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2022年7月

2022年7月31日 (日)

御堂筋の玄関口にランドマークビル 地上31階、高さ約149mの「淀屋橋駅東地区都市再生事業」 2022年7月30日の建設状況

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-淀屋橋駅東地区都市再生事業-
 「日本土地建物(現:中央日本土地建物)」と「京阪ホールディングス」は、淀屋橋駅東地区都市再生事業の都市計画案が、大阪市の都市計画審議会で、都市再生特別地区として可決されたことを発表しました。

 日本土地建物が所有する「日土地淀屋橋ビル」と京阪ホールディングスが所有する「京阪御堂筋ビル」を共同で、地上31階、地下3階、高さ149.205mの超高層ビルに建て替え、新たなランドマーク形成を目指します。

 現在は既存建物の解体工事が行われています。解体工事の工事名は「日土地淀屋橋ビル・京阪御堂筋ビル解体工事」で、「竹中工務店」の施工で行われています。解体工事の工期は、2020年10月10日~2022年4月30日(予定)となっています。

● 2022年7月8日に新築工事に着手!
 「中央日本土地建物」と「京阪ホールディングス」は、淀屋橋駅東地区都市再生事業について、2022年7月8日に新築工事に着手しました。竣工は、2025年5月の予定です。

 引用資料 中央日本土地建物(PDF:2022/07/12)
 御堂筋の玄関口に、高さ約150mのランドマークビル 「淀屋橋駅東地区都市再生事業」着工

淀屋橋駅東地区都市再生事業の概要
◆ 計画名-(仮称)淀屋橋プロジェクト
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜三丁目1番1他(地番)
◆ 交通-京阪電車・Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅直結
◆ 階数-地上31階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部149.205m
◆ 敷地面積-3,940.82㎡
◆ 建築面積-2,686.83㎡
◆ 延床面積-72,910.04㎡(容積対象面積62,978.99㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店舗、駐車場
◆ 建築主-中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者―竹中工務店
◆ 解体工事-2020年10月10日~2022年04月30日予定
◆ 着工-2022年07月08日
◆ 竣工-2025年05月予定
◆ 開業-2025年夏頃予定


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ(北西上空より)」です。


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「完成イメージ(北西角地上空より)」です。


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「完成イメージ(立体多目的広場)」です。


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「完成イメージ(VOID 空間内のリフレッシュスペース)」です。


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「完成イメージ(ビジネスラウンジ)」です。


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「完成イメージ(自然換気)」です。


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「完成イメージ(駅コンコース接続部)」です。


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「用途構成」です。


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「基準階平面計画」です。基準階面積約1,600㎡(約480坪)となっています。


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「位置図」です。


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「(仮称)淀屋橋プロジェクト」の建築計画のお知らせです。


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「淀屋橋駅東地区都市再生事業」の2022年7月30日の建設状況です。


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縦アングルです。


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「三点式パイルドライバ」です。


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「三点式パイルドライバ」には「3連型アースオーガ」が装着されています。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています。



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2022年7月30日 (土)

岡山市の「両備グループ」 杜の街グレース(杜の街づくりプロジェクト) 商業エリアが2022年9月23日にオープン!

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-杜の街づくりプロジェクト-

 岡山市の「両備グループ」は、閉店した「イトーヨーカドー岡山店」跡地を再開発しています。超高層タワーマンションやオフィス、店舗など5棟を整備、1期工事の総事業費は約300億円を予定しています。

 事業名は「杜(もり)の街づくりプロジェクト」で、両備グループが100%出資する特別目的会社(SPC)「杜の街づくりプロジェクト1合同会社」が進めます。敷地面積は16,797.22㎡(建築確認対象面積)です。

 5棟の中で最大のマンション棟は、地上37階、地下1階、高さ約134m、延床面積約48,000㎡、総戸数363戸です。高さ約134mは、岡山県内最高となります。

 「両備グループ」は、2019年1月8日に、岡山県内最高層となる地上37階の超高層タワーマンションの起工式を行い、1月15日に着工しました。正式名称は「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー」です。続いて、2019年5月27日に、オフィス・商業棟の起工式を行いました。

 「杜の街グレース」のオフィス棟が、2021年2月26日に竣工、2021年7月1日に開業しました。「杜の街グレース 岡山 ザ・タワー」は、2021年8月に竣工予定、2021年12月に入居開始しました。

● 商業エリアが2022年9月23日にオープン!
 「両備ホールディングス」による、複合型施設「杜の街グレース」は、2021年7月より段階的に開業しました。商業・ヘルスケア施設棟「MORINOMACHI PLAZA(杜の街プラザ)」、「MORINOMACHI GRACE OFFICE SQUARE(杜の街グレース オフィススクエア)」、オフィススクエア)の1階、「MORINOMACHI GRACE店舗棟(杜の街グレース店舗棟)」の1~2階が、2022年9月23日(金)にオープンします。

 引用資料 両備ホールディングス(2022/07/28)
 杜の街グレース 商業エリア9月23日オープン! 中国・四国地方初出店2店舗を含む19店舗が開業 順次オープンを含む全30店舗が出店予定


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「杜の街グレースの開業エリア」です。


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「岡山・瀬戸内の食の魅力を結集した約2,800㎡の大型フードホール」です。


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SOLSOによる1,000種類もの花と緑にあふれるグリーンゾーン「グリーンアベニュー」です。


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「グリーンアベニュー」のイメージです。



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2022年7月29日 (金)

「茶屋町地区地区計画」の第三弾 大阪都市計画地区計画の変更 「B-2地区」の区域を見直し、「B-2地区」及び「B-3地区」に変更!

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-茶屋町B-2地区・B-3地区-

 「大阪市計画調整局」は、茶屋町地区地区計画の変更と矢田南部地区地区計画の決定の地区計画原案の公衆縦覧を実施します。茶屋町地区地区計画では、「B-2地区」の区域を見直し、「B-2地区」及び「B-3地区」に変更します。

 引用資料 大阪市・公式HP(2022/07/26)
 報道発表資料 令和4年度第2回大阪市都市計画公聴会の開催及び公述申出書の受付について

 「B-2地区」及び「B-3地区」では市街地再開発事業の実施により一体的な整備を行うとともに、適切な空間配置を行います。低・未利用地の有効活用や敷地の共同化を促進するとともに、都市機能の更新・拡充を推進し、業務、商業、文化、交流、宿泊、アミューズメント、地域コミュニティ、居住機能等の導入を図ります。


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茶屋町地区地区計画

 大阪市は、阪急梅田駅に隣接する茶屋町地区の約2.2haを再開発するために容積率を緩和し、地区を高層化へ誘導しています。第一弾して「A-1地区」にヤンマーの新本社ビル「YANMAR FLYING-Y BUILDING」、第二弾して「A-2地区」に「大阪工業大学 梅田キャンパス OIT梅田タワー」が完成しています。


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「B-2地区」を南東側から見た様子です。

 
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「B-2地区」を南西側から見た様子です。かつて梅田東小学校だった「梅田東コミュニィ会館」です。


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茶屋町B-2地区市街地再開発事業
 「東急不動産」と「茶屋町B-2地区再開発準備組合」は、「茶屋町B-2地区市街地再開発事業における事業協力に関する基本協定書」を締結しています。

 引用資料 東急不動産(2017/10/12)
 ~茶屋町B-2地区複合再開発 ~「茶屋町B-2地区市街地再開発事業における事業協力に関する基本協定書」締結について

 この協定は、「東急不動産」が、茶屋町B-2地区再開発事業にかかる事業協力者として選定されたことに伴い、事業協力の範囲や役割等を定め、本事業の円滑な推進を図ることを目的としています。

 「東急不動産」は市街地再開発事業としての事業化検討を進める上で、施設の企画・計画・事業推進・建設・運営のパートナーとして再開発準備組合に協力していきます。



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2022年7月28日 (木)

天神ビッグバン 巨大プロジェクト「福ビル街区建替プロジェクト」 米CICと起業家支援拠点「イノベーションキャンパス」を設置!

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-(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト-
 「福岡市」では、「天神ビッグバン」を推進しています。「西日本鉄道」は、「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」の一体的な再開発計画「(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト」を計画しています。

 当初は、第1期として「天神ビブレ」を除く「福岡ビル」と「天神コア」を1棟のビルに建て替える再開発でした。地上19階、塔屋1階、地下4階、高さ約96m、延床面積約100,000㎡の高層ビルが計画されていました。

 計画が見直され、「福岡ビル、天神コア、天神ビブレ」の一体的な再開発計画となり、地上19階、塔屋1階、地下4階、約96m、 延床面積約138,000㎡に規模が拡大されました。

 最終的には、地上19階、塔屋1階、地下4階、高さ約97m、延床面積約147,000㎡に更に規模が拡大しました。基準階面積約1,400坪、天井高3mの西日本最大規模となる大規模無柱空間を実現します。

 福岡市の都市開発計画「天神ビッグバン」の一つとして、天神交差点の福岡ビル跡地などに建設が進められる大規模複合ビル「福ビル街区建替プロジェクト」の起工式が、2021年12月22日に執り行われました。

● イノベーションキャンパスを設置!
 「西日本鉄道」と米国マサチューセッツ州ケンブリッジ市に本社を置く「 CIC(ケンブリッジ・イノベーション・センター)」は共同して、2025年春に開業を予定している「(仮称)新福岡ビル」に、イノベーションキャンパスを創設するための検討に着手します。

 引用資料 西日本鉄道(PDF:2022/07/27)
 西鉄と CIC は (仮称)新福岡ビルにイノベーションキャンパスを創設するための検討に着手します~世界トップクラスのイノベーションキャンパスを福岡に~

福ビル街区建替プロジェクトの概要
◆ 計画名-(仮称)天神一丁目11番街区開発プロジェクト
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神一丁目11番
◆ 階数-地上19階、塔屋1階、地下4階
◆ 高さ-約97m
◆ 敷地面積-8,605.16㎡
◆ 建築面積-7,510.22㎡
◆ 延床面積-146,320.12㎡(容積対象面積120,286.28㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(コンクリート充填鋼管造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 用途-オフィス、店舗、ホテル、集会場、駐車場
◆ 客室数-41室(客室面積約40~65㎡)
◆ 建築主-西日本鉄道
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、(実施設計)鹿島建設
◆ 外装デザイン-Kohn Pedersen Fox Associates(KPF)
◆ 施工者-鹿島・安藤ハザマ・松本・西鉄建設 特定建設工事共同企業体(鹿島建設、安藤ハザマ、松本組、西鉄建設JV)
◆ 解体工事-(福岡ビル)2019年05月、 (天神コアビル、天神第一名店ビル)2020年04月以降
◆ 着工-2021年12月16日(着工)、2021年12月22日(起工式)
◆ 竣工-2024年12月31日予定
◆ 開業-2025年春予定(ホテル)
◆ 総事業費-850億円


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イノベーションキャンパスの施設イメージです。

イノベーションキャンパスの概要
◆ 名称-(仮称)CIC Innovation Campus Fukuoka
◆ 場所-(仮称)新福岡ビル7階
◆ 面積-約3,500㎡
◆ 施設構成-プライベートオフィス、コワーキングスペース、会議室、アメニティスペース(キッチンスペース・授乳室・仮眠室など)
◆ 施設用途-タートアップを中心に、国内外のさまざまな企業、ベンチャーキャピタル、大学・研究機関、政府・自治体機関、弁護士等のプロフェッショナルファーム等が集積する施設


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イノベーションキャンパスの施設イメージです。


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イノベーションキャンパスの施設イメージです。


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「フロア構成イメージ」です。



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2022年7月27日 (水)

堺市に本社 「自転車界のインテル」の異名を持つ超高収益企業の「シマノ」 2022年12月期は売上高5,800億円、営業利益1,610億円を予想!

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-自転車界のインテル「シマノ」-

 衛星写真は、大阪府堺市堺区老松町3丁77番地にある自転車部品を手掛ける東証プライム上場企業「シマノ」の本社です(Googleマップの衛星写真の3Dモードを引用)。

 「シマノ」と言えば何を思い浮かべるでしょうか? 釣りが好きな方は、リールや竿などの「釣り具用品」を思い浮かべるかも知れませんが、なんと言っても主力は「自転車部品」です。ホイール、ギア、変速機、ブレーキ、レバーといった部品を国内外で生産しています。

 フランスで開催される世界最大の自転車レース「ツール・ド・フランス」でもシマノの製品は圧倒的な支持を集めています。「2020年東京オリンピック競技大会」の自転車競技でも圧倒的な支持を集めていました。

 スポーツ自転車向け部品の御三家は、日本の「シマノ(Shimano)」、イタリアの「カンパニョーロ(Campagnolo)」、アメリカの「スラム(Sram)」ですが、スポーツ自転車向け部品で「シマノ」は85%程度、変速機付き自転車でも約7割の世界シェアを握っており、競合メーカーを大きく引き離しています。

 「シマノ」のシェアが高いのはレースの世界だけではありません。普及価格帯でも日米欧で売られる自転車のほぼすべてに「シマノ」の部品が使われており、自転車の中枢部品を一手に担うことから、パソコンやサーバーのCPU最大手である「インテル」に例えて、「自転車界のインテル」と言われています。


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シマノ(SHIMANO)

 「シマノ」は日本の企業では珍しい12月決算を採用しています。2022年7月26日に2022年12月期第2四半期(2022年1月1日~2022年6月30日)の連結決算を発表しました。売上高303,686百万円(前年同期比14.7%増)、営業利益80,909百万円(前年同期比15.7%増)となりました。

 シマノ 決算短信(PDF:2022/07/26)
 2022年12月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2022年12月期の連結業績予想
 2022年12月期の連結業績予想(2022年1月1日~2022年12月31日)は、売上高580,000百万円(前年同期比6.1%増)、営業利益161,000百万円(前年同期比8.6%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。

シマノの連結決算(売上高/営業利益)
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2008年12月   235,142百万円    37,819百万円
2009年12月   186,686百万円    20,528百万円
2010年12月   213,596百万円    32,772百万円
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2011年12月   221,770百万円    31,742百万円
2012年12月   245,843百万円    40,961百万円
2013年12月   271,037百万円    41,775百万円
2014年12月   333,168百万円    65,816百万円
2015年12月   378,645百万円    85,053百万円
2016年12月   322,998百万円    64,546百万円
2017年12月   335,800百万円    64,351百万円
2018年12月   348,035百万円    65,687百万円
2019年12月   363,230百万円    68,010百万円
2020年12月   378,040百万円    82,701百万円
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2021年12月   546,515百万円  148,287百万円

2022年12月期予想
2022年12月   580,000百万円  161,000百万円(会)
2022年12月   576,623百万円  156,589百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


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セグメント別売上高比率

 「2022年12月期の売上高のセグメント別予想金額及び構成比率」です。 「自転車部品」が81.9%、「釣具」が18.0%です。「釣具」は世界シェア2位です。世界シェア1位は「ダイワ」のブランドでお馴染みの東京都東久留米市に本社がある「グローブライド」です。



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2022年7月26日 (火)

NTTグループの持株会社「NTT」 群馬県高崎市と京都府京都市に本社機能を分散 首都直下地震を想定、復旧拠点に!

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-NTT-
 「日本電信電話株式会社(NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION)」は、通信事業を主体とする企業集団であるNTTグループの持株会社として1985年4月1日に設立された特殊会社です。傘下には、「NTT東日本、NTT西日本、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ、NTTデータ」などがあります。

 NTTが、首都直下型地震などの大規模災害で東京に大きな被害が出た際に事業を継続できるよう、東京の本社機能を群馬県高崎市と京都府京都市に分散させる方針を固めたことが分かりました。

 共同通信(2022/07/25)
 NTT、群馬・京都に本社機能 首都直下地震を想定、復旧拠点に

 経営企画や総務などの部門の社員が平時から業務の拠点として活用し、災害時には復旧の司令塔を担います。2022年10月にも試行を始め、グループ会社にも本社機能の地方分散を即します。

 地震や津波、洪水のリスクが相対的に小さいと判断し、「高崎市」と「京都市」の2都市を選びました。国内従業員数が約18万人に上る日本最大級の企業グループの試みは、他社にも影響を与えそうです。ちなみにNTTは従業員数約2,600人のようですが、約200人が対象となっています。

● 京都市のどこに移転?
 「共同通信」及び共同通信の加盟社しか報道されていないため、この報道が事実かは分かりません。事実だとしたら「京都市」のどこに移転するのか非常に興味があります。

 移動対象の約200人の中で、仮に半分の約100人が京都市に移動するとします。わずか100人ですが、NTTグループの中枢機能の一部が移転してくるインパクトは大きいです。


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大手町ファーストスクエア

 東京都千代田区大手町一丁目5番1号にある「大手町ファーストスクエア」です。地上23階、塔屋2階、地下5階、高さ105.7mの超高層ツインタワーです。


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イーストタワー

 NTTグループの持株会社「日本電信電話株式会社(NIPPON TELEGRAPH AND TELEPHONE CORPORATION)」の本社は、「大手町ファーストスクエア イーストタワー」にあります。



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2022年7月25日 (月)

愛媛県宇和島市 「蔵」で守り、「藤棚」でまちに開く 新伊達博物館基本設計に係る説明会の開催及びパブリックコメントの募集!

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-新伊達博物館-

 愛媛県宇和島市は、「新伊達博物館」の基本設計をまとめました。設計は公募型プロポーザルで特定した「隈研吾建築都市設計事務所」が担当しています。蔵と藤棚で“守る”と“開く”を同時に実現するデザインとなります。

 2022年8月1日からのパブリックコメントを経て実施設計に入り、2022年度にまとめます。2023年夏めどに建設工事を公告し、12月議会の議決を経て、2024年1月の着工を想定します。2025年夏に竣工し、2026年度末のオープンを目指します。

 引用資料 宇和島市・公式HP(2022/07/22)
 新伊達博物館基本設計に係る説明会の開催及びパブリックコメントの募集について

 建設通信新聞(2022/07/25)
 新伊達博物館は来夏公告/蔵と藤棚で“守る・開く”/宇和島市

 規模は鉄筋コンクリート造、地上2階、延床面積約4,000㎡。入母屋型の大屋根は、フッ素樹脂鋼板の平葺きを採用します。展示・収蔵エリアを2階に配置するなど災害から文化財を守る蔵の機能を持たせます。一方で、天赦広場やまちに面する箇所は文化の発信拠点として、藤棚とガラスカーテンウォールで周囲に大きく開いたデザインとなります。

 天赦園から宇和島城への歴史的軸線を重視し、博物館は敷地北西にまとめる。これにより天赦広場を大きく確保できるとともに、天赦園、天赦広場、偕楽園、児童公園が連動して地域活動の中心となる博物館を目指します。


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「完成イメージ」です。


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「新しい伊達博物館のデザイン」です。


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「宇和島を誇りに思える歴史文化・観光拠点を創出」します。



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2022年7月24日 (日)

福岡市地下鉄の延伸構想 福岡市地下鉄空港線とJR福北ゆたか線の接続に関する基礎調査 2案の計4ルート案を比較!

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-福岡市地下鉄福岡空港線とJR福北ゆたか線の接続-
 「福岡市営地下鉄空港線」は、姪浜駅-中洲川端駅-福岡空港間13.1kmを結ぶ路線です。福岡空港駅が終点ですが、さらに延伸して、JR福北ゆたか線まで延伸する構想はかなり前から存在していましたが、具体的な動きがありませんでした。

 「福岡市地下鉄福岡空港線とJR福北ゆたか線の接続に関する基礎調査業務委託」は、福岡市地下鉄福岡空港線とJR福北ゆたか線を接続した場合に想定される複数のルート案や採算性、また具体的にどのような沿線地域活性化や経済波及効果が生じるかといったことを検討し、接続実現可能性について今後幅広く議論するための基礎的な調査を行うものです。また、接続による時間短縮、利便性の向上についても検討を行います。

● 接続に関する基礎調査 
 「福岡県」は、福岡市地下鉄空港線とJR福北ゆたか線の接続に関する基礎調査の結果をまとめました。調査では、福岡市地下鉄福岡空港駅とJR長者原駅か原町駅の各駅を最短で結ぶ2案、中間駅を設置して経由する2案の計4ルート案(Aルート、Bルート、Cルート、Dルート)を比較しました。

 その結果、福岡空港駅と長者原駅を接続して中間駅を設ける場合に概算事業費が最大となり、1,480億円と試算しました。開業後40年間の収支採算性はいずれもマイナスとなっています。

 引用資料 福岡県・公式HP(2022/07/12)
 福岡市地下鉄空港線とJR福北ゆたか線の接続に関する基礎調査について


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「調査概要」です。


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福岡市営地下鉄の「路線図」です。

 引用資料 福岡市営地下鉄
 路線図


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福岡市地下鉄空港線です。



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2022年7月23日 (土)

京田辺市大住土地区画整理事業 総延床面積約25万㎡ 大型物流施設「ロジスクエア京田辺」の開発プロジェクトに着手!

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-ロジスクエア京田辺-

 「CRE(シーアールイー)」は、京都府京田辺市において、大型物流施設「ロジスクエア京田辺」の開発プロジェクトに着手しました。開発予定地は、施行者である京田辺市大住土地区画整理組合により京田辺市大住土地区画整理事業が進められており、「シーアールイー」、2021年6月に区画整理事業地内の進出企業として、組合及び業務代行者と協定書を締結し、2021年10月から2022年7月にかけて、保留地と仮換地(一部を除く)の取得契約を締結しています。今後、開発予定地において2棟の大型物流施設を順次開発していく予定であり、2棟合計の総延面積は約24万㎡超と、開発規模としてはシーアールイーの関西エリア最大の開発プロジェクトとなります。

 引用資料 シーアールイー(PDF:2022/07/22)
 大型物流施設「ロジスクエア京田辺」の開発プロジェクトに着手

土地区画整理事業の概要
◆ 事業名称-京田辺市大住土地区画整理事業
◆ 施行地区面積-約130,902㎡(公共用地約17,499㎡、宅地約72,081㎡、保留地約41,322㎡)
◆ 施行者-京田辺市大住土地区画整理組合
◆ 組合設立認可-2021年05月10日
◆ 換地処分-2024年09月予定

ロジスクエア京田辺の概要
◆ 施設名称-ロジスクエア京田辺(A棟・B棟)
◆ 所在地-京都府京田辺市大住門田、他
◆ 用途地域-工業専用地域
◆ 敷地面積-約110,831㎡(2棟合計)
◆ 延床面積-約248,064㎡(2棟合計)
◆ 用途- 倉庫(倉庫業を営む倉庫)

A棟も概要
◆ 階数-地上4階
◆ 敷地面積-約65,997㎡
◆ 延床面積-約160,530㎡
◆ 着工-2023年04月予定
◆ 竣工-2025年02月予定

B棟も概要
◆ 階数-地上4階
◆ 敷地面積-約38,624㎡
◆ 延床面積-約87,534㎡
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工-2026年予定


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「ロジスクエア京田辺プロジェクト 全体配置図」です。

● 開発予定地
 京都府南部にある京田辺エリアは、人口集積地である大阪北摂エリアや京都都心部へのアクセスにも優れ、物流拠点立地として優位性を備えています。また、開発予定地は多くの工場・倉庫が立地する大住工業団地に隣接しており、都市計画道路3・3・18松井大住線(府道22号線)を経由して第二京阪道路と新名神高速道路の八幡京田辺JCT(「八幡京田辺」IC・「京田辺松井」IC)まで約3.5km、「八幡東」IC(上り)まで約 3.5km、京奈和自動車道「田辺北」ICまで約1km と、高速道路へのアクセスにも優れ、広域道路の結節点として交通ネットワークの利便性に恵まれている立地です。

 また、2027年度に予定している新名神高速道路の全線開通(八幡京田辺JCT-高槻JCT間(2027年度予定)、城陽JCT-大津JCT間(2024年度予定))により、神戸から名古屋までがつながり、新名神を軸とした新たな広域物流ネットワークが構築され、開発予定地の更なる利便性向上が期待されます。新名神高速道路沿線の開発や企業立地が促進され、中期的な人口増加も見込まれるなか、京田辺市は新たな物流エリアとしての発展が見込まれます。


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「ロジスクエア京田辺 A 完成イメージ」です。



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2022年7月22日 (金)

西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 「雑餉隈駅、春日原駅、白木原駅、下大利駅」の4駅 高架切替日が2022年8月28日(日)に決定!

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-西鉄天神大牟田線連続立体交差事業-

 「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」は、西鉄天神大牟田線の井尻~都府楼前間のうち、福岡市博多区の南八幡町から春日市を経て大野城市下大利三丁目まで約5.2kmの線路を高架化するものです。事業主体は福岡市内の1.86kmが「福岡市」、大野城・春日両市内の3.30kmが「福岡県」となっています。

 そのため福岡市の事業は「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(雑餉隈駅付近)」、福岡県の事業は「西鉄天神大牟田線(春日原~下大利)連続立体交差事業」と呼ばれています。2つの事業により福岡市内の「雑餉隈駅」、春日市内の「春日原駅」、大野城市内の「白木原駅」と「下大利駅」の4駅が高架駅になります。

● 2022年8月28日に高架に切り替え
 「西日本鉄道」では、2022年8月28日(日)の始発電車より、西鉄天神大牟田線の雑餉隈駅から下大利駅間において、電車の運行を高架に切り替えます。「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」は、福岡県および福岡市が主体となり、2003年から事業を開始しています。高架化により、19箇所の踏切が無くなり、踏切による交通渋滞が解消します。

 引用資料 西日本鉄道(PDF:2022/07/05)
 西鉄天神大牟田線連続立体交差事業 高架切替日が2022年8月28日(日)に決定! ~高架化区間の19箇所の踏切がなくなります~

 また、「下大利駅」については、新駅舎が供用開始となり、それ以外の駅3駅では改札からホームまでの通路が変更となります。なお、新駅は 2023年度後半開業予定です。


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「雑餉隈駅」です。高架ホームとなるため、改札からホームまでの通路が変更となります。


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「春日原駅」です。高架ホームとなるため、改札からホームまでの通路が変更となります。


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「白木原駅」です。高架ホームとなるため、改札からホームまでの通路が変更となります。


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「下大利駅」です。高架化に合わせて、新駅舎となります。


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「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業」は、福岡市の1.86km「西鉄天神大牟田線連続立体交差事業(雑餉隈駅付近)」と福岡県の3.30km「西鉄天神大牟田線(春日原~下大利)連続立体交差事業」の2つの事業で構成されています(引用資料:福岡市)。



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2022年7月21日 (木)

アサヒビール西宮工場跡地 西宮市域と阪神地域の総合医療拠点 「西宮総合医療センター(仮称)」 WTO対象の一般競争入札を秋に公告!

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-西宮総合医療センター(仮称)-

 「兵庫県」は11月19日に、「兵庫県立西宮病院」と「西宮市立中央病院」を統合して新設する「西宮総合医療センター(仮称)」の基本設計概要を公表しました。建設場所は西宮市津門大塚町のアサヒビール西宮工場跡地の敷地面積約26,000㎡です。

 総延床面積約56,165㎡(病院棟、放射線治療棟、救急ワークステーション棟)の3棟を整備します。新病院の診療科目は35診療科で、病床数は552床(一般病床544床、精神病床8床)、西宮市域と阪神地域の総合医療拠点として最先端の高度医療を提供します。

 引用資料 兵庫県・公式HP(2021/11/19)
 西宮総合医療センター(仮称)及び関連施設の基本設計概要

 南側敷地に「病院棟」、西隣に「放射線治療棟」、南隣に「救急ワークステーション棟」を計画しています。北側敷地では別途、民間活力で「立体駐車場」の整備を予定しています。

 「病院棟」は、地震対策として「免震構造」を採用します。屋上には「ヘリポート」を設置します。浸水対策として災害時でも医療機能を維持できるよう敷地のかさ上げを行います。

● WTO対象の一般競争入札を秋に公告
 「兵庫県」は、「(仮称)西宮総合医療センターの建設工事」について、WTO対象の一般競争入札を2022年秋に公告したい考えです。現在は佐藤総合計画が実施設計を進めている。

 建設通信新聞(2022/07/13)
 兵庫県の西宮総合医療C/WTOで今秋公告/年度内着工、25年度に開院

 2022年度下期~2025年度上期に建設工事を進める予定です。その後、開院準備を経て2025年度下期に開院する予定です。概算事業費は386億円(建設工事費247億円、医療機器整備費70億円、用地費55億円、設計監理費14億円)を予定しています。

西宮総合医療センター(仮称)の概要
◆ 所在地-兵庫県西宮市津門大塚町(アサヒビール西宮工場跡地)
◆ 交通-阪急電鉄今津線「阪神国道」駅
◆ 階数-(病院棟)地上11階、塔屋1階、(放射線治療棟)地上3階、地下0階、(救急ワークステーション棟)地上2階、地下0階
◆ 高さ-(病院棟)53.5m、(放射線治療棟)14.7m、(救急ワークステーション棟)9.6m
◆ 敷地面積-約26,000㎡
◆ 延床面積-(病院棟)約54,555㎡、(放射線治療棟)約1,228㎡、(救急ワークステーション棟)約382㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄骨造、(放射線治療棟)鉄筋コンクリート造、(救急ワークステーション棟)鉄骨造
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造、(放射線治療棟)耐震構造、(救急ワークステーション棟)耐震構造
◆ 用途-病院
◆ 診療科目-35診療科
◆ 病床数-552床(一般病床544床、精神病床8床)
◆ 建築主-兵庫県
◆ 設計者-(基本・実施設計)佐藤総合計画
◆ 着工-2022年度下期予定
◆ 竣工-2025年度上期予定
◆ 開院-2025年度下期予定
◆ 概算事業費-386億円(建設工事費247億円、医療機器整備費70億円、用地費55億円、設計監理費14億円)


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断面図」です。


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「配置図」です。敷地面積約26,000㎡です。「病院棟、放射線治療棟、救急ワークステーション棟」の3棟を整備します。敷地北側には、民間活力(公募により選定された民間事業者が自らの資金で整備)で「立体駐車場棟」の整備を予定しています。「病院棟」とはデッキで接続する予定です。


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「位置図」です。西宮市津門大塚町のアサヒビール西宮工場跡地の敷地西側に建設されます。最寄りの駅は、阪急電鉄今津線の「阪神国道駅(はんしんこくどうえき)」となります。


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「整備スケジュール」です。 着工が2022年度下期予定、竣工が2025年度上期予定、 開院が2025年度下期予定となっています。



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2022年7月20日 (水)

JRグループ初 JR九州にて Visaのタッチ決済による実証実験 2022年7月22日より開始!

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-JR九州-
 「JR九州(九州旅客鉄道)、三井住友カード、日本信号、QUADRAC、ビザ・ワールドワイド・ジャパン」は、JR九州の一部区間において、三井住友カードの公共交通機関向けソリューション「stera transit」を活用し、Visaのタッチ決済による実証実験を実施します。

 引用資料 JR九州(PDF:2022/07/07)
 JRグループ初!!JR九州にてVisaのタッチ決済による実証実験~2022年7月22日より開始~


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1 実証実験の概要

 Visaのタッチ決済とは、Visaのタッチ決済対応カードやスマートフォン等を機器にかざすことで、決済をスピーディに完了する仕組みです。今回の取り組みでは、JR九州の鹿児島本線5駅において、Visaのタッチ決済対応カードやスマートフォン等を読取できる機器を自動改札機へ設置します。

2 実証期間
 2022年月22日(金)~2023年3月31日(金)(予定) ※終了時期は変更になる場合があります。

3 対象駅
 鹿児島本線 博多駅(中央改札口、北改札口のみ利用可)、吉塚駅、箱崎駅、千早駅、香椎駅(1階改札口のみ利用可) 計5駅

4 利用方法
 Visaのタッチ決済対応カード(クレジット、デビット、プリペイド)やスマートフォン等を、自動改札機に設置の専用端末に入場時および出場時にかざすことで、列車を利用出来ます。


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「利用時のイメージ」です。


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「Q-move サイトのご利用イメージ」です。


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Visaのタッチ決済による実証実験が行われる「JR博多駅」です。


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Visaのタッチ決済による実証実験が行われる「JR千早駅」です。



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2022年7月19日 (火)

広島城基本構想 広島城三の丸整備等事業に関する事業者の公募

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-広島城三の丸整備等事業-

 広島市では、2020年5月に策定した「広島城基本構想」において、広島城全体で、(1)歴史・文化の発信拠点としての広島城の魅力の向上、(2)観光拠点としての魅力向上を通じた都心のトライアングルの回遊性の向上を図ることとしています。

 このうち、三の丸については、飲食・物販施設など、観光客・市民からニーズの高い便益施設とともに、歴史・文化の発信の中心的な役割を担う展示収蔵施設の導入を図ることとしており、2021年7月に、新たな機能導入の方針並びに整備計画及び管理運営に係る基本的な条件を定めた「広島城三の丸整備基本計画」を策定しました。

 これらを踏まえ、広島城三の丸整備等事業では、民間活力を活用したにぎわい施設等の整備を行うとともに、広島城区域の用地及び建物を一体的に管理運営することにより、市民サービスの向上や本市の財政負担の軽減を図りつつ、広島城が有する価値や魅力の一層の向上を目指します。​

 引用資料 広島市(2022/07/15)
 広島城三の丸整備等事業に関する事業者の公募(令和4年7月15日~)

 「広島城三の丸整備等事業」では、Park-PFIを導入し、民間事業者が三の丸エリアに飲食・物販施設等の収益施設(公募対象公園施設)及び多目的広場等の公園施設(特定公園施設)の整備を行います。公募対象公園施設の整備可能範囲及び特定公園施設の整備対象範囲は、三の丸のみとします。


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「三の丸のゾーニング計画及び導入機能のイメージ」です。


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「地下の既存施設等」です。


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「事業区域と各事業の範囲」です。


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「事業対象地周辺の位置図」です。



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2022年7月18日 (月)

京都府 南丹医療圏における地域医療を担う拠点病院 京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務委託に係る公募型プロポーザルの実施!

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-京都中部総合医療センター-

 京都府南丹市の「京都中部総合医療センター」は、1936年に開設以降、施設の増改築を行ってきましたが、現在の主要施設である本館診療棟(築45年)や第一病棟(築32年)が老朽化・狭隘化しており、診療機能などに支障きたしていることが多くなっています。

 南丹医療圏における地域医療を担う拠点病院として多様化する医療ニーズに十分な役割や機能を発揮し続けるためには、老朽化・分散化している施設を集約化し、迅速で効率的に医療が提供できる新棟の早期の建替えが必要となっています。
 また、新型コロナウイルスをはじめとした新興感染症発生時や大規模災害発生時においても安心安全な医療を提供し続けるために診療体制の充実と施設の整備が必要となっています。

 「京都中部総合医療センター」では、新棟の整備にあたり、「病院の目指すべき将来像」や「新棟整備の概要」を定めるために基本構想(案)を作成しました。

● 公募型プロポーザルの実施!
 京都中部総合医療センターは、「京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務」の公募型プロポーザルを公告しました。参加表明書を2022年7月29日まで、技術提案書を2022年8月29日まで、審査結果は2022年9月22日ごろに公表します。

 引用資料 京都中部総合医療センター(2022/07/11)
 京都中部総合医療センター新棟整備基本設計・実施設計業務委託に係る公募型プロポーザルの実施について


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「京都中部総合医療センター」です。


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「新棟整備予定エリアの周辺状況」です。


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「整備スケジュール」です。


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「南丹医療圏及び周辺圏域の主な医療機関分布状況」です。



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2022年7月17日 (日)

JR福山駅前 キャスパ跡地の福山市三之丸町一番地区再生事業 地上25階、高さ約87mの「アルファゲートタワー福山駅前」

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-福山市三之丸町一番地区再生事業-

 JR福山駅前の大型商業ビル「CASPA(キャスパ)」は、2012年1月31日に閉館しました。「CASPA」と隣接する「福山と~ぶホテルビル」の跡地では、「福山市三之丸町一番地区再生事業」が行われます。

 官民が連携して、福山市の玄関口にふさわしい魅力とにぎわいの創出を図り、駅周辺のエリア価値を向上させます。歩いて楽しい空間づくりの観点から、敷地内に公共用通路を整備し、駅から三之丸町や西町への回遊性を生みだします。

  2019年7月に既存建物の解体工事に着手しました。その後、新型コロナウイルスの影響などで環境が変化しました。ビル3棟のうち1棟の主な用途をホテルから事務所に変更することになりました。

● アルファゲートタワー福山駅前
 福山市のJR福山駅前の旧商業ビル「キャスパ」跡地の再開発事業で、「穴吹興産」などの事業者は、ビル3棟のうち最大規模になる「北棟」を2021年11月に着工、11月9日に「起工式」を執り行いました。正式名称は「アルファゲートタワー福山駅前」に決定しています。

 引用資料 公式HP
 アルファゲートタワー福山駅前

アルファゲートタワー福山駅前の概要
◆ 計画名-(仮称)三之丸PJ
◆ 所在地-広島県福山市三之丸町1番
◆ 最寄駅-JR山陽新幹線・山陽本線「福山」駅徒歩1分
◆ 階数- 地上25階、地下0階
◆ 高さ-86.78m
◆ 敷地面積-2,062.91㎡
◆ 建築面積-1,464.97㎡
◆ 延床面積-22,997.38㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-基礎免震構造
◆ 用途-共同住宅(4階以上)、店舗(1階・2階)、オフィス(3階)、駐車場等
◆ 総戸数-191戸(事業協力者分譲済住戸126戸含む、管理事務室・防災倉庫を除く)
◆ 建築主-穴吹興産、トモテツグループ、キョーエイネクスト
◆ 設計者・監理者-アルファデザインスタジオ
◆ 建築主-鴻池組
◆ 解体工事-2019年07月~2021年02月
◆ 着工-2021年11月09月(起工式)
◆ 竣工-2024年03月下旬予定
◆ 入居開始-2024年04月下旬予定


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「イメージパース」です。


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「ロケーション」です。


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「位置図」です。



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2022年7月16日 (土)

京都駅前地下街ポルタ西エリア飲食店ゾーン 2022年8月26日(金)リニューアルグランドオープン!

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-京都駅前地下街ポルタ西エリア-

 「JR西日本京都SC開発」は、2022年3月25日に、「京都ステーションセンター」のもと京都駅前地下街ポルタ西エリア飲食店ゾーンの第1期改装区画12店舗をリニューアルオープンしましたが、第2期改装区画12店舗の改装内容が固まり、グランドオープンが2022年8月26日に決定しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/07/14)
 京都駅前地下街ポルタ西エリア飲食店ゾーンが8月26日(金)リニューアルグランドオープン!!

 ポルタの西エリア飲食店ゾーンについては、前回2014年3月のリニューアルから8年以上が経過しましたが、その間、京都を訪れる日本人観光客が徐々に減少する一方でインバウンドが爆発的に増加し、さらにその後のコロナ禍でその何れもが消滅の危機を迎えるなど、ここ数年大きな変化を経験してきました。

 ポルタの飲食店は、これまで国内外から訪れる観光客への依存度が総じて高く、業種的には観光客に人気の麺類など一部業種への偏りが見られました。またランチタイムでも比較的高価格帯のメニューが幅を利かせる一方、ディナータイムでもランチ同様セットメニューが主流を占めるなど、必ずしも地元の人々が普段使いしやすい飲食店ゾーンとは言い難い面がありました。

 そこで今回のリニューアルでは第1期、第2期改装区画とも、例えばランチタイムはよりバラエティに富んだメニューをよりリーズナブルな価格で、またディナータイムは食事だけでなくお酒も楽しめるなど、観光客だけでなく日常的にポルタを利用する女性買物客や近隣のオフィスワーカーなど地元の人々に毎日利用してもらえる飲食店ゾーンとすることを目指しています。

ポルタの概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区烏丸通塩小路下る東塩小路町902番地
◆ 店舗面積-約10,200㎡
◆ 店舗数-128店舗
◆ 運営会社-JR西日本京都SC開発
◆ 営業時間-物販・サービス店11時~20時30分、飲食店11時~22時(一部営業時間が異なる店舗あり)


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「第1期改装区画」と「第2期改装区画」です。


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「改装イメージ」です。


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「改装イメージ」です。


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「改装イメージ」です。


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「改装イメージ」です。


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「改装イメージ」です。



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2022年7月15日 (金)

2025年日本国際博覧会協会 2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場のシンボルである大屋根(リング)の新しいパース図を公開!

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-2025年日本国際博覧会協会-
 「公益社団法人2025年日本国際博覧会協会」は、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)会場のシンボルである大屋根(リング)の新しいパース図を作成しました。また、会場内の「通り」や「広場」の名称を記載した最新の会場配置図ができました。

 引用資料 2025年日本国際博覧会協会(2022/07/13)
 大阪・関西万博 大屋根(リング)の新パース図を公開 ― 会場配置図(更新版)も合わせて公表 ―

 大屋根(リング)は、大阪・関西万博会場デザインプロデューサーで建築家の藤本壮介氏によりデザインされた、「多様でありながら、ひとつ」という万博の理念を表す大阪・関西万博のシンボルとなる建築物です。このたび基本設計を踏まえ、万博開催時の姿をより具体的に表現したパース図を新規に作成しました。

 また、新たな会場配置図には、2022年5月30日に発表した民間パビリオンの出展場所を反映させたほか、会場内の「広場」等の名称を初めて記載しています。これらの名称は、自然の事物やこれまでに日本で開催された万博のコンセプト等から普遍的な価値に焦点を当て、世界が連携して守るべき大切なものをイメージして名付けられました。


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「リング外観」です。


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「リング外観」です。


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「リンググラウンドウォーク内観(昼景)」です。


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「リンググラウンドウォーク内観(夕景)」です。


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「リングスカイウォーク(昼景)」です。


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「リングスカイウォーク(夕景)」です。


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「会場配置図(2022年7月現在)」です。



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2022年7月14日 (木)

阪急京都線の南茨木駅に直結 地域と駅をつなぐ新たな商業施設 「南茨木阪急ビル」が2022年7月27日に全体竣工!

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-南茨木阪急ビル-

 「阪急電鉄」と「阪急阪神不動産」は、2018年6月18日の大阪府北部地震により大きく損傷した「南茨木阪急ビル」の建替を2019年4月から進めていましたが、「南茨木阪急ビル」が2022年7月27日にに全体竣工する運びとなりました。

 引用資料 阪急電鉄(PDF:2022/07/12)
 阪急京都線の南茨木駅に直結。地域と駅をつなぐ新たな商業施設 「南茨木阪急ビル」が7月27日に全体竣工します 〜コンビニエンスストア・飲食店舗等が8月1日より順次オープン〜

 まず、ビルと直結する南茨木駅(阪急京都線)への動線については、エレベーターと階段を先行して設置し、供用開始していますが、これに加えて、ビル内にエスカレーターを新たに設け、2022年7月28日から利用出来るようになりました。

 新しい「南茨木阪急ビル」はまちの新しい顔となることを目指していますが、その点を考慮して、外観のデザインについては、エスカレーター部分の壁面等をガラスカーテンウォールとし、駅に至る歩行空間がロータリーから見えるようにするなど、駅への動線を強調したものにしました。

 ビルには、地域住民に日常的に利用してもらえるようコンビニエンスストア、メディカルゾーン、飲食店舗が入居し、2022年8月1日より順次オープンすることになっています。

南茨木阪急ビルの概要
◆ 所在地-大阪府茨木市天王二丁目6番15号
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 敷地面積-約6,012㎡ ※駅舎部分を含む
◆ 延床面積-約1,588㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗、駅施設
◆ スケジュール
◇ 2019年04月10日-建替工事を開始(解体工事に着手)
◇ 2020年05月18日-新築工事に着手
◇ 2020年10月01日-エレベーターの供用を開始
◇ 2020年12月10日-階段の供用を開始
◇ 2022年07月27日-全体竣工
◇ 2022年07月28日-エスカレーターの供用を開始
◇ 2022年08月01日-以降 店舗が順次オープン


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「ビルの外観イメージ」です。


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「1階のフロアマップ」です。


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「2階のフロアマップ」です。


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「3階のフロアマップ」です。



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2022年7月13日 (水)

御堂筋の玄関口にランドマークビル 地上31階、高さ約149mの「淀屋橋駅東地区都市再生事業」 2022年7月8日に新築工事に着手!

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-淀屋橋駅東地区都市再生事業-
 「日本土地建物(現:中央日本土地建物)」と「京阪ホールディングス」は、淀屋橋駅東地区都市再生事業の都市計画案が、大阪市の都市計画審議会で、都市再生特別地区として可決されたことを発表しました。

 日本土地建物が所有する「日土地淀屋橋ビル」と京阪ホールディングスが所有する「京阪御堂筋ビル」を共同で、地上31階、地下3階、高さ149.205mの超高層ビルに建て替え、新たなランドマーク形成を目指します。

 現在は既存建物の解体工事が行われています。解体工事の工事名は「日土地淀屋橋ビル・京阪御堂筋ビル解体工事」で、「竹中工務店」の施工で行われています。解体工事の工期は、2020年10月10日~2022年4月30日(予定)となっています。

● 2022年7月8日に新築工事に着手!
 「中央日本土地建物」と「京阪ホールディングス」は、淀屋橋駅東地区都市再生事業について、2022年7月8日に新築工事に着手しました。竣工は、2025年5月の予定です。

 引用資料 中央日本土地建物(PDF:2022/07/12)
 御堂筋の玄関口に、高さ約150mのランドマークビル 「淀屋橋駅東地区都市再生事業」着工

淀屋橋駅東地区都市再生事業の概要
◆ 計画名-(仮称)淀屋橋プロジェクト
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜三丁目1番1他(地番)
◆ 交通-京阪電車・Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅直結
◆ 階数-地上31階、塔屋1階、地下3階
◆ 高さ-最高部149.205m
◆ 敷地面積-3,940.82㎡
◆ 建築面積-2,686.83㎡
◆ 延床面積-72,910.04㎡(容積対象面積62,978.99㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造・鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、物販店舗、飲食店舗、駐車場
◆ 建築主-中央日本土地建物、京阪ホールディングス、みずほ銀行
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者―竹中工務店
◆ 解体工事-2020年10月10日~2022年04月30日予定
◆ 着工-2022年07月08日
◆ 竣工-2025年05月予定
◆ 開業-2025年夏頃予定


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「完成イメージ」です。


Osakayodoyabashi220713_20220713061701
「完成イメージ(北西上空より)」です。


Osakayodoyabashi220714
「完成イメージ(北西角地上空より)」です。


Osakayodoyabashi220715
「完成イメージ(立体多目的広場)」です。


Osakayodoyabashi220716
「完成イメージ(VOID 空間内のリフレッシュスペース)」です。


Osakayodoyabashi220717
「完成イメージ(ビジネスラウンジ)」です。


Osakayodoyabashi220718
「完成イメージ(自然換気)」です。


Osakayodoyabashi220719
「完成イメージ(駅コンコース接続部)」です。


Osakayodoyabashi220720
「用途構成」です。


Osakayodoyabashi220721
「基準階平面計画」です。基準階面積約1,600㎡(約480坪)となっています。


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「位置図」です。


Osakayodoyabashi220421
「(仮称)淀屋橋プロジェクト」の建築計画のお知らせです。


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稼働していた頃の「日土地淀屋橋ビル」です。

日土地淀屋橋ビルの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜三丁目6-13
◆ 階数-地上9階、地下4階
◆ 敷地面積-約2,297㎡
◆ 延床面積-約26,228㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1961年07月


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稼働していた頃の「京阪御堂筋ビル」です。

京阪御堂筋ビル(旧:東京建物大阪ビル)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜三丁目7-12
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 延床面積-16,765.51㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 竣工-1985年04月30日



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2022年7月12日 (火)

「岡山城」をイメージした新たなランドマーク 地上17階、高さ約87mの 「岡山市新庁舎整備」 一般競争入札(総合評価方式・簡易型)を公告!

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-岡山市本庁舎等整備基本計画-

 「岡山市」の新庁舎は、「岡山城」をモチーフにしており、各階にひさしを設けて天守閣の屋根の重なり合いを表現しました。建物北側は城郭のような段々状の広場とし、イベントを開いて中心市街地のにぎわい創出にも活用します。建物内は危機管理部門や消防局などを集約するフロアを設け、災害時の連携を強化します。

 引用資料 岡山市・公式ホームページ
 岡山市新庁舎整備について

● 一般競争入札(総合評価方式・簡易型)を公告
 岡山市は、WTO対象の「岡山市新庁舎整備事業庁舎建築工事」の一般競争入札(総合評価方式・簡易型)を公告しました。参加申請は2022年8月10日まで、財政局財務部契約課管理係で受け付けます。

 建設通信新聞(2022/07/11)
 8月10日まで郵送受付/WTO岡山市新庁舎建築

岡山市本庁舎等整備の概要
◆ 所在地-岡山県岡山市北区大供一丁目1番1号 他
◆ 階数-地上17階(中2階を含む)、地下2階
◆ 高さ-最高部約87m
◆ 敷地面積-約13,960㎡
◆ 建築面積-約5,389㎡
◆ 延床面積-約56,318㎡(容積対象面積約48,126㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-杭基礎(GL-16m付近から出現する「粘土混じり砂礫層」を支持層とした杭基礎)
◆ 地震対策-ハイブリッド中間層免震構造(5階床下に免震層を設置)+制振構造
◆ 用途-市庁舎
◆ 建築主-岡山市
◆ 設計者-山下設計・丸川建築設計共同企業体
◆ 解体工事-2022年04月
◆ 着工-2022年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 供用開始-2026年度予定
◆ 事業費-約299億円


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「まちのシンボルとなる庁舎のイメージ(北方面から)」です。


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「庁舎イメージ(北西側から)」です。15階には「展望テラス」、6階には「屋上テラス」が設けられます。


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「外装計画」です。


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免震構造+制振構造
 大地震時に主要機械室や防災対策関係諸室の機能確保を図るため、「免震構造」を採用します。 多くの市⺠が利用する2階大屋根ひろばの周りに可動寸法が大きい免震用エキスパンションジョイント金物が 設置されることを回避し、大地震時の市⺠の安全を確保するため、免震層位置は「中間層」とします。

 5階床下に「免震層」を設け、免震層下部には制振ダンパーを配置した「ハイブリッド中間層免震構造」とし、免震層の上部・下部ともに地震時の安全性および建物の機能確保に配慮した計画とします。


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「防災計画断面イメージ」です。5階床下に「免震層」を設置します。 屋上には「ヘリポート」を設置します。


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「1階アプローチイメージ」です。


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「整備手順」です。


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「岡山市役所」の現在の本庁舎を北側から見た様子です(写真提供ヤマさん)。



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2022年7月11日 (月)

名古屋市 LifeSports-Our Own Park 2026年夏季アジア大会のメイン会場 観客席約30,000席の「瑞穂公園陸上競技場整備等事業」 

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-瑞穂公園陸上競技場整備等事業-
 「豊田スタジアム」と共に「名古屋グランパスエイト」のホームスタジアムである「瑞穂公園陸上競技場(パロマ瑞穂スタジアム)」は、施設の老朽化に伴い、建て替え工事が行われます。2026年4月の供用開始、2026年夏季アジア大会のメイン会場となる予定です。

 事業者(SPC)は「(代表企業)竹中工務店、(構成員)美津濃、日本管財、新東通信」です。設計者は「日本設計、竹中工務店、プレック研究所」、監理者は「日本設計、プレック研究所」、解体・撤去・建設は「竹中工務店」、維持管理は「日本管財、美津濃」、運営は「ミズノスポーツサービス、新東通信、名鉄協商」です。

 テーマは公園の多様な価値を再編集し、新しいスポーツの価値を共創・発信する公園「瑞穂ループ」です。陸上競技場とレクリエーション広場の8の字ループで、公園やまちなどのにぎわい創出を図ります。

 引用資料 名古屋市・公式HP(2022/07/01)
 瑞穂公園陸上競技場整備等事業の概要説明について

瑞穂公園陸上競技場整備等事業の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市瑞穂区山下通五丁目1
◆ 交通-名古屋市営地下鉄桜通線 「瑞穂運動場西」駅、名古屋市営地下鉄名城線 「瑞穂運動場東」駅
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 高さ-約31m
◆ 建築面積-約26,100㎡
◆ 延床面積-約63,500㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造 一部鉄骨造
◆ 用地-陸上競技場
◆ 観客席-約30,000席
◆ 建築主-株式会社瑞穂LOOP-PFI「(代表企業)竹中工務店、(構成員)美津濃、日本管財、新東通信」
◆ 設計者-日本設計、竹中工務店、プレック研究所
◆ 監理者-日本設計、プレック研究所
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2023年04月予定
◆ 竣工-2026年03月予定
◆ 供用開始-2026年04月予定


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「8の字ループを介して公園やまちとシームレスにつながり風景となる陸上競技場」です。


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「配置図」です。


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「約3万席の全席屋根付きの陸上競技場」です。


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「平常時は市民に開放され心地よいサードプレイスとなる陸上競技場コンコース」です。


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「これまでと同様に使用可能でイベント時は動線の中心となるレクリエーション広場」です。



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2022年7月10日 (日)

隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」 最大収容人数17,000人「愛知県新体育館整備・運営等事業」 2022年7月7日に起工式を挙行!

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-愛知県新体育館整備・運営等事業-

 現在の「愛知県体育館」は1964年に完成しました。愛知県を代表するアリーナですが、老朽化に加え、使い勝手の悪い動線など、国際大会の水準を満たしていません。愛知県は2026年夏季アジア大会などに向け、現在地から約800m北側への移転新築を検討してきました。

 愛知県は「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を、前田建設工業とNTTドコモが代表の8社コンソーシアム「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。

 構成企業は、「前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」の8社となっています。

 計画地は「名城公園北園」の一部で、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールで構成します。外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。建築面積約26,700㎡(現体育館の3.5倍)、延床面積約58,400㎡(現体育館の3.4倍)、最大収容人数17,000人(現体育館の2.3倍)で、国内だけでなく、世界最高クラスのアリーナへ生まれ変わります。

 愛知県 公式ホームページ
 愛知県新体育館整備・運営等事業について

● 2022年7月7日に起工式を挙行!
 「愛知県」は2022年7月7日に、名古屋市北区の名城公園内に建設する新体育館の起工式を挙行しました。現体育館は名古屋城近くにあるが老朽化していました。2025年夏に開館し、2026年夏季アジア競技大会の会場となる予定です。

 愛知県 公式ホームページ(2022/07/06)
 愛知県新体育館の起工式を開催します

愛知県新体育館整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市北区名城一丁目(名城公園北園の一部)
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-最高部約41m(現体育館の2.0倍)
◆ 敷地面積-約46,000㎡
◆ 建築面積-約26,700㎡(現体育館の3.5倍)
◆ 延床面積-約58,400㎡(現体育館の3.4倍)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 施設の構成-メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
◆ 最大収容人数-立ち見を含め17,000人(現体育館の2.3倍)
◆ コンソーシアム-Aichi Smart Arenaグループ(前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)
◆ 事業の範囲-統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務 等
◆ 設計・建設期間-2021年06月~2025年03月まで
◆ 維持管理・運営期間-2025年04月~2055年03月まで(30年間)
◆ オープン-2025年夏予定
◆ 落札額-199億9910万円(税込み)
◆ 建物の設計・建設費-396億円


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隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」

 外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。名古屋城の城跡に広がる名城公園の自然との一体感を創出し、歴史と風格を感じるデザインとなっています(引用:愛知県)。


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「メインエントランスの外観イメージ」です(引用:愛知県)。


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「メインエントランス」も、「隈研吾氏」のデザインによるものです(引用:愛知県)。


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コンサート開催時のイメージ

 コンサート開催時のイメージです。立ち見席を含め最大17,000人が収容できる計画となっています(引用:愛知県)。


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メインアリーナの内観イメージ

 メインアリーナの内観イメージです。バスケットボールの国際大会を想定したイメージとなります。観客席は15,000席確保できる計画です(引用:愛知県)。


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相撲開催時のイメージ

 相撲開催時のイメージです。観客席は11,000席確保できる計画となっています(引用:愛知県)。

 
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「計画地」です。「名古屋城」のすぐ北側の名城公園北園内です(引用:愛知県)。


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名古屋市総合体育館(日本ガイシホール)
 「日本ガイシホール」は、名古屋のアリーナツアーのメッカです。「愛知県新体育館」が完成すると勢力図が大きく変わりそうです。「日本ガイシホール」の正式名称は「名古屋市総合体育館」です。ネーミングライツ契約により、「日本ガイシホール」となっています。

 「帝人名古屋工場」の跡地に建設され、1987年7月19日に開館しました。収容人数は約10,000人(固定7,000席、仮設3,000席)で、規模的には「大阪城ホール」と「神戸ワールド記念ホール」の間くらいです。



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2022年7月 9日 (土)

JR西日本 地上32階、高さ約160mの「JR三ノ宮新駅ビル開発」 設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定!

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-JR三ノ宮新駅ビル開発-
 奈良市の近鉄大和西大寺駅周辺で、参院選の街頭演説中だった安倍晋三元首相が銃撃されて亡くなりました。昨夜は怒りと悲しみと喪失感であまり眠れませんでした。安倍晋三元首相のご冥福をお祈りいたします。

 本題に戻って、2021年10月5日に臨時会見があり、「神戸市、西日本旅客鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構の三者連携による協定締結 ~JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力~」が発表されました。

 「JR西日本(西日本旅客鉄道)、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、神戸市」は、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備の検討を進めています。新駅ビルにおいて、JR西日本グループ・UR都市機構との共同事業としての推進並びに開発方針の方向性がまとまりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/03/30)
 JR三ノ宮新駅ビル開発について

● 設計者・施工者を竹中工務店・大鉄工業JV
 「JR西日本」は、JR三ノ宮駅前に計画する新駅ビル開発について、設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定しました。現在は設計を進めており、2023年度の着工、2029年度の開業を目指しています。総事業費は約500億円です。

 建設通信新聞(2022/07/08)
 JR西日本/設計施工は竹中・大鉄JV/JR三ノ宮駅前10万㎡新駅ビル開発

JR三ノ宮新駅ビル開発の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目1-2
◆ 交通-JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮・花時計前」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス
◆ 客室数-約250室
◆ 建築主-JR西日本、UR都市機構
◆ 設計者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 施工者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 着工-2023年度予定
◆ 開業-2029年度予定
◆ 総事業費-約500億円


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ドレスを身にまとった優雅なデザイン
 「JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)」です。外観は「ドレスを身にまとった優雅なデザイン」を採用します。地下1階~地上10階が「商業施設」、12階~17階が「オフィス」、18階~30階が「ホテル」、31階が「レストラン」、12階に「屋上広場」を設置します。隣接する複合ビル「ミント神戸」側には約2,500㎡の上空デッキを整備します。

◆ 商業施設(店舗面積約19,000㎡)
 神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指します。

◆ ホテル(客室数約250室)
 上質で洗練された客室・ロビー空間を設えるとともに、食・アート・音楽イベントとの連動など、神戸ならではの多様な文化を体験できるホテルを目指します。

◆ オフィス(賃貸面積約6,000㎡)
 JR西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指します。

◆ 広場空間(駅前広場上空デッキ:面積約2,500㎡)
 駅前広場直上にデッキを整備することで、居心地の良い待合空間を形成するとともに、三宮クロススクエアと連動したエリアマネジメントの推進により恒常的なにぎわい創出を図ります。


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「JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ」です。


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「三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル外観」です。


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「駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)」です。



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2022年7月 8日 (金)

大分市の新たな拠点へ 大分市荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業 2022年7月4日に「安全祈願祭」を挙行!

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-荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業-

 大分市が実施した「荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業」の事業者公募における事業者選定を経て、「九州電力、東京建物、日本管財」の3社共同で設立した特定目的会社により事業を推進しています。

 「九州電力、東京建物、日本管財」は、大分市荷揚町小学校跡地の複合公共施設の着工にあたり、2022年7月4日、「安全祈願祭」を執り行いました。開業は2024年4月を予定しています。

 引用資料 九州電力(2022/07/04)
 「大分市荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業」建築着工 2024年4月開業予定 -安心・安全で魅力的なまちづくりへの貢献 大分市の新たな拠点へ-

 引用資料 大分市(2022/05/23)
 荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業 基本設計説明会を開催しました

 整備する複合公共施設は、大分市の災害対策本部や大分県内全域の119番通報を県下全消防本部と共同運用する消防指令センターのほか、大分中央公民館や府内こどもルームなどの市民コミュニティ機能により構成される、地域の安心・安全と憩いの場の創出に寄与する施設となります。

 また、地震対策として「中間免震構造」の採用など防災拠点としての優れた耐災害性能や事業継続性の確保に加えて、自然エネルギーの積極活用により、環境配慮型施設の指標である「CASBEE Sランク」及び「ZEB Ready」の認証取得を目指しており、大分市の脱炭素社会への取り組みや情報発信など、多面的な貢献が期待できる施設です。

 さらに、同一敷地内には、広場空間と飲食店・物販店を組み合わせた立体交流広場(民間施設)を整備します。これらの官民一体となった施設の整備・運営を通じて大分市の安心・安全で魅力的なまちづくりに貢献します。

荷揚町小学校跡地複合公共施設整備事業の概要
◆ 所在地-大分県大分市荷揚町32番ほか
◆ 交通-JR日豊本線・久大本線・豊肥本線「大分」駅
◆ 階数-(複合公共施設)地上7階、(立体駐車場棟)地上6階、(民間施設)地上2階
◆ 敷地面積-約9,900㎡
◆ 延床面積-(複合公共施設)約10,200㎡、(立体駐車場棟)約7,700㎡、(民間施設)約1,000㎡
◆ 構造-(複合公共施設)鉄骨造、(立体駐車場棟)鉄骨造、(民間施設)鉄骨造
◆ 地震対策-中間免震構造
◆ 建築主-大分荷揚リンクスクエア(九州電力、東京建物、日本管財の3社で共同設立)
◆ 設計者-久米・俊・大有 共同企業体(久米設計、俊設計、大有設計JV)
◆ 施工者-西松・梅林 建設共同企業体(西松建設、梅林建設JV)
◆ 着工-2022年07月04日(安全祈願祭)
◆ 竣工-2024年04月予定
◆ 開業-2024年04月予定


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「完成イメージ」です。


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各施設の名称です。


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「配置図」です。


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「事業対象地」です。「大分城」の西側、「大分市役所」の北側になります。



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2022年7月 7日 (木)

日本電産(Nidec) 京都府向日市の新拠点の名称を「ニデックパーク」に決定 「C棟」が2022年7月4日に竣工!

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-ニデックパークC棟-

 「日本電産」は、京都府向日市の新拠点の名称を「ニデックパーク」に決定しました。私は「ニデックシティ」という名称を予想していたので予想が外れました(笑)。

 また、2020年12月より建設を進めていた拠点の新社屋 「C棟」の建設工事が完了し、2022年7月4日に竣工式を実施しました。「日本電産」は 2023年4月1日に「ニデック」に社名変更します。

 引用資料 日本電産(2022/07/04)
 向日市新拠点の名称決定と新棟の竣工について

 「ニデックパーク」は、2030年度10兆円というグループ売上高目標の達成に向け、グループ企業間の連携を一層高めるための新拠点として計画を進めてきました。

 竣工したニデックパークC棟には、事業の規模拡大に伴い、「日本電産」の小型モータ事業本部の機能を移すとともに、「日本電産リード」の本社・研究開発機能及び「日本電産シンポ」の本社が入居します。更に、「ニデックパーク」では、A棟、B棟、第二本社の建設計画も2030年を目標に事業環境を見極めながら、順次進めていきます。

ニデックパークC棟の概要
◆ 所在地-京都府向日市森本町東ノ口1番地1
◆ 交通-JR京都線「向日」駅より徒歩10分
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 高さ-建物高さ51m
◆ 敷地面積-32,011.92㎡
◆ 建築面積-8,318.51㎡
◆ 延床面積-48,571.58㎡
◆ 用途-オフィス
◆ 人員規模-最大1,500名
◆ 建築主-日本電産
◆ 基本構想・設計監修-都市居住文化研究所
◆ CM・設計監修-安井建築設計事務所
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2020年12月04日(起工式)
◆ 竣工-2022年07月04日
◆ 操業開始-2022年07月19日


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ニデックパーク
 
 「日本電産」は、本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約60,000㎡を取得し、第二本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表しています。

 引用資料 日本電産(PDF:2019/01/08)
 日本電産グループ新拠点の建設構想について

 現本社を含めて一帯で最大5,000人が働く見込みで、総投資額は約2,000億円、関西でも屈指の規模となる企業拠点が整備されます。新設される予定のJR向日町駅の東口は、「日本電産」の新拠点の玄関口になります。

新拠点概要
◆ 所在地-京都府向日市森本町
◆ 敷地面積-約60,000㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約154,700㎡(施設全体)
◆ 投資予定額-土地・建物、設備等 総額約2,000億円

竣工時期(予定)
◆ 第一期-2022年07月04日(C棟)
◆ 第二期-2025年~2026年予定
◆ 第三期-2030年予定


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日本電産

 
「日本電産」の本社は、京都市南区久世殿城町338番地にあります。世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型モーターまで展開しています。現在はEV向けなど車載用を主柱に育成中です。

 「日本電産」は、2023年4月1日付で社名を「ニデック」に変更すると発表しましています。創業50周年を迎えるのに合わせて、海外などで広く浸透している製品ブランド名の「Nidec」と統一し、世界的な企業としてグループの統一感を高めます。

日本電産の連結決算(売上高/営業利益)
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1999年3月       132,594百万円     16,221百万円
2000年3月       138,504百万円     14,425百万円
-----------------------------------------
2001年3月       249,238百万円     16,033百万円
2002年3月       281,069百万円     16,206百万円
2003年3月       298,641百万円     22,861百万円
2004年3月       329,003百万円     31,078百万円
2005年3月       485,861百万円     53,665百万円
2006年3月       536,851百万円     53,426百万円
2007年3月       629,667百万円     64,009百万円
2008年3月       742,126百万円     76,833百万円
2009年3月       613,458百万円     51,806百万円
2010年3月       587,459百万円     78,342百万円
-----------------------------------------
2011年3月       688,530百万円     90,527百万円
2012年3月       682,320百万円     73,070百万円
2013年3月       709,270百万円     17,627百万円
2014年3月       875,109百万円     85,068百万円
2015年3月    1,028,385百万円    111,218百万円
2016年3月    1,178,290百万円    124,538百万円
2017年3月    1,191,311百万円    140,331百万円
2018年3月    1,488,090百万円    167,637百万円
2019年3月    1,518,320百万円    138,620百万円
2020年3月    1,534,800百万円    110,326百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,618,064百万円   160,011百万円
2022年3月    1,918,174百万円   171,487百万円

2023年3月期予想
2023年3月    2,100,000百万円   210,000百万円(会)
2023年3月    2,118,700百万円   215,792百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。 



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2022年7月 6日 (水)

元新道小学校跡地活用 京都にシンガポール発ラグジュアリーホテル「カペラ」日本初進出 ホテル名称は「カペラ京都」に決定!

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-元新道小学校跡地活用-
 京都市では、市民の貴重な財産である学校跡地の有効活用に向け、民間等の事業者から長期にわたり学校跡地を全面的に活用する事業の提案を広く募集しています。

 元新道小学校跡地について、地域からの要望を踏まえ、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」としての活用に向け、契約候補事業者を選定するためのプロポーザルを実施しました。選定委員会における審査を経て、「NTT都市開発」が契約候補事業者に選定されました。

 「NTT都市開発」の提案は、元新道小学校敷地及び隣接する宮川町歌舞練場敷地に、宿泊施設、地域施設、宮川町歌舞練場等の施設を整備するとともに、東西の新しい歩行者導線を設け、回遊性のある一体的なまちづくりを推進するものであり、事業計画を市民生活の豊かさと地域の活性化、さらには文化の継承・創造につなげるなど、市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市の実現に寄与するものと期待されます。

 さらに、課題である「宮川町歌舞練場」の老朽化に対応する建て替えや、宿泊施設と宮川町歌舞練場の新たな連携による取組等が計画されており、花街文化の発展と新たな賑わいづくりに資することが期待できます。

● ラグジュアリーホテル「カペラ」日本初進出!
 「NTT都市開発」は、京都市東山区で開発を進めている「元新道小学校跡地活用計画」について、カペラホテルグループとホテル運営委託契約を締結し、ホテルブランドを「カペラホテルズ&リゾーツ」、ホテル名称を「カペラ京都」に決定しました。カペラホテルグループは日本初進出となり、「カペラ京都」は2025年夏の開業を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2022/07/05)
 京都にシンガポール発ラグジュアリーホテル「カペラ」日本初進出 、ホテル名称は「カペラ京都」に決定

 上記の「NTT都市開発」のリリースでは、 ”カペラホテルグループは日本初進出” となっていますが、大阪城公園の南側に、カペラホテルグループの新ブランド「パティナ」の進出が決定しています。

カペラ京都の概要
◆ 所在地-京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130番、125番1、京都府京都市東山区新道通団栗下る二丁目下柳町165番
◆ 交通-京阪本線「祇園四条」駅徒歩4分、阪急電鉄京都線「京都河原町」駅徒歩8分
◆ 階数-地上4階、地下2階(一部地域施設を含む)
◆ 高さ-建築物14.9m
◆ 敷地面積-4,014.15㎡(一部地域施設を含む)
◆ 延床面積-約15,729㎡(地域施設218㎡を含む)
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-92室(予定)
◆ 事業主-NTT都市開発
◆ 開業-2025年夏予定


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「ホテル外観パース」です。


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「ブランドロゴ」です。


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「ホテルエントランスパース」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2022年7月 5日 (火)

パナソニック工場(南門真地区)跡地 三井ショッピングパーク ららぽーと門真 & 三井アウトレットパーク 大阪門真 2023年春に開業予定! 

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-パナソニック工場跡地-
 京阪本線の「門真市駅」から、大阪モノレール(大阪中央環状線)沿いに南へ少し行った門真市松生町に、かつて「パナソニック」の「南門真地区」と呼ばれ、カラーテレビやオーディオといったAV機器の本部、研究開発、工場が置かれた拠点がありました

 「パナソニック」は、経営効率化の一環として、敷地面積166,772.10㎡の広大な「南門真地区」を閉鎖して、「三井不動産」に売却しました。解体工事が行われ、敷地は「A敷地、B敷地、C敷地、D敷地」に分割され、A敷地には「(仮称)ららぽーと門真」、B敷地には「共同住宅」、C敷地には「(仮称)コストコホールセール門真倉庫店」、D敷地には「事務所」が建設される予定です。

 2021年10月4日に商業施設街区の「(仮称)門真市松生町商業施設計画」の起工式を執り行いました。商業施設の開業は2023年春を予定しています。

● 2ブランド複合型の大型商業施設!
 「三井不動産」は、大阪府門真市松生町で推進中の「(仮称)大阪府門真市松生町商業施設計画」を、初となる「三井ショッピングパーク ららぽーと」と「三井アウトレットパーク」の両ブランド複合型の大型商業施設とすることを決定しました。

 引用資料 三井不動産(2022/07/04)
 「(仮称)大阪府門真市松生町商業施設計画」 初の「三井ショッピングパーク ららぽーと」「三井アウトレットパーク」複合型商業施設に決定 2023年春開業予定 三井アウトレットパーク 大阪鶴見は2023年3月12日をもって閉館し、「三井アウトレットパーク 大阪門真」として拡張移転

 施設名称を「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」、「三井アウトレットパーク 大阪門真」として、2023年春の開業を予定しています。なお、当施設の開業に伴い、1995年3月に開業した「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」は2023年3月12日に閉館し、「三井アウトレットパーク 大阪門真」として新たに生まれ変わります。

(仮称)門真市松生町商業施設計画の概要
◆ 施設名称-三井ショッピングパーク ららぽーと門真、三井アウトレットパーク 大阪門真
◆ 所在地-大阪府門真市松生町204番3他
◆ 交通-京阪本線・大阪モノレール線「門真市」駅徒歩約8分 *将来的には大阪モノレールの新駅に直結予定
◆ 階数-(店舗棟)地上4階、地下0階、(立体駐車場棟)6層7段×2棟
◆ 敷地面積-約116,700㎡
◆ 延床面積-約196,800㎡(店舗面積約66,300㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設、駐車場等
◆ 店舗数-約250店舗(ららぽーと門真約150店舗、MOP大阪門真約100店舗)
◆ 駐車台数-約4,300台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 基本設計-石本建築事務所
◆ 実施設計・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-(店舗棟)竹中工務店、(立体駐車場棟)綿半ソリューションズ
◆ 着工-2021年10月04日(起工式)
◆ 竣工・開業-2023年春予定


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「ららぽーと門真(1階) 内観 CG」です。

● 三井ショッピングパーク ららぽーと門真
 「三井ショッピングパーク ららぽーと門真」は、主に1階・3階に配される約150店舗から構成されます。食やエンターテインメント施設などが集結し、ファミリー層からシニア・ヤング層まで幅広い世代が楽しめます。

 また、食べ歩きも楽しめる大阪らしい賑わいあふれる飲食空間のほか、エントランス広場やセンターコートなどにはイベントスペースを整備し、様々なイベントを実施できるよう計画中です。


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「MOP大阪門真(2階) 内観 CG」です。

● 三井アウトレットパーク 大阪門真
 主に2階に配される「三井アウトレットパーク 大阪門真」は、約100店舗を予定しています。インターナショナルブランドから国内ブランドまで多彩なショップを揃え、ブランドショッピングをより身近に楽しめる空間です。新しい出会いや喜びに満ちた非日常体験を届けます。


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「フロアイメージ図」です。


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「建物配置図」です。


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「位置図(狭域図)」です。京阪本線・大阪モノレール線「門真市」駅徒歩約8分ですが、将来的には延伸される大阪モノレールの「新駅」と直結する予定です。


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「位置図(広域図)」です。

● 三井アウトレットパーク 大阪鶴見は閉館
 商圏が被るので、1995年3月に開業した「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」は2023年3月12日に閉館します。「三井アウトレットパーク 大阪鶴見」は、店舗数約70店舗なので、実質的には店舗数約100店舗となる「三井アウトレットパーク 大阪門真」への拡張移転です。



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2022年7月 4日 (月)

梅小路京都西駅」の近くに食のテーマパークが誕生! 京都市中央市場 新青果棟整備基本設計 延床面積約83,800㎡、概算工事費約300億円!

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-京都市中央卸売市場第一市場-

 「京都市中央卸売市場第一市場」は、日本初の中央卸売市場として昭和2年(1927年)に開設した第一市場は、永きにわたって、京都市民の食生活や世界に誇る「京の食文化」を支えててきました。

 しかしながら、主要建築物の施設の老朽化が進む中、物流の高度化や更なる安全・安心の確保など、今日求められる社会的なニーズに十分に応えられていない状況にあります。

 このため、京都市中央市場が、将来にわたって、生産者に選ばれ続け、市民に安全・安心な生鮮食料品等を安定的に提供するとともに、国内外の人々に「京の食文化」の魅力を広く発信できるよう、2015年3月に「京都市中央市場施設整備基本計画」を策定し、これまで再整備に向けた取組を進めてきました。第一弾として「水産棟」の再整備が行われています。2021年9月22日に「新水産棟Ⅰ期エリア(鮮魚部門)」がオープンしました。

● 新青果棟整備基本設計
 第二弾として「青果棟」の再整備が行われる予定です。この度、新青果棟整備基本設計について取りまとめました。基本設計受託者は「安井建築設計事務所」で、「新青果棟整備基本設計」の概要は、建築面積約28,200㎡、延床面積約83,800㎡、概算工事費は約300億円を見込んでいます。

 引用資料 京都市情報館(2022/06/30)
 京都市中央市場 新青果棟整備基本設計について

新青果棟整備基本設計の概要
◆ 所在地-京都市下京区朱雀分木町
◆ 所在地-JR嵯峨野線「丹波口」駅、JR嵯峨野線「梅小路京都西」駅
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-約25.5m
◆ 建築面積-約28,200㎡
◆ 延床面積-約83,800㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-卸売市場
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2025年度予定(第一期工事完了)、2028年度予定(第二期工事完了)


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「エントランスホール」です。


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「新青果棟の主な特徴」です。


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「配置図」です。


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「位置図」です。


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JR山陰本線(嵯峨野線)の「丹波口駅」のホームから見た再整備が行われている「京都市中央卸売市場第一市場」です。


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丹波口駅(JR山陰本線)

 「京都市中央卸売市場第一市場」は、南北に非常に長いので、JR山陰本線(嵯峨野線)の「丹波口駅」が北の玄関口になります。



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2022年7月 3日 (日)

淀屋橋駅直結のランドマークビル 地上28階、高さ約135mの「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」 2022年7月1日の解体状況

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-淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事-
 大阪市は、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の大阪都市計画第一種市街地再開発事業を決定しています。地上28階、高さ約135m、延床面積約130,000㎡の超高層ビルが建設される予定です。

 「淀屋橋駅西地区市街地再開発組合」は、大阪市中央区北浜四丁目で事業を推進する「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」において、2020年7月17日に市街地再開発組合の設立認可を受け、2020年8月6日に総会を開催し、組合を設立しました。

 引用資料 大和ハウス工業(PDF:2020/08/06)
 『淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業』市街地再開発組合設立のお知らせ

 市街地再開発事業の施行により敷地及び建物を共同化し、大阪の国際競争力の強化に資するハイグレードなオフィスを整備するとともに、低層部には御堂筋の上質なにぎわいを創出する商業機能の導入や、水辺の新たなにぎわいを創出する環境整備を行い、環境負荷低減や防災性の向上に資する建物を整備します。

 「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」には、「大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発」が地権者かつ参加組合員として参画しており、今後も引き続き再開発組合とともに事業を推進していきます。

淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜四丁目1番他
◆ 階数-地上28階、地下2階
◆ 高さ-最高限度135m
◆ 施行区域面積-約17,000㎡
◆ 敷地面積-約7,200㎡
◆ 建築面積-約4,700㎡
◆ 延床面積-約131,800㎡
◆ 容積対象面積-約115,200㎡(容積率約1,600%)
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場等
◆ 事業施行者-淀屋橋駅西地区市街地再開発組合(参加組合員 大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発)
◆ 着工-2021年予定
◆ 竣工-2025年予定
◆ 概算事業費-約668億円


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中之島を一望できる新たなVIEW SPOT
 御堂筋に面した高さ50mの基壇部屋上階(地上11階)に、一般の人も利用できる眺望空間(基壇部屋上庭園、カフェラウンジ等)を整備し、中之島を一望できる新たなVIEW SPOTを創出します(引用:大和ハウス工業)。


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「御堂筋沿道のイメージ」です(引用:大和ハウス工業)。


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「説明図2」です。高さの最高限度は135mです(引用:大阪市)。


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「説明図2」です。容積率の最高限度は、1,600%です(引用:大阪市)。


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「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の予定地の2022年7月1日の解体状況です。「解体が一気に進んでいてビックリした!」と友人がメールで送って来ました。


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東側部分の地上躯体が姿を消して、南側の「淀屋橋odona」が直接見えるようになりました。


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西側部分の「住友生命淀屋橋ビル」は、地上躯体の解体を行っています。


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稼働していた頃の「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の予定地を北東側から見た様子です。



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2022年7月 2日 (土)

三井アウトレットパーク マリンピア神戸 施設建替え拡張に伴い2023年1月15日(日)に一時閉館!

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-三井アウトレットパーク マリンピア神戸-

 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」は、「明石海峡大橋」が西側に一望できる垂水区の埋め立て地に「マリンピア神戸ポルトバザール」として1999年7月30日にオープンしました。

 2006年4月には「アネックス(ANNEX)」がオープン、2008年4月には名称を「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」に変更、2009年3月には「Factory Outlets Central(ファクトリー アウトレッツ セントラル)」がオープンしました。

● 施設建替え拡張に伴い一時閉館!
 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」は、2023年1月15日(日)をもって一時閉館します。今回の一時閉館は、隣接地も含めた施設の一体的な建替え計画に伴うものです。建替えスケジュールおよび新施設の詳細にいては、別途報告します。

 引用資料 三井不動産(PDF:2022/06/30)
 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」 施設建替え拡張に伴い2023年1月15日(日)に一時閉館

三井アウトレットパーク マリンピア神戸の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市垂水区海岸通り12-2
◆ 交通-JR神戸線「垂水」駅から徒歩9分、山陽電鉄「山陽垂水」駅から徒歩9分
◆ 階数-地上2階(一部地上3階)、地下0階
◆ 敷地面積-約78,400㎡
◆ 延床面積-約36,100㎡
◆ 店舗面積-約22,800㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-アウトレットモール
◆ 店舗数-約130店舗
◆ 駐車台数-約2,400台
◆ 建築主-三井不動産
◆ 設計者-三井住友建設
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 開業-1999年07月30日
◆ 一時閉館-2023年01月15日予定


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「位置図 」です。


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マリンピア神戸土地活用事業

 マリンピア神戸は、「人と海と魚のふれあいの場」をテーマに、市街地に接した美しいウォーターフロントを形成して、快適な都市環境と都市活力を創出し、新しい都市型漁業を展開して、市民に新鮮で美味しい魚を供給するとともに、海の香り高い、憩いと安らぎの場を提供することを目的として整備されました。

 マリンピア神戸のさらなる充実を図るため、「マリンピア神戸土地活用事業」として、未利用地約2ha(正確には20,957.31㎡)の活用事業を実施します。「マリンピア神戸」のさらなる充実を図るため、外部有識者で構成するマリンピア神戸土地活用事業者選考委員会において、事業計画等の提案内容について審査を行い、その結果を基に優先交渉権者を決定しました。

 引用資料 神戸市・公式HP(2021/11/26)
 マリンピア神戸土地活用事業 優先交渉権者の決定


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「マリンピア神戸土地活用事業 提案の概要」です。



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2022年7月 1日 (金)

天神ビッグバン 福岡都心部2棟目の高さ100m超 地上24階、高さ約113mの「(仮称)住友生命福岡ビル・西通りビジネスセンター建替計画」

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-天神西通りビジネスセンター・住友生命福岡ビル-

 「住友生命保険」と「福岡地所」は福岡市中央区天神二丁目にあるビル2棟の一体的な建て替えに向け、「住友生命福岡ビル・天神西通りビジネスセンター解体・除却工事」に竹中工務店の施工で着手しました。解体工事の工事期間は、2021年12月1日~2022年12月31日(予定)す。

 「住友生命福岡ビル」は、1969年に完成、鉄筋鉄骨コンクリート造、地上8階、地下2階、延床面積約12,000㎡、敷地面積約1,500㎡です。 福岡地所が所有する「天神西通りビジネスセンター」は、1978年に完成、鉄筋鉄骨コンクリート造、地上10階、地下2階、延床面積約10,400㎡、敷地面積約1,340㎡です。

 新ビルは、(住友生命福岡ビル約1,500㎡+天神西通りビジネスセンター約1,340㎡)×容積率1,300%=容積対象面積約36,920㎡までのビルが建設可能です。容積対象外面積も含めると40,000㎡超の大型ビルが建設可能です。

● 地上24階、高さ約113mの超高層ビルを建設!
 「住友友生命保険、福岡地所」は、福岡県福岡市中央区天神二丁目南ブロックにおいて計画中の「(仮称)住友生命福岡ビル・西通りビジネスセンター建替計画」に関し、福岡市から「天神ビッグバンボーナス」の適用を受けました。

 引用資料 住友生命保険(PDF:2022/06/30)
 「(仮称)住友生命福岡ビル・西通りビジネスセンター建替計画」の概要について

 概要は、地上24階、塔屋2階、地下2階、高さ約113m、延床面積約42,000㎡と大規模な超高層オフィスビルになります。福岡都心部(天神地区、博多駅周辺)では、地上25階、地下1階、高さ約111mの「福岡大名ガーデンシティ」に続く、2棟目の高さ100m超の超高層ビルとなる予定です。

再開発ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)住友生命福岡ビル・西通りビジネスセンター建替計画
◆ 所在地- 福岡県福岡市中央区天神二丁目148,149,150,155,156,157番
◆ 階数-地上24階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-建物高さ約113m
◆ 敷地面積-約2,820㎡
◆ 建築面積-約1,890㎡
◆ 延床面積-約42,000㎡
◆ 用途-オフィス、店舗、駐車場
◆ 建築主-住友生命保険、福岡地所
◆ 設計者-日建設計、竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 竣工-2025年05月予定


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「北側夕景イメージ」です(引用:住友友生命保険)。


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「明治通り沿いエントランスイメージ」です(引用:住友友生命保険)


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「西側コーナーパークイメージ」です。街区南西側の「Gビル天神西通り01」が食い込んでします。「Gビル天神西通り01」の敷地も含まれると理想的な敷地形状になったので残念です。当たり前ですが、利害が絡む再開発はビルヲタの思い通りにはなりません・・・(引用:住友友生命保険)


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「位置図」です(引用:住友友生命保険)。


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天神二丁目南ブロック明治通り沿道地区
 「天神二丁目南ブロック明治通り沿道地区」において、 地区整備計画(原案)について合意形成が図られたことから、地区計画の変更(内容の追加)手続きを進めています(引用:資料福岡市)。 


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「天神二丁目南ブロック明治通り沿道地区」は、東西に細長い区域面積約1.1haです。すでに東端の「ヒューリック福岡ビル」の建て替えが決定しています。新たに西側の「天神西通りビジネスセンター」と「住友生命福岡ビル」の建て替えが決まりました(引用:資料福岡市)。 

● 容積率の最高限度1,300%に!
 建築物の容積率は900%ですが、 まちづくりの取り組みに応じて最大400%を加算し,最高限度1,300%(現指定容積率700%)となります。加算容積率大400%の内訳は、まちづくりの取り組み内容に応じて最大350%、天神ビッグバンボーナス認定を受けた場合50%となります。


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(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画
 不動産大手の「ヒューリック」は、所有する福岡市・天神のオフィスビル「ヒューリック福岡ビル」を、高級ホテルを核とした大型複合商業ビルに建て替えることを明らかにしていました。

 明治通り沿いのオフィスビル「ヒューリック福岡ビル」は、地上9階、地下2階、高さ約31m、竣工は1960年1月とすでに築60年以上が経過しています。ホテルのブランドは、「ヒューリック」が展開する高級路線の宿泊主体型直営ホテルブランド「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」になる見通しです。

● 「天神ビッグバンボーナス」の認定!
 「ヒューリック」は、天神2丁目南ブロック(明治通り沿道)において計画中の「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」に関して、「天神ビッグバンボーナス」の認定を受けました。

 引用資料 ヒューリック(PDF:2021/10/01)
 ~福岡「天神」地区に新たなランドマークとなる複合施設を創造~「(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画」の概要について

 地下2階~地上2階が「商業施設」、地上3階~8階が「オフィス」、地上10階~19階が「THE GATE HOTEL(ザ・ゲートホテル)」となります。地下鉄天神駅直結の地下に広場も設けます。

(仮称)ヒューリック福岡ビル建替計画の概要
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神二丁目8番49号
◆ 階数-地上19階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-建物高さ約92m
◆ 敷地面積-約1,450㎡
◆ 延床面積-約20,700㎡
◆ 用途-ホテル、オフィス、商業等
◆ 建築主-ヒューリック
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 竣工-2024年09月予定


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「位置図」です。「天神二丁目南ブロック明治通り沿道地区」の東端に位置します(引用:ヒューリック)。



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