約120年ぶりに大規模な修理 国宝興福寺五重塔保存修理 素屋根建設の一般競争入札を再公告!
-国宝興福寺五重塔保存修理-
約120年ぶりに、大規模な修理が行われている興福寺の国宝の五重塔について、2023年1月から始まる予定だった塔を覆う素屋根の工事が資材高騰などの影響で延期されることになりました。
興福寺 公式ホームページ(2022/11/07)
五重塔修理工事に関するお知らせ
興福寺の五重塔は奈良時代に建立されたあと焼失と再建を繰り返し、現在の塔は室町時代に建てられました。傷みが激しくなっているため、およそ120年ぶりに大規模な修理が行われていて、2023年1月から1年余りかけて修理や調査のために使用する塔を覆う素屋根の工事が行われる予定でした。
しかし、資材の高騰の影響や修理前の初層周辺の調査に時間が必要なことなどから、素屋根の工事を延期することになったということになりました。工事をいつ始めるかはいまのところ未定です。
● 一般競争入札を再公告!
奈良県は2023年1月20日に、「国宝興福寺五重塔素屋根建設工事」の一般競争入札を再公告しました。2~4者構成のJVから1月30日まで参加申し込みを受け付けます。総合評価方式を適用し、2月6日まで技術提案書の提出を受けます。入札書の開札は3月8日を予定です。
日刊建設工業新聞(2023/01/23)
奈良県/国宝興福寺五重塔保存修理へ、素屋根建設の入札再公告
興福寺の五重塔は730年に建てられました。5回の焼失と再建を経て、1426年頃に現在の塔が建てられたとされています。経年劣化で屋根の傷みが著しく、瓦の状態を確認しながら全面的にふき替えます。工期は約10年を予定しています。
猿沢池越しの「興福寺五重塔」です。
縦アングルです。
国宝の「興福寺五重塔」と国宝の「興福寺東金堂(とうこんどう)」です。
「興福寺五重塔」は、塔の高さは50.1mです。日本の仏塔としては京都の「東寺」の五重塔に次ぐ高さを誇ります。
| 固定リンク
« 旧広島市民球場跡地整備等事業 商業施設「SHIMINT HIROSHIMA(シミントひろしま)」 2023年3月31日に開業、出店テナントが発表! | トップページ | 岩谷産業 神戸ポートアイランド(第2期) 「水素エネルギーの発信および次世代に向けた人材育成拠点となる新研修所」を建設! »
「68 奈良県」カテゴリの記事
- 「奈良公園」の「鹿」が外国人観光客に大人気で凄い事に! 奈良公園は、まるで屋外の広大な「鹿カフェ」状態に!(2024.07.01)
- 「奈良県庁」の西側 JR東海グループを優先交渉権者に選定 「ハイアット」と提携し、世界品質のラグジュアリーホテルの開業を目指す!(2024.04.26)
- 外国人観光客に人気の「奈良市」 外国人観光客に奈良市内で宿泊してもらえるにはどうしたらいいのでしょうか?(2023.10.14)
- 「旧奈良監獄」を上質な「文化財ホテル」として整備 「星のや」が、ラグジュアリーホテル「星のや奈良監獄」を2026年春にオープン!(2023.09.15)
- 世界最大級のホスピタリティグループ・アコー スイート含む264室 五感を通して奈良の魅力を感じる「ノボテル奈良」を2024年秋に開業!(2023.06.12)