福岡市地下鉄「高速鉄道3号線(七隈線)」の延伸 2023年3月に開業 新設中間駅「櫛田神社前駅」のシンボルマークも決定!
-高速鉄道3号線(七隈線)の延伸-
福岡市地下鉄の「高速鉄道3号線(七隈線)」は、福岡市西南部地域の慢性的な交通渋滞を緩和し、効率的で利便性の高い公共交通体系の確立を図るとともに、均衡あるまちづくりを推進するために計画されました。
2005年2月3日に、「橋本駅~天神南駅」間を開業し、残る都心部区間について、交通対策特別委員会を中心に総合的な調査・検討を行い、「天神南~博多駅ルート」の事業化に向け取組を進めることとなりました。
当初は、2020年度の開業予定でしたが、2016年11月8日に博多駅前2丁目交差点付近の延伸工事現場で道路陥没事故が発生しました。大規模な事故だったため工事が長期間に渡って中断されました。
2019年7月12日に、トンネルの再掘削に着手しました。事故発生以来約2年8カ月ぶりの再開となりました。そのため開業は2022年度予定に延期されました。
● 2023年3月に開業!
「福岡市交通局」は2022年1月7日に、福岡市営地下鉄七隈線延伸区間の天神南駅~博多駅間が2023年3月に開業する見通しになったことを明らかにしました。
引用資料 福岡市交通局(PDF:2022/01/07)
≪七隈線延伸事業≫ 七隈線(天神南駅~博多駅)の開業時期及び櫛田神社前駅の駅シンボルマークが決定しました!!
延伸区間には中間駅として「櫛田神社前駅(くしだじんじゃまええき)」が設置されますが、そのシンボルマークも発表されました。「櫛田神社前駅」のシンボルマークは「櫛田の銀杏(ぎなん)」で知られる神社境内のイチョウの葉と、博多祇園山笠の「舁(か)き縄」を組み合わせたデザインになりました。
七隈線延伸事業の概要
◆ 延伸区間-天神南駅~博多駅
◆ 建設キロ-約1.4km(営業キロ約1.6km)
◆ 建設費-約587億円
◆ 工法-全線地下式(シールド工法、開削工法、ナトム工法、アンダーピニング工法)
◆ 利用人数- 約8.2万人(うち、新規利用者数は約2.3万人)
◆ 開業-2023年03月予定
「工事概要図」です(引用:福岡市交通局)。
七隈線延伸区間に建設中の新駅の名称は、「中間駅(仮称)」が「櫛田神社前駅」、「博多駅(仮称)」が「博多駅」に決定しています(引用:福岡市交通局)。
新型車両「3000A系」
七隈線延伸に伴い増備する新車両が、2021年7月1日に発表されました。名称は「3000A系」です。「A」は「Advance」の頭文字です。編成数は4編成(1 編成あたり4両)、車両基地搬入は2021年9月下旬~10月上旬予定、運用開始は2021年度冬頃を予定しています。
引用資料 福岡市交通局(PDF:2021/07/01)
≪七隈線延伸事業≫ 新車両が決定しました‼
「新型車両のインテリア」です(引用:福岡市交通局)。
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