大和ハウス工業 2023年3月期の連結決算 売上高4兆7600億円を予想 売上高5兆円が見えてきた!
-大和ハウス工業-
「大和ハウス工業」の本社・本店は、大阪府大阪市北区梅田三丁目3番5号の「大和ハウス大阪ビル」にあります。「大和ハウス工業」の元となった会社は、1947年に奈良県奈良市で設立され、1955年4月5日に「大和ハウス工業株式会社」が創業しました。
「大和」は創業者の出身地・奈良県の旧国名からとったものです。「ヤマト」ではなく「ダイワ」と読ませたのは「大いなる和をもって経営に当たりたい」という意味を持たせるため、また「ハウス工業」は建築物を工業化しようという創業理念を示しています。
● M&Aや多角化で急成長!
大和ハウス工業が急成長したのは、M&A(企業の合併・買収)や多角化です。買収で一番大きかったのは、準大手ゼネコンの「フジタ」です。多角化では、「健康余暇、インテリア建材、物流、ホームセンター、都市型ホテル、環境エネルギー、損害保険代理店・クレジットカード、オートリース・パーキング・カーシェア」などを行っています。
大和ハウス工業の連結業績
「大和ハウス工業」は、2023年2月10日に「2023年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2023年3月期第3四半期(2022年4月1日~2022年12月31日)の連結決算では、売上高3,421,681百万円(前年同期比8.7%増)、営業利益222,725百万円(前年同期比△12.3%)となりました。
大和ハウス工業 決算短信(PDF:2023/02/07)
2023年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2023年3月期の連結業績予想
2023年3月期の連結業績予想(2022年4月1日~2023年3月31日)は、売上高4,760,000百万円(前年同期比7.2%増)、営業利益360,000百万円(前年同期比△6.1%)と、過去最高の売上高を予想をしています。
戸建て住宅事業は円安を背景にアメリカで好調でしたが、国内が資材価格の高騰の影響で不振でした。物流施設などを開発する事業も物件の売却が少なく利益を押し下げました。
大和ハウス工業の連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月 1,069,789百万円 42,305百万円
1999年3月 896,005百万円 40,215百万円
2000年3月 951,072百万円 47,497百万円
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2001年3月 1,016,236百万円 44,289百万円
2002年3月 1,197,924百万円 46,031百万円
2003年3月 1,184,543百万円 45,271百万円
2004年3月 1,224,647百万円 59,660百万円
2005年3月 1,365,913百万円 67,849百万円
2006年3月 1,528,983百万円 80,072百万円
2007年3月 1,618,450百万円 85,678百万円
2008年3月 1,709,254百万円 89,120百万円
2009年3月 1,690,956百万円 73,580百万円
2010年3月 1,609,883百万円 62,714百万円
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2011年3月 1,690,151百万円 87,697百万円
2012年3月 1,848,797百万円 114,955百万円
2013年3月 2,007,989百万円 128,024百万円
2014年3月 2,700,318百万円 163,576百万円
2015年3月 2,810,714百万円 180,352百万円
2016年3月 3,192,900百万円 243,100百万円
2017年3月 3,512,909百万円 310,092百万円
2018年3月 3,795,992百万円 347,141百万円
2019年3月 4,143,505百万円 372,195百万円
2020年3月 4,380,209百万円 381,114百万円
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2021年3月 4,126,769百万円 357,121百万円
2022年3月 4,439,536百万円 383,256百万円
2023年3月予想
2023年3月 4,760,000百万円 360,000百万円(会)
2023年3月 4,809,393百万円 366,183百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年2月14日時点の数値です。
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