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2022年11月

2022年11月30日 (水)

天神ビッグバン 商店街「新天町」と天神の顔である「福岡パルコ(本館・新館)」を一体的に再開発 想定以上の大規模再開発に規模拡大! 

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-福岡パルコ(本館・新館)-

 「大丸」や「パルコ」などを運営する「J・フロントリテイリング」が、福岡市・天神の商業施設「福岡パルコ」の本館・新館を2026年に解体し、新ビルを建設する方針を固めました。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の容積率緩和の優遇策を活用し、2026年に福岡パルコ本館・新館の一体的な再開発に着手する見通しです。

 引用資料 西日本新聞(2022/10/19)
 【独自】福岡パルコ2026年に解体、再開発へ 博多大丸に一時入居を計画

 本館の建物は、1936年に開業した旧岩田屋本館です。2004年2月に岩田屋が移転した後、空き家状態が続いていました。経営再建中だった「岩田屋」が、隣接する新館を含めて「学校法人都築(つづき)学園」グループにビルを売却、パルコが約50億円を投じて耐震補強や設備機器を一新させ、2010年3月19日に「福岡パルコ」をオープンしました。

 「パルコ」は、2010年3月の開業時に本館の建物を所有する「学校法人都築学園」から賃借し、2013年3月には新館側の建物とともに両館を買い取りました。新館は、地上部分のみ解体して新しいビルに建て替え、2014年11月13日にオープンしました。

● パルコと新天町を一体的に再開発!
 福岡市の中心繁華街・天神地区にある商店街「新天町」が、再開発に乗り出すことが明らかになりました。福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」を活用して複合ビルを建設する計画で、数年以内の建て替え着手を目指します。隣接する商業施設「福岡パルコ」も再開発予定で、一体的に建て替える方向で協議しています。

 引用資料 毎日新聞(2022/11/29)
 福岡の商店街「新天町」再開発へ 天神ビッグバン活用

 商店街の土地を所有する新天町商店街商業協同組合を中心に、隣接する福岡パルコや西日本鉄道も再開発に関与します。計画する複合ビルは低層階を商業施設とし、希望する商店街店舗が入居します。中層階以上はホテルやオフィスを検討しています。


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「再開発に乗り出す新天町」です。


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「位置図」です。

 引用資料 西日本新聞(2022/10/19)
 【独自】福岡パルコ2026年に解体、再開発へ 博多大丸に一時入居を計画


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「福岡パルコ」です。手前が「本館」、奥が「新館」です。


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博多大丸 (建て替え中は博多大丸で営業)

 福岡パルコ本館・新館の建て替え中は、南東約300mにある「博多大丸」の営業フロアに一時的に入る形を取り、内装工事などを施して営業していく方向で調整しています。



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2022年11月29日 (火)

京都市上京区 相国寺北側の「京都相国寺門前町計画」が上質宿泊施設候補として選定 最高級の「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ」が進出!

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ローズウッド ホテルズ&リゾーツ

 同志社大学の北側に「相国寺」があります。「相国寺」は今ではそんなに知名度はありませんが、かつては大寺院で、足利義満によって1399年に建てられた「七重大塔」は、1403年に落雷で焼失しましたが、全高109.1mを誇り、史上最も高かった日本様式の仏塔でした。

 ちなみに世界遺産として大人気の「鹿苑寺(金閣寺)」と「慈照寺(銀閣寺)」は、相国寺の山外塔頭です。分かりやすく言えばに世界遺産の「金閣寺、銀閣寺」は、「相国寺」の子院です。

 その相国寺の北側に「旧:京都産業大学附属中学校・高等学校」の跡地があります。全世界でウルトラ ラグジュアリー ホテルを運営する「ローズウッド ホテルズ&リゾーツ(Rosewood Hotels&Resortsは)」は、日本では2024年の宮古島に続き、京都に進出する予定です。

● 京都相国寺門前町計画
 京都市では、地域の魅力を活かした宿泊施設を開業しようとする事業者から相談を受け、地域住民の生活との調和を前提として、地域貢献や活性化に寄与するとともに、そこでしか味わえない奥深い京都の魅力が体験できる宿泊施設計画となるよう支援する「上質宿泊施設誘致制度」を運用しています。

 この度、同制度に基づき、上質宿泊施設計画者から上質宿泊施設計画書の提出があったため、京都市において、外部有識者の意見を聴取しつつ、計画書の内容を確認し、上質宿泊施設候補として選定しました。

 引用資料 京都情報館(2022/11/14)
 京都相国寺門前町計画

 建築主は「三菱地所」、ホテルブランドは「ローズウッドホテルグループ」です。客室数は135室(最低面積約50㎡、最高面積約225㎡)、付帯設備として「レストラン、バー、フィットネスルーム、スパ、プール、宴会場」を設けます。

京都相国寺門前町計画の概要
◆ 所在地-京都府京都市上京区相国寺門前町709番1,2
◆ 交通-京都市営地下鉄烏丸線「鞍馬口」駅
◆ 階数-地上3階、地下1階
◆ 高さ-約12m
◆ 敷地面積-12,216.25㎡
◆ 建築面積-6,403.22㎡
◆ 延床面積-20,553.63㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 用途-ホテル(付帯設備 レストラン、バー、フィットネスルーム、スパ、プール、宴会場)
◆ 客室数-135室(最低面積約50㎡、最高面積約225㎡)
◆ 建築主-三菱地所(ホテルブランド ローズウッドホテルグループ)
◆ 設計者-三菱地所設計、大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 開業-2026年度中予定


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「計画地北西側から」です。


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「隅部をガラスに変更・軒天の素材変更スリットの追加」および「中層域の植栽の充実」です。


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「1階平面図・断面図」です。


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「位置図」です。相国寺北側の「旧:京都産業大学附属中学校・高等学校」の跡地の敷地面積12,216.25㎡です。



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2022年11月28日 (月)

九州最高層のタワーレジデンス 地上48階、高さ161.25mの超高層ツインタワー「アイランドシティ オーシャン&フォレストタワーレジデンス」

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-アイランドシティまちづくり事業-

 今から約7年前の2014年8月8日に、福岡市で大きな花火がドッカーンと打ち上がりました。福岡市は、「アイランドシティまちづくり事業提案公募」における事業予定者を決定ました。「積水ハウス、西日本鉄道、福岡商事、西部ガス興商」の企業連合体が、地上32~46階の超高層タワーマンションを4棟建設するという凄い計画でした。

 当初計画よりも大幅に遅れていますが、計画が大きく動き出しています。「画地A」には「西日本鉄道」が、地上44階、高さ約150m、延床面積39,062.41㎡、総戸数284戸の超高層タワーマンション「照葉ザ・タワー」を建設されました。

 「画地B」は、北側の地上32階の超高層タワーマンションが、地上14階、戸数234戸の賃貸マンション「プライムメゾン照葉 クロススタイル」に変更になりましたが、南側には地上48階の超高層ツインタワーマンションが建設されています。

オーシャン&フォレストタワーレジデンス
 
「アイランドシティ オーシャン&フォレストタワーレジデンス」の高さ161.25mは、1994年10月31日開業した宮崎市の「シェラトン・グランデ・オーシャンリゾート」で、地上43階、地下2階、高さ154.3mを抜いて九州で最も高い超高層ビルとなります。

 引用資料 公式ホームページ
 アイランドシティ オーシャン&フォレストタワーレジデンス

アイランドシティ オーシャン&フォレストタワーレジデンスの概要
◆ 計画名-アイランドシティ オーシャン&フォレストタワーレジデンス新築工事
◆ 所在地-福岡県福岡市東区香椎照葉六丁目23番28、27番35
◆ 交通-西鉄貝塚線「香椎花園前」駅より徒歩28分、西鉄バス「照葉北小学校前」バス停より徒歩1分
◆ 階数-(WEST・EAST)地上48階、地下0階
◆ 高さ-(WEST・EAST)最高部161.25m
◆ 敷地面積-18,867.28㎡(施設全体)
◆ 建築面積-(WEST)1,332.72㎡、(EAST)6,505.52㎡
◆ 延床面積-(WEST)35,490.64㎡、(EAST)51,075.08㎡
◆ 構造-(WEST・EAST)鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-免震構造(天然ゴム系積層ゴム支承、低摩擦弾性すべり支承、減衰こま、衝突緩衝材)+制振構造(粘弾性ダンパーが組み込まれた制振壁、波形鋼板制振壁)
◆ 総戸数-620戸(WEST310戸、EAST310戸)
◆ 建築主-アイランドシティ環境配慮街区画地B分譲棟企業連合体(積水ハウス、福岡商事、福岡ガス都市開発)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店・手島建築設計設計共同体
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-(WEST)2019年07月22日、(EAST)調査中
◆ 竣工-(WEST)2022年09月予定、(EAST)2023年02月末予定
◆ 入居開始-(WEST)2023年01月予定、(EAST)未定


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「外観完成予想CG」です。


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免震×制振のハイブリッド構造

 地震対策として、免震×制振のハイブリッド構造が採用されています。免震構造(天然ゴム系積層ゴム支承、低摩擦弾性すべり支承、減衰こま、衝突緩衝材)+制振構造(粘弾性ダンパーが組み込まれた制振壁、波形鋼板制振壁)となっています。


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「外観完成予想CG」です。「EAST」が竣工すると「福岡アイランドシティ」に6棟の超高層タワーマンションが林立する事になります。


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「威風堂々たる出立ちの木々を従えたエントランス」です。


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「エントランスホール 完成予想CG」です。


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「位置図」です。



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2022年11月27日 (日)

日生病院跡地 「健康・医療」をテーマにした複合商業施設が誕生「フレスポ阿波座」 2022年12月1日(木)にオープン!

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-フレスポ阿波座-

 大和ハウスグループの「大和リース」は、大阪市西区に複合商業施設「フレスポ(Frespo)阿波座」を2022年12月1日(木)にオープンします。「大和リース」は 2021年5月に「日本生命保険相互会社」と土地賃貸借契約を締結し、日生病院跡地に「健康・医療」をテーマにした複合商業施設を開発しました。「心も体も、より健康になる」のコンセプトのもと、スーパーマーケット、ドラッグストア、クリニックなどが出店します。

 引用資料 大和リース(PDF:2022/11/24)
 日生病院跡地に「健康・医療」をテーマにした複合商業施設が誕生「フレスポ阿波座」オープン 商業施設運営 土地活用

 南側の隣接地には、「大和リース」が整備した英語で保育を行う「キンダーキッズ インターナショナルスクール阿波座校」が2023年1月に開校を予定しています。

フレスポ阿波座の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市西区立売堀六丁目3-8
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 敷地面積-6,115.30㎡
◆ 延床面積-9,625.17㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-商業施設、クリニック
◆ テナント数-13テナント
◆ オープン-2022年12月01日

 キンダーキッズ インターナショナルスクール 阿波座校の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市西区立売堀六丁目5-15
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-1,515.26㎡
◆ 延床面積-1,377.07㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-幼稚園
◆ 開園-2023年01月予定


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「フレスポ阿波座フロアマップ(1F)」です。


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「フレスポ阿波座フロアマップ(2F)」です。


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「フレスポ阿波座フロアマップ(3F)」です。


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「アクセスマップ」です。



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2022年11月26日 (土)

御堂筋 学校法人相愛学園 地上26階、高さ約124mの超高層複合ビル「(仮称)本町4丁目プロジェクト」 2022年11月15日に新築工事に着工!

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-(仮称)本町4丁目プロジェクト-

 「御堂筋」の西側の大阪市中央区本町四丁目に「学校法人相愛学園」があります。御堂筋に面する「第二有楽ビル」と西側に位置する「学校法人相愛学園」のD棟・E棟を建て替えます。

 計画名は「(仮称)本町4丁目プロジェクト」で、地上26階、塔屋2階、地下1階、高さ124.12m、延床面積45,486.19㎡の超高層複合ビルが建設されます。用途は「学校、事務所、ホテル、物販店舗、飲食店、駐車場」となります。

● 2022年11月15日に新築工事に着工!
 「大成建設」は、大阪市中央区本町四丁目に所有している大阪第二有楽ビルの建て替えに伴い、隣接する学校法人相愛学園の体育施設等と一体的に建て替えを行う「(仮称)本町四丁目プロジェクト」の、新築工事に2022年11月15日に着手しました。

 引用資料 大成建設(2022/11/15)
 (仮称)本町四丁目プロジェクトにおける新築工事着工について

 本願寺津村別院(通称:北御堂)に隣接する計画地は、御堂筋本町北地区地区計画区域内に位置しており、大阪のシンボルストリートである御堂筋に面している建築物として、御堂筋デザインガイドラインにおいて、「風格あるビジネスゾーンの形成」や「上質なにぎわいのあるまちなみの形成」等が求められている地区です。

(仮称)本町4丁目プロジェクトの概要
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区本町四丁目27番11の一部、27番14(地名地番)
◆ 交通-Osaka Metro御堂筋線・中央線・四つ橋線「本町」駅
◆ 階数-地上26階、塔屋2階、地下1階(法規上 地上25階、塔屋2階、地下2階)
◆ 高さ-124.12m
◆ 敷地面積-3,309.00㎡
◆ 建築面積-2,557.29㎡
◆ 延床面積-45,486.19㎡(容積対象面積41,693.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄筋コンクリート積層構造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-学校、事務所、ホテル、物販店舗、飲食店、駐車場
◆ 客室数-客室数209室
◆ 建築主-学校法人相愛学園
◆ 設計者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2022年11月15日
◆ 竣工-2026年03月31日予定


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「用途構成」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)本町4丁目プロジェクト」の建設予定地です。


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「(仮称)本町4丁目プロジェクト」の建築計画のお知らせです。


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「南側立面図」です。「御堂筋」から奥まった部分に、地上26階、塔屋2階、地下1階、高さ124.12mの超高層ビルが建設されます。


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「配置図」です。東西に細長い敷地で、敷地面積3,309.00㎡です。



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2022年11月25日 (金)

太宰府天満宮の屋根に「森」が出現 重要文化財「御本殿」124年ぶりの“令和の大改修”に伴う、特別な「仮殿」を建設!

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-太宰府天満宮-

 「太宰府天満宮」では、御祭神菅原道真公(天神さま)に御縁の深い25という数に因み、25年毎に式年大祭を執り行い、御神威の甦りと天神信仰のさらなる発揚を繰り返してきました。

 2027年に、道真公が薨去(こうきょ)してから1125年という大きな節目を迎えます。この節目となる式年大祭を前に、令和5年5月より約3年をかけ、124年ぶりに重要文化財「御本殿」の大改修を行います。

 引用資料 太宰府天満宮(2022/11/22)
 太宰府天満宮の屋根に“森”が出現。重要文化財「御本殿」124年ぶり“令和の大改修”に伴い、特別な「仮殿」を建設

 引用資料 太宰府天満宮(2022/11/22)
 重要文化財「御本殿」124年ぶりの“令和の大改修”に伴う、特別な「仮殿」を建設

● 御本殿前に「仮殿」を建設!
 約3年間を要する大改修にあたり、改修期間は御本殿前に「仮殿」を建設します。3年間しか表出しない仮殿だからこそ、天神さまにも参拝者にも喜んでもらえる場所にとの思いで、仮殿のデザイン・設計は、国内外で活躍する建築家であり、大阪・関西万博の会場デザインプロデューサーも務める藤本壮介氏率いる藤本壮介建築設計事務所に依頼しました。


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「外観(正面から)」です。


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「外観(横から)」です。


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「内観」です。


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「前回の檜皮葺替えの様子(平成2年)」です。



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2022年11月24日 (木)

設備投資額1兆円超 「TSMC(台湾積体電路製造)」が菊陽町(熊本県)に半導体生産の新工場を建設 2022年11月下旬の建設状況

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-JASMが完成予想図公表-
 世の中は何が起こるか分かりません。ワールドカップで日本代表がドイツ代表と対戦し、2-1で勝利しました。私が生きている間にドイツ代表に日本代表が勝つ日がやって来るとは夢にも思っていませんでした。本当にうれしいです!

 本題に戻って、経済産業相は2022年10月16日に、「TSMC(台湾積体電路製造)」の子会社である「JASM」が半導体の新工場を建設している熊本県菊陽町の現地を視察しました。熊本県知事や熊本県内の教育機関とも意見交換し、課題となっている半導体専門人材の育成を支援する考えを示しました。

 引用資料 熊本日日新聞(2022/10/16)
 「半導体人材育成を支援」 西村経産相、TSMC新工場建設地(熊本県菊陽町)視察 JASMが完成予想図公表

 「TSMC」の新工場は2022年4月21日に着工、2023年後半の完成を目指しています。「JASM」の堀田祐一社長は完成予想図のパネルなどを使いながら「通常は2、3年かかる工事を1年半で終える計画だが、順調に進んでいる」と説明しました。


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「TSMC(台湾積体電路製造)」の新工場の2022年11月下旬の建設状況です。クレーンが林立しています。建屋の建設も始まっています(写真提供@祥明氏)。


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すぐ北側に「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」の「熊本テクノロジーセンター」があります(写真提供@祥明氏)。


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近くに「東京エレクトロン九州 合志事業所」があります。「開発棟」を建設することを発表しています(写真提供@祥明氏)。


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近くに「熊本県立技術短期大学」があります(写真提供@祥明氏)。


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TSMCとソニーの半導体合弁事業
 衛星写真は、熊本県菊池郡菊陽町大字原水4000-1にあるソニーグループの半導体事業会社である「ソニーセミコンダクタマニュファクチャリング」の「熊本テクノロジーセンター」です(Googleマップの衛星写真を引用)。

 「TSMC、ソニーセミコンダクタソリューションズ、デンソー」は、TSMCの半導体受託製造子会社で、TSMCが株式の過半を所有する「Japan Advanced Semiconductor Manufacturing」に対して、デンソーが約3.5億米ドルの少数持分出資を行うことを発表しました。この出資により、デンソーはJASMの10%超の株式を取得します。

 ソニーグループ(2022/02/15)
 デンソーによる、JASMへの少数持分出資について

 JASMのファウンドリは、2022年の建設開始を予定しており、2024年末までに生産開始を目指します。また、TSMCは市場ニーズに応えるため、既に公表済みの22/28ナノメートルに加えて、12/16ナノメートル FinFETプロセス技術による製造も担えるようJASMの能力を強化し、月間生産能力を55,000枚(300mmウェーハ)に増強する予定です。

 今回の生産能力増強に伴い、このファウンドリへの設備投資額は、約86億米ドル(約9,800億円/1ドル=114円で計算)となる見込みで、日本政府からの強力な支援を受ける前提で検討しています。このファウンドリでは、約1,700名の先端技術に通じた人材の雇用創出を見込みます。

● 1ドル=140円で計算すると
 このニュースが発表された2022年2月15日の時点では、1米ドル=114円でしたが、その後急速な円安となり、2022年11月24日朝の時点では、1米ドル=140円となっています。1米ドル=140円で計算すると約86億米ドルは、約1兆2040億円になります。


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世界最強の半導体メーカーTSMC

 半導体生産で世界最大手の台湾の「TSMC(台湾積体電路製造:Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd.)」は、2022年の設備投資計画を360億米ドル(1$=149円として約5兆3600億円)を想定しており過去最高額になります。

 「TSMC(台湾積体電路製造)」は、1987年にアメリカの「テキサス・インスツルメンツ」の上級副社長だった「モリス・チャン」が台湾で創業しました。半導体製造に特化した「ファウンドリ」で、ファウンドリ市場シェアは世界の半分以上を確保しています。
 
 半導体微細化技術で独走しており、5ナノメートル(nm)プロセスチップの生産を本格化しています。世界最先端の3ナノメートル(nm)プロセスチップの生産も2022年末から開始する予定です。半導体の盟主だった「インテル」は、7nmチップの製造プロセスの開発が大幅に遅延しており、「TSMC」との技術格差は開くばかりです。

 スーパーコンピュータ「富岳」のCPUである富士通の「A64FX」、アップルが自社開発した高性能CPU、世界を席巻している「NVIDIA」のGPUや「AMD」のCPUの製造は、「TSMC」が行っています。今や「TSMC」は世界で最も必要とされている会社と言っても過言ではありません。

● TSMCの2022年12月期の連結決算予想
 2022年12月期連結決算では、売上高 2,277.800百万台湾ドル(前年比43.5%増)、営業利益1,116,000百万台湾ドル(前年比71.7%増)の予想をしています。営業利益率は驚異的な49.0%です。

 2022年11月24日朝時点での為替レートで、1台湾ドル=4.48円で計算すると、売上高約10兆2000億円、営業利益約5兆億円となります。日本の企業と比較すると売上高がSONYとほぼ同じで、営業利益がSONYの約5倍です。

TSMCの連結決算(売上高/営業利益)
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2019年12月   1,069,985百万台湾ドル     372,701百万台湾ドル
2020年12月   1,339,255百万台湾ドル     566,784百万台湾ドル
2021年12月   1,587,415百万台湾ドル     649,981百万台湾ドル
2022年12月   2,277.800百万台湾ドル  1,116,000百万台湾ドル

(備考) 単位は台湾ドルです。2022年11月24日朝時点での為替レートで、1台湾ドル=4.48円となっています。



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2022年11月23日 (水)

うめきた(大阪)地下駅に導入するシステム 「うめきた(大阪)地下駅」のホームは、21番線・22番線・23番線・24番線!

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-うめきた(大阪)地下駅-

 「JR西日本」は、2023年春に開業予定の「うめきた(大阪)地下駅」を「JR西日本技術ビジョン」の具体化に挑戦する駅と位置づけ、その実現に向けて、これまで取り組んできました。さらには、「うめきた(大阪)駅」をイノベーションの実験場『JR WEST LABO』の中心と位置づけ、新たな価値創造を推進し、経営課題や社会課題の解決に向け取り組んでいくことをご報告します。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/11/18)
 うめきた(大阪)地下駅に導入するシステム~インタラクティブ空間~

● インタラクティブ空間の概要
 地下駅コンコース階の空間を最大限に活用し、新しい街につながる未来駅に相応しい、リアル(実写)とデジタル(CG)とを融合した演出で、「水の都・大阪」をイメージした「光の水景」を表現します。


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うめきた(大阪)地下駅は21番~24番
 完成イメージを見ると「21・22」と「23・24」の番号が見えます。既存の「大阪駅」は、1番線~11番線となっていますが、「うめきた(大阪)地下駅」は、「21番線・22番線・23番線・24番線」になるようです。


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「21・22」の番号が見えます。


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「23・24」の番号が見えます。


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「表現する4つのシーン」です。


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「JR WEST LABO 共創フィールドとしての活用案」です。



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2022年11月22日 (火)

阪神電気鉄道 尼崎駅(1番線・2番線ホーム)におけるホームドアの設置 2024年春頃に完成予定!

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-阪神電鉄・尼崎駅-

 「阪神電気鉄道」では、更なる安全性向上を図るため、ホームドアの整備を推進していくこととしていますが、この度、尼崎駅の1番線・2番線ホームへのホームドアの設置に着手することとしました。2024年春頃の完成に向けて工事を進めます。

 引用資料 阪神電気鉄道(PDF:2022/11/21)
 尼崎駅(1番線・2番線ホーム)におけるホームドアの設置について

● 鉄道駅バリアフリー料金制度の活用
 「阪神電気鉄道」では、ホームドア整備をはじめとしたバリアフリー施設の設置・更新・維持管理を着実かつスピード感を持って進めるため、2021年12月に国により創設された「鉄道駅バリアフリー料金制度」を活用することとし、2022年8月3日、国土交通省近畿運輸局に同料金制度を活用した料金設定及び整備等計画を届け出ました。 運賃に加算して収受する同料金は、各種バリアフリー施設の設置・更新・維持管理費等に充当します。

阪神電鉄・尼崎駅のホームドアの概要
◆ 
設置箇所-1番線ホーム(大阪梅田方面ゆき)、2番線ホーム北側及び南側(大阪梅田方面ゆき)
◆ 設置時期-1番線・2番線ホーム:2024年春頃に完成予定
◆ ホームドアの種別-大開口(二重引き戸)型 (注)一部の範囲は従来(一重引き戸)型も設置


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設置計画図
 車両長やドアの位置が決まっている「1番線・2番線ホーム」を先行してホームドアを整備するようです。”3番線~6番線ホームについては、引き続き設置に向けた検討を進めてまいります。” となっています。

 「阪神なんば線」は、阪神車両と近鉄車両が混在しています。阪神車両と近鉄車両は、車両長やドアの位置が異なります。そのため通常のホームドアは整備出来ません。神戸三宮駅と同じ「昇降ロープ式ホーム柵」を採用すると思われます。

● 阪神電鉄尼崎駅のホーム
◆ 1番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 2番線-本線上り(野田・福島・梅田方面)
◆ 3番線-阪神なんば線上り(西九条・近鉄難波・近鉄奈良方面)
◆ 4番線-阪神なんば線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸方面)
◆ 5番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)
◆ 6番線-本線下り(甲子園・西宮・芦屋・神戸・明石・姫路方面)


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大開口(二重引き戸)型

 ホームドアは「大開口(二重引き戸)型」を採用します。「二重引き戸型」は初登場の時は感動しましたが、今は当たり前の技術になりました。


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阪神電気鉄道の「尼崎駅」です。



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2022年11月21日 (月)

明石市 兵庫県のがん診療連携拠点病院 兵庫県立がんセンター建替基本計画 基本設計概要を公表!

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-兵庫県立がんセンター建替基本計画-

 「兵庫県立がんセンター」は、1984年5月に明石市の現在地に移転しました。老朽化とともに狭隘化が進行、増改築が困難な状況で、外来診療や患者相談のスペース、外来食堂など患者アメニティ施設等の不足が課題となっており、特に、最先端の薬物療法やがんゲノム医療等を提供する外来スペースと、めまぐるしく進展するがん医療を的確に把握するための研究スペースの確保が急務となっています。

 兵庫県内がん医療のリーディングホスピタルとして最先端の高度ながん医療を提供するとともに、がん患者の最後の砦となる専門病院として「兵庫県立がんセンター建替基本計画」が進められています。

 建て替えの予定地は、現病院(明石市北王子町)の北側です。現在は緑地になっています。病床数は現在は400床ですが、在院日数の減少、コロナ禍における入院患者数の減や外来へのシフトといった患者動向等を踏まえ、一般病床をマイナス51床、緩和照射など緩和ケアニーズの高まりを反映し、緩和ケア病床をプラス11床とし、新病院の病床数は360床(400床-51床+11床)とします。

● 基本設計概要を公表!
 兵庫県立がんセンターは最先端のがん医療の提供など、引き続き県内がん医療のリーディングホスピタルとしての役割を果たしていくことになっています。この度「兵庫県立がんセンター建替整備基本計画」に基づき、基本設計概要を公表しました。

 引用資料 兵庫県・公式HP(2022/11/18)
 兵庫県立がんセンター建替整備の基本設計概要

兵庫県立がんセンター建替の概要
◆ 所在地-兵庫県明石市北王子町(現がんセンター北側旧県立明石西公園)
◆ 階数-(病院棟)地上7階、塔屋1階、地下0階、(放射線治療棟)地上3階、地下0階
◆ 高さ-(病院棟)38.5m、(放射線治療棟)24.0m
◆ 敷地面積-約40,186㎡
◆ 延床面積-(病院棟)約38,750㎡、(放射線治療棟)約1,950㎡
◆ 構造-(病院棟)鉄筋コンクリート造、(放射線治療棟)鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-(病院棟)免震構造、(放射線治療棟)耐震構造
◆ 用途-病院
◆ 診療科目-23診療科
◆ 病床数-360床(一般病床333床、緩和ケア病床15床、集中治療病床12床)
◆ 建築主-兵庫県
◆ 設計者-(基本・実施設計)山下設計
◆ 着工-2023年度予定
◆ 着工-2025年度予定
◆ 開院-2026年度予定
◆ 概算事業費-238億円(建設工事費185億円、医療機器整備費45億円、設計監理費8億円)


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「断面図」です。


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「敷地平面図」です。


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「ダブルH型病棟のイメージ」です。


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「整備スケジュール」です。



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2022年11月20日 (日)

地上20階、 延床面積約72,000㎡の「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」 兵庫県から事業計画変更の認可!

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-三田駅南側の市街地再開発事業-
 
兵庫県の「三田駅南側の市街地再開発事業」は、1982年に三田市が約5haをA~Dの4区画に分ける構想を打ち出しました。Aブロックは商業施設「キッピーモール」や駐車場、Bブロックは住居や高齢者施設など、Dブロックはホテルとし、2017年までに整備を終えました。

 「Cブロック」のみが最後まで残されていました。「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の予定地は、JR・神戸電鉄三田駅の南に位置していますが、脆弱な都市基盤に老朽化した低層建築物が密集し、かつ空閑地が混在していることから、再開発事業により合理的かつ安全な土地利用を図り、商業、業務、住宅等の複合的な都市機能の立地を誘導することを目的とします。

 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」の再開発準備組合は2021年9月下旬に三田市を経由して兵庫県知事に再開発組合設立を申請し、11月15日に認可を受けました。事業主体となる組合の設立総会が12月18日に開かれました。

● 兵庫県から事業計画変更の認可!
 「三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合」が計画する第1種市街地再開発事業が2022年11月10日に、兵庫県から事業計画変更の認可を受けました。着工は2023年度、竣工は2026年度を予定しています。

 引用資料 公式ホームページ
 三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業
 
 「三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業」は、「コ」の字型に建つマンションは地上20階、総戸数540戸です。北側に併設する商業施設は地上3階、JR三田駅からデッキを通じて直接行き来できる構造になる予定です。

三田駅前Cブロック地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-兵庫県三田市駅前町内
◆ 交通-JR福知山線「三田」駅、神鉄三田線「三田」駅
◆ 階数-(敷地1)地上20階、地下0階、(敷地2)地上3階、地下0階、(敷地3)地上2階、地下0階
◆ 高さ-60.0m(住宅棟)
◆ 敷地面積-(敷地1)約11,650㎡、(敷地2)約1,390㎡、(敷地3)約300㎡
◆ 建築面積-(敷地1)約8,700㎡、(敷地2)約1,020㎡、(敷地3)約75㎡
◆ 延床面積-(敷地1)約68,440㎡、(敷地2)約3,050㎡、(敷地3)約120㎡
◆ 容積対象面積-(敷地1)約49,840㎡、(敷地2)約3,050㎡、(敷地3)約120㎡
◆ 構造-(敷地1)鉄筋コンクリート造、鉄骨造、(敷地2)鉄骨造、(敷地3)鉄筋コンクリート造
◆ 用途-(敷地1)共同住宅、店舗・業務、駐車場、(敷地2)駐車場、(敷地3)交番
◆ 総戸数-540戸(施設全体)
◆ 建築主-三田駅前Cブロック地区市街地再開発組合(事業協力者 阪急阪神不動産、旭化成不動産レジデンス)
◆ 建設系事業協力者-熊谷組
◆ 着工-2023年度予定
◆ 竣工-2026年度予定
◆ 総事業費-254億円(うち工事費約186億円)


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「完成イメージ」です。


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地区の概況

 「三田駅前地区」は、三田市の玄関口であるJR・神鉄三田駅の南側に位置し、中心商業地として発展してきたことから都市拠点区域に位置づけられています。

 三田市では三田駅前再開発整備構想を定め、三田駅前地区の約5haを「A、B、C、D」の4ブロックに区分し、順次、市街地再開発事業を実施し、すでに「A、B、D」の3ブロックが事業完了しています。


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「位置図」です。



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2022年11月19日 (土)

JR西日本 「2025年大阪・関西万博」に向けた取り組み 「Osaka Metro 中央線」への乗換結節点となる大阪環状線「弁天町駅」の改良!

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-2025年大阪・関西万博-

 2025年大阪・関西万博に向けたアクセス輸送は、公益社団法人 2025年日本国際博覧会協会が設置する「2025年日本国際博覧会来場者輸送対策協議会」において、JR西日本グループも交通事業者の一員として参画し計画検討しており、2022年10月17日には万博協会より、来場者の安全かつ円滑な来場を実現するための「万博来場者輸送具体方針(アクションプラン)」が公表されたところです。

 アクションプランでは、夢洲まで直通予定の「Osaka Metro 中央線」を筆頭に、JR西日本グループでは「JR桜島線(鉄道+シャトルバス)」が主要ルートの1つとして位置づけられており、アクセス輸送を支える交通事業者として、来場者を中心としたご利用されるお客様の安全確保を最優先に、鉄道ネットワークを活かしたアクセス向上、多様な鉄道サービスによる利便性向上等に取り組んでいくとともに、アクションプランの具現化に向けて万博協会と連携して検討を進めていきます。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/11/18)
 2022年11月社長会見

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/11/18)
 「2025年大阪・関西万博」に向けた取り組み~万博アクセス輸送~

● 大阪環状線「弁天町駅」の改良
 来場者輸送における乗換安全性を向上するほか、既存施設の老朽化やバリアフリー課題の解消を実現します。万博開催前の2025年春の工事完成を目指し、2022年内に工事着手します。

新駅舎の整備
◆ 既存の南北改札の間に位置する場所に新駅舎を整備し、新改札口(仮称:新南口・新北口)を設置→万博開催期間中は、既存の南北改札口を活用することで安全性を向上し、万博終了後には既存の南北改札口は、新駅舎に設置する改札口に機能を集約
◆ 昇降設備(エレベーター・エスカレーター)のほかバリアフリートイレの設置によるバリアフリー機能の向上

Osaka Metro との乗換円滑化
◆ Osaka Metro 弁天町駅東口改札との乗換を、段差なくフラットに乗換可能とする「連絡通路」の整備(Osaka Metro との共同事業)
◆ 連絡通路と接続する、JR 弁天町駅内回りホーム改札の新設(仮称:内回りホーム口)

ホーム柵の整備
◆ ホームの安全性を向上するため、万博開催までにホーム柵を整備


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「弁天町駅 改良計画(完成予想図・諸元・スケジュール)」です。


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「弁天町駅 改良計画(配置図)」です。


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「万博アクセス輸送の取り組み」です。



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2022年11月18日 (金)

福岡市 中洲にホテル・ホールの複合施設 「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」および「明治安田ホール」が2023年8月に開業!

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-ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲-

 「明治安田生命保険相互会社」は、福岡市博多区中洲五丁目に建設中のホテル・ホールからなる複合施設の開業を2023年8月に決定しました。街の発展とともに歩み、地元福岡をはじめとする多くの方々に親しまれてきた明治安田生命福岡ビルは、この先もずっとこの街とともにあり続けるため、来訪者や地域に住む人をつなぎ、ここにしかない体験を提供する新たな施設として生まれ変わります。

 引用資料 明治安田生命保険(PDF:2022/11/17)
 福岡中洲にホテル・ホールの複合施設を開業~ひと・モノ・コトをつなぎ、地域社会の活性化に貢献~

 ホテルは、三菱地所グループの「ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ」が、「ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲」として運営します。ホールは、かつてこの地にあった旧明治安田生命福岡ビルのホールを受け継ぎ、各種イベントやコンベンションが可能な多目的施設「明治安田ホール」として、ホテルと同時に開業します。

ザ ロイヤルパーク キャンバス 福岡中洲の概要
◆ 計画名-(仮称)明治安田生命福岡ビル建替え工事
◆ 所在地-福岡県福岡市博多区中洲五丁目6他(地番)
◆ 交通-福岡市地下鉄空港線・箱崎線「中洲川端」駅
◆ 階数-地上14階、地下0階
◆ 敷地面積-1,834.84㎡
◆ 建築面積-1,455.14㎡
◆ 延床面積-12,560.05㎡(ホテル延床面積10,983.02㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-客室(255室)、レストラン(1ヶ所)、ラウンジ、大浴場
◆ 建築主-明治安田生命保険相互会社(ホテル運営 ロイヤルパークホテルズアンドリゾーツ)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2022年01月
◆ 竣工-2023年05月予定
◆ 開業-2023年08月予定


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「緑化バルコニーと公開空地のピロティ」です。


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「客室一例」です。


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「キャンバスラウンジ」です。


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「ホールエントランス」です。


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「ホール内部」です。


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「位置図」です。



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2022年11月17日 (木)

大阪メトロ 大阪公立大学のキャンパス前に新駅「大阪公立大学前駅(仮称)」を設置予定 開業は2025年を目指す!

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-大阪メトロが大阪公立大学のキャンパス前に新駅-
 
大阪メトロは2025年に大阪城公園の東側に開設される大阪公立大学のキャンパスの前に新しい駅を設置する方針を固めました。大阪メトロの新しい駅は、森ノ宮駅から北東に約800mの「森之宮検車場」の敷地内に設置される予定です。

 引用資料 読売テレビ(2022/11/16)
 大阪メトロ 大阪公立大学のキャンパス前に2025年に新駅設置の方針 「大阪公立大学前駅(仮称)」

 新駅は、隣の森ノ宮駅から延伸する終着駅となり、車両の検査などを行う検車場に向かう線路を活用するということでホームも地上に造られる予定です。開業は大阪公立大学のメインキャンパスが開設される2025年を目指します。

 大阪メトロなどは、新駅とJR大阪環状線の大阪城公園駅をデッキなどで結んだり、周辺に新たに商業施設を設けたりすることも検討していて、新駅の名称は「大阪公立大学前」などを候補に調整しているということです。


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「大阪公立大学前駅(仮称)」は、道路の西側(写真左側)にある大阪メトロの「森之宮検車場」の敷地内に設置される予定です。


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大阪公立大学
 「大阪府立大学」と「大阪市立大学」を統合した新大学の名称は「大阪公立大学」に決定、「府市協調」の象徴的な事業として打ち出した構想が本格的に動き出し、2022年4月の開校しました。

 「大阪市立大学」の新キャンパスとして検討されている森之宮地区の市有地は、大阪城周辺から臨海部に至る東西都市軸の東部に位置する重要な拠点であり、大阪城公園に隣接し、大阪都心部の交通至便な立地条件にあります。

 2013年1月に供用を廃止したもと森之宮工場(ごみ焼却工場)や、もと焼却工場建替計画用地など大規模な未利用地が存在しています。また、JR森ノ宮電車区等や、交通局検車場、中浜下水処理場など、エリアの都市機能を支えるために重要な機能が集積していますが、高度な都市的利用はなされていません。


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「森之宮キャンパスのイメージ」です。


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「森之宮キャンパスのイメージ」です。



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2022年11月16日 (水)

旧大阪中央郵便局敷地 地上40階、高さ約188mの「梅田3丁目計画(仮称)建設工事」 地上の鉄骨工事完了に伴う上棟!

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-梅田3丁目計画(仮称)建設工事-
 「日本郵便、JR西日本(西日本旅客鉄道)、大阪ターミナルビル、JTB」は、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区を開発しています。概要は、地上40階、塔屋2階、地下3階、高さ188.00m、延床面積約229,000㎡です。JR大阪駅に整備される新改札口と直結します。

 「ジェイアール西日本ホテル開発」が、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区で開発している「梅田3丁目計画(仮称)」に、ジェイアール西日本ホテル開発が運営する新たなホテルブランドをオープンします。開業時期は2024年夏を予定しています。

 計画されているホテルは、ジェイアール西日本ホテル開発が初めて「マリオット・インターナショナル」と提携して開発します。マリオットの独立系ホテルを集めたコレクション「オートグラフ コレクション ホテル」に、日本のホテルとして4軒目、アジア太平洋地域において17軒目のホテルとして加盟しました。

 ホテルは、「梅田3丁目計画(仮称)」の、1階、7階、29階~38階にあり、客室は、40㎡を中心に418室、付帯施設として、宴会場(7階)、レストラン(29階)、大浴場を併設するフィットネスジム(30階)等を計画しています。

● 地上の鉄骨工事完了に伴う上棟!
 「日本郵便、JR西日本、大阪ターミナルビル、JTB」および「日本郵政不動産」は、旧大阪中央郵便局跡地を含む大阪駅西地区において開発を進めている「梅田3丁目計画(仮称)」について、地上の鉄骨工事完了に伴う上棟をしました。

 引用資料 日本郵便(2022/11/15)
 JR大阪駅直結の大型複合施設「梅田3丁目計画(仮称)」上棟 2024年竣工へ向け、オフィスフロアの概要が決定

梅田3丁目計画(仮称)建設工事の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田三丁目144番2、529番1、529番3、535番2(地名地番)
◆ 交通-JR「大阪」駅、阪急「大阪梅田」駅、阪神電鉄「大阪梅田」駅、Osaka Metro「梅田」駅、Osaka Metro「西梅田」駅
◆ 階数-地上40階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部188.00m
◆ 敷地面積-12,893.31㎡
◆ 建築面積-約9,800㎡
◆ 延床面積-約229,000㎡
◆ 容積対象面積-約193,500㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-オフィス、ホテル、劇場、店舗(飲食、物販)、自動車車庫、公衆浴場、倉庫(倉庫業を営まない倉庫)
◆ 客室数-418室(客室フロア30階~38階)
◆ 建築主-日本郵便、JR西日本(西日本旅客鉄道)、大阪ターミナルビル、JTB
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-梅田3丁目計画(仮称)建設工事共同企業体(竹中工務店・西松建設・錢高組JV)
◆ 解体工事-2020年07月01日
◆ 着工-2020年09月30日
◆ 竣工-2024年03月31日予定
◆ 開業-2024年夏(ホテル)


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「建物外観イメージ」です。


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ダイニング(9階)

 ダイ二ングでは健康志向のものや手軽に済ませるものなどバラエティ豊かなメニューを用意し、オフィスワーカーのニーズに応じた食事の利用が可能です。曲線を基調とした柔らかで開放的な空間では、ちょっとした休憩や打ち合わせなどでも心地よい時間を過ごせます。


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屋上庭園(9階)

 ダイニングからつながる屋上には、光が差し、緑が溢れ、自然と歩きたくなるような開放的な庭園を整備します。気分転換しながらのブレインストーミングや、四季の変化を感じながらの散策など、オフィスワーカーが快適なひとときを過ごせる場として利用出来ます。


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フィットネスルーム(9階)

 フィットネスルームでは、目の前に広がる屋上庭園の緑を眺めながら、気持ちよく体を動かせます。心身ともに健康であり続けるため、日々の仕事の中に潤いを与えられる活動的で快適な時間を提供します。


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サウナ(9階)

 フィットネスルームに併設して、仕事の合間でも利用してもらえるサウナおよびアイスルームを用意します。気分転換や心身を整える場として、オフィスワーカーのウェルビーイングな働き方をより一層後押しします。


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コワーキングスペース・共用会議室(17階)

 テレワークなどで作業に集中したいときには18室ある個人ブースが利用出来ます。また 、大小さまざまなスタイルの共用会議室も15室用意しています。リアルなコミュニケーションによる新たなアイデア創出に寄与し、テナントさま貸室内での会議室設置スペースの削減によるオフィスの効率化も図れます。


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ラウンジ(8階)

 社交場をイメージした華やかで重厚感ある空間は特別な商談やミーティングにも活用出来ます。また、貸し切りでのイベント利用もでき、オフィスワーカー同士の親睦を深めることも可能です。


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「フロア構成イメージ」です。ホテルは、1階、7階、29階~38階にあり、客室は、40㎡を中心に418室、付帯施設として、宴会場(7階)、レストラン(29階)、大浴場を併設するフィットネスジム(30階)等を計画しています。


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「梅田3丁目計画(仮称)建設工事」の建築計画のお知らせです。


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建築計画のお知らせの「南側立面図」です。


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建築計画のお知らせの「配置図」です。



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2022年11月15日 (火)

名古屋駅西側エリア(リニア開業時の姿) 「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)」を公表 2023年度に工事着手!

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-名古屋駅西側エリア(リニア開業時の姿)-

 「名古屋市」では、リニア中央新幹線開業を機に世界都市にふさわしいまちづくりを推進するため、目標とするまちの姿を「世界に冠たるスーパーターミナル・ナゴヤ」と掲げ、西側及び東側の駅前広場の再整備をはじめ、各交通施設について、検討を進めてきました。

 名古屋駅西側駅前広場の再整備については、交通機能の高度化と将来を見据えた西側エリアのまちづくりと連携した重層的な拠点の形成を目指し、関係者との協議を進めているところです。
 一方で重層的な整備には、相当な期間を要することが想定されることから、リニア中央新幹線開業時を目指して、早期にリニア効果が発現できるよう、当面、駅前広場は平面レベルの限られた空間の中で交通結節機能の確保と空間形成を行うこととしました。

 「名古屋駅西側エリア(リニア開業時の姿)デザイン検討業務委託(プロポーザル方式)」は、リニア中央新幹線の開業時における名古屋駅西側駅前広場の平面レベルでの整備について、リニア中央新幹線の玄関口にふさわしい開放性の高い広場を含む空間のデザイン計画を作成するとともに、関係事業者との協議・調整を進めるための基本設計を行うものです。

● 名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)
 
名古屋駅駅前広場の再整備は、リニア中央新幹線の開業の機会を捉え、スーパーターミナル駅にふさわしい高い機能性の発揮と、世界の目的地となる名古屋の新しい顔づくりを基本コンセプトに整備を進めています。

 西側駅前広場の再整備については、交通機能の高度化と将来を見据えた西側エリアのまちづくりと連携した重層的な拠点の形成を目指しています。しかし、重層的な整備には、相当な期間を要することが想定されることから、まずは、リニア中央新幹線開業時を目指して、早期にリニア効果が発現できるよう、平面レベルの限られた空間の中で交通結節機能の確保と空間形成を行うこととしました。

 今回、平面レベルの整備が、リニア中央新幹線の玄関口にふさわしい、デザインに配慮した駅前広場整備となるよう、考え方を「名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)」としてとりまとめました。

 引用資料 名古屋市・公式HP(2022/11/14)
 名古屋駅西側駅前広場デザイン計画(案)について

 

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「全体計画図」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。


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「完成イメージ」です。



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2022年11月14日 (月)

「収益認識に関する会計基準」の適用 百貨店は売上高が半減という衝撃! 全国百貨店売上高ランキングはどうなる?

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-収益認識に関する会計基準-
 百貨店の「決算短信」を見て驚いている方も多いと思います。 売上高が約半分になっているからです。日本の会計基準を国際的な会計基準に合わせる方針から、2021年4月1日以降に開始する事業年度から「収益認識に関する会計基準」が適用されるため、実際には2022年3月期の期首もしくは2023年2月期の期首から売上高が約半分になっています。

 日本の上場企業は、財務において「IFRS(国際会計基準)」もしくは「日本基準」を採用している企業がほとんどです。「米国基準」を採用している企業も一部ありますが、多くはありません。

 「収益認識に関する会計基準」の適用により、「IFRS」と「日本基準」との差異の殆どは解消されることになります。これによって最も影響を受けるのが百貨店です。百貨店によっては売上高が約半分になります。

百貨店は売上高半減という衝撃!
 「委託販売」とは、商品の販売を他の商人に委託して行う販売形態をいい、委託を受けた者が商品を販売することを「受託販売」といいます。百貨店では一般的な商習慣です。

 メーカーから商品を借りてきて店頭に並べて、売れた分だけの代金をメーカーに支払って売れ残った商品は返品するという販売形態です。顧客に販売した時点で売上計上と同時に、メーカーからの仕入計上が行われます。百貨店にとっては在庫のリスクが無いので、多くの百貨店が採用しています。ここでの売上高に「IFRS」と「日本基準」に大きな差がありました。

 一例として、仕入れ価格が70万円の商品を100万円で販売したとします。今までの「日本基準」では、100万円がそのまま売上高となりましたが、「収益認識に関する会計基準」では、100万円-70万円=30万円、つまり30万円が売上高となります。百貨店は、メーカーと顧客の仲介機能であり、百貨店が創出した経済的価値は30万円という考え方が採用されます。

 今までの日本基準 売上高100万円
 収益認識会計基準 売上高30万円(100万円-70万円=30万円)

● 全国百貨店売上高ランキングはどうなる?
 百貨店には2月決算と3月決算の企業があります。そのため「収益認識に関する会計基準」が適用されるのは、2022年3月期の期首もしくは2023年2月期の期首からとなっています。いずれにしても今期からすべての百貨店に適用されています。

 毎年夏に日経MJで「全国百貨店売上高ランキング」が発表されますが、2023年夏の発表分からすべての百貨店に「収益認識に関する会計基準」が適用されます。店舗別の売上高が「収益認識に関する会計基準」が適用された売上高になるのか? 従来通りの売上高になるのか? ちなみに2022年夏の発表分は、適用と不適用が混在していて非常に分かりにくかったです。

● IFRSとは
 「国際財務報告基準(IFRS: International Financial Reporting Standards)とは、国際会計基準審議会(IASB)によって設定される会計基準です。主要国の多くが、「IFRS」を採用しています。

 日本の上場企業では、「決算短信」を「IFRS」もしくは「日本基準」、一部で「米国基準」発表していますが、まだまだ「日本基準」が多いです。しかし、海外展開に積極的な大企業を中心に「IFRS」への切り替えが進みつつあります。


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収益認識に関する会計基準の影響
 下記の数値は最新の「決算短信」から抽出したものです。「収益認識に関する会計基準」の適用の影響が百貨店では極めて大きい事が分かります。「三越伊勢丹ホールディングス」の例では、2023年3月期連結業績予想は、売上高4,940億円、「収益認識会計基準」を適用しなかった場合は、売上高1兆750億円を予想しています。売上高が半分以下の約46%に減少する事になります。

 「セブン&アイ・ホールディングス」は、 「そごう・西武」を米投資ファンドに売却を発表しましたが、下記の数値にはまだ反映していません。地方スーパーの雄である広島の「イズミ」もかなり影響が大きい事が分かります。

百貨店
◆ 三越伊勢丹ホールディングス
(2023年3月期予想)
 売上高494,000百万円
 当該基準等を適用しなかった場合の売上高は1,075,000百万円

◆ エイチ・ツー・オー リテイリング(2023年3月期予想)
 売上高640,000百万円
 当該基準を適用しなかった場合の売上高は980,000百万円

◆ J.フロント リテイリング(2023年2月期予想)
 売上収益346,000百万円
 総額売上高975,000百万円

◆ 高島屋(2023年2月期予想)
 営業収益439,000百万円
 総額営業収益(これまでの計上方法による営業収益)は860,500百万円

スーパー
セブン&アイ・ホールディングス(2023年2月期予想
 営業収益11,646,000百万円
 総額営業収益(従前の計上方法による営業収益)は12,365,000百万円 

イオン(2023年2月期予想
 営業収益9,000,000百万円
 当該基準等を適用しなかった場合の営業収益予想値は9,200,000百万円

イズミ(2023年2月期予想)
 営業収益454,300百万円
 当該基準等を適用しなかった場合の営業収益は697,100百万円



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2022年11月13日 (日)

名古屋市中区栄エリアにおける新たな超高層ビル 地上19階、高さ約100mの「(仮称)S2計画」 2023年6月に着工!

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-(仮称)S2計画の概要-
 再開発が進む名古屋市の栄地区に新たな超高層ビルの建設計画が浮上しています。ビルの建設が計画されている場所には、北側に「ノリタケ栄ビル」、中央に「鹿島中部支店ビル」、南側に「栄第一生命ビル」の3棟が並んでいます。いずれも築年数が一定程度経過し、その後の不動産の有効活用を考える中で、3社が協力し合うことが有益であるとの考えに至りました。

 「第一生命保険、鹿島建設、ノリタケカンパニーリミテド」は、愛知県名古屋市中区新栄町二丁目における3社共同でのオフィスビル開発について 2020年6月から検討を進めてきましたが、事業内容の合意に至り、また名古屋市より総合設計許可が下付され、延床面積約40,000㎡のオフィスビル共同開発プロジェクトが始動しました。

 引用資料 第一生命保険(PDF:2022/11/11)
  名古屋市中区栄エリアにおけるオフィスビル共同開発プロジェクト始動

 計画地では現在、3社がそれぞれ所有する既存ビルの解体工事を進めており、新築工事には2023年6月に着手し、2026年3月の竣工を予定しています。

 オフィスビルの外観は、空に高く伸びる縦基調としつつ、事業者であるノリタケの食器から着想し、ボーンチャイナを連想させる温もりのある色調や角部の柔らかな曲線美を取り入れています。外装には日射制御に寄与する凹凸形状を採用することで光と影がもたらす造形美を表現しています。また、低層部は緑や風を感じられる空間デザインとし、魅力ある街並み形成への貢献を目指しています。

(仮称)S2計画の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市中区新栄町二丁目1番、2番、13番、14番及び15番(地番)
◆ 交通- 地下鉄東山線・名城線「栄」駅、名鉄瀬戸線「栄町」駅
◆ 階数-地上19階、塔屋3階、地下1階
◆ 高さ-99.90m
◆ 敷地面積-3,418.76㎡
◆ 建築面積-2,265.60㎡
◆ 延床面積-40,173.01㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス 一部店舗
◆ 建築主-第一生命保険、鹿島建設、ノリタケカンパニーリミテド
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年06月予定
◆ 竣工-2026年03月予定


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「広小路通に面する憩いの場」です。


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「計画地」です。北側に「ノリタケ栄ビル」、中央に「鹿島中部支店ビル」、南側に「栄第一生命ビル」の3棟が並んでいました。


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「広域図」です。



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2022年11月12日 (土)

熊本国際空港 空港アクセス鉄道のルート検討 「TSMC」の進出により状況が一変 「肥後大津ルート」が妥当!

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-熊本空港アクセス鉄道-

 「熊本国際空港」は、熊本県益城町にある「阿蘇くまもと空港」で、新旅客ターミナルビルの建設を計画しています。「熊本空港特定運営事業等」の関連プロジェクトです。

 空港のコンセッションを巡っては、国土交通省が「三井不動産」を代表とするコンソーシアムを事業者に選定しています。コンソーシアムが設立した熊本国際空港による空港運営が2020年4月1日に始まっています。

 「熊本国際空港株式会社」は、「阿蘇くまもと空港」において、2021年1月15日に、新旅客ターミナルビルの起工式を執り行いました。設計は「日建設計・梓設計JV」、施工は「大成建設」で、2023年3月23日供用開始を予定しています。

 「熊本空港アクセス鉄道」は、JR豊肥線三里木駅~熊本空港を結ぶ鉄道新線計画です。2023年3月23日供用開始予定の熊本空港新ターミナルビルの建設を前に、熊本県が実現に向け調査を進めてきました。熊本県知事は、2018年12月の県議会本会議で鉄道建設を進めることを表明し、2019年2月にJR九州と基本合意しました。

 その後、新型コロナウイルスの感染拡大により、熊本空港の利用者を押し上げてきたインバウンドが消滅したため、今後の空港利用者数がどの程度になるのか、不透明になりました。熊本県知事は、「いったん立ち止まり、さらに議論を深める」と述べ、事業化について再検討する考えを表明しています。

● 肥後大津ルートが妥当!
 「空港アクセス検討委員会」は2022年11月9日に、JR豊肥本線の熊本空港(益城町)への分岐・延伸について、熊本県が検討しているルート3案のうち肥後大津駅から分岐する「肥後大津ルート」が妥当とする結論をまとめました。熊本県では今後、JR九州と費用負担などを協議し、できるだけ早くルートを決めたいとしています。

 引用資料 熊本県・公式HP(2022/11/09)
 第5回空港アクセス検討委員会の開催について

 日刊建設工業新聞(2022/11/11)
 熊本県/空港アクセス検討委「肥後大津ルート」妥当、JR九州と費用負担など協議へ

 検討委員会では「肥後大津ルート」を妥当とした理由として3案のうち唯一豊肥本線からの直通運行が可能で、阿蘇方面の観光振興が期待でき、概算事業費が最も安いことなどが挙げられました。


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「空港アクセス鉄道 3ルート概要図(ルート帯)」です。

● 三里木ルートから大きく変化!
 当初は「三里木ルート」で計画されていましたが、台湾の世界最大手半導体企業「TSMC」が、菊陽町(セミコンテクノパーク隣接)に進出することが決定したことにより状況が一変しました。「原水ルート」と「肥後大津ルート」についても調査を実施し、より効率的で効果の高いルートについて、比較検討を実施する事になりました。


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「阿蘇くまもと空港周辺における人口変動と企業立地状況」です。


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「ルートの追加検討に係る中間的な調査概要」です。



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2022年11月11日 (金)

総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 2023年7月に本体工事着工!

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-神戸三宮雲井通5丁目地区-

 「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。

● 2023年7月に本体工事着工!
 2022年11月2日に、「雲井通5丁目再開発株式会社」の公式ホームページで、”雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について” のリリースがありました。工期が、2023年7月~2027年12月(予定)と判明しました。

 引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
 雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について

神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m
◆ 敷地面積-約8,230㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,650㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,900㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年07月予定
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円


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「立面図」です。


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「断面図」です。


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「竹籠をモチーフとしたデザイン(北西より)」です。


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「六甲山の山並みを眺望できる屋上庭園」です。


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「歩行者デッキとつながる屋外歩廊空間(南西より)」です。


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「あじさい通り側の屋外歩廊空間(北西より)」です。



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2022年11月10日 (木)

大阪南港 ESR初のデータセンタープロジェクト「ESRコスモスクエアOS1」 2022年11月7日に「地鎮祭」を挙行!

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-ESRコスモスクエアOS1-

 「ESR」は大阪府大阪市のデータセンター「ESR コスモスクエア OS1」の地鎮祭を2022年11月7日に執り行いました。ESRグループ全体で初のデータセンタープロジェクト「ESR コスモスクエア」は、合計で最大98MWのIT電力容量を備えた3棟構成のキャンバス型データセンターを計画しています。

 引用資料 ESR(PDF:2022/11/09)
 ESR初のデータセンター【ESRコスモスクエアOS1】着工のお知らせ

 2022年10月1日に着工した1期目「ESR コスモスクエア OS1」は IT電力容量19.2MWを備え、2024年5月末竣工予定です。尚、2期(OS2)、3期(OS3)は本計画地内で順次開発する予定です。

 「ESR コスモスクエア」は日本の主要なインターネットエクスチェンジがある大阪市中心部から 10km圏内に位置しており、周辺には多くのクラウドネットワークへの接続拠点、通信事業者、大手IT企業などが集まっているほか、ハイパースケーラーの拠点も増加しており、データセンター需要の成⾧著しいエリアにあります。

 「ESR コスモスクエア OS1」は設計上の柔軟性と設備の拡張性を備えており、顧客の需要に応じてデータホールと呼ばれる専用区画から、一棟もしくはOS2・OS3を含めた複数棟での提供が可能で、大手クラウドサービスプロバイダーを含むいわゆるハイパースケーラーやコロケーション向けデータセンター事業者まで、顧客の多様なデータセンターニーズに柔軟に対応できる大規模なデータセンターとなります。

 ESRグループでは、「ESR コスモスクエア OS1」と東京「ESR TK1 データセンター」他、香港、ソウル、シドニー、ムンバイ、シンガポールの主要なデータセンター集積地で、IT電力容量合計300MWの計8つのデータセンタープロジェクトが進行中です。

 ESR コスモスクエア OS1の概要>
◆ 所在地-大阪府大阪市住之江区
◆ 敷地面積-約8,146㎡
◆ IT 電力容量-19.2MW
◆ 建築主-ESR
◆ 設計者-NTTファシリティーズ
◆ 施工者-戸田建設
◆ 着工-2022年10月01日(着工)、2022年11月07日(地鎮祭)
◆ 竣工・サービス開始-2024年05月31日予定


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「ESR コスモスクエア OS1」完成イメージです。


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「ESR コスモスクエア」3棟完成イメージです。「OS1、OS2、OS3」の3棟構成のキャンバス型データセンターを計画しています。

● 大型物流施設とデータセンターの建設ラッシュ!
 私は、10年くらい前まで、「大型物流施設」と「データセンター」が建設用地を奪い合うような時代がやって来るとは夢にも思っていませんでした。そのため、東京都江東区有明一丁目の用地に大和ハウス工業が「大型物流施設」を建設すると聞いた時には驚きました。私は絶対にタワーマンションと予想していましたが、「大型物流施設」でした。2017年2月に「ユニクロ シティ トウキョウ」として稼働しました。

 その頃から日本の大手デベロッパーがやっと「大型物流施設」に本格参入してきました。しかし、「プロロジス」などの外資系は遥か前から日本国内で「大型物流施設」に参入しています。外資系は本当に先を見る目があると思います。日本勢が出遅れた影響はずっと続いており、「大型物流施設」の建設は外資系が中心となっています。「大型物流施設」と「データセンター」の建設ラッシュが予見できなかった私は典型的な日本人だなあと思います・・・(涙)



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2022年11月 9日 (水)

ダイキン工業 2022年11月24日より本社を「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」へ移転 2023年3月期の連結決算 売上高3兆7600億円・営業利益3,630億円を予想

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-ダイキン工業-
 大阪に本社を置く「キーエンス、ダイキン工業、クボタ、シマノ」などの優良企業の業績が絶好調です。今や大阪に本社を置く製造業ではトップクラスとなった「ダイキン工業」ですが、本社は大阪府大阪市北区中崎西二丁目4-12の「梅田センタービル」にあります。
 
 「ダイキン工業」は、本社を「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」に移転します。本社移転は2024年に迎える創業100周年に向けた記念事業の一つでもあります。
 「梅田センタービル」には1987年から入居していましたが、企業の成長に伴う従業員数の増加で手狭となっており、拠点も分散していました。新本社に大阪市内や近郊に点在する拠点の集約を検討しており、本社部門の業務効率化を進めます。

 「ダイキン工業」は、1924年に「大阪金属工業所」として創業されました。1963年には「ダイキン工業」に社名を変更しています。世界首位級の「エアコン」が主力商品です。価格競争から距離を置き、高品質を前面に打ち出しているので、「空調のベンツ」とも呼ばれています。

● 2022年11月24日より本社を移転!
 「ダイキン工業」は、2022年11月24日より本社を「大阪梅田ツインタワーズ・サウス」へ移転します。新本社では、顧客との交流を活性化するため応接室やプロジェクトルームを充実させるほか、壁を取り払ったオープンなオフィス空間で部門を超えた活発なコミュニケーションを促し、アイデアやイノベーションの創出を目指します。

 また、作業に集中できるスペースや、オンライン会議に対応した会議室を多く設けるなど、働きやすいオフィス・ITインフラ環境を整備することで、従業員一人ひとりの生産性や働きの質の向上を実現します。

 ダイキン工業(2022/09/06)
 本社移転に関するお知らせ


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ダイキン工業(DAIKIN)

 「ダイキン工業」は、2022年11月8日に「2023年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2023年3月期第2四半期(2022年4月1日~2022年9月30日)の連結決算では、売上高2,019,790百万円(前年同期比29.6%増)、営業利益221,654百万円(前年同期比15.0%増)となりました。

 ダイキン工業 決算短信(PDF:2022/11/08)
 2023年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2023年3月期の連結業績予想
 2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高3,760,000百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益363,000百万円(前年同期比14.7%増)と、売上高・営業利益共に過去最高の業績予想をしています。売上高3,480,000百万円(前年同期比11.9%増)、営業利益350,000百万円(前年同期比10.6%増)から上方修正されました。

ダイキン工業の連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月      462,519百万円    20,303百万円
1999年3月      464,332百万円    23,004百万円
2000年3月      463,069百万円    25,888百万円
-----------------------------------------
2001年3月      531,098百万円    39,814百万円
2002年3月      538,790百万円    41,967百万円
2003年3月      572,413百万円    47,788百万円
2004年3月      625,717百万円    47,987百万円
2005年3月      728,880百万円    60,896百万円
2006年3月      792,857百万円    67,077百万円
2007年3月      912,128百万円    80,939百万円
2008年3月   1,291,081百万円   128,098百万円
2009年3月   1,202,419百万円    61,394百万円
2010年3月   1,023,964百万円    44,037百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,160,330百万円    75,455百万円
2012年3月   1,218,700百万円    81,192百万円
2013年3月   1,290,903百万円    88,627百万円
2014年3月   1,787,679百万円   156,537百万円
2015年3月   1,915,013百万円   190,587百万円
2016年3月   2,043,691百万円   217,872百万円
2017年3月   2,043,968百万円   230,769百万円
2018年3月   2,290,560百万円   253,739百万円
2019年3月   2,481,109百万円   276,254百万円
2020年3月   2,550,305百万円   265,513百万円
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2021年3月   2,493,386百万円   238,623百万円
2022年3月   3,109,106百万円   316,350百万円

2023年3月予想 
2023年3月   3,760,000百万円   363,000百万円

米国グッドマンの買収で成長が加速!
 「ダイキン工業」は、2012年8月29日、アメリカの住宅向けエアコン大手の「グッドマン・グローバル」を総額37億ドル(当時の為替レートで約2960億円)で買収すると発表しました。

 アメリカで高いシェアを持つ「グッドマン・グローバル」を傘下に持つことで、手薄だったアメリカでの住宅用空調機器事業を強化しました。業績の推移を見ても「グッドマン・グローバル」の買収により成長が加速した事が分かります。



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2022年11月 8日 (火)

JR岡山駅前の大規模複合再開発 地上31階の「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」 2022年11月8日に起工式を挙行!

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-JR岡山駅前市街地再開発事業-
 
駅前町一丁目2番3番4番地区は、2016年9月に市街地再開発準備組合を設立、2019年3月には「駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」に関する都市計画の決定を受け、再開発計画を進めています。

 この地区は、商業や業務施設が高度に集積し、鉄道・路面電車・バスなどの乗継拠点としての交通の要所「JR岡山駅」の真正面に位置していますが、低利用もしくは未使用の土地も多く見受けられ、既存建物の老朽化も進んでいます。コミュニティが弱化し、商店街もかつてほどの賑わいをなくしているなど、多くの課題を抱えています。

 こうした状況下、優れた立地に相応しい再開発に取り組み、ホテル、コンベンション施設、商業施設、市街型住居などの都市機能を備えたエリア整備を進めています。岡山の正面玄関にふさわしい発信機能を持った「都心拠点」となることを目指しています。

 「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」の事業協力者として「野村不動産」を代表企業とするグループ「野村不動産、JR西日本不動産開発、奥村組」が参画しています。

 引用資料 公式ホームページ
 岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業

● 2022年11月8日に起工式を挙行!
 「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発組合」は、岡山市北区駅前町一丁目で推進している「岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業」において、2022年11月8日に起工式を執り行いました。

 KSB瀬戸内海放送(2022/11/07)
 JR岡山駅前の再開発工事始まる 地上31階・地下2階建てのマンションやホテルなど 2026年度中に完成予定

 建設されるのは地上31階、地下2階、総戸数422戸の「住宅棟」と、地上16階、地下1階の「ホテル棟」、地上7階の「駐車場棟」の3棟の建物が建設されます。全てが完成するのは2026年度中の予定です。

JR岡山駅前市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-岡山県岡山市北区駅前町一丁目2番3番4番(地番)
◆ 階数-(住宅棟)地上31階、地下2階、(ホテル棟)地上16階、地下1階、(駐車場棟)地上7階、地下0階
◆ 高さ-(住宅棟)約108m、(ホテル棟)約60m、(駐車場棟)約23m
◆ 施工区域面積-約14,000㎡
◆ 敷地面積-(西街区)約6,700㎡、(東街区)約3,900㎡
◆ 延床面積-(西街区)約67,800㎡、(東街区)約16,500㎡
◆ 用途-(西街区)共同住宅、ホテル、店舗、(東街区)駐車場、店舗
◆ 総戸数-422戸
◆ 建築主-岡山市駅前町一丁目2番3番4番地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産、JR西日本不動産)
◆ 再開発コーディネーター-ユーデーコンサルタンツ
◆ 特定業務代行者-奥村組、美樹工業、北川鉄工所、大建設計
◆ 解体工事-2022年02月
◆ 着工-2022年11月08日(起工式)
◆ 竣工-2026年度予定(工事完了)


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「完成予想パース」です。


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「配置図及び施設計画」です。


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「位置図」です。施工区域面積は約1.4haです。



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2022年11月 7日 (月)

高槻市へ移転を計画している新しい「関西将棋会館」 2023年夏に着工、2024年秋の完成・オープンを予定!

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-新関西将棋会館-

 「日本将棋連盟」は、大阪府高槻市へ移転を計画している新しい関西将棋会館について、整備事業者が「大成建設」に決まり、新会館の概要を発表しました。地上5階で、4階・5階の対局室から中庭が望め、1階部分には一般も利用できる将棋道場を設けます。2023年夏に着工、連盟創立100年となる2024年秋の完成・オープンを目指します。

 引用資料 日本将棋連盟(2022/07/08)
 新関西将棋会館整備 優先交渉権者決定のお知らせ

 新会館はJR高槻駅の西口から徒歩1分の場所が建設予定地です。1階には将棋道場や売店、展示スペースを設置します。2階はいす対局室など、3階は事務室などに使用、4階は対局室で、5階にタイトル戦も行える特別対局室を設けます。


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「守り・集中する」「開き・つながる」明快なボリューム構成です。

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「1F エントランス」です。


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「1F 将棋道場」です。


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「1F 外部ギャラリー」です。


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「4F 内なる庭」です。


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「5F 特別対局室」です。


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「4F 和室対局室」です。



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2022年11月 6日 (日)

「奈良公園」近く (仮称)奈良吉城園計画 ホテル名称が「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」に決定!

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-吉城園周辺地区保存管理・活用事業-

 「奈良県」は、官民連携プロジェクトとなる「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の公募型プロポーザルを行い、2017年3月14日に「森トラスト」を代表企業とするグループを優先交渉権者に特定しています。

 「森トラスト」は、「畏敬の夜・神秘の朝、奈良らしさを世界へ」を事業コンセプトに掲げ、最高級インターナショナルホテルブランドを誘致するとともに、設計には「隈研吾氏」を採用することを提案しています。

 「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」は聞きなれないので場所が分かりにくいと思いますが、西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。

 「森トラスト」は、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、森トラストが進めている新規ホテル開発である「(仮称)奈良吉城園計画」が、2022年2月21日に着工しました。

● 紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良
 「森トラスト」は、奈良県の官民連携事業「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」において、森トラストが進めている新規ホテル開発である「(仮称)奈良吉城園計画」のホテル名称が、「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」に決定しました。

 引用資料 森トラスト(PDF:2022/11/01)
 奈良県初となる「ラグジュアリーコレクション」誘致決定 紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良 3軒目となる『翠 SUI』ブランド

 「紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良」は、森トラストが2017年に立ち上げたホテルブランド『翠 SUI』の3軒目の展開であるとともに、マリオット・インターナショナルの最高級カテゴリーブランド「ラグジュアリーコレクション」を誘致したダブルブランドホテルとなります。

 日本文化の発祥の地として世界にも知られる奈良の中でも、特に吉城園周辺地区は、日本有数の名勝地「奈良公園」の西端に位置し、春日大社や興福寺、東大寺などの世界遺産にも囲まれ、様々な取り組みにより風致が維持されてきた緑豊かなエリアです。古より愛でられてきた「紫幹翠葉(山々が青々と美しい様子)」の風光明媚な情景に由来するホテル名称の通り、奈良の歴史や伝統、神秘を体感する滞在を提供します。

紫翠 ラグジュアリーコレクションホテル 奈良の概要
◆ 計画名-(仮称)奈良吉城園計画 計画
◆ 所在地-奈良県奈良市大路町55番地
◆ 階数- 地上2階、地下0階
◆ 敷地面積-30,505.24㎡
◆ 建築面積-3,143.65㎡
◆ 延床面積-4,411.69㎡
◆ 用途-ホテル
◆ 客室数-43室
◆ 建築主-森トラスト
◆ 設計者-(建築設計)大成建設、(設備設計)建築設備設計研究所、(設計監修、インテリアデザイン)隈研吾建築都市設計事務所
◆ 施行者-(建築・昇降機)大成建設、(空調・衛生・電気)きんでん
◆ 着工-2022年02月21日
◆ 開業-2023年夏予定


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「全体鳥観図(イメージ) 」です。


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「吉城園主棟」です。


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「客室イメージ」です。


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「計画地周辺地図」です。西側が「奈良県庁」、東側が「奈良公園」、南側が「奈良国立博物館」という文句のつけようのない好立地です。


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奈良県庁屋上から見た「吉城園周辺地区保存管理・活用事業」の予定地です。



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2022年11月 5日 (土)

JR高槻駅北駅前広場整備工事 エスカレーターの整備・デッキ上屋の設置・ロータリー及び駅前広場の拡幅など 2022年10月末の建設状況

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-JR高槻駅北駅前広場整備工事-

 JR高槻駅の北駅前広場において、高槻市の玄関口にふさわしい良好な空間とするため、JR高槻駅北駅前広場の整備工事を行っています。主な工事内容は、エスカレーターの整備、デッキ上屋の設置、公衆トイレの更新、ロータリー及び駅前広場の拡幅を行います。工期は、2021年11月30日~2023年3月31日(予定)です。

 引用資料 高槻市・公式ホームページ
 JR高槻駅北駅前広場整備工事に伴いトイレ及びロータリーの階段が使用できなくなります


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「JR高槻駅北駅前広場整備工事」の2022年10月末の建設状況です。


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「エスカレーター」の整備の様子です。


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西側部分です。


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駅前広場の西側部分です。


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「高槻阪急」側です。


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北側部分です。



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2022年11月 4日 (金)

うめきた2期区域 うめきた(大阪)駅がさらに進化 地下新駅の地上部に駅ビルを建設 2022年10月末の建設状況

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-JR WEST LABO-
 「JR西日本」は2022年3月16日に、大阪駅北側の再開発地区「うめきた2期区域」で建設中の地下新駅の地上部に駅ビルを建設する事を発表しました。隣接する都市公園と大阪駅方面への連絡デッキも設置し、駅周辺の回遊性を高めます。

 引用資料 JR西日本(2022/03/16)
 うめきた(大阪)駅がさらに進化します 地下駅と地上部での新駅ビルを共創フィールドとした新たな価値創造への挑戦~ 『JR WEST LABO』 始動 ~

 「JR西日本」は地下駅と駅ビルをイノベーションの実験場「JR WEST LABO」に位置付け、デジタル技術などを活用した近未来の駅空間の実現を目指します。実証実験を希望する「共創パートナー」の募集も始めました。

 新駅は2期区域の東側に位置し、地下1階に改札口やコンコース、地下2階に島式のホームを2面設置します。2023年3月に大阪駅の新たなホームとして開業する予定です。大阪駅の西側に新設する改札口と地下通路(改札内約70m)でつながります。

うめきた(大阪)駅がさらに進化
◆ 2023年春-うめきた(大阪)地下駅 開業
◆ 2024年夏頃-うめきた2期 先行まちびらき、JR大阪駅⇔うめきた2期間連絡デッキ供用開始
◆ 2025年春頃-地上部新駅ビル開業
◆ 2025年04月-大阪関西万博2025開幕
◆ 2031年春-なにわ筋線開業予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地上部分~」です。

うめきた駅の駅ビル(地上部分)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町
◆ 交通-JR「大阪」駅直結
◆ 階数-地上3階
◆ 敷地面積-約12,500㎡
◆ 店舗面積-約3,750㎡
◆ 駅前広場主要用途-観光バス・タクシー乗降場等
◆ ビル主要用途-歩行者広場、商業施設、連絡デッキなど
◆ 建物設置者-JR西日本不動産開発
◆ 商業施設運営者-JR西日本大阪開発
◆ 開業(一部供用開始)-2024年夏頃予定(駅前広場・連絡デッキなど)
◆ 全面開業(商業施設含む)-2025年春頃予定


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ コンコース階」です。


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「『JR WEST LABO』のフィールド ~地下部分~ ホーム階」です。


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「うめきた(大阪)駅」の連絡通路です。


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「地下新駅の地上部の駅ビル」の2022年10月末の建設状況です。


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少し角度を変えた様子です。


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アップです。


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地下で既存の「大阪駅」と直結します。


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角度を変えて見た様子です。


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この部分は「エレベーター」でしょうか?



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2022年11月 3日 (木)

地上36階、高さ約123mの超高層ツインタワー「(仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業」 環境影響評価提案書の縦覧! 

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-(仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業-

 吹田市は、「(仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業に係る環境影響評価」を公表しました。北千里駅前地区において高さ約30mの商業・公益棟と高さ約123mの住宅・商業棟を整備する計画です。2026年度から解体工事を行い、2027年度の建築工事着工を想定します。

 引用資料 吹田市・公式HP(2022/11/01)
 (仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業に係る環境影響評価について

 北千里駅前の千里北地区センターは、青山台、藤白台、古江台の近隣3住区に対する商業や公的サービスの機能を有する住民の生活や地域活動の拠点であり、開業から50年以上もの間、店舗リニューアルなどを行ってきましたが、施設の老朽化や社会情勢・周辺環境の変化により、さまざまな課題が顕在化し、更新が望まれています。

 商業・公益棟が、地上5階、地下1階で延床面積約40,400㎡、高さ約30m、住宅・商業棟が地上36階の超高層ツインタワーで、延床面積約82,000㎡、高さ約123mを想定しています。

(仮称)北千里駅前地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 所在地-大阪府吹田市古江台四丁目内
◆ 交通-阪急電鉄千里線「北千里」駅
◆ 階数-(住宅・商業棟)地上36階、地下0階、(商業・公益棟)地上5階、地下1階
◆ 高さ-(住宅・商業棟)約123m、(商業・公益棟)約30m
◆ 敷地面積-(住宅・商業棟)約10,300㎡、(商業・公益棟)約14,000㎡
◆ 建築面積-(住宅・商業棟)約4,700㎡、(商業・公益棟)約11,100㎡
◆ 延床面積-(住宅・商業棟)約82,000㎡、(商業・公益棟)約40,400㎡
◆ 用途-(住宅・商業棟)共同住宅、商業、駐車場、(商業・公益棟)商業、業務、公益施設、駐車場
◆ 総戸数-約700戸
◆ 解体工事-2026年度予定
◆ 着工-2027年度予定
◆ 着工-2034年度予定


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「建築物断面模式図(イメージ図)」です。「商業・公益棟」が、地上5階、地下1階、高さ約30m、延床面積約40,400㎡、「住宅・商業棟」が、地上36階、地下0階、高さ約123m、延床面積約82,000㎡を想定しています。


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「土地利用計画図(イメージ図)」です。


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「事業計画地の位置」です。


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「工事スケジュール(案)」です。工期は、2027年度~2034年度の長期に渡ります。



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2022年11月 2日 (水)

淀屋橋駅直結のランドマークビル 地上29階、高さ約135mの「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」 2022年11月1日に着工!

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-淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事-
 大阪市は、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の大阪都市計画第一種市街地再開発事業を決定しています。「淀屋橋駅西地区市街地再開発組合」は、大阪市中央区北浜四丁目で事業を推進する「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」において、2020年7月17日に市街地再開発組合の設立認可を受け、2020年8月6日に総会を開催し、組合を設立しました。

 市街地再開発事業の施行により敷地及び建物を共同化し、大阪の国際競争力の強化に資するハイグレードなオフィスを整備するとともに、低層部には御堂筋の上質なにぎわいを創出する商業機能の導入や、水辺の新たなにぎわいを創出する環境整備を行い、環境負荷低減や防災性の向上に資する建物を整備します。

 「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」には、「大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発」が地権者かつ参加組合員として参画しており、今後も引き続き再開発組合とともに事業を推進していきます。

● 2022年11月1日に着工!
 「淀屋橋駅西地区市街地再開発組合」とその参加組合員である「大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発」は、「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」について、2022年11月1日に着工しました。

 引用資料 大和ハウス工業(2022/11/01)
 御堂筋・玄関口の新たなランドマークとなるオフィスビルが誕生 「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」着工

淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 施設建築物等工事
◆ 所在地-大阪府大阪市中央区北浜四丁目1番他
◆ 交通-京阪電車・Osaka Metro御堂筋線「淀屋橋」駅直結
◆ 階数-地上29階、地下2階
◆ 高さ-最高部134.99m
◆ 施行区域面積-約17,000㎡
◆ 敷地面積-7,206.23㎡
◆ 建築面積-5,169.89㎡
◆ 延床面積-132,331.56㎡
◆ 容積対象面積-115,249.18㎡(容積率約1,600%)
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、、飲食店、物販店舗、サービス店舗ほか
◆ 建築主-淀屋橋駅西地区市街地再開発組合(参加組合員 大和ハウス工業、住友商事、関電不動産開発)
◆ 設計者・監理者-日建設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2021年08月20日
◆ 着工-2022年11月01日
◆ 竣工-2025年12月予定
◆ 開業-2026年予定
◆ 概算事業費-約668億円


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「夜景イメージ」です。


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「空撮イメージ」です。


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地上50mの眺望テラス

 御堂筋に面した高さ50mの基壇部屋上階(地上11階)に、一般の人も利用できる眺望空間(基壇部屋上庭園、カフェラウンジ等)を整備し、中之島を一望できる新たなVIEW SPOTを創出します。


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「完成イメージ」です。


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基準階平面図
 敷地の共同化・大街区化により、「大阪メトロ御堂筋線淀屋橋駅」直結の好立地において、ワンフロア貸室面積が約940~1,110坪、総貸室面積が約23,500坪のハイグレードオフィスを整備します。平面計画はセンターコア方式を採用することで、ワンプレートとしても分割してもレイアウトしやすく、東西南北・四方向が窓に面した快適な執務空間を提供します。


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「断面構成」です。


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「配置図」です。


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「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業」の予定地の2022年10月4日の状況です。


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「淀屋橋駅西地区第一種市街地再開発事業 施設建築物」の建築計画のお知らせです。


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「北立面図」です。



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2022年11月 1日 (火)

うめきた2期地区 地上39階、高さ約181mの「(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟」 2022年10月末の建設状況

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-(仮称)うめきた2期地区開発事業-

 「三菱地所」を代表企業とするうめきた2期開発事業者JV9社は、2017年12月に「独立行政法人都市再生機構(UR都市機構)」が実施した「うめきた2期地区開発事業者募集」にて開発事業者として選定された後、「(仮称)うめきた2期地区開発事業」について、工事に着手しました。

 三菱地所 公式HP(PDF:2020/12/21)
 「(仮称)うめきた2期地区開発事業」工事着手 

● うめきた2期地区開発事業の3ホテル
 うめきた2期地区開発事業JV9社は、「うめきた2期地区開発事業」において計画している、スーパーラグジュアリーホテル、ライフスタイルホテル、アップスケールホテルについて、スーパーラグジュアリーホテルとライフスタイルホテルを「ヒルトン」に、アップスケールホテルのオペレーターを「阪急阪神ホテルズ」にそれぞれ決定しました。

 ホテル事業の幹事社である「オリックス不動産」と「ヒルトン」が運営委託契約を締結し、スーパーラグジュアリーホテルの名称を「ウォルドーフ・アストリア大阪」に、ライフスタイルホテルの名称を「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」に決定しました。

 引用資料 三菱地所(PDF:2021/11/24)
 米ヒルトンの最上級ホテルブランド「ウォルドーフ・アストリア」が関西初進出! 「うめきた2期地区開発事業」3ホテルのオペレーター決定

 ヒルトンの最上級ラグジュアリーブランド「ウォルドーフ・アストリア」は関西初、ライフスタイルブランド「キャノピーby ヒルトン」は日本初進出となります。なお、「ウォルドーフ・アストリア大阪」は 2025年度上期、「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」は2024年度上期、アップスケールホテル(阪急阪神ホテルズ)は2024年度下期の開業を目指します。

 (仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区大深町1番39の一部 他
◆ 交通-JR「大阪」駅、阪急「大阪梅田」駅、阪神「大阪梅田」駅、Osaka Metro四つ橋線「西梅田」駅、Osaka Metro御堂筋線「梅田」駅、Osaka Metro谷町線「東梅田」駅
◆ 階数-(西棟)地上39階、地下3階、(東棟)地上28階、地下3階
◆ 高さ-最高部181.50m
◆ 敷地面積-25,262.07㎡
◆ 建築面積-17,586.72㎡
◆ 延床面積-317,249.30㎡(容積対象面積277,882.77㎡)
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制振構造
◆ 用途-オフィス、ホテル、商業施設
◆ 客室数-(ウォルドーフ・アストリア大阪)252室、(アップスケールホテル)482室
◆ 建築主-三菱地所、大阪ガス都市開発、オリックス不動産、関電不動産開発、積水ハウス、竹中工務店、阪急電鉄、うめきた開発特定目的会社(大林組が出資するSPC)
◆ 設計者-三菱地所設計、日建設計、大林組、竹中工務店
◆ 監理者-三菱地所設計、日建設計
◆ 施工者-うめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組JV)
◆ 着工-2020年12月上旬
◆ 竣工-2024年11月下旬予定


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プロジェクト配置図(予定)
 延床面積は、南地区民間宅地の賃貸棟が約314,250㎡、南地区民間宅地の分譲棟が約93,000㎡、北地区民間宅地の賃貸棟が約64,200㎡、北地区民間宅地の分譲棟が約85,000㎡です。総延床面積約556,450㎡(約314,250㎡+約93,000㎡+約64,200㎡+約85,000㎡)です。


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ホテル事業の配置図

 「ウォルドーフ・アストリア大阪」は、延床面積約33,090㎡、部屋数252室、2025年度上期開業予定、「キャノピーby ヒルトン大阪梅田」は、延床面積約20,220㎡、部屋数308室、2024年度上期開業予定、「アップスケールホテル」は、延床面積約21,740㎡、部屋数482室、2024 年度下期開業予定となっています。


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狭域図

 周辺エリアとの回遊性を高める歩行者ネットワークの形成します。南北の都市公園の連続性を高めるため、公園を縦断して公園施設を接続する園路を設置します。JR大阪駅方面、グランフロント大阪北館、梅田スカイビルなどの周辺エリアとの安全で快適な歩行者ネットワークを形成します。


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「南街区賃貸棟(完成予想イメージ)」です。


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「南街区賃貸棟低層部外観(完成予想イメージ)」です。


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「(仮称)うめきた2期地区開発事業 南街区賃貸棟」の2022年10月末の建設状況です。


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「南街区賃貸棟・西棟」は、地上39階、地下3階、高さ181.50mです。


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少し角度を変えた様子です。


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5基のタワークレーンが稼働しています。施工者が「うめきた2期共同企業体(竹中工務店、大林組JV)」なので、タワークレーンの「マスト」の色が、竹中工務店カラーの「シルバー」と大林組カラーの「オレンジ(パッションオレンジ)」が混在しています。


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アップです。


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「南街区賃貸棟・東棟」の建設現場です。地上28階、地下3階の超高層ビルが建設される予定です。


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1階床の構築が終わっています。この現場は「逆打ち工法」が採用されているので、最初に1階床を構築しています。


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1基目のタワークレーン姿を現しています。竹中工務店カラーの「シルバー」となっています。


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角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。



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