関西の超高収益企業(キーエンス、村田製作所) 2022年3月期の連結決算は、営業利益4,000億円超の破驚異的な好決算の見込み!
-キーエンス・村田製作所-
2022月2月1日に「キーエンス」と「村田製作所」の2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算が発表されました。2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、営業利益が共に4,000億円突破を見込んでいます。
「キーエンス」と「村田製作所」は、共に超高収益企業でしたが、企業規模が小さく影響力は限られてきましたが、売上高が増えるにつれて、営業利益が急増しています。営業利益4,000億円を超えると影響力は非常に大きいです。
1980年代~2000年代初めの日本電気メーカー大手9社は「松下電器産業、ソニー、三洋電機、シャープ、日立製作所、東芝、三菱電機、富士通、日本電気(NEC)」でした。2000年代に入って多くの電気メーカーが低迷し、日本の競争力低下の大きな要因となりました。
元気な電気メーカーもありましたが、いずれも企業規模が小さく影響力は限られてきました。しかし、「ダイキン工業(機械)」は売上高3兆円に到達しようとしています。
「日本電産(電気機器)、村田製作所(電気機器)、京セラ(電気機器)、東京エレクトロン(電気機器)、TDK(電気機器)」の5社は、売上高2兆円に近づいています。
アメリカと違って世代交代が進まない日本企業ですが、これらの企業の売上高が3兆円を超える頃には日本の電気メーカーの勢力図が大きく変わります。その事が日本の電気メーカーおよび日本経済の復活に結びつくのは間違いないです。
キーエンス
「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。
「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。
2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算では、売上高545,332百万円(前年同期比44.7%増)、営業利益302,411百万円(前年同期比61.0%増)となりました。
キーエンス 決算短信(PDF:2022/02/01)
2022年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2022年3月期の連結業績予想
2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、「キーエンス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高734,680百万円、営業利益408,051百万円と予想しています。売上高・営業利益共に驚異的な決算を予想しています。
キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2011年3月 184,800百万円 86,600百万円
2012年3月 199,334百万円 91,145百万円
2013年3月 217,800百万円 99,200百万円
2014年3月 265,010百万円 130,689百万円
2015年3月 334,034百万円 175,719百万円
2016年3月 379,300百万円 201,300百万円
2017年3月 412,700百万円 218,900百万円
2018年3月 526,847百万円 292,890百万円
2019年3月 587,095百万円 317,868百万円
2020年3月 551,843百万円 277,631百万円
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2021年3月 538,134百万円 276,758百万円
2022年3月期予想
2022年3月 734,680百万円 408,051百万円(コ)
(備考)2022年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。
村田製作所
「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。
2022年3月期第3四半期(2021年4月1日~2021年12月31日)の連結決算では、売上高1,379,461百万円(前年同期比13.0%増)、営業利益336,028百万円(前年同期比40.1%増)となりました。
村田製作所 決算短信(PDF:2022/02/01)
2022年3月期 第3四半期決算短信〔米国基準〕(連結)
● 2022年3月期の連結業績予想
2022年3月期の連結業績予想(2021年4月1日~2022年3月31日)は、売上高1,770,000百万円、営業利益410,000百万円と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高1,756,505百万円、営業利益396,280百万円となっています。
村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月 362,252百万円 67,618百万円
1999年3月 367,048百万円 57,061百万円
2000年3月 459,125百万円 100,767百万円
-----------------------------------------
2001年3月 584,011百万円 174,248百万円
2002年3月 394,775百万円 51,001百万円
2003年3月 394,955百万円 59,187百万円
2004年3月 414,247百万円 74,210百万円
2005年3月 424,468百万円 69,515百万円
2006年3月 490,784百万円 89,839百万円
2007年3月 566,805百万円 113,365百万円
2008年3月 631,655百万円 115,752百万円
2009年3月 523,946百万円 ▲16,287百万円
2010年3月 530,819百万円 26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月 617,954百万円 77,485百万円
2012年3月 584,662百万円 44,973百万円
2013年3月 681,021百万円 58,636百万円
2014年3月 846,716百万円 125,891百万円
2015年3月 1,043,542百万円 214,535百万円
2016年3月 1,210,841百万円 275,406百万円
2017年3月 1,135,524百万円 201,215百万円
2018年3月 1,371,842百万円 163,254百万円
2019年3月 1,575,026百万円 266,807百万円
2020年3月 1,534,045百万円 253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月 1,630,193百万円 313,240百万円
2022年3月期予想
2022年3月 1,770,000百万円 410,000百万円(会)
2022年3月 1,756,505百万円 396,280百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。
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