JR名古屋駅東口(桜通口) 名古屋駅前のシンボル 撤去が完了した円錐形モニュメント「飛翔」
-JR名古屋駅東口(桜通口)-
「リニア中央新幹線」開業に向け、名古屋市がJR名古屋駅東口(桜通口)に広場を整備する方針を固めました。ロータリーと円錐形モニュメント「飛翔(ひしょう)」を撤去し、駅前の道路を「Y字形」にします。渋滞を減らすとともに、名古屋の玄関口を開けた空間にしてイメージアップを狙います。
現在は、駅前の「南北道路」と「桜通」は「T字形」に接しています。現状のロータリー構造ではなく、三差路に造り替えて、「T字形」から「Y字形」に変更します。混合しているタクシーと一般車の乗降場を分けて、タクシーは北側、一般車は南側に整備し、車両の混雑を緩和します。
広場を拡張し、中央コンコースからモニュメント跡地までの充実した広場空間を確保し、乗り換え先を一目で理解でき、エレベーターなどで上下移動も円滑な乗り換え空間に整備します。歩行者は中央コンコースから東に向かえば、まっすぐに地下街や地下鉄東山線に向かうことができようになります。
● モニュメント「飛翔」の撤去が完了!
JR名古屋駅前のシンボルとして長年親しまれてきた「飛翔」は、2021年3月3日から解体工事が始まりました。2022年7月9日には先端部が撤去されました。解体工事は2022年10月下旬までに終えました。
名古屋市は移設先として駅南側の再開発地区「ささしまライブ」の高架下を検討してきましたが、現場は高さに制約があるため元どおりの形で設置できないことや、周辺の市の土地の活用策を公募する際に提案の自由度が下がることなど課題が多いとして、高架下への移設を断念する方針を決めました。
その上で、費用や技術面の課題もあることから、撤去した後に移設するかどうかを含め計画を検討し直すことになりその間、名古屋が保管することになりました。
撤去が完了した「飛翔」です。
南東側から見た様子です。
北東側から見た様子です。
北側から見た様子です。
撤去前の「飛翔」
「飛翔」は名古屋市制100周年を記念し、1989年に設置されました。高さ23m、底面の直径は21mで、ステンレスパイプが入り組んだ独特の形状が印象的な作品でした。かつては噴水やライトアップ機能がありました。
撤去前の「飛翔」 です。
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