------
2011年3月    1,266,924百万円    155,924百万円
2012年3月    1,190,870百万円     97,675百万円
2013年3月    1,280,054百万円     76,926百万円
2014年3月    1,447,369百万円    120,582百万円
2015年3月    1,526,536百万円     93,428百万円
2016年3月    1,479,627百万円     92,656百万円
2017年3月    1,422,754百万円    104,542百万円
2018年3月    1,577,039百万円     95,575百万円
2019年3月    1,623,710百万円     94,823百万円
2020年3月    1,599,053百万円    100,193百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,526,897百万円     70,644百万円

2022年3月期予想
2022年3月    1,730,000百万円    117,000百万円(会)
2022年3月    1,740,708百万円    135,021百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。



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