カジノを含む統合型リゾート(IR) 大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画 本当に2023年1月に認定されるのか?
-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-
大阪府と大阪市は2021年9月28日に、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート(IR)」について、アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体を正式に事業者に選んだと発表しました。
大阪府と大阪市は2021年12月21日に「第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議」を開き、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(案)骨子等について」を提示しました。2020年代後半としていた開業時期を2029年頃と定め、IR建設時の近畿圏での経済波及効果が約1兆5800億円に上ると試算しました。
引用資料 大阪市・公式HP(2021/12/21)
第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議について
開業時期を2029年秋~冬頃としましたが、液状化や土壌汚染の懸念が指摘されている誘致候補地の「夢洲(ゆめしま)」の整備状況などによって1年~3年程度後ろ倒しとなる可能性があるとしました。「土壌汚染対策、液状化対策、地中障害物撤去」の大阪市概算負担額は、約790億円の見込みです。
事業期間は35年間(延長30年間)です。MGMとオリックスに加え、関西電力やJR西日本など関西ゆかりの出資企業20社で構成する「大阪IR株式会社(予定)」を設立します。
● 本当に2023年1月に認定されるのか?
2022年12月22日に、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備に向けて大阪府・大阪市が提出している計画を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表は、来年1月にも国から認定の判断が示されるとの見通しを示しました。大阪市内で開かれた党常任役員会で「通常国会が始まる前に良い知らせが届く見通しを立てている」と述べました。
共同通信(2022/12/22)
大阪IR「通常国会前に認定」 維新・馬場氏が見通し
その「通常国会」が2023年1月23日(月)に召集され、開会式が行われます。「通常国会が始まる前」はほぼ無くなりました。今回も「ぬか喜び」に終わりそうです。IRに関しては、今まで何度も裏切られてきたので、悔しいですがじっと待つしかありません・・・
ただ肝心の「岸田首相」は、「遣唐使」をもじって、検討してばかりで前に進まない事が多いので「検討使」と揶揄されています。IRも同じように「検討使」にならないか心配です・・・(涙)
IR開業までのプロセス
MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体が正式な事業者に決定しましたが、国の「区域整備計画の認定・公示」という事業者と行政が乗り越えるべき大きなハードルが残っています。
引用資料 国土交通省・観光庁(2021/07/20)
特定複合観光施設区域整備計画審査委員会の設置について
「イメージパース:全景」です。
「IR区域の全体配置(イメージ)」です。
「イメージパース:夢洲の道路インフラ整備イメージ」です。
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