日本三景・世界文化遺産「厳島神社」の玄関口 広電宮島口駅を現在地より約70m海側へ移設 2022年7月2日から営業運行を開始!
-厳島港宮島口地区港湾整備事業-
広島県の「宮島」は、厳島神社や弥山を有し、日本三景・世界文化遺産の島として国内外で知名度が高く、多くの観光客が訪れています。宮島口は、大野瀬戸を挟んで宮島の対岸に位置しており、明治30年に本土から宮島を結ぶ定期航路が就航して以来、宮島観光の重要な港として発展してきました。
しかしながら、近年の観光客の増加に伴い、待合スペースが狭隘になるなどの課題が顕在化し、宮島の玄関口としてふさわしい機能の確保が必要になってきました。
宮島来訪に便利で快適な港を実現するため、広島県管理の地方港湾厳島港の港湾区域に指定し、埋立により、旅客ターミナルや緑地(公園)用地を確保するとともに、新たにバリアフリー対応の桟橋を整備する港湾整備事業を推進しています。
「広電宮島口駅」は、現在地より海側へ移設します。従来の軌道は国道2号から桟橋前ロータリーに延びる道路と交わり、踏切が車の混雑の一因でした。また「広電宮島口駅」で降りると、フェリー乗り場に向かう途中で市道を渡る必要がありましたが、移設により駅と新ターミナルがほぼ直結し、スムーズにフェリーに乗れるようになります。
引用資料 広島県・公式HP(PDF)
厳島港港湾整備事業(宮島口地区)
引用資料 広島電鉄・公式HP
電車サービス向上計画の実施状況
● 2022年7月2日(土)14時頃に移設!
「広島電鉄」は2022年6月2日に、宮島線の広電宮島口駅付近の駅と軌道を2022年7月2日(土)14時頃に移設すると発表しました。これは広島県と廿日市市が「『世界遺産・宮島』との繋がりを意識した観光交流拠点としての地区の快適性と賑わいの両立」を目的として、2016年3月に策定した宮島口地区整備事業の一環として行なわれるもので、現在地より約70m海側へ移設され、駅舎も装いを新たにします。
引用資料 広島電鉄(2022/06/02)
広電宮島口駅および軌道を移設し、7月2日(土)より新駅を供用開始します
「西側:県道厳島公園線側から」です。
「宮島口全体計画イメージ図」です。
「配置図」です。
「2020年春までに整備」です。
「2020年春以降に整備」です。
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