京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業 寝屋川市駅~枚方市駅間の約5.5kmを高架化 2022年9月11日に起工式を挙行!
-京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業-
「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」は、京阪本線の「香里園駅~枚方公園駅」付近の鉄道を高架化し、踏切による交通渋滞や事故を抜本的に解消し、併せて鉄道により分断された市街地の一体化を図る事業です。
事業延長は約5.5km(寝屋川市域約2.1km、枚方市域約3.4km)です。高架方式により踏切21ヶ所を除去します。対象駅は「香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅」の3駅です。
高架工事の着手は当初2019年度の予定でしたが、3年遅れの2022年度になる見通しです。 完成は当初は2029年3月末予定でしたが、大幅に遅れることが予想されます。全国的に見ても「連続立体交差事業」が計画通り進む事は極めて珍しく、5年~10年遅れるのが普通です。
● 2022年9月11日に起工式を挙行!
「京阪電気鉄道」は、大阪府と寝屋川市、枚方市とともに、都市計画事業「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」の鉄道工事着手に伴い、2022年9月11日(日)に起工式を挙行しました。
「京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業」により、踏切除去による交通渋滞や踏切事故の解消や、地域分断の解消により市街地の一体化を図り、地域の発展に貢献することを目指します。
引用資料 京阪電気鉄道(PDF:2022/09/12)
京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業 起工式を挙行しました
区間は寝屋川市駅北側から枚方市駅手前までの延長約5.5kmです。5工区に分けて工事を行います。寝屋川市駅側から第1工区は「錢高組・清水建設・熊谷組JV」、第2工区は「大林組・森本組・前田建設JV」、第3工区は「奥村組・淺沼組・西松建設JV」、第4工区は「大成建設・戸田建設・飛島建設JV」、第5工区は「前田建設・竹中土木・鉄建建設JV」が施工します。
京阪本線(寝屋川市・枚方市)連続立体交差事業の概要
◆ 延長-約5.5km(寝屋川市域約2.1km、枚方市域約3.4km)
◆ 対象駅-香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅
◆ 踏切除却数-21ヶ所
◆ 着工-2022年09月11日(起工式)
◆ 完成-未発表(当初計画では2029年03月末予定)
◆ 事業主体-大阪府
光善寺駅(こうぜんじえき)
現在の「光善寺駅」は、相対式2面2線の地上駅ですが、相対式2面2線の高架駅に生まれ変わります。現在の「光善寺駅」は、半径約500mのカーブ上に駅が作られており、停車列車は大きく傾きますが、全体的に駅がカーブの小さい北側に移動するためカーブは大幅にに改善されます。また「光善寺駅」には駅前広場がありませんでしたが、駅の西側に駅前広場が整備されます。
枚方公園駅
現在の「枚方公園駅」は、相対式2面2線の地上駅ですが、相対式2面2線の高架駅に生まれ変わります。「枚方公園駅」は、ひらパーでおなじみの「ひらかたパーク」の玄関口になりますが、実際は「ひらかたパーク」のかなり北側に駅があります。高架後は、全体的に駅が南側に移動するため「ひらかたパーク」が近くなります。
「連続立体交差事業位置図」です。事業延長は約5.5km(寝屋川市域約2.1km、枚方市域約3.4km)です。高架方式により踏切21ヶ所を除去します。対象駅は「香里園駅、光善寺駅、枚方公園駅」の3駅です。
「香里園駅」です。島式2面4線の地上駅です。現在の橋上駅舎はかなり立派な構造ですが、最終的には撤去されます。
橋上駅舎を使いながらの高架化工事になるので、頻繁に導線を移動しながらの難しい工事になると思われます。
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