隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」 最大収容人数17,000人「愛知県新体育館整備・運営等事業」 2022年7月7日に起工式を挙行!
-愛知県新体育館整備・運営等事業-
現在の「愛知県体育館」は1964年に完成しました。愛知県を代表するアリーナですが、老朽化に加え、使い勝手の悪い動線など、国際大会の水準を満たしていません。愛知県は2026年夏季アジア大会などに向け、現在地から約800m北側への移転新築を検討してきました。
愛知県は「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を、前田建設工業とNTTドコモが代表の8社コンソーシアム「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。
構成企業は、「前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」の8社となっています。
計画地は「名城公園北園」の一部で、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールで構成します。外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。建築面積約26,700㎡(現体育館の3.5倍)、延床面積約58,400㎡(現体育館の3.4倍)、最大収容人数17,000人(現体育館の2.3倍)で、国内だけでなく、世界最高クラスのアリーナへ生まれ変わります。
愛知県 公式ホームページ
愛知県新体育館整備・運営等事業について
● 2022年7月7日に起工式を挙行!
「愛知県」は2022年7月7日に、名古屋市北区の名城公園内に建設する新体育館の起工式を挙行しました。現体育館は名古屋城近くにあるが老朽化していました。2025年夏に開館し、2026年夏季アジア競技大会の会場となる予定です。
愛知県 公式ホームページ(2022/07/06)
愛知県新体育館の起工式を開催します
愛知県新体育館整備・運営等事業の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市北区名城一丁目(名城公園北園の一部)
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-最高部約41m(現体育館の2.0倍)
◆ 敷地面積-約46,000㎡
◆ 建築面積-約26,700㎡(現体育館の3.5倍)
◆ 延床面積-約58,400㎡(現体育館の3.4倍)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 施設の構成-メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
◆ 最大収容人数-立ち見を含め17,000人(現体育館の2.3倍)
◆ コンソーシアム-Aichi Smart Arenaグループ(前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)
◆ 事業の範囲-統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務 等
◆ 設計・建設期間-2021年06月~2025年03月まで
◆ 維持管理・運営期間-2025年04月~2055年03月まで(30年間)
◆ オープン-2025年夏予定
◆ 落札額-199億9910万円(税込み)
◆ 建物の設計・建設費-396億円
隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」
外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。名古屋城の城跡に広がる名城公園の自然との一体感を創出し、歴史と風格を感じるデザインとなっています(引用:愛知県)。
「メインエントランスの外観イメージ」です(引用:愛知県)。
「メインエントランス」も、「隈研吾氏」のデザインによるものです(引用:愛知県)。
コンサート開催時のイメージ
コンサート開催時のイメージです。立ち見席を含め最大17,000人が収容できる計画となっています(引用:愛知県)。
メインアリーナの内観イメージ
メインアリーナの内観イメージです。バスケットボールの国際大会を想定したイメージとなります。観客席は15,000席確保できる計画です(引用:愛知県)。
相撲開催時のイメージ
相撲開催時のイメージです。観客席は11,000席確保できる計画となっています(引用:愛知県)。
「計画地」です。「名古屋城」のすぐ北側の名城公園北園内です(引用:愛知県)。
名古屋市総合体育館(日本ガイシホール)
「日本ガイシホール」は、名古屋のアリーナツアーのメッカです。「愛知県新体育館」が完成すると勢力図が大きく変わりそうです。「日本ガイシホール」の正式名称は「名古屋市総合体育館」です。ネーミングライツ契約により、「日本ガイシホール」となっています。
「帝人名古屋工場」の跡地に建設され、1987年7月19日に開館しました。収容人数は約10,000人(固定7,000席、仮設3,000席)で、規模的には「大阪城ホール」と「神戸ワールド記念ホール」の間くらいです。
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