滋賀県守山市 「隈研吾氏」などが基本設計 守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』 2022年1月14日に起工式を挙行!
-守山市新庁舎-
滋賀県守山市は、「守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備に係るDB事業」を総合評価一般競争入札した結果、55億5000万円(税別)で「竹中工務店」に決定しました。事業範囲は、新庁舎や車庫棟などの実施設計、施工(既存解体含む)です。基本設計は隈研吾建築都市設計事務所・安井建築設計事務所JVが担当しました。
新庁舎のコンセプトは「まちと市民とつながり、開かれた、立体的にめぐる『街道』」です。道とつながり、ヒューマンスケールの軒が連なり行きかう人々でにぎわう「街道」と一体化した庁舎を目指しています。
● 2022年1月14日に起工式を挙行!
新庁舎整備事業は2020年7月に基本設計を完了後、2021年3月にDB事業者(実施設計と工事施工を行う事業者)と契約締結し、実施設計を進めてきました。実施設計が完了し、2022年1月14日に起工式を執り行い本体工事に着手します。
引用資料 守山市・公式HP(2021/12/20)
守山市新庁舎『つなぐ、守の舎』整備に係る実施設計について
新庁舎の本体工事は、17か月を見込んでします。暫定供用開始は2023年9月の予定です。新庁舎に移転後、既存建物の撤去を行います。駐車場・外構の完成後の本供用は2024年10月の予定です。
守山市新庁舎(庁舎棟)の概要
◆ 所在地-滋賀県守山市吉身二丁目5番22号
◆ 交通-JR東海道本線(琵琶湖線)「守山」駅
◆ 階数-地上4階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ- 約18.6m(塔屋階不算入)
◆ 敷地面積-約17,460㎡
◆ 建築面積-約3,790㎡(庇面積除く)
◆ 延床面積-約12,540㎡(庇面積除く)
◆ 構造-鉄骨造(基礎・地中梁は鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-既製杭(杭長14m)
◆ 地震対策-耐震構造
◆ 用途-事務所(市庁舎)
◆ 建築主-守山市
◆ 設計者-(基本設計)隈研吾建築都市設計事務所・安井建築設計事務所JV、(実施設計)竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年01月14日(起工式)
◆ 竣工-2023年07月予定
◆ 供用開始-2023年09月予定(暫定供用)、2024年10月予定(本供用)
外観パース「南側」です。
内観パース「多目的ホール(開放時)」です。
内観パース「カフェ(多目的ホール開放時)」です。
「南立面図」と「東立面図」です。
「断面図」です。
架構イメージ(全体)
大地震が起きても庁舎としての機能を維持し継続的な利用を実現するためには、 一般的には 「制震構造」や「免震構造」の採用が有効ですが、耐震構造に比べてイニシャルコストが高く、設計および施工に要する工期も長くなります。
守山市防災マップによる市内で想定される大地震は、「南海・東南海地震」で震度5強、「琵琶湖西岸断層帯地震」では震度6弱~7(一部の地域のみ)となるが発生確率は極めて低いです。
地震時に建物へ伝わる振動(揺れ)は、上層階ほど増幅されて激しくなるが、本計画のような低層建物では振動(揺れ)の増幅率は、中・高の建物に比べて大きくなりません。そのため「耐震構造」を採用した計画とします。
「配置図」です。
「計画地 位置図」です。
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