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2023年1月 6日 (金)

天神ビッグバン 複数街区にまたがる段階的・連鎖的な再開発の申請期限が2022年12月末 4件のビッグプロジェクトが駆け込み申請!

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-天神ビッグバン-
 疾風怒濤の勢いで再開発が進む福岡市の天神地区ですが、「天神ビッグバン」は2026年末までに完成するビルが対象です。しかし、福岡市は複数街区にまたがる段階的・連鎖的な再開発は、個別に判断することにしています。

 「個別判断」の期限が2022年12月末に迫ったため、2022年11月末~2022年12月末にかけて駆け込み申請が続き「(1)天神二丁目南ブロック駅前東西街区、(2)福岡中央郵便局およびイオンショッパーズ福岡、(3)北別館跡地活用事業の変更、(4)天神⼀丁⽬15・16番街区」の4件が申請されました。

● 天神二丁目南ブロック駅前東西街区
 福岡市中心部にある福岡パルコや新天町商店街などを一体開発する計画案が2022年11月30日に、福岡市に提出されました。開業は8年後の2030年度を目指します。

 「新天町商店街商業協同組合、新天町商店街公社、パルコ、⻄⽇本鉄道、三井住友銀⾏」の5者は、所有する建物の⽼朽化が進む中、天神の賑わいを創出する重要な拠点として、耐震性の向上等により、将来にわたり安⼼・安全で賑わいのあるまちづくりを実現していくため、「天神⼆丁⽬南ブロック駅前東⻄街区都市計画推進協議会」を設⽴し、検討を⾏ってきました。プロジェクトを推進していくにあたり、「天神ビッグバンボーナス」の取得に向けて福岡市に計画概要書を提出しました。

 引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2022/11/30)
 『天神二丁目南ブロック駅前東西街区』の計画概要公表について

● 超高層ツインタワーを建設!
 天神ビッグバンの高さ規制緩和により、「渡辺通」より西側は高さが約76mから約115mに緩和されました。「東街区」と「⻄街区」にそれぞれ高さが約115mの超高層ビルが建設可能です。

 東⻄街区区域⾯積約2.2haと天神ビッグバン最大規模の再開発となります。「東街区」の敷地面積約7,900㎡、「⻄街区」の敷地面積約5,900㎡と双方ともかなり広いので、具体的な完成イメージの公開が非常に楽しみです。


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天神二丁目南ブロック駅前東西街区の「位置図」です。


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福岡中央郵便局およびイオンショッパーズ福岡
 「日本郵便」および「イオン九州」は、「福岡中央郵便局」と「イオンショッパーズ福岡」の連携を図る段階連鎖建替えプロジェクトに関して、本格的に検討を行うこととしました。

 引用資料 日本郵便(PDF:2022/12/08)
 福岡中央郵便局およびイオンショッパーズ福岡の段階連鎖建替えプロジェクト ~天神北の核として周辺地域につながる交流拠点の形成~

 プロジェクトは築年数の経過した両建物の建替えにあたり、建物の耐震性を向上させ、地区の特性などを踏まえた計画とすることで、生まれ変わる須崎公園につながる天神北の発展および福岡市が進める「天神ビッグバン」に貢献できるものと考えています。プロジェクトを推進するにあたり、天神ビッグバンボーナスの取得に向けて、段階的および連鎖的な建替え計画の概要を福岡市に提出しました。

 「福岡中央郵便局」の工事が先に始まり、窓口機能は一時的に「イオンショッパーズ福岡」に移る見込みです。「福岡中央郵便局」の建て替えは2030年頃竣工、「イオンショッパーズ福岡」の建て替えは2030年代中頃竣工を目標としています。


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天神ビジネスセンターの南側
 「福岡地所」は、西鉄福岡(天神)駅、福岡市地下鉄天神駅近くにある複合商業ビル「メディアモール天神(MMT)」が再開発のため閉鎖されることにともない「ジュンク堂書店福岡本店」が2020年6月30日に閉店しました。

 「福岡地所」は、天神ビジネスセンターの南側の「メディアモール天神(MMT)」の解体工事を行っています。更に街区東側の福岡市役所の「北別館」跡地の再開発は、優先交渉権者が「福岡地所株式会社を代表とするグループ」となりました。

 「メディアモール天神(MMT)」と福岡市役所の「北別館」の間に「第2明星ビル」がありました。「福岡地所」は、「第2明星ビル」を取得し、再開発区域を広げます。

● 3ビルの一体的な再開発!
 「北別館跡地活用事業」の事業者より、隣地との一体開発について、事業計画の変更の申し出がありました。新たな事業計画は、貸付料が増額されており、財源確保に資するものであることに加え、改めて開催した「北別館跡地活用事業提案評価委員会」においても、歩行者の安全性が向上することや、沿道・地上広場のにぎわい創出などが評価されました。これらを踏まえ、新たな計画は福岡市のよりよいまちづくりに資すると判断し、事業計画の変更を承諾し、事業契約を変更しました。

 引用資料 福岡市(PDF:2022/12/22)
 北別館跡地活用事業 事業計画の変更等について

 街区の北側には、「福岡地所」により、地上19階、塔屋2階、地下2階、高さ89.525m、延床面積61,116.98㎡の「天神ビジネスセンター」が建設され、2021年9月に竣工しました。街区の南側は、地上18階、地下2階、高さ88.20m、延床面積約63,206㎡なのでほぼ同規模の大規模なオフィスが建設される事になります。

北別館跡地活用事業の概要
◆ 所在地-福岡県福岡市中央区天神一丁目76番1(地番)
◆ 階数-地上18階、地下2階
◆ 高さ-最高部88.20m(天神ビッグバンにより航空法上の高さ規制約86m~90mに緩和)
◆ 敷地面積-4,085.08㎡
◆ 延床面積-約63,206㎡
◆ 容積対象面積-容積率1,400%
◆ 地震対策-免震構造
◆ 優先交渉権者-(代表企業)福岡地所、(構成企業)九州電力、九電工、前田建設工業、俊設計、旭工務店、サン・ライフ
◆ 着工-2023年10月頃予定
◆ 竣工-2026年06月頃予定
◆ 開業-2026年08月頃予定(60年間の定期借地)


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北別館跡地活用事業の 「位置図」です。


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天神⼀丁⽬15・16番街区
 福岡市の「天神⼀丁⽬15・16番街区」において、地区内有志の地権者により、複数街区にまたがる、段階的および連鎖的なプロジェクトとして、計画概要書が提出され、受理しました。

 引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2022/12/23)
 天神ビッグバンにおける新たなプロジェクト 『天神⼀丁⽬15・16番街区』の計画概要公表について

 「天神一丁目 15・16 番街区」には、天神の名前の由来となった水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)や国の重要文化財である赤煉瓦文化館等の歴史・文化資源、那珂川に面した立地環境等、天神の中でも他にはない貴重な資源があります。

 また、更新時期を迎える建物が多いこと(築30年~70年程度)、天神通線が計画されていること等の背景を踏まえ、地区内有志の地権者にて、歴史・文化資源と水辺の恵まれた環境を最大限に活かした、街区を越えたまちづくりの可能性を検討してきました。

 地区の街区面積は約2.5ha(敷地面積約1.2ha)です。2022年度中に地区整備計画・市街地再開発事業の素案を作成します。2030年以降の実現を目標に検討します。


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天神⼀丁⽬15・16番街区の「位置図」です。



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