天神ビッグバン 「水鏡天満宮」を那珂川沿い移設して街区を一体的な再開発「天神⼀丁⽬15・16番街区」 建物規模は延床面積約119,000㎡!
-天神⼀丁⽬15・16番街区-
疾風怒濤の勢いで再開発が進む福岡市の天神地区ですが、天神東部地区で、「西日本鉄道」などの地権者が一体的な再開発を進めることが判明しました。大半の地権者が2022年12月9日に、福岡市の再開発促進事業「天神ビッグバン」の活用を目指す方針を確認しました。
福岡市の「天神⼀丁⽬15・16番街区」において、地区内有志の地権者により、複数街区にまたがる、段階的および連鎖的なプロジェクトとして、計画概要書が提出され、受理しました。
引用資料 福岡市・公式HP(PDF:2022/12/23)
天神ビッグバンにおける新たなプロジェクト 『天神⼀丁⽬15・16番街区』の計画概要公表について
「天神⼀丁⽬15・16番街区」には、天神の名前の由来となった水鏡天満宮(すいきょうてんまんぐう)や国の重要文化財である赤煉瓦文化館等の歴史・文化資源、那珂川に面した立地環境等、天神の中でも他にはない貴重な資源があります。
また、更新時期を迎える建物が多いこと(築30年~70年程度)、天神通線が計画されていること等の背景を踏まえ、地区内有志の地権者にて、歴史・文化資源と水辺の恵まれた環境を最大限に活かした、街区を越えたまちづくりの可能性を検討してきました。
● 建物規模は延床面積約119,000㎡!
福岡市は2023年3月8日に、「天神一丁目15・16番街区再開発準備組合」が計画する市街地再開発事業の原案の概要を明らかにしました。街区内にあり天神という地名の由来となった「水鏡天満宮」を東側の那珂川沿いに移設し、毎日福岡会館など複数のビルを1棟に集約建て替えます。
日刊建設工業新聞(2023/03/09)
天神一丁目15・16再開発(福岡市博多区)、規模は延べ11・9万平米/準備組合
地区の街区面積は約2.5ha(敷地面積約1.2ha)、建築面積は約7,160㎡、延床面積は約119,000㎡です。オフィスや文化施設、交流施設、ホテル、店舗などで構成します。
容積率の最高限度を200%引き上げ800%とし、低層部へのにぎわい施設の配置など街づくりの取り組みに応じて容積率を最大400%加算して1,200%とします。
「まちづくりのイメージ」です。
再開発予定地です(Googleマップの衛星写真3Dモードを引用)。
「位置図」です。
「天神明治通り地区(約17ha)」の範囲です。規制緩和前の高さ制限は約76mでした。「渡辺通」の西側か、約115m(NTTコム福岡天神ビル避雷針と同等)、東側が約76m(福岡市役所避雷針と同等)~約100mまで緩和されました。
「水鏡天満宮(2区画)」がある区画は、高さ制限約78m~約91mの区画に入っています。
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