かつては「大阪の迎賓館」と呼ばれた「リーガーロイヤルホテル(大阪)」 土地と建物を「ベントール・グリーンオーク・グループ」に売却!
-リーガーロイヤルホテル(大阪)-
「ロイヤルホテル」は、長年にわたり大阪を代表する格調高い大型高級ホテルとして、国内外にその名を知られていました。ホテルの規模が大きく設備などが整っていることや、外国の政府関係者がこのホテルをたびたび利用することから「大阪の迎賓館」とも呼ばれていました。
長らく「ロイヤルホテル、ホテルプラザ、東洋ホテル」は、大阪のホテル御三家として知られていました。しかし、今は「ホテルプラザ、東洋ホテル」は建物すら存在していません。相次ぐ外資系高級ホテルの進出で急速に競争力を失っていきました。
● リーガーロイヤルホテル(大阪)の土地と建物を売却!
大阪の老舗の「リーガーロイヤルホテル(大阪)」を運営するロイヤルホテルは2023年1月20日に、中之島の「リーガロイヤルホテル」の土地と建物を米国の不動産ファンド「ベントール・グリーンオーク・グループ(BGO)」に売却すると発表しました。BGOが135億円かけて老朽化した建物を改装し、2025年の大阪・関西万博に備えます。
ロイヤルホテル(PDF:2023/01/20)
ベントール・グリーンオークとの資本業務提携並びにリーガロイヤルホテル(大阪)の資産及び運営に関する基本合意書締結のお知らせ
新型コロナウイルス感染拡大の長期化に伴う業績悪化などが要因という事ですが、コロナ禍の前から相次ぐ外資系高級ホテルの進出で競争力を失っていました。厳しい言い方ですが、コロナ禍が無くてもいつかは売却は避けられなかったと思います。
「リーガーロイヤルホテル(大阪)」を西側から見た様子です。
リーガーロイヤルホテル(大阪)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区中之島五丁目3番68号
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部107m、軒高102.3m
◆ 敷地面積-約14,115㎡(施設全体)
◆ 建築面積-約7,019㎡
◆ 延床面積-約174,734㎡(施設全体)、約71,481㎡(新館)
◆ 建築主-ロイヤルホテル
◆ 設計者-吉田五十八研究室、竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 竣工-1973年09月
◆ オープン-1973年09月(新館オープン)
(備考) 上記の概要は、新館竣工時の数値のため現在の数値とは異なります。
「リーガーロイヤルホテル(大阪)」を北東側から見た様子です。
「リーガーロイヤルホテル(大阪)」を東側から見た様子です。
「リーガーロイヤルホテル(大阪)」を南側から見た様子です。
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