JR奈良線の高速化・複線化の第二期事業 六地蔵駅改良工事の概要が決定 ホームを京都方面へ延伸・移設、ホーム部分の曲線緩和!
-JR西日本の奈良線の複線化事業-
JR西日本の奈良線は、第1期高速化・複線化事業として、「京都駅~JR藤森駅」間および「宇治駅~新田駅」間の複線化が2001年3月に完成しました。
続く第2期事業として、「JR藤森駅~宇治駅」間の約9.9km、「新田駅~城陽駅」間の約2.1km、「山城多賀駅~玉水駅」間の約2.0kmの合計3ヶ所(約14.0km)が複線化される予定です。
これにより、奈良線全線34.7kmは、64%にあたる計22.2kmが複線化され、「京都駅~城陽駅」間はすべて複線となります。大和路線(関西本線)の「奈良駅~木津駅」間は複線化されているので、第2期事業が完成すると京都駅~奈良駅間で、複線化されていないのは、残り12.5kmだけとなります。
● 六地蔵駅改良工事
奈良線の六地蔵駅改良工事については、2017年度に宇治市とJR西日本の間で協定を締結のうえ、2020年3月より着手し鋭意工事を進めているところです。供用開始は2023年春頃の予定です。
引用資料 JR西日本(PDF:2022/06/23)
奈良線 六地蔵駅改良工事の概要について
バリアフリー化と地下鉄乗り換え利便性の向上のため、京都方面に駅舎を移転します。またホームを京都方面へ延伸・移設し、ホーム・階段幅員の拡大やホーム部分の曲線緩和を行うことで、安全性向上を図ります。
工事内容
バリアフリー化と地下鉄乗り換え利便性の向上のため、京都方面に駅舎を移転します。またホームを京都方面へ延伸・移設し、ホーム・階段幅員の拡大やホーム部分の曲線緩和を行うことで、安全性向上を図ります。
「駅概要」です。
「完成イメージ(駅舎内観)」です。
「概要図」です。
改良工事前の「六地蔵駅」です。
● 六地蔵駅複線化に合わせてホームを京都方に移設!
「六地蔵駅」では、複線化に合わせてホームを京都方に移設します。現在のホームは線路がカーブしている部分に設けられていて車両とホームの間に大きなすき間が生じていますが、移設によりホームの幅が広がって直線的な形状となり、すき間が狭まります。
改良工事前の「六地蔵駅」は、このようにホームがカーブしていました。
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