大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄) 「みなと神戸」にふさわしい世界に誇れる景観を創出 長大橋のデザインイメージが公開!
-大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)-
「大阪湾岸道路」は、神戸淡路鳴門自動車道垂水ジャンクションと関西国際空港近くのりんくうジャンクションを結ぶ総延長約80kmです。1994年に「六甲アイランド北ランプ」までが開通しましたが、六甲アイランド北ランプから名谷ジャンクションまでの西伸部約21kmが未整備となっています。
計画中の大阪湾岸道路(阪神高速湾岸線)西伸部約21Kmのうち、「六甲アイランド北ランプ~駒栄ランプ」の約14.5kmについて、「国土交通省」は2018年12月22日に起工式を開催しました。総事業費は5,000億円、完成までに10年程度かかるとされています。
「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」の海上に架けられる長大橋の形式が決まり、国土交通省と阪神高速道路会社が2019年12月10日に発表しました。
「新港・灘浜航路部(六甲アイランド~ポートアイランド間)」は「連続斜張橋」、「神戸西航路部(ポートアイランド~和田岬間)」は「1主塔斜張橋」を選定しました。いずれの形式も、ミナト神戸の新たな顔にふさわしい景観性を重視、橋の長さも世界最大規模となります。
● 長大橋のデザインイメージが公開!
阪神高速道路株式会社から「長大橋のデザインイメージ」が公開されています。「ロッコ―マン氏」にメールで教えて頂きました。ありがとうございました。デザインイメージを見ると斜張橋の美しさをより実感します。
引用資料 阪神高速道路(PDF:2021/09/29)
大阪湾岸道路西伸部 経過報告
「載荷試験」の結果、主塔が当初想定より深くなり、難易度の高い施工を伴う深い基礎となる見込です。「風洞試験」の結果、主桁・主塔とも基本形状では基準値を上回る有害な振動が生じることが確認されています。「耐震設計」では、湾岸道路西伸部を横断する断層(摩耶断層、和田岬断層)や周辺に複数の断層が存在します。予想通りの超難工事になりそうです。
新港・灘浜航路部(六甲アイランド~ポートアイランド間)
六甲アイランド~ポートアイランド間の「新港・灘浜航路部」です。「橋梁形式比較案(1):連続斜張橋(等径間)」と「橋梁形式比較案(2):単独斜張橋」が検討され、「連続斜張橋」が選定されました。連続斜張橋としては、国内外で実績最大規模となります。正に華麗な2羽の白鳥が羽を広げたように美しいです。
「新港・灘浜航路部<側面からの見え方>」です。
「主塔」のアップです。
● 主塔基礎
「載荷試験(新港・灘浜航路部2P主塔位置)」の結果、想定していた先端支持力を大幅に下回るとともに試験杭直下に部分的に弱層 の存在が判明しました。2P主塔の基礎先端位置は、当初想定していた基礎先端位置約-55mより深い-70m程度になる見込みです。2P以外の主塔を含めて当初想定より深くなり、難易度の高い施工を伴う深い基礎となる見込です。
神戸西航路部(ポートアイランド~和田岬間)
ポートアイランド~和田岬間の「神戸西航路部」です。「橋梁形式比較案(1):1主塔斜張橋」と「橋梁形式比較案(2):2主塔斜張橋」が検討され、「1主塔斜張橋」が選定されました。
「神戸西航路部<側面からの見え方>」です。
「主塔」のアップです。
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