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2022年9月 4日 (日)

天神ビッグバン 福岡市役所の北側 3ビル(メディアモール天神、第2明星ビル、福岡市役所北別館)の一体的な再開発は可能か? 

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-天神ビジネスセンターの南側-
 「福岡地所」は、西鉄福岡(天神)駅、福岡市地下鉄天神駅近くにある複合商業ビル「メディアモール天神(MMT)」が再開発のため閉鎖されることにともない「ジュンク堂書店福岡本店」が2020年6月30日に閉店しました。

 「福岡地所」は、天神ビジネスセンターの南側の「メディアモール天神(MMT)」の解体工事を行っています。更に街区東側の福岡市役所の「北別館」跡地の再開発は、優先交渉権者が「福岡地所株式会社を代表とするグループ」となりました。

 「メディアモール天神(MMT)」と福岡市役所の「北別館」の間に「第2明星ビル」がありました。「福岡地所」は、「第2明星ビル」を取得し、再開発区域を広げます。

 引用資料 西日本新聞(2022/06/16)
 天神再開発エリア拡大へMMT隣接ビル取得 福岡地所、ビジネスセンターと通路で接続へ

● 3ビルの一体的な再開発は可能か?
 天神ビジネスセンターの南側の街区の3ビル(メディアモール天神、第2明星ビル、福岡市役所北別館)は、すべて「福岡地所」が再開発する事になります。少なくとも「メディアモール天神、第2明星ビル」の2ビルは一体的に再開発されると思われます。

 福岡市役所北別館の跡地は、福岡市が土地を定期借地として民間事業者に60年間貸し付ける形となるので、3ビルの一体的な再開発は難しいかも知れませんが、私的には下記の計画を見直して一体的な再開発を期待したいです。


Fukuokatenjin210711
北別館跡地活用事業

 福岡市役所の「北別館」については、福岡市関連事務所の再編により北別館の入居事務所はすべて移転することとなり、維持管理コストの縮減を図るため、北別館は廃止することとなりました。

 用途廃止後の北別館跡地については、当面の間、公共利用の予定がなく、都心部の一等地に位置し高い資産価値を有することから、新たな事務所機能の整備等に係る財源の確保を図るため、福岡市が土地を定期借地として民間事業者に60年間貸し付ける形で、事業者の公募を行っていました。

 評価委員会の内容評価の結果をもとに、福岡市において価格評価の点数を合計した総合評価点を算出したうえで、優先交渉権者及び次順位交渉権者を決定しました。 優先交渉権者は「福岡地所株式会社を代表とするグループ」、 次順位交渉権者は「三菱地所株式会社を代表とするグループ」となりました。

 引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2021/07/01)
 北別館跡地活用事業 優先交渉権者を決定しました

北別館跡地活用事業の概要
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神一丁目76番1(地番)
◆ 階数-地上19階、地下2階
◆ 高さ- 88.45m(天神ビッグバンにより航空法上の高さ規制約86m~90mに緩和)
◆ 敷地面積-1,499.59㎡
◆ 延床面積-約23,268㎡
◆ 容積対象面積-容積率1,399%
◆ 地震対策-制震構造
◆ 優先交渉権者-(代表企業)福岡地所、(構成企業)九州電力、九電工、前田建設工業、俊設計、旭工務店、サン・ライフ
◆ 開業-2025年11頃予定(60年間の定期借地)


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「広域図」です。「福岡市役所本庁舎」の北側の「北別館」の再開発となります。


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天神ビッグバン

 「天神ビッグバン」により、「渡辺通」の東側は、高さ約76m~約100mまで緩和されました。「渡辺通」の西側は、高さ約115m(NTTコム福岡天神ビル避雷針と同等)まで緩和されました。規制緩和前の高さ制限は東西共に約76mでした。



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