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2022年10月20日 (木)

天神ビッグバン 天神の顔である「福岡パルコ(本館・新館)」を2026年に解体して一体的に再開発 「博多大丸」に一時入居を計画

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-福岡パルコ(本館・新館)-

 「大丸」や「パルコ」などを運営する「J・フロントリテイリング」が、福岡市・天神の商業施設「福岡パルコ」の本館・新館を2026年に解体し、新ビルを建設する方針を固めました。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の容積率緩和の優遇策を活用し、2026年に福岡パルコ本館・新館の一体的な再開発に着手する見通しです。

 引用資料 西日本新聞(2022/10/19)
 【独自】福岡パルコ2026年に解体、再開発へ 博多大丸に一時入居を計画

 本館の建物は、1936年に開業した旧岩田屋本館です。2004年2月に岩田屋が移転した後、空き家状態が続いていました。経営再建中だった「岩田屋」が、隣接する新館を含めて「学校法人都築(つづき)学園」グループにビルを売却、パルコが約50億円を投じて耐震補強や設備機器を一新させ、2010年3月19日に「福岡パルコ」をオープンしました。

 「パルコ」は、2010年3月の開業時に本館の建物を所有する「学校法人都築学園」から賃借し、2013年3月には新館側の建物とともに両館を買い取りました。新館は、地上部分のみ解体して新しいビルに建て替え、2014年11月13日にオープンしました。

● パルコのコメント
 パルコの広報担当者は「再開発プロジェクトへの参加を検討していることは事実だが、現時点で解体の可否は決定していない。決定次第、公式発表を行う」とコメントしています。パルコは報道を否定しましたが、再開発はほぼ間違いないと思われます。


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「位置図」です。本館と新館の間には道路がありますが、「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」のように、道路は貫通道路として残し、一体的に再開発される事が予想されます。


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「福岡パルコ」です。手前が「本館」、奥が「新館」です。


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「本館」を東側から見た様子です。

● 本館増床部は西日本鉄道が所有
 高さが低い左側(南側)は本館増床部で「パルコ」の所有ではありません。本館増床部は「西鉄福岡駅ビル」で、「西日本鉄道」が所有しています。そのため今回の再開発には参画しないと思われます。


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博多大丸 (建て替え中は博多大丸で営業)

 福岡パルコ本館・新館の建て替え中は、南東約300mにある「博多大丸」の営業フロアに一時的に入る形を取り、内装工事などを施して営業していく方向で調整しています。



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