時価総額日本2位の「キーエンス」 2022年3月期の連結業績予想 売上高7,000億円突破、営業利益4,000億円に迫る!
-キーエンス-
「キーエンス」は、1974年5月27日に兵庫県尼崎市で「リード電機」として設立されました。1986年に社名を「Key of Science」に由来する「キーエンス(KEYENCE)」に変更しました。本社・研究所は新大阪駅の近くにあります。
社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。
「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。
ホームページには、 ”新商品の約7割は「世界初」もしくは「業界初」。お客様の欲しいというモノだけをつくっていたら、「世界初・世界最高」を生み出すことはできません。” と書かれています。
時価総額が高い企業としても有名で、2021年11月5日の終値時点の時価総額は、18,094,652百万円で18兆円を超えています。日本企業では「トヨタ自動車」に次いで2位です。
新大阪駅の近くにある「キーエンス本社・研究所」です。地上21階、地下1階、高さ約111mです。
キーエンスの2022年3月期第2四半期決算短信
「キーエンス」は、2021年10月28日に「2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2022年3月期第第2四半期(2021年4月1日~2021年9月30日)の連結決算では、売上高355,218百万円(前年同期比48.8%増)、営業利益197,413百万円(前年同期比69.1%増)となりました。
キーエンス 決算短信(PDF:2021/10/28)
2022年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2022年3月期の連結業績予想
「キーエンス」は、2022年3月期(2021年4月1日~2022年3月31日)の連結業績予想を発表していません。そのため「コンセンサス(アナリスト予想)」が参考になります。
売上高712,812百万円(7,128億円)、営業利益391,710百万円(3,917億円)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。単純に、2022年3月期第第2四半期(2021年4月1日~2021年9月30日)の売上高と営業利益を2倍した数値とほぼ同じです。
「キーエンス」は、いつも営業利益率が異常に高いですが、営業利益391,710百万円÷売上高712,812百万円=54.95です。営業利益率54.95%と信じられないような高さです。
キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年3月 184,800百万円 86,600百万円
2012年3月 199,334百万円 91,145百万円
2013年3月 217,800百万円 99,200百万円
2014年3月 265,010百万円 130,689百万円
2015年3月 334,034百万円 175,719百万円
2016年3月 379,300百万円 201,300百万円
2017年3月 412,700百万円 218,900百万円
2018年3月 526,847百万円 292,890百万円
2019年3月 587,095百万円 317,868百万円
2020年3月 551,843百万円 277,631百万円
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2021年3月 538,134百万円 276,758百万円
2022年3月期予想
2022年3月 712,812百万円 391,710百万円(コ)
(備考)2022年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。
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