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2022年2月 6日 (日)

関西の超高収益企業(キーエンス、村田製作所) 2022年3月期の連結決算は、営業利益4,000億円超の破驚異的な好決算の見込み!

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-キーエンス・村田製作所-
 2022月2月1日に「キーエンス」と「村田製作所」の2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算が発表されました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、営業利益が共に4,000億円突破を見込んでいます。

 「キーエンス」と「村田製作所」は、共に超高収益企業でしたが、企業規模が小さく影響力は限られてきましたが、売上高が増えるにつれて、営業利益が急増しています。営業利益4,000億円を超えると影響力は非常に大きいです。

 1980年代~2000年代初めの日本電気メーカー大手9社は「松下電器産業、ソニー、三洋電機、シャープ、日立製作所、東芝、三菱電機、富士通、日本電気(NEC)」でした。2000年代に入って多くの電気メーカーが低迷し、日本の競争力低下の大きな要因となりました。

 元気な電気メーカーもありましたが、いずれも企業規模が小さく影響力は限られてきました。しかし、「ダイキン工業(機械)」は売上高3兆円に到達しようとしています。
 「日本電産(電気機器)、村田製作所(電気機器)、京セラ(電気機器)、東京エレクトロン(電気機器)、TDK(電気機器)」の5社は、売上高2兆円に近づいています。

 アメリカと違って世代交代が進まない日本企業ですが、これらの企業の売上高が3兆円を超える頃には日本の電気メーカーの勢力図が大きく変わります。その事が日本の電気メーカーおよび日本経済の復活に結びつくのは間違いないです。


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キーエンス
 「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

 2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算では、売上高545,332百万円(前年同期比44.7%増)、営業利益302,411百万円(前年同期比61.0%増)となりました。

 キーエンス 決算短信(PDF:2022/02/01)
 2022年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2022年3月期の連結業績予想
 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、「キーエンス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高734,680百万円、営業利益408,051百万円と予想しています。売上高・営業利益共に驚異的な決算を予想しています。

キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2011年3月    184,800百万円      86,600百万円
2012年3月    199,334百万円      91,145百万円
2013年3月    217,800百万円      99,200百万円
2014年3月    265,010百万円    130,689百万円
2015年3月    334,034百万円    175,719百万円
2016年3月    379,300百万円    201,300百万円
2017年3月    412,700百万円    218,900百万円
2018年3月    526,847百万円    292,890百万円
2019年3月    587,095百万円    317,868百万円
2020年3月    551,843百万円    277,631百万円 
-----------------------------------------
2021年3月    538,134百万円    276,758百万円 

2022年3月期予想
2022年3月    734,680百万円    408,051百万円(コ) 

(備考)2022年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。 


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村田製作所

 「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。

 2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算では、売上高1,379,461百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益336,028百万円(前年同期比40.1%増)となりました。

 村田製作所 決算短信(PDF:2022/02/01)
 2022年3月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結) 

● 2022年3月期の連結業績予想

 2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、売上高1,770,000百万円、営業利益410,000百万円と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高1,756,505百万円、営業利益396,280百万円となっています。

村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月       362,252百万円     67,618百万円
1999年3月       367,048百万円     57,061百万円
2000年3月       459,125百万円    100,767百万円
-----------------------------------------
2001年3月       584,011百万円    174,248百万円
2002年3月       394,775百万円     51,001百万円
2003年3月       394,955百万円     59,187百万円
2004年3月       414,247百万円     74,210百万円
2005年3月       424,468百万円     69,515百万円
2006年3月       490,784百万円     89,839百万円
2007年3月       566,805百万円    113,365百万円
2008年3月       631,655百万円    115,752百万円
2009年3月       523,946百万円  ▲16,287百万円
2010年3月       530,819百万円     26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月       617,954百万円     77,485百万円
2012年3月       584,662百万円     44,973百万円
2013年3月       681,021百万円     58,636百万円
2014年3月       846,716百万円    125,891百万円
2015年3月    1,043,542百万円    214,535百万円
2016年3月    1,210,841百万円    275,406百万円
2017年3月    1,135,524百万円    201,215百万円
2018年3月    1,371,842百万円    163,254百万円
2019年3月    1,575,026百万円    266,807百万円
2020年3月    1,534,045百万円    253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,630,193百万円    313,240百万円

2022年3月期予想
2022年3月    1,770,000百万円    410,000百万円(会)
2022年3月    1,756,505百万円    396,280百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。



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