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2022年8月 9日 (火)

京都の時代がやってきた! 京都のハイテク企業十傑(10社)を紹介 2023年3月期も好業績を予想 「日本電産、京セラ」は売上高2兆円突破?

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-京都のハイテク企業十傑(10社)-

 京都市が8月2日に財政破綻の危機を「回避」と発表しましたが、まだまだ綱渡りの状態は続きます。危機的な財政状態により「電線類地中化」の遅れなどの弊害が出てきています。

 京都市の財政状況は火の車ですが、それ以外は追い風が吹いています。知名度の高い「神社仏閣」の集積、「京都大学」を初めとする有力大学の集積などは従来からの強みですが、新たに世界的な「超高級ホテル」の集積が追加されました。開業予定を含めると日本では東京に次ぐ「超高級ホテル」の集積地になります。

 京都のハイテク企業の業績も好調です。かつては京都のハイテク企業は、業績が好調でも規模が小さかったですが、2023年3月期には「日本電産」と「京セラ」が売上高2兆円を突破する可能性が高いです。更に、今後は売上高5,000億円を突破する企業が続々と出てくると思います。元々、京都のハイテク企業は、高い技術力を背景に利益率が高いのが特徴ですが、それに売上高が加われば「鬼に金棒」です。

 京都のハイテク企業は、東京に本社を移転しません。市場のほとんどが海外のため移転するメリットが少ないのと「京都大学」など優秀な学生を確保しやすいためだと言われています。

 今回「京都のハイテク企業十傑(10社)」を選びました。単純に売上高順ですが、いずれの企業も高い技術力を誇っています。「京都のハイテク企業十傑(10社)」が成長すると京都経済に大きなプラスの影響が出てきます。 

京都ハイテク企業売上ランキング(2023年3月期予想)
01 日本電産 2,100,000百万円(210,000百万円) 
02 京セラ 2,000,000百万円(174,000百万円)
03 村田製作所 1,930,000百万円(440,000百万円)
04 任天堂 1,600,000百万円(500,000百万円)
05 オムロン 850,000百万円(93,000百万円)
06 GSユアサ 520,000百万円(28,000百万円)
07 ローム 510,000百万円(76,000百万円)
08 村田機械 464,000百万円(67,900百万円)
09 SCREEN 460,000百万円(74,500百万円)
10 島津製作所 455,000百万円(68,000百万円)

京都ハイテク企業売上ランキング(2022年3月期)
01 日本電産 1,918,174百万円(171,487百万円) 
02 京セラ 1,838,938百万円(148,910百万円)
03 村田製作所 1,812,521百万円(424,060百万円)
04 任天堂 1,695,344百万円(592,760百万円)
05 オムロン 762,927百万円(89,316百万円)
06 ローム 452,124百万円(71,479百万円)
07 GSユアサ 432,133百万円(22,664百万円)
08 島津製作所 428,175百万円(63,806百万円)
09 SCREEN 411,865百万円(61,273百万円)
10 村田機械 391,826百万円(60,435百万円)

(備考) カッコ内は営業利益です。


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1位 日本電産(東証プライム上場)

 
「日本電産」の本社は、京都府京都市南区久世殿城町338番地にあります。モーター世界大手です。精密小型から産業用など中大型シフトしています。EV向けなど車載用を主柱に育成中です。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-2,100,000百万円(210,000百万円)
2022年3月期-1,918,174百万円(171,487百万円)


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2位 京セラ(東証プライム上場)

 「京セラ」の本社は、京都府京都市伏見区竹田鳥羽殿町6番地にあります。コンデンサーなど電子部品大手です。太陽電池モジュール、通信機器、複写機など多角化経営を行っています。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-2,000,000百万円(174,000百万円)
2022年3月期-1,838,938百万円(148,910百万円)


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3位 村田製作所(東証プライム上場)

 「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。高い技術力を背景に驚異的な利益率を誇っています。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-1,930,000百万円(440,000百万円)
2022年3月期-1,812,521百万円(424,060百万円)


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4位 任天堂(東証プライム上場)
 
「任天堂」の本社は、京都府京都市南区上鳥羽鉾立町11番地1にあります。ゲーム機ハード・ソフトで総合首位、海外シェア高いです。もはや説明の必要も無い誰もが知っている超有名企業です。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-1,600,000百万円(500,000百万円)
2022年3月期-1,695,344百万円(592,760百万円)


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5位 オムロン(東証プライム上場)
 
「オムロン」の本社は、京都駅近くの京都府京都市下京区塩小路通堀川東入にあります。稼ぎ頭は制御機器で、リレー等電子部品やヘルスケアも展開しています。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-850,000百万円(93,000百万円)
2022年3月期-762,927百万円(89,316百万円)


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6位 ジーエス・ユアサコーポレーション(東証プライム上場)
 「ジーエス・ユアサコーポレーション」の本社は、JR京都線(東海道本線)の「西大路駅」より徒歩7分の京都府京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地にあります。

 「ジーエス・ユアサコーポレーション」は、「旧:日本電池(GS)」と「旧:ユアサコーポレーション(YUASA)」が2004年4月に経営統合して誕生しました。車載用鉛電池、産業用電池電源が主力です。鉛蓄電池で世界2位、リチウムイオン電池の育成注力中です。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-520,000百万円(28,000百万円)
2022年3月期-432,133百万円(22,664百万円)


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7位 ローム(東証プライム上場)
 
「ローム」の本社は、京都府京都市右京区西院溝崎町21にあります。カスタムLSI、ダイオードなど半導体素子や抵抗器などが有力です。近年は「炭化ケイ素(SiC)パワー半導体」に注力しています。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-510,000百万円(76,000百万円)
2022年3月期-452,124百万円(71,479百万円)


Kyotokyoto220812
8位 村田機械(未上場)
 「村田機械」の本社は、京都府京都市伏見区竹田向代町136にあります。ブランド名は「Muratec(ムラテック)」です。「村田製作所」とは資本・人材を含めて関連性はありません。ちなみに「村田機械」は未上場です。

 繊維機械、工作機械などの産業機械やデジタル複合機等の情報機器の他、自動倉庫や無人搬送システムを中核としたFAシステムやロジスティクスシステム、その中でも半導体工場向けのクリーンルーム対応FAシステムが急成長しています。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-464,000百万円(67,900百万円)
2022年3月期-391,826百万円(60,435百万円)


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9位 SCREENホールディングス(東証プライム上場)
 「SCREENホールディングス(旧:大日本スクリーン製造)」の本社は、京都府京都市上京区堀川通寺之内上る四丁目天神北町1番地の1にあります。半導体製造装置の大手です。「ウエハ洗浄装置」では世界で断トツの1位です。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-460,000百万円(74,500百万円)
2022年3月期-411,865百万円(61,273百万円)


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10位 島津製作所(東証プライム上場)
 「島津製作所」の本社は、京都府京都市中京区西ノ京桑原町1にあります。分析・計測機器大手で、医用機器、航空機器にも強いです。ノーベル化学賞の「田中耕一氏」を生んだことで一気に有名になりました。

売上高(営業利益)
2023年3月期予想-455,000百万円(68,000百万円)
2022年3月期-428,175百万円(63,806百万円)



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