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2022年4月13日 (水)

「任天堂村」が誕生! 元創業支援工場及び元資器材・防災センター西側用地 地上12階、高さ約72mの「任天堂 本社第二開発棟(仮称)」を整備

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-任天堂 本社第二開発棟(仮称)-

 「京都市」では、市有地(元創業支援工場及び元資器材・防災センター西側用地)について、企業の事業用地として有効活用を図るため、公募型プロポーザルにより有効活用事業者の募集を行ったところ、4社から申し込みがありました。

 「京都市市民等提案制度による市有地有効活用事業者選定委員会」における審査を経て、有効活用事業者を「任天堂」に選定しました。入札額は50億円でした。

 引用資料 京都市情報館(2022/04/12)
 【広報資料】市有地(元創業支援工場及び元資器材・防災センター西側用地)の有効活用事業者の選定について

 引用資料 任天堂(2022/04/12)
 本社隣接市有地の取得について

本社第二開発棟(仮称)の概要
◆ 所在地-京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番2外5筆
◆ 所在地-京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」と近鉄京都線「十条駅」もしくは「上鳥羽口駅」
◆ 階数-地上12階、塔屋2階、地下0階
◆ 高さ-約72m
◆ 敷地面積-10,028.55㎡(元創業支援工場3,110.91㎡、元資器材・防災センター西側用地6,917.64㎡)
◆ 延床面積-約38,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-オフィス(研究開発施設)
◆ 建築主-任天堂
◆ 竣工-2027年12月予定


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「位置図」です。南側から「任天堂本社、本社第二開発棟(仮称)、任天堂本社開発棟」が連続する事になります。正に「任天堂村」が誕生する事になります。

● 任天堂村が連続化して私の妄想が実現!
 京都市南区には、任天堂の拠点である「任天堂本社」や「任天堂本社開発棟」 があります。まさに「任天堂村」と言ってもいい場所ですが、2つの拠点の間に京都市の「上下水道局元資器材・防災センター」がありました。

 私はこの用地を任天堂が買収して、任天堂村を一体化する妄想をずっと抱いていました。しかし、用地の東側は京都市自身が「新庁舎」を再整備する事になり私の妄想は実現しませんでした。ちなみに「京都市上下水道局総合庁舎」は、2022年5月に開庁する予定です。

 しかし、今回西側の「市有地(元創業支援工場および元資器材・防災センター西側用地)」の有効活用事業者に任天堂が選定されたため、「任天堂村」が連続化する事になり私の妄想が実現しました。


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高さ約72mの建物が建設可能な理由

 「京都市」は景観を守るために厳しい高さ規制を行っています。基本的には高くても高さ31m以上の建物は建設出来ません。しかし、「任天堂 本社第二開発棟(仮称)」の建設予定地は、空白になっているので、高さ31mの制限はありません。そのために高さ約72mのビルが建設可能になったのだと思われます。

 引用資料 京都市・公式HP(PDF)
 京の景観ガイドライン(建築物の高さ編) 


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任天堂本社開発棟
 
「任天堂」の研究開発の総本山は、「任天堂本社開発棟」です。本社のすぐ北西側の元ゴルフ練習場跡地に建設され、2014年6月18日から業務を開始しています。

 地上7階、地下1階、延床面積約50,229㎡、総工費約190億円で、本社の開発部門の全社員約1,000人と東山区のソフト開発拠点「京都リサーチセンター」の約100人を集約しました。

 約4haの広大な敷地の中で、北西側に建物を配置し、南側、東側にまとまった空地を確保し、外構面積のおよそ50%を緑化することで周辺環境に緑の潤いをもたらしています。本社との景観的な関係に配慮し、シンプルで深みのある外観としています。

任天堂本社開発棟の概要
◆ 所在地-京都府京都市南区東九条南松田町2番地1
◆ 所在地-京都市営地下鉄烏丸線「十条駅」と近鉄京都線「十条駅」もしくは「上鳥羽口駅」
◆ 階数-地上7階、地下1階
◆ 敷地面積-約40,000㎡
◆ 延床面積-約50,229㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造+鉄骨造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-オフィス(研究開発施設)
◆ 建築主-任天堂
◆ 設計者-日本設計
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2012年01月
◆ 竣工-2014年01月
◆ 業務開始-2014年06月18日
◆ 総工費-約190億円


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「任天堂本社開発棟」の敷地の南側は、広大な空地になっています。私はここに「本社第二開発棟(仮称)」を建設すると予想していたので意外でした。


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任天堂本社
 「任天堂」は、1889年に創業し、1983年にファミリーコンピュータを発売して以来、現在ではNintendo Switchを代表とするゲーム専用機のハードウェアおよびソフトウェアを開発・製造・販売しています。本社は、京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1にあります。

任天堂の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月       431,806百万円    100.217百万円  
1999年3月       467,109百万円    131,616百万円
2000年3月       530,665百万円    145,030百万円
-----------------------------------------
2001年3月       462,502百万円     84,697百万円  
2002年3月       554,868百万円    119,151百万円
2003年3月       504,135百万円    100,120百万円  
2004年3月       514,805百万円    107,683百万円
2005年3月       515,292百万円    111,522百万円
2006年3月       509,249百万円     90,349百万円
2007年3月       966,534百万円    226,024百万円
2008年3月    1,672,423百万円    487,220百万円
2009年3月    1,838,622百万円    555,263百万円
2010年3月    1,434,365百万円    356.567百万円
-----------------------------------------
2011年3月    1,014,345百万円    171,076百万円
2012年3月       647,652百万円   △37,320百万円
2013年3月       635,422百万円   △36,410百万円
2014年3月       571,726百万円   △46,425百万円
2015年3月       549.780百万円     24,770百万円
2016年3月       504,459百万円     32,881百万円
2017年3月       489,095百万円     29,362百万円
2018年3月    1,055,682百万円    177,557百万円
2019年3月    1,200,560百万円    249,701百万円
2020年3月    1,308,519百万円    352,370百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,758,910百万円    640,634百万円

2022年3月期予想
2022年3月    1,650,000百万円    560,000百万円(会)
2022年3月    1,690,776百万円    593,145百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。



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