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2023年4月

2023年4月30日 (日)

名古屋市 「白川第三ビル」の跡地 名駅4丁目OTプロジェクト 地上16階、高さ約79mの「エニシオ名駅」 2023年4月11日の建設状況

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-エニシオ名駅

 名古屋駅前の「ミッドランド スクエア」と「モード学園スパイラルタワーズ」の間の一等地に、西側から「三井ビル北館、菱信ビル、白川第三ビル」の3棟が重なるように建っていました。

 最初に一番西側の「三井ビル北館」の解体工事が行われました。次に一番東側の「白川第三ビル」の解体工事が行われました。最後に中央の「菱信ビル」が解体されました。

 「菱信ビル」跡地の北側部分には、2017年5月27日に「KOMEHYO名古屋駅店」と併設のカフェ「THE CUPS MEIEK」がオープンしました。西側の「三井ビル北館」の跡地には、「名古屋三井ビルディング北館」が建設されて2021年1月31日に竣工しました。

 「白川第三ビル」の跡地には、地上16階、地下2階、高さ79.00m、延床面積19,932.37㎡の「名駅4丁目OTプロジェクト」が建設されています。正式名称は「エニシオ名駅」となります。

 引用資料 公式ホームページ
 エニシオ名駅

エニシオ名駅の概要
◆ 計画名-名駅4丁目OTプロジェクト
◆ 所在地-愛知県名古屋市中村区名駅四丁目801番、802番、803番
◆ 交通-JR東海道本線・中央本線「名古屋」駅より徒歩3分、名鉄名古屋本線「名鉄名古屋」駅より徒歩3分、近鉄名古屋線「近鉄名古屋」駅より徒歩3分、名古屋市営地下鉄東山線「名古屋」駅より徒歩3分
◆ 階数-地上16階、地下2階
◆ 高さ-最高部79.00m
◆ 敷地面積-1,811.04㎡
◆ 建築面積-1,263.21㎡
◆ 延床面積-19,932.37㎡(容積対象面積18,100.47㎡)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-制振構造(間柱型ダンパー)
◆ 用途-オフィス、店舗、飲食店、自動車車庫
◆ 建築主-オー・ティー・ワン特定目的会社
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2021年06月01日
◆ 竣工-2023年08月予定


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地震対策として「制振構造(間柱型ダンパー)」を採用しています。


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「位置図」です。


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「エニシオ名駅」の2023年4月11日の建設状況です。


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南西側から見た様子です。


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南側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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北側から見た様子です。


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下層階の様子です。


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「KOMEHYO名駅店」の北西側から見た様子です。



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2023年4月29日 (土)

京都の「GSユアサ」 成長への起爆剤となるか? 「ホンダ」と共同で約4,341億円を投資し、日本国内にリチウムイオン電池工場を建設!

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-ジーエス・ユアサコーポレーション-
 京都市南区吉祥院西ノ庄猪之馬場町1番地にある「ジーエス・ユアサコーポレーション」および「GSユアサ」の本社です。JR京都線(東海道本線)の「西大路駅」より徒歩7分に場所にあります。

 「経済産業省」は2023年4月28日に、経済安全保障推進法に基づく「特定重要物資」に指定されている蓄電池の国内生産基盤を強化するため、「本田技研工業(ホンダ)」と電池大手の「ジーエス・ユアサコーポレーション(GSユアサ)」および「ブルーエナジー」の車載用蓄電池の量産計画について約1,587億円を助成すると発表しました。

 本田技研工業(2023/04/28)
 高容量・高出力なリチウムイオン電池の開発・量産に向けた「蓄電池に係る供給確保計画」が経済産業省より認定

 「本田技研工業」と「ジーエス・ユアサコーポレーション」」および「ブルーエナジー」は、2027年4月以降、電気自動車(EV)や住宅向けのリチウムイオン電池の供給を始める予定で、総投資額は経済産業省の助成額を含めて約4,341億円となります。生産能力は現在の国内生産量に匹敵する年20ギガ・ワット時を見込んでいます。

 「ジーエス・ユアサコーポレーション」は業績が伸び悩んでいますが、大規模投資が成長への起爆剤となる事が期待されます。日本にとっても電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池の供給を「パナソニック」以外の選択枠を持つ事になります。

● 本田技研工業(ホンダ)とは仲良し!
 「本田技研工業」と「ジーエス・ユアサコーポレーション」とは仲良しです。かねてより共同研究契約を締結し、リチウムイオン電池およびその製造方法の共同研究開発において連携を深めています。リチウムイオン電池の生産を行う合弁会社「ブルーエナジー(GSユアサ51%、本田技研工業49%)」を設立して、リチウムイオン電池の生産を行っています。


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GSユアサの連結決算

 「ジーエス・ユアサコーポレーション」は、「旧:日本電池(GS)」と「旧:ユアサコーポレーション(YUASA)」が2004年4月に経営統合して誕生しました。「ジーエス・ユアサコーポレーション」は純粋な持株会社で「GSユアサ」の親会社です。

 「GSユアサ」は、電気自動車(EV)向けの「リチウムイオン電池」というキーデバイスの技術を持っているにも拘わらず設備投資の競争に乗り遅れ、業績は伸び悩んでいます。今回の投資が、成長への起爆剤となる事を期待したいです。

GSユアサの連結決算(売上高/営業利益)
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2004年4月に経営統合
2005年3月   239,696百万円     1,191百万円
2006年3月   243,428百万円     5,652百万円
2007年3月   260,732百万円     6,789百万円
2008年3月   303,727百万円   11,891百万円
2009年3月   283,421百万円   14,276百万円
2010年3月   247,224百万円   11,521百万円
-----------------------------------------
2011年3月   272,514百万円   17,589百万円
2012年3月   285,434百万円   16,030百万円
2013年3月   274,509百万円     9,775百万円
2014年3月   347,995百万円   18,197百万円
2015年3月   369,760百万円   20,914百万円
2016年3月   365,610百万円   21,909百万円
2017年3月   359,605百万円   23,106百万円
2018年3月   410,951百万円   21,920百万円
2019年3月   413,089百万円   22,654百万円
2020年3月   395,553百万円   21,676百万円
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2021年3月   386,511百万円   24,810百万円
2022年3月   432,133百万円   22,664百万円

2023年3月期予想
2023年3月   520,000百万円   28,000百万円(会)
2022年3月   519,638百万円   29,405百万円(コ)

(備考) 「ジーエス・ユアサコーポレーション」の2023年3月期決算は、2023年5月11日に発表予定です。



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2023年4月28日 (金)

大阪の超高収益企業「キーエンス」 2023年3月期の連結決算 売上高9,224億円、営業利益4,989億円 営業利益率は驚異の54.1%!

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-キーエンス-
 「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。

 「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。

● 営業利益率は驚異の54.1%!
 2023月4月27日に、「キーエンス」は、2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算を発表しました。売上高922,422百万円(前年同期比22.1%増)、営業利益498,914百万円(前年同期比19.3%増)となりました。営業利益率は驚異の54.1%です。

 売上高の内訳は、国内の売上高が12%増の348,079百万円、海外の売上高が29%増の574,342百万円でした。海外比率は約62%です。キーエンスは「三次元画像寸法測定器などの新製品開発を進めたほか、海外の販売体制を強化した」と説明しました。

 「キーエンス」は、超高収益企業でしたが、企業規模が小さく影響力は限られてきましたが、売上高が増えるにつれて、営業利益が急増しています。 売上高1兆円超が見えてきました。営業利益率50%超なので存在感が急速に増しています。


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2024年3月期の連結業績
 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算では、売上高922,422百万円(前年同期比22.1%増)、営業利益498,914百万円(前年同期比19.3%増)となりました。

 キーエンス 決算短信(PDF:2023/04/27)
 2023年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)

● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、「キーエンス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高976,949百万円(前年同期比5.9%増)、営業利益535,879百万円(前年同期比7.4%増)と予想しています。

キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年3月    184,800百万円      86,600百万円
2012年3月    199,334百万円      91,145百万円
2013年3月    217,800百万円      99,200百万円
2014年3月    265,010百万円    130,689百万円
2015年3月    334,034百万円    175,719百万円
2016年3月    379,300百万円    201,300百万円
2017年3月    412,700百万円    218,900百万円
2018年3月    526,847百万円    292,890百万円
2019年3月    587,095百万円    317,868百万円
2020年3月    551,843百万円    277,631百万円 
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2021年3月    538,134百万円    276,758百万円 
2022年3月    755,174百万円    418,045百万円
2023年3月    922,422百万円    498,914百万円

2024年3月期予想
2024年3月    976,949百万円    535,879百万円(コ) 

(備考)2024年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。 



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2023年4月27日 (木)

JR四国 高松駅ビル(仮称) 施設名称を「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」に決定 2024年3月に開業予定!

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-高松駅ビル(仮称)-

 「JR四国」がJR高松駅北側で計画している「高松駅ビル(仮称)」について、外観デザインが決定しました。デザインコンセプトは「瀬戸内海の穏やかな海のゆらぎをイメージ」です。

 既存棟の玉藻城をイメージした外観デザインを陸のイメージととらえ、新設する商業棟には瀬戸内海のイメージを映し、高松の海と陸の繋がりを表現します。中央コンコースが陸と海をつなぐ新しい高松の玄関口となり、地域や駅利用者の方々、更には全国、世界各地から多くの人々を迎え、送り出します。

● TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)
 JR高松駅北側で開発を進めている高松駅ビルについて、施設名称を「TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)」に決定しました。併せて、既存施設「COM高松」の名称を「TAKAMATSU ORNE」に変更・統一します。なお、「TAKAMATSU ORNE」の開業は、2024年3月を予定しています。

 引用資料 JR四国(PDF:2023/04/25)
 高松駅ビル 施設名称決定等のお知らせ

TAKAMATSU ORNE(タカマツ オルネ)の概要
◆ 計画名-高松駅ビル(仮称)
◆ 所在地-香川県高松市浜ノ町8-1、8-3、8-4、7の一部、6-16
◆ 交通-JR「高松」駅直結
◆ 階数-(商業棟)地上4階、地下0階、(駐車場棟)4層5段
◆ 敷地面積-約5,200㎡
◆ 延床面積-約15,530㎡(商業棟約10,070㎡、駐車場棟約5,460㎡)
◆ 売場面積-約6,220㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-店舗、駐車場
◆ 店舗数-約70店舗予定
◆ 建築主-JR四国(運営会社 JR四国ステーション開発)
◆ 開業-2024年03月予定


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建物外観イメージ
 外観は、瀬戸内海の穏やかな海のゆらぎをイメージ。瀬戸内海に浮かぶ島々を表現した4階の外壁は、駅前広場を行き交う人々に対して、屋外広場の存在感や認知度を高めるとともに、活気あふれる空間を創出します。


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屋外広場(大屋根)イメージ

 シンボリックな大屋根(約340㎡)と、柔らかい人工芝とウッドデッキで構成された北側の屋外広場。高松駅周辺を利用する多様な人々にくつろぎの場を提供するとともに、開放的な駅前交流拠点として、地域に積極的に活用してもらえる場となるべく、様々なイベントを開催する予定です。


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高松駅コンコース側イメージ

 新たな高松の玄関口の顔として、これまでのモノトーン中心の落ち着いたイメージに、木目の持つ温もりと活気をプラス。コンコース側に4箇所の出入口を設置、館内の様子がダイレクトに伝わるガラス面と、新たに設置するエスカレーター及び連絡デッキにより、既存施設を含めた、駅全体の回遊性が高まります。


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「位置図」です。



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2023年4月26日 (水)

ニデック(旧:日本電産) 2023年3月期の連結決算で売上高2,242,824百万円  京都の上場企業で初の売上高2兆円超え! 

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-Nidec(ニデック)-

 
「ニデック(旧:日本電産)」の本社は、京都市南区久世殿城町338番地にあります。世界首位のHDD用など精密小型モーターから車載、産業用など中大型モーターまで展開しています。現在はEV向けなど車載用を主柱に育成中です。

  「日本電産」は2023年4月1日に社名を「Nidec(ニデック)」に変更しました。創業50周年を迎えるのに合わせて、海外などで広く浸透している製品ブランド名ねんの「Nidec」と統一し、世界的な企業としてグループの統一感を高めます。

 「川口春奈」が、1975年発売の「ダウン・タウン・ブギウギ・バンド」のヒット曲「港のヨーコ・ヨコハマ・ヨコスカ」のメロディーに合わせて、「♪ ニデック、ニデック、名前覚えてねー ♪」と替え歌で企業名を連呼するCMが流れています。

 YouTube Nidec(ニデック)
 NIDEC/ニデック企業CM「ニデックってなんなのさ?名前覚えてね篇」15秒(2023)

● 京都の上場企業で初の売上高2兆円超え! 
 「ニデック(旧:日本電産)」は、2023年4月24日に「2023年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)」を発表しました。2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算では、売上高2,242,824百万円(前年同期比16.9%増)、営業利益100,081百万円(前年同期比41.3%減)となりました。

 京都の上場企業で初の売上高2兆円超えとなりました。当初計画では、2021年3月期の2兆円突破を計画していたので、2年遅れになります。営業利益は、中国でのEV(電気自動車)の関連製品の生産が停滞したほか、車載事業の構造改革費用が膨らみ大幅な減益となりました。


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2023年3月期の連結業績

 2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算では、売上高2,242,824百万円(前年同期比16.9%増)、営業利益100,081百万円(前年同期比41.3%減)となりました。

 日本電産 決算短信(PDF:2023/04/24) 
 2023年3月期決算短信〔IFRS〕(連結)  
 
● 2024年3月期の連結業績予想
 2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高2,200,0000百万円(前年同期比1.9%減)、営業利益220,000百万円(前年同期比119.8%増)の業績予想をしています。

ニデックの連結決算(売上高/営業利益)
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2000年3月       138,504百万円     14,425百万円
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2001年3月       249,238百万円     16,033百万円
2002年3月       281,069百万円     16,206百万円
2003年3月       298,641百万円     22,861百万円
2004年3月       329,003百万円     31,078百万円
2005年3月       485,861百万円     53,665百万円
2006年3月       536,851百万円     53,426百万円
2007年3月       629,667百万円     64,009百万円
2008年3月       742,126百万円     76,833百万円
2009年3月       613,458百万円     51,806百万円
2010年3月       587,459百万円     78,342百万円
-----------------------------------------
2011年3月       688,530百万円     90,527百万円
2012年3月       682,320百万円     73,070百万円
2013年3月       709,270百万円     17,627百万円
2014年3月       875,109百万円     85,068百万円
2015年3月    1,028,385百万円    111,218百万円
2016年3月    1,178,290百万円    124,538百万円
2017年3月    1,191,311百万円    140,331百万円
2018年3月    1,488,090百万円    167,637百万円
2019年3月    1,518,320百万円    138,620百万円
2020年3月    1,534,800百万円    110,326百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,618,064百万円   160,011百万円
2022年3月    1,918,174百万円   171,487百万円
2023年3月    2,242,824百万円   100,081百万円

2024年3月期予想
2024年3月    2,200,000百万円   220,000百万円(会)


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ニデックパークC棟

 「ニデック(旧:日本電産)」は、京都府向日市の新拠点の名称を「ニデックパーク」に決定しました。また、2020年12月より建設を進めていた拠点の新社屋 「C棟」の建設工事が完了し、2022年7月4日に竣工式を実施しました。

 引用資料 日本電産(2022/07/04)
 向日市新拠点の名称決定と新棟の竣工について

 「ニデックパーク」は、2030年度10兆円というグループ売上高目標の達成に向け、グループ企業間の連携を一層高めるための新拠点として計画を進めてきました。

 竣工したニデックパークC棟には、事業の規模拡大に伴い、「ニデック」の小型モータ事業本部の機能を移すとともに、「ニデックアドバンステクノロジー(旧:日本電産リード)」の本社・研究開発機能及び「ニデックドライブテクノロジー(旧:日本電産シンポ)」の本社が入居します。更に、「ニデックパーク」では、A棟、B棟、第二本社の建設計画も2030年を目標に事業環境を見極めながら、順次進めていきます。

ニデックパークC棟の概要
◆ 所在地-京都府向日市森本町東ノ口1番地1
◆ 交通-JR京都線「向日」駅より徒歩10分
◆ 階数-地上10階、地下1階
◆ 高さ-建物高さ51m
◆ 敷地面積-32,011.92㎡
◆ 建築面積-8,318.51㎡
◆ 延床面積-48,571.58㎡
◆ 用途-オフィス
◆ 人員規模-最大1,500名
◆ 建築主-日本電産
◆ 基本構想・設計監修-都市居住文化研究所
◆ CM・設計監修-安井建築設計事務所
◆ 施工者-熊谷組
◆ 着工-2020年12月04日(起工式)
◆ 竣工-2022年07月04日
◆ 操業開始-2022年07月19日


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ニデックパーク
 
 「ニデック(旧:日本電産)」は、本社に隣接するJR向日町駅東側の農地約60,000㎡を取得し、第二本社やグループ企業の新拠点計4棟を2030年までに建設する構想を正式発表しています。

 引用資料 日本電産(PDF:2019/01/08)
 日本電産グループ新拠点の建設構想について

 現本社を含めて一帯で最大5,000人が働く見込みで、総投資額は約2,000億円、関西でも屈指の規模となる企業拠点が整備されます。新設される予定のJR向日町駅の東口は、「ニデック」の新拠点の玄関口になります。

新拠点概要
◆ 所在地-京都府向日市森本町
◆ 敷地面積-約60,000㎡(施設全体)
◆ 延床面積-約154,700㎡(施設全体)
◆ 投資予定額-土地・建物、設備等 総額約2,000億円

竣工時期(予定)
◆ 第一期-2022年07月04日(C棟)
◆ 第二期-2025年~2026年予定
◆ 第三期-2030年予定



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2023年4月25日 (火)

総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 2023年4月18日の状況

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-神戸三宮雲井通5丁目地区-

 「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。

● 2023年7月に本体工事着工!
 2022年11月2日に、「雲井通5丁目再開発株式会社」の公式ホームページで、”雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について” のリリースがありました。工期が、2023年7月~2027年12月(予定)と判明しました。

 引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
 雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について

神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋1階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m
◆ 敷地面積-約8,230㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,650㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,900㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年07月予定
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円


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「立面図」です。


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「断面図」です。


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「竹籠をモチーフとしたデザイン(北西より)」です。


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「六甲山の山並みを眺望できる屋上庭園」です。


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「歩行者デッキとつながる屋外歩廊空間(南西より)」です。


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「あじさい通り側の屋外歩廊空間(北西より)」です。


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「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の建設予定地の2023年4月18日の状況です。


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解体工事用の「クローラークレーン」です。


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南側から見た様子です。解体工事がかなり進んでいます。


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南東側から見た様子です。


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南東側の歩道橋から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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内部の様子です。


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たくさんの重機が稼働しています。


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解体工事が行われている「旧:中央区役所」です。


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角度を変えた様子です。



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2023年4月24日 (月)

神戸市役所本庁舎2号館の建て替え 地上24階、高さ約125mの「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」 2023年4月18日の状況

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-神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)-

 神戸市役所の「本庁舎2号館」は建設から60年以上(竣工1957年4月26日)を過ぎており老朽化の問題だけでなく、阪神・淡路大震災においても被害を受けていることもあり、建て替えを検討していく時期に来ています。

 神戸市は、「神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)」を公表しました。2号館跡に延床面積約55,000㎡の超高層の新庁舎・にぎわい施設を建設します。また、1号館にエネルギーを供給し、1号館や新庁舎・にぎわい施設を渡り廊下でつなぐ連絡ロビー・エネルギー施設を整備します。

● 神戸市役所本庁舎2号館再整備事業における落札者の決定!
 「神戸市」は2022年8月31日に、神戸市役所本庁舎2号館の建て替えの概要を正式に発表しました。落札者は「(代表企業)オリックス不動産、(構成企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産、(協力企業)日建設計」となっています。

 引用資料 神戸市・公式HP(2022/08/31)
 神戸市役所本庁舎2号館再整備事業における落札者の決定

 引用資料 オリックス不動産(2022/08/31)
 「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」の事業者公募 開発事業者に選定

 概要は、「神戸市役所本庁舎2号館再整備基本計画(案)」の時よりも 規模が拡大して、地上24階、地下2階、高さ約125m、 延床面積約73,000㎡(1号館等、同一敷地の施設を含む)となりました。地震対策として「中間階免震構造」を採用します。総工費は300億円以上になる見通しです。

神戸市役所本庁舎2号館再整備事業の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 交通-JR東海道本線「三ノ宮」駅、阪神電気鉄道本線「神戸三宮」駅、阪急電鉄神戸本線・神戸高速線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄西神・山手線「三宮」駅、神戸市営地下鉄海岸線「三宮・花時計前」駅、神戸新交通ポートアイランド線「三宮」駅
◆ 階数-地上24階、地下2階
◆ 高さ-約125m
◆ 敷地面積-(神戸市役所本庁舎敷地)9,512.87㎡、(本庁舎旧2号館跡地部分)約4,889㎡
◆ 建築面積-約4,300㎡(建ぺい率約75%) ※1号館等、同一敷地の施設を含む
◆ 延床面積-約73,000㎡(容積率約1,200%) ※1号館等、同一敷地の施設を含む
◆ 構造-鉄骨造、鉄筋コンクリート造
◆ 地震対策-中間階免震構造
◆ 用途-(行政機能)市庁舎、市民利用空間、(民間機能)ホテル、オフィス、商業施設
◆ 落札者-(代表企業)オリックス不動産、(構成企業)阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産、(協力企業)日建設計
◆ 設計者-(協力企業)日建設計
◆ 施工者-(構成企業)竹中工務店
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工-2028年予定
◆ 開業-2029年予定


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「機能配置」です。上層部には、兵庫県内初となる「五つ星クラス」の国際的ラグジュアリーホテルを誘致する予定です。

行政機能
◆ 市庁舎-地下1階~5階(面積約15,400㎡)
◆ 市民利用空間-1階(面積約570㎡)

民間機能
◆ 商業施設-地下1階~2階(面積約2,700㎡)
◆ オフィスフロア-6階~14階(面積約22,300㎡)
◆ ホテル-16階~24階、8階一部(面積約18,100㎡)


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「北東上空からの外観イメージ」です。


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「東側歩道のイメージ」です。


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「レストラン」です。


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「レセプションロビー」です。


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「北東角から見た商業施設」です。


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「エントランスから見た商業エリア」です。


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解体前の「本庁舎2号館」です。

本庁舎2号館の概要(解体済)
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 階数-地上5階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部24.20m、軒高19.90m
◆ 敷地面積-9,512.87㎡(本庁舎1・2号館、電気・機械室棟)
◆ 建築面積-2,674.09㎡
◆ 延床面積-15,856.23㎡
◆ 構造-鉄骨鉄筋コンクリート造(地下1~4階)、鉄骨造(5階)
◆ 竣工-1957年04月26日(地震後の改修:1996年03月15日)

本庁舎1号館の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目5番1号
◆ 階数-地上30階、塔屋2階、地下3階
◆ 高さ-最高部132.00m、軒高125.00m
◆ 敷地面積-9,512.87㎡(本庁舎1・2号館、電気・機械室棟)
◆ 建築面積-1,862.40㎡
◆ 延床面積-52,288.87㎡
◆ 構造-鉄骨造(3階以上)、鉄骨鉄筋コンクリート造(1階~3階)、鉄筋コンクリート(地下3階~地下1階)
◆ 竣工-1989年08月31日


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「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」の2023年4月18日の状況です。


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 北東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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南東側から見た様子です。


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南側では、先行して「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」が行われています。


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「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」は、地上に鉄筋が姿を現しています。


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(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事

 地上8階、地下1階の「(仮称)連絡ロビー・エネルギー施設建設他工事」の完成予想図です。「神戸市役所本庁舎2号館再整備事業」と「本庁舎1号館」の間に建設されています。

 引用資料 神戸市・公式HP(PDF)
 第 79 号議案 (仮称)連絡ロビー・エネルギー施設他空気調和設備工事請負契約締結の件


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「配置図」です。



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2023年4月23日 (日)

阪神・神戸三宮駅 可動式ホーム柵(1番線ホーム・3番線ホーム)、昇降ロープ式ホーム柵(2番線ホーム)の設置が完了!

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-神戸三宮駅-
 「阪神電気鉄道」では、駅ホームからの転落事故等を防止する対策として、神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」に「可動式ホーム柵」の設置、「2番線ホーム」に「昇降ロープ式ホーム柵」を設置しました。これにより、神戸三宮駅の全てのホームへの設置が完了しました。 

 「1番線ホーム」と「3番線ホーム」の「可動式ホーム柵」は、2021年2月11日から供用開始しました。「2番線ホーム」の「昇降ロープ式ホーム柵」は、2022年3月28日から供用開始しました。


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「設置計画図」です。

1番線ホーム・3番線ホーム
 神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置しました。可動式ホーム柵(ホームドア)は、「大開口(二重引き戸)型」を採用しています。ただし、一部の範囲は従来(一重引き戸)型も設置しています。可動扉部は一部透過型となっています。

2番線ホーム
 神戸三宮駅の「2番線ホーム」は阪神車両と近鉄車両が停車し、両社の車両の長さ及び乗降扉数が異なるため、既存の可動式ホーム柵の設置が技術的に困難でしたが、新たに改良された「昇降ロープ式ホーム柵」であれば設置可能と検証できたことから、1番線ホーム及び3番線ホームに続いて設置することになりました。


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可動式ホーム柵

 神戸三宮駅の「1番線ホーム」と「3番線ホーム」に「可動式ホーム柵(ホームドア)」を設置しました。2021年2月11日から供用開始しました。


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大開口(二重引き戸)型

 可動式ホーム柵(ホームドア)は、「大開口(二重引き戸)型」を採用しています。ただし、一部の範囲は従来(一重引き戸)型も設置しています。可動扉部は一部透過型となっています。


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可動式ホーム柵(ホームドア)が開きます。


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可動式ホーム柵(ホームドア)が開いた状態です。


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 昇降ロープ式ホーム柵

 神戸三宮駅の「2番線ホーム」は阪神車両と近鉄車両が停車し、両社の車両の長さ及び乗降扉数が異なるため、既存の可動式ホーム柵の設置が技術的に困難でしたが、新たに改良された「昇降ロープ式ホーム柵」であれば設置可能と検証できたことから設置することになりました。2022年3月28日から供用開始しました。


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「昇降ロープ」部分です。


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「支柱(ユニット)」部分です。近鉄「大阪阿部野橋駅」とほぼ同じタイプのようです。JR西日本のタイプと違って高さの高いタイプで、「支柱(ユニット)」は上下せず、「昇降ロープ」のみが上下します。

 阪神「神戸三宮駅」も近鉄「大阪阿部野橋駅」も製造メーカーは「日本信号」です。ちなみにJR西日本は製造メーカーが「JR西日本テクシア」のため異なります。



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2023年4月22日 (土)

阪神甲子園球場ボールパーク化計画 オープンした「甲子園プラス」 「甲子園歴史館」が一部移転・拡張によりパワーアップ!

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-甲子園歴史館移転リニューアル-

 「阪神電気鉄道」が運営する甲子園歴史館では、365日にぎわいのある“ボールパークエリア”の形成に向けた取組みの一環として、2021年に阪神甲子園球場南側に新たに建設される建物に、現在、同球場外野エリアにある展示エリアを一部移転拡張し、リニューアルオープンする予定です。

 移転リニューアルに伴い、展示面積が現在の約1,200㎡から1.25倍の約1,500㎡に拡張します。開業当初は約2,000点だった収蔵品が、現在4,000点を超えており、展示できていない史料も多くあるため、展示面積の拡張に伴い、より多くの展示品を展示出来るようになります。

 当初は、2020年5月頃着工し、2021年春頃の開業を予定していましたが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を踏まえて開業を1年延期していました。

● 施設の名称は甲子園プラス
 「阪神電気鉄道」では、阪神甲子園球場南側の西宮市所有地に新たに商業施設を建設し、阪神甲子園球場の外野エリアにある「甲子園歴史館」を一部移転・拡張してリニューアルオープンする計画を進めてきましたが、施設の名称を「甲子園プラス」とし、2022年3月3日に開業しました。

 引用資料 阪神電気鉄道(2021/11/01)
 阪神甲子園球場南側土地の開発 施設名称「甲子園プラス」及び出店店舗が決定! ~「甲子園歴史館」ほか、関西初出店含む商業店舗が2022年3月に開業します!~

 「甲子園プラス」は、歩行者デッキで接続された「阪神甲子園球場」と一体的に運営することで相乗効果を高め、365日にぎわいのある“ボールパークエリア”の形成、更には、西宮市や民間法人と協働で進めている“「スポーツ」をテーマにしたまちづくり”に寄与できる施設となることを目指します。

 そのため、「野球・スポーツ振興の場」と「地域の憩い・子育て・学びの交流拠点」をコンセプトに、一部移転・拡張される「甲子園歴史館」に加えて、シミュレーション野球の体験施設、野球用品専門店、子ども向け施設、ファミリー層を中心に人気の飲食店等を誘致しました。

甲子園プラスの概要
◆ 所在地-兵庫県西宮市甲子園町58番
◆ 階数-地上3階、地下0階
◆ 高さ-最高部19.185m
◆ 敷地面積-3,242.67㎡
◆ 建築面積-1,935.32㎡
◆ 延床面積-5,650.00㎡
◆ 用途-物販店舗、飲食店、展示場、集会場
◆ 建築主-阪神電気鉄道
◆ 施工者-熊谷組
◆ 開業-2022年03月03日


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「施設構成図」です。


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「位置図」です。西宮市の市営住宅の跡地の敷地面積3,242.67㎡です。土地は「阪神電気鉄道」が、西宮市から土地を借り受けます(30年の事業用定期借地権設定契約)。


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「甲子園プラス」です。


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「甲子園プラス」は、2022年3月3日にオープンしました。


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「甲子園プラス」のロゴです。


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「甲子園歴史館(阪神甲子園球場)」と「甲子園プラス」は、歩行者デッキで結ばれています。


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「歩行者デッキ」です。


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「歩行者デッキ」を角度を変えて見た様子です。



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2023年4月21日 (金)

JR西日本 地上32階、高さ約160mの「JR三ノ宮新駅ビル開発」 &3PARK(アンドスリーパーク) 2023年4月18日の状況

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-JR三ノ宮新駅ビル開発-
 アメリカの「スペースX(SpaceX)」が打ち上げた世界最大のロケットが、試験飛行中に爆発しました。イーロン・マスク(Elon Musk)氏は試験の成功を宣言しました。「数か月後に行う次回の打ち上げ試験に向け、多くを学んだ」と表明しました。

 失敗を繰り返しながら猛烈な勢いで技術革新を進めるアメリカ、方や日本は失敗するとマスコミの袋叩き状態で前に進めない・・・ 日本は、挑戦者や技術者に対してリスペクトや寛容さが無い。アメリカが本当にうらやましいです。

 本題の戻って、2021年10月5日に臨時会見があり、「神戸市、西日本旅客鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構の三者連携による協定締結 ~JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力~」が発表されました。

 「JR西日本(西日本旅客鉄道)、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、神戸市」は、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備の検討を進めています。新駅ビルにおいて、JR西日本グループ・UR都市機構との共同事業としての推進並びに開発方針の方向性がまとまりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/03/30)
 JR三ノ宮新駅ビル開発について

 「JR西日本」は、JR三ノ宮駅前に計画する新駅ビル開発について、設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定しました。現在は設計を進めており、2023年度の着工、2029年度の開業を目指しています。総事業費は約500億円です。

JR三ノ宮新駅ビル開発の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目1-2
◆ 交通-JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮・花時計前」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス
◆ 客室数-約250室
◆ 建築主-JR西日本、UR都市機構
◆ 設計者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 施工者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 着工-2023年度予定
◆ 開業-2029年度予定
◆ 総事業費-約500億円


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ドレスを身にまとった優雅なデザイン
 「JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)」です。外観は「ドレスを身にまとった優雅なデザイン」を採用します。地下1階~地上10階が「商業施設」、12階~17階が「オフィス」、18階~30階が「ホテル」、31階が「レストラン」、12階に「屋上広場」を設置します。隣接する複合ビル「ミント神戸」側には約2,500㎡の上空デッキを整備します。

◆ 商業施設(店舗面積約19,000㎡)
 神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指します。

◆ ホテル(客室数約250室)
 上質で洗練された客室・ロビー空間を設えるとともに、食・アート・音楽イベントとの連動など、神戸ならではの多様な文化を体験できるホテルを目指します。

◆ オフィス(賃貸面積約6,000㎡)
 JR西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指します。

◆ 広場空間(駅前広場上空デッキ:面積約2,500㎡)
 駅前広場直上にデッキを整備することで、居心地の良い待合空間を形成するとともに、三宮クロススクエアと連動したエリアマネジメントの推進により恒常的なにぎわい創出を図ります。


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「JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ」です。


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「三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル外観」です。


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「駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル開発」の建設予定地の2023年4月18日の状況です。


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「三宮ターミナルビル」は完全に姿を消しています。


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着工までの暫定広場として、2022年4月1日に「&3PARK(アンドスリーパーク)」がオープンしています。


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 角度を変えて見た様子です。


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地上から見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。



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2023年4月20日 (木)

阪神甲子園球場の「甲子園歴史館」 「侍ジャパン」の優勝を果たした「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の優勝トロフィー展示を見てきました!

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-WBCの優勝トロフィー展示-

 「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」優勝トロフィーは、12球団本拠地を巡回しています。「横浜スタジアム」が4月7日~9日、「東京ドーム」が4月11日~13日、「エスコンフィールドHOKKAIDO」が4月14日~16日、「阪神甲子園球場」が4月18日~20日、「京セラドーム大阪」が4月21日~23日です。阪神甲子園球場は「甲子園歴史館」に展示されています。

 侍ジャパンオフィシャルサイト(2023/04/03)
 2023 WORLD BASEBALL CLASSIC™ 優勝トロフィー 12球団本拠地巡回について

 私は、合計約1時間待ちでしたが、最長では入館券購入まで約120分待ち、見学まで40分待ちの合計2時間40分待ちで、ディズニーのアトラクション並みになっていたようです(笑)。


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長蛇の列です。天気が良くて本当に良かったです。雨が降っていたら悲惨だったと思います。


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「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」優勝トロフィーです。「写真は1人1枚、混んでいるので早くしろ!」という圧が凄くてゆっくり撮影出来ませんでした(涙)。


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「2023 WORLD BASEBALL CLASSIC」優勝メダルです。


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「甲子園歴史館」には、「あだち充氏」のタッチの「浅倉南」のイラストが飾られれいます。


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コロナ禍が落ち着いてきたので、4月18日に2019年年度公式戦以来の4シーズンぶりに「阪神甲子園球場」で野球観戦をしてきました。


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阪神のサヨナラ勝ち!

 結果は「阪神2×ー1広島」の阪神の劇的なサヨナラ勝ちでした。

● Panasonic presents VICTORY DISCO
 今シーズンから勝利した試合後に「Panasonic presents VICTORY DISCO(ビクトリーディスコ)」が開催されています。ナイターゲームではダンスミュージックと連動した照明演出が実施さています。

 私は乃木坂46の「Overture」のような物凄い光景を想像していましたが、期待が大きすぎたのか想像よりショボかったです。そもそも、全12色に光るタイガースオリジナルペンライト「VICTORY DISCO LIGHT(税込2,600円)」を持っている人がかなり少ないです。



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2023年4月19日 (水)

新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業 収容人数約10,000人規模の「神戸アリーナプロジェクト」 2023年4月18日に「地鎮祭」を挙行!

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-神戸アリーナプロジェクト-
 「NTT都市開発」は、「神戸アリーナプロジェクト」について、2023年4月着工、2025年大阪・関西万博の開催にあわせた4月開業に向けて本格始動します。

 引用資料 NTT都市開発(2022/12/15)
 「神戸アリーナプロジェクト」開発計画本格始動 スポーツ・エンターテイメントの最先端アリーナ、都心・ウォーターフロントの新たなランドマーク

 「神戸ウォーターフロントビジョン」の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置し、270度海に囲まれる絶景のロケーションです。神戸空港や新幹線とのアクセスの良さ、都市機能が集積する三宮エリアや異国情緒溢れる旧居留地との回遊性はもとより、メリケンパーク、ハーバーランドといった神戸を代表するスポットを望み、水際の魅力を最大限に活かしたシンボリックなアリーナとなります。

 プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「西宮ストークス」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナが、神戸の新たなランドマークとなり、魅力的なスポーツ・エンターテイメントのコンテンツを通し、市民だけでなく国内外から、人びとが何度も訪れ交流が生まれる賑わい拠点を創造します。

● 2023年4月18日に地鎮祭を挙行!
 「NTT都市開発」が開発を行い、「One Bright KOBE」が運営を担う「神戸アリーナプロジェクト」は、2025年2月竣工、大阪・関西万博の開幕時期の2025年4月開業に向け、2023年4月18日に起工し、「地鎮祭」を執り行いました。

 引用資料 NTT都市開発(2023/04/18)
 「神戸アリーナプロジェクト」における新築工事着工についてB.LEAGUE「西宮ストークス」本拠地、多様なイベントに対応する次世代アリーナ

 関西のもう1つアリーナである大阪府の最大18,000人を収容するアリーナを中心とする「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」ですが、2023年に着工予定となっていますが、近況が入ってきません。どうなっているのでしょうか?

神戸アリーナプロジェクトの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番1一部、130番2、130番1地先一部
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部46.163m
◆ 敷地面積-23,693.50㎡
◆ 建築面積-12,865.01㎡
◆ 延床面積-31,774.62㎡(ニュースリリースでは約32,300㎡)
◆ 容積対象面積-30,814.58㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-観覧場、飲食、物販店舗
◆ 収容人数-約10,000人
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(運営会社 One Bright KOBE)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年04月18日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ オープン-2025年04月予定


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「西側上空から望む」です(引用:NTT都市開発)。


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「夜景イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「神戸アリーナ(仮称)」外観イメージ(北西突堤基部から望む)です(引用:NTT都市開発)。


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「バスケットボール試合時イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「音楽コンサート時イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「施設概要図」です(引用:国土交通省)。


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「位置図」です(引用:NTT都市開発)。



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2023年4月18日 (火)

カジノを含む統合型リゾート(IR) 「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」を政府が認定 「東京都」は誘致を表明すのか?

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-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-
 「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の開設に向け、大阪府・大阪市が提出した整備計画について政府が2023年4月14日に認定しました。政府による認定が第1弾となり、日本初のカジノ開業が正式決定します。大阪府・大阪市は2029年秋~冬の開業を目指します。

 「カジノを含む統合型リゾート(IR)」に興味がある方は、首都圏もいずれ必ず誘致を表明すると予想していると思います。「横浜市」は反対派が市長に当選したため誘致を撤回しました。今後は、賛成派の市長が当選しない限り誘致は難しいと思います。

 「東京都」は、1999年に当時の石原慎太郎知事が「台場へのカジノ誘致」を唱えました。「言い出しっぺ」ですが、現時点では誘致に消極的で、様子見の段階です。現状では、世論の反対が多いIR誘致を掲げて、都知事選挙に立候補する強者はいないと思います。ただし、風向きが変わったら一気に動き出すと思います。

● 東京都はお台場の一択?
 「IR(カジノを含む統合型リゾート施設)」は、中心市街地や住宅地から離れている事が絶対的な条件です。「築地市場跡地」に誘致を表明したら近隣から猛烈な反対運動が起こる事は火を見るよりも明らかです。その点、「お台場」は近くに超高層タワーマンションはありますが、人口が少ないので近隣の反対運動は少ないと思います。

 お台場の「青海P区画」には、「森ビル」が、地上18階、地下1階、高さ約88m、延床面積約117,592㎡の高層ビルを建設する予定でしたが、実現しませんでした。「青海R区画」には、「東京建物」が、地上20階、塔屋1階、地下1階、高さ98.80m、延床面積約167,291㎡の高層ビルを建設する予定でしたが、実現しませんでした。

 2棟のビルの建設中止は、「リーマン・ショック」と時期的に重なっているので、単なる経済的な理由だったのかも知れません。しかし、ここ10年は「青海P区画、青海O区画、青海N区画、青海R区画」の公募も行っていません。私は、「東京都が将来に備えて更地を確保している?」と思っています。


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臨海副都心青海地区(Googleマップ引用)

 あくまでも私の勝手な予想ですが、東京都は、臨海副都心の「青海地区」に「カジノを含む統合型リゾート(IR)」を誘致を想定していると思われます。「お台場」と言った方が分かりやすいでしょうか?


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「臨海副都心青海地区」の区画図です。「青海P区画、青海O区画、青海N区画、青海R区画」が更地、「青海S区画、青海T区画、青海K区画」が暫定利用となっています。

 引用資料 東京都港湾局
 臨海副都心青海地区

 私は、東京都の「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の候補地は、「青海P区画、青海O区画、青海N区画、青海R区画、青海S区画、青海T区画(一部)」だと予想しています。


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青海P区画・青海O区画・青海N区画

 写真右側から奥にかけて「青海P区画、青海O区画、青海N区画」です。「青海P区画」には、「森ビル」が、地上18階、地下1階、高さ約88m、延床面積約117,592㎡の高層ビルを建設する予定でしたが、実現しませんでした。まちづくりの計画指針により、高さ制限は航空法の高さ制限よりも低い120m程度以下となっています。


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青海R区画

 「青海R区画」には、「東京建物」が、地上20階、塔屋1階、地下1階、高さ98.80m、延床面積約167,291㎡高層ビルを建設する予定でした。「建築計画のお知らせ」も掲示されましたが、実現しませんでした。まちづくりの計画指針により、高さ制限は航空法の高さ制限よりも低い120m程度以下となっています。 


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青海S区画・青海T区画
 
「パレットタウン(palette town)」は、「森ビル」が臨海副都心の「青海ST区画」に1999年3月22日に開業しました。暫定利用の事業用借地権を活用しています。当初は2010年に閉鎖される予定でしたが、延長されました。

 「臨海副都心パレットタウン運営協議会」は、事業区域における開発事業の一部進捗に伴い、複合型施設「パレットタウン」の営業を、2021年12月より順次終了し、解体されました。

 「青海T区画」の東側に、「トヨタ不動産」らが複合アリーナ「(仮称)TOKYO A-ARENA」を建設します。2023年6月に工事着手し、2025年秋の開業を目指します。

 トヨタ自動車男子バスケットボール部を母体とするプロロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」の試合会場としても使用する予定ですが、バレーや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツ等の舞台として、幅広くスポーツの魅力を発信する各種イベント等が開催できる「多機能アリーナ」として計画しています。


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新海面処分場(Googleマップ引用)

 東京都の内陸部では、廃棄物最終処分場の確保が困難であるため、資源利用できない廃棄物等を適正に処分する廃棄物海面処分場の整備を推進しています。処分場は港湾の貴重な水面の埋立であるため、受入容量の増大策により、延命化をはかっています。

 「カジノを含む統合型リゾート(IR)」は、中心市街地や住宅地から離れている事が絶対的な条件です。その点では「新海面処分場」は問題はありませんが、(1)「廃棄物最終処分場」のため液状化や土壌汚染などの対策が必要、(2)大量輸送するために鉄道の整備が必要、(3)「羽田空港」と非常に近いため高さ制限が厳しいなど問題が多いです。


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 築地市場跡地(Googleマップ引用)
 
「築地市場跡地」です。東京都は都心の大規模な土地、歴史・文化資源などのポテンシャルを生かしながら、民間の力を最大限に活用して、東京の持続的な成⾧につながるま、ちづくりを進めていくこととしています。

 活用都有地面積194,679.11㎡は、一時は「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の候補地と報じらていましたが、IR用地の可能性はほぼ無くなっています。仮に、誘致を表明しても近隣から猛烈な反対運動が起こる事は火を見るよりも明らかです。



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2023年4月17日 (月)

神戸の都心の一角をなすエリアである神戸駅前を見違える空間に! 神戸駅前広場の再整備デザインが決定!

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-神戸駅前広場-

 「神戸駅」は、1874年(明治7年)に、国内2番目の鉄道である大阪駅~神戸駅間の路線の終着駅として開業しました。現在の駅舎は、1930年(昭和5年)、三代目駅舎として開業し、その後も、周辺ではデュオ神戸や神戸ハーバーランドが開業するなど、観光・商業・居住等の複合的な機能を支える、神戸を代表する駅の1つとなっています。

 神戸駅周辺は神戸の都心の一角をなすエリアであり、湊川神社や中央図書館などの文化観光施設、元町や新開地などの商業施設が立地し、歴史や文化が息づくエリアにもかかわらず、神戸の中心地としての活気やにぎわいがないといった課題があります。

 神戸駅周辺を活性化させるため、交通の結節点であり、ハーバーランド-大倉山の南北軸と元町-新開地の東西軸が交差する、重要な回遊の拠点である神戸駅前広場を再整備します。

● 神戸駅前広場の再整備デザインが決定!
 「神戸市」では、神戸の都心の一角をなすエリアであり、交通結節点としても重要な機能を有する神戸駅周辺を活性化させるため、駅前広場における基本的な機能配置や、駅前空間の再整備の方向性を示す「神戸駅前広場再整備基本計画」を2021年10月に策定しました。

 2022年2月より設計に着手し、神戸の名を冠するにふさわしい高質で風格のある駅前空間の実現に向けて、基本計画に基づく再整備計画について検討を進めています。このたび、神戸駅前広場の再整備デザインが決定しました。

 引用資料 神戸市・公式・HP(2023/04/14)
 神戸駅前広場が生まれ変わります!


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「再整備計画図」です。


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「駅中央口からの眺望」です。


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「大屋根軒下から湊川神社方面の眺望」です。


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「大屋根軒下から湊川神社方面の眺望」です。


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「湊川神社方面の眺望」です。


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地下タワー式駐輪場の整備イメージ
 現在、広場空間の多くを占めている駐輪場を広場の地下に集約し、神戸市内初の地下タワー式駐輪場を整備することにより、広場空間の有効活用を図るともに、駐輪場不足の解消や利用者の利便性向上を図ります。

● 機械式駐輪場「エコサイクル」?
 地下タワー式駐輪場というと全国各地で、高知県高知市に本社がある「技研製作所」の機械式駐輪場「エコサイクル」が採用されています。神戸駅前広場も「エコサイクル」の可能性があります。ちなみに私は「高知県」の出身です。



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2023年4月16日 (日)

奈良県で大規模物流施設 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド 約124,000㎡の「LF奈良」が竣工!

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-LF奈良-

  グローバル不動産総合サービス会社の「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(グローバル本社:米国イリノイ州シカゴ)」、グループ傘下の「クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド・アセットマネジメント」が奈良中央ファシリティ特定目的会社を通じて、奈良県生駒郡安堵町でマルチテナント型の物流施設「LF奈良」を竣工し、2023年4月3日に竣工式を執り行いました。

 引用資料 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド(2023/04/13)
 C&W、奈良県で大規模物流施設「LF奈良」を竣工 約12.4万平方メートルの先進的物流施設が完成

LF奈良
◆ 所在地-奈良県生駒郡安堵町大字岡崎367番地10
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-約58,000㎡
◆ 延床面積-約124,000㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-マルチテナント型の物流施設
◆ 着工-クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工- 2021年12月
◆ 竣工- 2023年03月(竣工)、2023年04月03日(竣工式)


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「南面外観」です。


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「北東面外観」です。


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「車路・トラックバース」です。


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「倉庫スペース」です。


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「メインエントランス」です。


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「カフェテリア」です。



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2023年4月15日 (土)

高島屋京都店(京都タカシマヤ) 2023年10月17日に「京都髙島屋 S.C.」が誕生 専門店ゾーン「 T8(ティーエイト)」が開業!

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-京都髙島屋 S.C. -
 「高島屋京都店(京都タカシマヤ)」が本格的な増床に乗り出しています。「四条通」に面した一区画をくぼませるようにして建つ複数のビルのうち、3棟を取り壊し建物を新築しています。高島屋の「高」は、正確には「髙(はしごだか)」です。

 「髙島屋」および連結子会社である「東神開発」は、2023年秋に、髙島屋京都店の隣接地で増床工事中の区画を専門店ゾーンとしてオープンすることにしました。これにより、百貨店と専門店からなる商業施設「京都髙島屋 S.C.」が誕生します。

 引用資料 高島屋(PDF:2022/10/11)
 2023 年秋、増床区画に専門店ゾーンがオープン 「京都髙島屋 S.C.」が誕生します

● 2023年10月17日に開業!
 「髙島屋」および連結子会社である「東神開発」は、髙島屋京都店、およびその隣接地に増床する専門店ゾーンからなる「京都髙島屋 S.C.」を2023年10月17日(火)に開業することを決定しました。また、専門店ゾーンの名称を「T8(ティーエイト)」とするとともに、出店する51店舗が決定しました。

 引用資料 高島屋(PDF:2022/10/11)
 2023 年 10 月 17 日「京都髙島屋 S.C.」が誕生 専門店ゾーン「 T8(ティーエイト)」開業

京都髙島屋 S.C.の概要
◆ 所在地-京都府京都市下京区四条通河原町西入真町52
◆ 交通-阪急電鉄京都本線「京都河原町」駅直結
◆ 営業フロア営業面積-合計約65,000㎡(<百貨店>地下1階~地上7階、約52,000㎡、<専門店>地下1階~地上7階、約13,000㎡)
◆ オープン-2023年10月17日予定


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「京都髙島屋 S.C.外観イメージ」です。


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「京都髙島屋 S.C.」の構成です。「京都髙島屋 S.C.」は、百貨店「髙島屋京都店」と、新設される専門店ゾーン「T8」が全フロアで接続する一つの建物となります。

 「T8」は、「玉川髙島屋 S・C」や「日本橋髙島屋 S.C.」など、商業施設に新しい魅力を創り続ける東神開発がテナントリーシングおよび
管理・運営を担います。


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「フロア構成」です。


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Nintendo KYOTO(7階に京都初出店)

 東京都渋谷区の「Nintendo TOKYO」、大阪市北区の「Nintendo OSAKA」に続き、国内3店舗目の直営オフィシャルストアとなる「Nintendo KYOTO」が任天堂本社の所在地、京都にオープンします。

 ゲーム機本体、ソフト、周辺機器、キャラクターグッズなどの販売のほか、イベントやゲームの体験などを楽しむことを目的とした、国内での任天堂の情報発信拠点になります。


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まんだらけ京都店(4階に京都初出店)

 まんだらけは「時」をつかさどる集団です。マンガ、玩具、ゲーム等…。「作品」はアーティストが創造を終えた時に完成するものではなく、「必要とされる人々」の手を渡り歩き、喜怒哀楽を生み、多くの時間と経験を重ね、歴史が造られていく過程が必要です。

 まんだらけでは、「作品」の持つ価値を最大限表現できる「場」を提供していく事を使命と考え、京都店でも「作品」を成就させていく手伝いをします。日本のアニメ、漫画業界を牽引するプロ達が買取、販売を行います(店舗面積:約166坪)。

 「まんだらけ」は。店舗がたくさんあるようなイメージがありますが、店舗数は意外と少なくて京都初出店となります。関西には「大阪にまんだらけ グランドカオス(日本橋)」と「まんだらけ うめだ店」があります。



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2023年4月14日 (金)

名古屋駅前 ホテル「キャッスルプラザ」跡地 地上20階、高さ約100mの「明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画」 2023年4月11日の状況 

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-明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画-

 名古屋駅前の老舗ホテル「ホテルナゴヤキャッスル」は、2021年3月末日で定期建物賃貸借契約が期間満了に伴い、2021年1月31日に営業を終了し、40年の歴史に幕を下ろしました。「ホテルナゴヤキャッスル」は、解体されました。

 明治安田生命は、ホテル「キャッスルプラザ」の跡地に、地上20階、塔屋1階、地下2階、高さ99.90m、延床面積39,570.41㎡の超高層オフィスビルを建設します。

明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市中村区名駅四丁目301番他(地番)
◆ 交通-JR・名古屋市営地下鉄・名鉄・近鉄「名古屋」駅
◆ 階数-地上20階、塔屋1階、地下2階
◆ 高さ-99.90m
◆ 敷地面積-3,466.81㎡
◆ 建築面積-2,295.32㎡
◆ 延床面積-39,570.41㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-オフィス、店舗、自動車倉庫
◆ 建築主-明治安田生命保険相互会社
◆ 設計者-竹中工務店
◆ 施工者―(未定)
◆ 着工-2023年06月01日予定


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「明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画」の建設予定地の2023年4月11日の状況です。


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「三点式パイルドライバ」が稼働しています。「地中障害物」の撤去を行っていると思われます。


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角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。


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「明治安田生命名古屋駅前ビル建替計画」の建築計画の概要です。



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2023年4月13日 (木)

名古屋市 三重交通グループホールディングス & 三交不動産 大規模オフィスビル「(仮称)第2名古屋三交ビル」 2023年4月11日の建設状況 

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-(仮称)第2名古屋三交ビル-

 「三重交通グループホールディングス」及び「三交不動産」は、名古屋市中村区名駅三丁目における「(仮称)第2名古屋三交ビル」再開発事業について、2020年4月23日に概要を発表しました。

 計画地は、「名古屋」駅徒歩7分、2020年4月24日開業の「名古屋三交ビル」から名古屋駅よりに約50mに位置します。オフィスを中心とした地上14階、地下1階のビルを建設します。

 建物全体の耐震性はもとより、総合設計を用い、周辺地域を含めた防災性と機能性の向上、リニア中央新幹線予定駅周辺の新たな都市景観を創出し、更なる地域活性化の一端を担います。

● 2022年1月より新築工事に着手!
 「三重交通グループホールディングス」及び「三交不動産」は、「(仮称)第2名古屋三交ビル」において、2022年1月より新築工事に着手することとなりました。

 引用資料 三交不動産(PDF:2022/01/13)
 「(仮称)第2名古屋三交ビル」新築工事着工および 東海エリア初 CASBEE-スマートウェルネスオフィス認証最高位Sランク取得のお知らせ

(仮称)第2名古屋三交ビルの概要
◆ 計画名-(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画
◆ 所在地-愛知県名古屋市中村区名駅三丁目1905番、1906番(地番)
◆ 交通-「名古屋」駅徒歩7分
◆ 階数-地上14階、地下1階
◆ 高さ-59.95m
◆ 敷地面積-2,744.85㎡
◆ 建築面積-1,626.98㎡
◆ 延床面積-21,001.73㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-地下1 階(駐車場)、1 階(商業フロア)、2階~14階(オフィス賃貸フロア)
◆ 建築主-三重交通グループホールディングス、三交不動産
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 解体工事-2020年08月
◆ 着工-2022年01月初旬
◆ 竣工-2024年01月末予定
◆ 開業-2024春予定
◆ 総事業費-約95億円


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「屋外空地および外装(西側外壁面縦リブ)イメージ」です。敷地から4m~最大8.7mのセットバックによる安全、快適な屋外空間、植栽、什器を設置し、広場状内部空間と一体で街と連なる地域のポケットパークを形成しています。


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「1階広場状内部空間イメージ南側より」です。木ルーバーに包まれた高さ10m超の空間となっています。


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「名古屋市総合設計制度による屋外空地及び屋内空地である広場状内部空間の採用」です。


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「位置図」です。


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「(仮称)第2名古屋三交ビル」の2023年4月11日の建設状況です。「名古屋国際会議場 センチュリーホール」で行われた「乃木坂46 32ndSGアンダーライブ」に行った友人に撮影してもらいました。


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角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。


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少し角度を変えて見た様子です。


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角度を変えて見た様子です。


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「(仮称)第2名古屋三交ビル再開発計画」の建築計画の概要です。


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「乃木坂46 32ndSGアンダーライブ」が行われた「名古屋国際会議場 センチュリーホール」です。私は大阪会場の「グランキューブ大阪」を申し込みましたが当選しませんでした。


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池田瑛紗(いけだてれさ)
 私の乃木坂46の今の推しは「池田瑛紗(いけだてれさ)」です。1推しの「松村沙友理」、2推しの「新内眞衣 」が卒業したので、私も乃木坂から卒業しようかな? と思っていましたが、5期生にドストライクの「池田瑛紗」が入ってきたのでファンを続けています。

 「池田瑛紗」は、2次元アニメの美少女の特徴である「目が大きい、鼻が小さい、口が小さい」を3次元にしたような超絶美人です。彼女は、「女子御三家」の1つで毎年東大合格者を多数輩出する「女子学院」の出身で、浪人中に「乃木坂46」に合格、そして2浪で「東京藝術大学」に合格した物凄い才女です。



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2023年4月12日 (水)

カジノを含む統合型リゾート(IR) 「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」を政府が認定へ! 長崎の計画は協議中

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-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-

 大阪府と大阪市は2021年9月28日に、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート(IR)」について、アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体を正式に事業者に選んだと発表しました。

 大阪府と大阪市は2021年12月21日に「第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議」を開き、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(案)骨子等について」を提示しました。2020年代後半としていた開業時期を2029年頃と定め、IR建設時の近畿圏での経済波及効果が約1兆5800億円に上ると試算しました。

 引用資料 大阪市・公式HP(2021/12/21)
 第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議について

 開業時期を2029年秋~冬頃としましたが、液状化や土壌汚染の懸念が指摘されている誘致候補地の「夢洲(ゆめしま)」の整備状況などによって1年~3年程度後ろ倒しとなる可能性があるとしました。

 事業期間は35年間(延長30年間)です。MGMとオリックスに加え、関西電力やJR西日本など関西ゆかりの出資企業20社で構成する「大阪IR株式会社(予定)」を設立します。

 統一地方選挙の前半戦は2023年4月9日に投票が行われ、大阪維新の会は、大阪知事選では現職の「吉村洋文氏」が再選、大阪市長選では元府議の「横山英幸氏」が初当選しました。維新はダブル選挙で4連勝、大阪での「1強」体制を守りました。さらに、初めて大阪府議会と大阪市議会の両方で過半数を獲得しました。IRにとって追い風になるのは間違いないです。

● 政府が認定する方向で最終調整!
 「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の開設に向け、大阪府・大阪市が提出した整備計画について政府が認定する方向で最終調整していることが分かりました。一方で長崎県の計画については審査の継続を含めて対応を協議しているとみられます。政府による認定が実現すれば第1弾となり、日本初のカジノ開業が正式決定します。大阪府・大阪市は2029年秋~冬の開業を目指します。

 NHK(2023/04/12)
 大阪の「カジノ含むIR」計画 認定の方向で調整 政府

 共同通信(2023/04/12)
 大阪のカジノIR、政府が認定へ 長崎の計画は協議中

 統一地方選挙で維新が圧倒的に支持されたのが効果てきめんだったのかな? ただ、過去に何度もぬか喜びをしたので「本当かなあ??」というのが私の今の心境です。


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IR開業までのプロセス
 MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体が正式な事業者に決定しましたが、国の「区域整備計画の認定・公示」という事業者と行政が乗り越えるべき大きなハードルが残っています。

 引用資料 国土交通省・観光庁(2021/07/20)
 特定複合観光施設区域整備計画審査委員会の設置について


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「イメージパース:全景」です。


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「IR区域の全体配置(イメージ)」です。


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「イメージパース:夢洲の道路インフラ整備イメージ」です。



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2023年4月11日 (火)

「イオン京橋(旧ダイエー京橋店)」の跡地 京橋暫定利用施設 一期開業が2023年夏予定、二期開業が2023年秋予定!

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-イオン京橋店(旧ダイエー京橋店)-

 JR京橋駅に直結する大型総合スーパー「イオン京橋店(旧ダイエー京橋店)」がオープンしたのは1971年11月26日です。「京橋ショッパーズプラザ(ダイエー京橋店)」としてオープンしました。

 最盛期には、日本のスーパーで売上高日本一になった事もあります。「ダイエー」が「イオン」に吸収されたため「イオン京橋店」となりました。「イオン京橋店」は、再開発のために2019年9月30日をもって閉店しました。一帯は「都市再生緊急整備地域」に指定されています。

 「イオン京橋店(旧ダイエー京橋店)」は、解体工事が行われました。工事名は「イオン京橋解体工事」です。工期は2019年12月~2021年8月でした。現在は更地になっています。

● 京橋暫定利用施設
 「京橋暫定利用施設」は、再開発を予定している大阪府大阪市都島区のJR京橋駅に直結する「イオン京橋(旧ダイエー京橋店)」の跡地に再開発までの暫定利用施設として開発するものです。敷地面積約14,800㎡、延床面積約480㎡、一期開業が2023年夏予定 、 二期開業が2023年秋予定です。

 引用資料 イオンモール(PDF:2023/04/10)
 イオン京橋店跡地の「京橋暫定利用施設」建築について

 京橋地区は、「都市再生緊急整備地域」に指定されており、大阪市の経済成長戦略上、魅力とにぎわいのある複合的な国際拠点として位置づけられています。


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「京橋暫定利用施設」の予定地です。


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中央寄りです。


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南側寄りです。


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すぐ南側は「JR東西線」です。



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2023年4月10日 (月)

「大阪維新の会」が大阪で知事と市長のダブル選挙を制する! 夢洲地区の「カジノを含む統合型リゾート(IR)」の認定はどうなる?

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-大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業-

 大阪府と大阪市は2021年9月28日に、大阪市湾岸部の人工島「夢洲(ゆめしま)」に誘致を目指す「カジノを含む統合型リゾート(IR)」について、アメリカのMGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体を正式に事業者に選んだと発表しました。

 大阪府と大阪市は2021年12月21日に「第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議」を開き、「大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域の整備に関する計画(案)骨子等について」を提示しました。2020年代後半としていた開業時期を2029年頃と定め、IR建設時の近畿圏での経済波及効果が約1兆5800億円に上ると試算しました。

 引用資料 大阪市・公式HP(2021/12/21)
 第5回 副首都推進本部(大阪府市)会議について

 開業時期を2029年秋~冬頃としましたが、液状化や土壌汚染の懸念が指摘されている誘致候補地の「夢洲(ゆめしま)」の整備状況などによって1年~3年程度後ろ倒しとなる可能性があるとしました。

 事業期間は35年間(延長30年間)です。MGMとオリックスに加え、関西電力やJR西日本など関西ゆかりの出資企業20社で構成する「大阪IR株式会社(予定)」を設立します。

 2022年12月22日に、カジノを中心とする統合型リゾート施設(IR)整備に向けて大阪府・大阪市が提出している計画を巡り、日本維新の会の馬場伸幸代表は、来年1月にも国から認定の判断が示されるとの見通しを示しました。しかし、認定されることは無く、「ぬか喜び」に終わりました。

● 大阪維新の会が知事と市長のダブル選挙を制する!
 統一地方選挙の前半戦は2023年4月9日に投票が行われ、大阪維新の会は、大阪知事選では現職の「吉村洋文氏」が再選、大阪市長選では元府議の「横山英幸氏」が初当選しました。維新はダブル選挙で4連勝、大阪での「1強」体制を守りました。さらに、初めて大阪府議会と大阪市議会の両方で過半数を獲得しました。

 「大阪維新の会」および「「日本維新の会」は、奈良県知事選挙では、大阪以外で初めて維新公認の知事が誕生しました。さらに、41の道府県議会議員選挙で選挙前の倍以上となる124議席を獲得しました。

 間違いなく、人工島「夢洲」に誘致を目指す「大阪・夢洲地区特定複合観光施設設置運営事業」にとっては、追い風にになると思います。「統一地方選挙の後半戦が終わったら認定されるかも?」と期待していますが、どうなるのでしょうか?


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IR開業までのプロセス
 MGMリゾーツ・インターナショナルとオリックスの連合体が正式な事業者に決定しましたが、国の「区域整備計画の認定・公示」という事業者と行政が乗り越えるべき大きなハードルが残っています。

 引用資料 国土交通省・観光庁(2021/07/20)
 特定複合観光施設区域整備計画審査委員会の設置について


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「イメージパース:全景」です。


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「IR区域の全体配置(イメージ)」です。


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「イメージパース:夢洲の道路インフラ整備イメージ」です。



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2023年4月 9日 (日)

この20年間でこんなに梅田周辺が発展すると予想していた方はいますか? 次の再開発は「梅田スカイビル」周辺か?

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-約20年間で劇的に発展した梅田周辺-
 私がホームページ「超高層ビルとパソコンの歴史」をオープンしたのは、2003年8月24日です。もうすぐ20年になります。この20年間で大阪市は私が予想していた以上に発展しました。

 特に梅田周辺、その中でもJR大阪駅の北側の発展が凄まじいです。20年前には「うめきた」という愛称も存在しませんでした。梅田周辺がこんなに発展するとは私は夢にも思っていませんでした。

 梅田周辺が発展したのは「梅田貨物駅」という広大な未開発用地が広がっていたのも大きいです。逆に言うと「梅田貨物駅」の再開発が終わると未開発用地がほとんど無くなるので、再開発が難しくなります。

 今後は、「阪急村」の再開発などの既存の建物の建て替えが中心となります。私は、次の再開発は「阪急村」および「梅田スカイビル」周辺になると予想しています。

● 梅田スカイビル周辺が劇的に便利に!
 うめきた2期地区の「グラングリーン大阪(GRAND GREEN OSAKA)」が完成すると「梅田スカイビル」周辺が劇的に便利になります。Googleマップの衛星写真を見ると、私には「梅田スカイビル」周辺は宝の山に見えます。


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梅田スカイビル(新梅田シティ)
 「新梅田シティ」は、「梅田スカイビル」、「ウェスティンホテル大阪」などで構成される大規模複合施設です。梅田貨物駅の西側のダイハツディーゼルや東芝の施設などがあった敷地に建設されました。

 中心となる「梅田スカイビル」は、地上40階、塔屋1階、地下2階、高さ約173mです。「タワーイースト(東棟)」と「タワーウエスト(西棟)」の2棟で構成されています。「梅田スカイビル」は、当初は、3棟連結で考えられましたが、ホテル棟が自立する事になり2棟連結に変更になりました。


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梅田スカイビルの3棟連結構想

 バブル期の梅田スカイビルの「3棟連結構想」の模型です。現在と違って「開口部」が東西方向を向いています。


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バブル期の「3棟連結構想」の完成イメージです。


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「3棟連結構想」のパネルです。


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3棟連結構想は現在も生きている!

 バブル期の「3棟連結構想」とは配置や向きががかなり異なりますが、「3棟連結構想」は現在も生きています。


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敷地北側の花野・新里山が建設予定地

 3棟目の建設予定地です。現在の配置図になっています。敷地北側の「花野・新里山(花野~新梅田シティの里山)」が3棟目の建設予定地となっています。是非とも実現して欲しいです!


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「花野・新里山(花野~新梅田シティの里山)」です。


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大阪北郵便局・大阪中央郵便局大淀分館

 梅田スカイビルの北側には、「大阪北郵便局」と「大阪中央郵便局大淀分館」があります。旧大阪中央郵便局敷地の「JPタワー大阪」が竣工すると、次は「大阪北郵便局」と「大阪中央郵便局大淀分館」の再開発が検討されると私は予想しています。



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2023年4月 8日 (土)

アミューズがライブハウス型ホール「PORTBASE(ポートベイス)」の運営に参画 最大収容人数2,280人 名古屋市港区の「みなとアクルス」に誕生!

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-PORTBASE(ポートベイス)-

 総合エンターテインメント事業を展開する「アミューズ」は、2025年3月に新しく愛知県名古屋市港区の「みなとアクルス」にオープンするライブハウス型ホール「PORTBASE(ポートベイス)」へ出資し、運営に参画します。

 引用資料 アミューズ(PDF:2023/04/05)
 アミューズがライブハウス型ホール「PORTBASE」運営に参画。最大収容人数 2,280人、2025年3月名古屋市港区の『みなとアクルス』に誕生

 東海地方では催事会場の不足している事実があり、演劇・舞台に適した会場も少ない状況でした。「PORTBASE(ポートベイス)」は、近年、多様化する演目内容にも対応できる機構を備えたイベントホールとなっており、アミューズとしては音楽ライブはもちろん、演劇においても自社企画の舞台公演を設定することが可能となります。

 東海エリアへより豊かな時間を提供するのみならず、アーティストにとって大切な表現の場、ファンとの繋がりの場をさらに広げることで、コロナ禍からの完全回復の途にあるエンターテインメント業界のさらなる発展に貢献します。

PORTBASE(ポートベイス)の概要
◆ 所在地-愛知県名古屋市港区金川町101番1の一部(みなとアクスル内)
◆ 交通-名古屋市営地下鉄名港線「港区役所」駅、名古屋市営地下鉄名港線「東海通」駅
◆ 構造-地上2階、地下0階
◆ 高さ-18.5m
◆ 敷地面積-10,792.74㎡
◆ 延床面積-3,838.05㎡(1階:2,849.76㎡、2階:988.29㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-ライブハウス・演劇・ミュージカル
◆ 収容人数-スタンディング時2,280名、 座席1,082名
◆ オープン-2025年03月予定


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「PORTBASE(ポートベイス)」のロゴです。


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完成イメージです。


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完成イメージです。


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建設予定地です。愛知県名古屋市港区の「みなとアクルス」内に建設されます(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2023年4月 7日 (金)

京セラ 怒涛の設備投資ラッシュ 長崎県諫早市に新用地取得 総額620億円を投じて「京セラ株式会社 長崎諫早工場(仮称)」を建設!

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-京セラ-

 「京セラ」は、京都市伏見区に本社を置く「電子部品、ファインセラミック部品、半導体部品、情報機器、通信機器、太陽電池、セラミック、宝飾、医療用製品」などを製造する大手電子部品・電気機器メーカーです。

 1959年4月1日に「稲盛和夫氏」が京都市中京区西ノ京原町でファインセラミックスの専門メーカー「京都セラミツク」として設立しました。1982年10月1日に「京セラ」へ商号変更しています。

● 長崎県諫早市に新工場用地を取得!
 「京セラ」は、長崎県諫早市の南諫早産業団地における新工場用地の取得に関連して、2023年4月5日に、長崎県ならびに諫早市と立地協定を締結しました。

 引用資料 京セラ(2023/04/05)
 長崎県諫早市の新用地取得に関する立地協定の締結について

 「京セラ」では、国内外の既存工場での積極的な増産投資を進める一方で、既存工場のみでは、さらなる成長発展が困難であるとの判断から、新工場を設立する方針を決定し、2022年12月に南諫早産業団地内の用地、2区画(約150,000㎡)を取得する申し入れを行いました。

 このたび、土地の造成が完了している1区画(約57,000㎡)について、本協定を締結し、2023年10月に用地を取得し、工場の建設を開始します」。なお、残りの1区画(約93,000㎡)については、2024年に用地を取得する予定です。

京セラ株式会社 長崎諫早工場(仮称)の概要 
◆ 所在地-長崎県諫早市小栗地区 南諫早産業団地内
◆ 敷地面積-約150,000㎡(2023年10月:約57,000㎡、2024年:約93,000㎡取得予定)
◆ 主な建屋-鉄骨6階×1棟(建築面積:13,900㎡、延床面積:77,900㎡)
◆ 製品品目-ファインセラミック部品、半導体パッケージなど
◆ 生産計画-250億円/年(2028年度計画)
◆ 建設計画-2023年度着工、2025年度拠点開設、2026年度生産開始
◆ 投資金額-約620億円(2028年度までの計画)


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「工場建設予定地」です。


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 鹿児島国分工場に新工場棟を建設
 「京セラ」は、積層セラミックコンデンサ(MLCC)の生産容量の拡大や技術開発力の強化、将来を見据えた生産スペースの確保などを目的に、鹿児島国分工場内に第5-1-2工場を建設することを決定しました。2022年8月17日、地元自治体である霧島市と立地協定締結の調印式を行った後、2022年9月より既設研究棟を解体し、2023年2月より新工場棟の建設を開始する予定です。

 引用資料 京セラ(2022/08/17)
 積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要増に対応 京セラ鹿児島国分工場に新工場棟を建設

京セラ株式会社鹿児島国分工場 第5-1-2工場の概要

◆ 所在地-鹿児島県霧島市国分山下町1-1
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 建築面積-約7,197㎡
◆ 延床面積-約37,600㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-工場(製品品目 積層セラミックコンデンサ(MLCC)など)
◆ 着工-2023年02月予定
◆ 操業-2024年05月予定
◆ 投資総額-約150億円(工場および一部の生産設備)


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鹿児島川内工場に新工場棟を建設
 「京セラ」は、有機パッケージや水晶デバイス用パッケージなど、半導体部品の増産に伴う生産スペース確保を目的に、鹿児島川内工場に国内最大の建屋となる第23工場を建設することを決定しました。

 引用資料 京セラ(2022/04/20)
 有機パッケージ・水晶デバイス用パッケージの需要増に対応 京セラ鹿児島川内工場に新工場棟を建設

 現在、有機パッケージは、5G(第5世代移動通信システム)の本格化により基地局やデータセンター向けの需要が拡大していることに加え、ADAS(先進運転支援システム)や自動運転技術の高度化により、センサーカメラや高機能プロセッサ向けなどの需要の伸びが見込まれています。一方で、水晶デバイス用パッケージは、パソコンやスマートフォンといった情報端末から、家電、自動車、産業機械など、多様な機器に搭載されることから、今後も市場拡大が期待されています。

京セラ株式会社鹿児島川内工場 第23工場の概要
◆ 所在地-鹿児島県薩摩川内市高城町2310-10
◆ 階数-地上6階、地下0階
◆ 建築面積-約12,380㎡
◆ 延床面積-約65,530㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-工場(製品品目 有機パッケージ、水晶デバイス用パッケージなど)
◆ 操業-2023年10月予定
◆ 投資総額-約625億円


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鹿児島国分工場に新工場2棟を建設
 「京セラ」は、ファインセラミック事業の更なる拡大および、他事業の将来的な設備増設を見据えた生産スペースの確保を目的として、鹿児島国分工場に新たに「第7-1工場、第7-2工場」を建設しています。

 引用資料 京セラ(2021/10/20)
 半導体製造装置用ファインセラミック部品の需要増に対応 京セラ鹿児島国分工場に新工場2棟を建設

 現在、IoTの進展や通信5Gの普及に伴い、パソコンやスマートフォン、データセンター、自動車をはじめ、あらゆる製品に使用される半導体の需要が急速に高まっており、今後も継続した市場成長が期待されています。

 それに伴い、半導体製造装置に使用されるファインセラミック部品についても大幅な増産が求められています。これらの要求に迅速に対応するため、「第7-1工場」は2022年10月、「第7-2工場」は2023年10月から順次生産を開始し、鹿児島国分工場における同製品の生産能力を従来の約2倍にする計画です。

新工場の概要
◆ 名称-京セラ株式会社鹿児島国分工場 第7-1工場/第7-2工場
◆ 所在地-鹿児島県霧島市国分上小川1002番地1
◆ 階数-(第7-1工場)地上2階、地下0階、(第7-2工場)地上6階、地下0階
◆ 建築面積-(第7-1工場)約5,174㎡、(第7-2工場)約6,996㎡
◆ 延床面積-(第7-1工場)約10,120㎡、(第7-2工場)約37,497㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 製品品目-半導体製造装置用ファインセラミック部品等  
◆ 着工-(第7-1工場)2021年11月、(第7-2工場)2021年11月
◆ 操業-(第7-1工場)2022年10月予定、(第7-2工場)2023年10月予定
◆ 投資総額-約110億円



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2023年4月 6日 (木)

なんばパークス サウス 地上34階、高さ約141㎡の「センタラグランドホテル大阪」 2023年3月31日に竣工、2023年7月1日に開業!

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-なんばパークス サウス-

 「南海電気鉄道、大成建設、関電不動産開発、Centara Osaka Japan、ホテル京阪、ニッピ」は、難波中二丁目計画として開発を進めているエリアの正式名称を「なんばパークス サウス」に決定し、2023年3月25日に一部開業、2023年7月1日にグランドオープンすることになりました。

 引用資料 南海電気鉄道(PDF:2023/03/01)
 新-街区「なんばパークス サウス」が誕生! ~日本初進出の高級ホテルやSHOPS&RESTAURANTSなど~

 総エリア面積約8,915.34㎡の新街区「なんばパークス サウス」は、日本初進出となるタイの高級ホテル「センタラグランドホテル大阪」、なんばエリアに新しいオフィス空間を提供する「パークス サウス スクエア」、自宅のようなくつろぎの空間を提供する「ホテル京阪 なんば グランデ」の主に3つの施設で構成された新エリアです。

● センタラグランドホテル大阪が竣工!
 「センタラ ホテルズ&リゾーツ、大成建設、関電不動産開発」の3社が出資する「Centara Osaka特定目的会社」により開発を進めていた「センタラグランドホテル大阪」が、2023年3月31日に竣工しました。

 引用資料 関電不動産開発(PDF:2023/03/31)
 タイのセンタラ ホテルズ&リゾーツが手掛ける日本初進出ホテル「センタラグランドホテル大阪」竣工

 「センタラグランドホテル大阪」は、タイ流通大手セントラル・グループ傘下でタイを中心に世界13カ国にて事業を展開しているセンタラ ホテルズ&リゾーツの日本初進出ホテルとして、2023年7月1日に開業します。

センタラグランドホテル大阪の概要
◆ 計画名-(仮称)難波中二丁目開発計画のうちA敷地計画
◆ 所在地-大阪府大阪市浪速区難波中二丁目11番50号
◆ 交通-南海電鉄「なんば」駅、Osaka Metro各線「なんば」駅、近鉄「大阪難波」駅、JR「難波」駅
◆ 階数-地上34階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-141.56m
◆ 敷地面積-4,404.72㎡
◆ 建築面積-3,600.83㎡
◆ 延床面積-39,131.08㎡
◆ 構造-鉄骨造(一部CFT造)
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 用途-ホテル、店舗、駐車場
◆ 客室数-515室
◆ 建築主- Centara Osaka 特定目的会社(センタラ・ホテル&リゾート、大成建設、関電不動産開発が出資する特定目的会社)
◆ 設計者・監理者-大成建設
◆ 施工者-大成建設
◆ 埋蔵文化財発掘調査-2019年10月01日~2020年03月31日
◆ 着工-2020年04月01日
◆ 竣工-2023年03月31日
◆ 開業-2023年07月01日予定


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「センタラグランドホテル大阪」外観です。


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「客室 イメージ」です。


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「オールデイダイニング イメージ」です。


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「位置図」です。



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2023年4月 5日 (水)

近江八幡市庁舎整備工事 誰もが相談しやすく居心地のよいハートフルな庁舎 実施設計と施工を一括発注する一般競争入札を公告!

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-近江八幡市庁舎整備工事-

 滋賀県の「近江八幡市」は、令和元年度(2019年度)に策定した「近江八幡市庁舎整備基本計画」で定めた4つの基本整備方針(コンセプト)に基づき、基本設計を行いました。

 引用資料 近江八幡市(PDF:2022/07)
 近江八幡市庁舎整備基本設計 概要版

 新庁舎は、階ごとに明確な機能分け(階別ゾーニング)をすることで、手続きや相談に来庁した方にとってわかりやすく移動が少なくなるよう配慮しました。

 また庁舎中央に各階を一望できる吹き抜けを設けることで、ホールに自然光を取り込み、開放感と一体感のある共用空間をつくります。ユニバーサルデザインを徹底するとともに、窓口や待合の内装には県内産の木材を積極的に利用し、すべての人を心温かく迎え、居心地よく過ごすことができる庁舎とします。

 新庁舎は、地震や水害など様々な災害に対処する防災拠点として機能するため、耐震性能の確保や浸水対策、非常用電源など、防災司令塔機能を備え、市民の安全・安心を支える庁舎とします。

● 一般競争入札を公告!
 滋賀県近江八幡市は、実施設計と施工を一括発注する「近江八幡市庁舎整備工事」の一般競争入札を公告しました。

 近江八幡市・公式HP(2023/04/03)
 【再公告】新市庁舎整備事業(設計施工)について

新庁舎の概要
◆ 所在地-滋賀県近江八幡市桜宮町236
◆ 交通-JR東海道本線・近江鉄道八日市線「近江八幡」駅
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-最高部23.330m
◆ 敷地面積-12,118.69㎡
◆ 建築面積-3,319.49㎡
◆ 延床面積-9,098.94㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 地震対策-耐震構造
◆ 基礎工法-既製杭による杭基礎
◆ 用途-新庁舎


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「完成イメージ」です。


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「庁舎前広場のイメージ」です。


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「官庁街中筋側エントランスのイメージ」です。


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「配置計画(施設配置・外構計画)」です。



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2023年4月 4日 (火)

京都市東山区 京都五花街の一つ「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」 旧宮川町歌舞練場のメタバース空間への再現!

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-元新道小学校跡地活用-

 京都市東山区の元新道小学校跡地について、地域からの要望を踏まえ、「花街文化の発展と新たな賑わいづくりを通して、更なる地域の活性化と魅力あるまちづくりに貢献する施設」としての活用に向け、契約候補事業者を選定するためのプロポーザルを実施しました。選定委員会における審査を経て、「NTT都市開発」が契約候補事業者に選定されました。

 「NTT都市開発」の提案は、元新道小学校敷地及び隣接する宮川町歌舞練場敷地に、宿泊施設、地域施設、宮川町歌舞練場等の施設を整備するとともに、東西の新しい歩行者導線を設け、回遊性のある一体的なまちづくりを推進するものであり、事業計画を市民生活の豊かさと地域の活性化、さらには文化の継承・創造につなげるなど、市民生活との調和を最重要視した持続可能な観光都市の実現に寄与するものと期待されます。

 「NTT都市開発」は、京都市東山区における「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」について、新築工事に着手し、2022年8月24日に現地で地鎮祭が開かれました。竣工は歌舞練場棟が2025年1月、ホテル棟が2025年3月(2025年夏開業)を予定しています。

 引用資料 NTT都市開発(2022/08/24)
 「(仮称)元新道(しんみち)小学校跡地活用計画」着工 宮川町歌舞練場の大屋根デザインを継承、2025 年「カペラ京都」開業予定

● 宮川町歌舞練場のメタバース空間への再現!
 「NTT都市開発」と「エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト」は、京都五花街の一つである宮川町における伝統伎芸とICTの新たな共存価値の創出と街の記憶の継承を目的に、仮想空間プラットフォーム「DOOR」を用いて、2022年に解体した旧宮川町歌舞練場をメタバース空間に再現し、一般公開しました。

 引用資料 NTT都市開発(2023/03/28)
 旧宮川町歌舞練場のメタバース空間への再現について 伝統伎芸とICTの新たな共存価値の創出と記憶の継承に向けて本日2023年3月28日公開

(仮称)元新道小学校跡地活用計画の概要
◆ 所在地-京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130番、125番1、京都府京都市東山区新道通団栗下る二丁目下柳町165番、京都府京都市東山区宮川筋四条下る宮川筋四丁目306番他15 筆
◆ 交通-京阪本線「祇園四条」駅徒歩4分、阪急電鉄京都線「京都河原町」駅徒歩8分
◆ 階数-<ホテル棟>地上4階、地下2階(一部地域施設を含む)、<歌舞練場棟>地上3階、地下2階(一部地域施設を含む)
◆ 高さ-<ホテル棟>建築物14.9m、<歌舞練場棟>約18m
◆ 敷地面積-<ホテル棟>4,014.15㎡(一部地域施設を含む)、<歌舞練場棟>2,257.06㎡ (一部地域施設を含む)
◆ 延床面積-<ホテル棟>15,702.07㎡(ホテル15,467.39㎡、地域施設234.68㎡)、<歌舞練場棟>5,106.17㎡(歌舞練場3,686.70㎡、地域施設1,419.47㎡)
◆ 用途-宿泊施設、劇場、地域施設等
◆ 客室数-92室(予定)
◆ 事業主-NTT都市開発
◆ 設計者・監理者-大建設計
◆ 施工者-熊谷組・古瀬組特定建設工事共同企業体(構成員 熊谷組、古瀬組)
◆ 着工-2022年07月(着工)、2022年08月24日(地鎮祭)
◆ 竣工-<歌舞練場棟>2025年01月予定、<ホテル棟>2025年03月予定


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メタバース空間上のコンテンツについて

 今回の旧歌舞練場の再現には、3次元計測技術を使用して現存中に旧歌舞練場全館を計測・収集した3D点群データを活用することにより、天井の高さや舞台の大きさも当時と変わらない高精細な3Dデータとして再現しました。

 再現された本空間内で参加者は、歌舞練場内のホールをアバターとなって自由に移動し、音声会話やテキストチャット等により交流することができ、新たなコミュニケーションスペースとして利用いただけます。なお、公開期間中に本空間上で対話型オンラインイベントの実施も検討していきます。


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「新歌舞練場にかかる大屋根」です。


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「(仮称)元新道小学校跡地活用計画」の完成予想イメージです。


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「配置図」です。


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「位置図」です。



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2023年4月 3日 (月)

神戸市垂水区 JR垂水駅南側 JR西日本アーバン開発が「(仮称)垂水駅南ビル開発事業」着手!

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-(仮称)垂水駅南ビル開発事業-

 「JR西日本アーバン開発」では、神戸市垂水区のJR垂水駅南側において駅ビルの開発計画を推進してきましたが、このたび開発概要が確定し、着手する運びとなりました。

 引用資料 JR西日本アーバン開発(PDF:2023/03/29)
 「(仮称)垂水駅南ビル開発事業」着手のお知らせ

 「(仮称)垂水駅南ビル開発事業」は、エリアに住む住民のより豊かな暮らしを創出するライフサポート型の駅ビルとして、デイリーユースの物販店舗やカフェ・クリニック等を誘致し、主としてJR垂水駅を利用する顧客および近隣地域に住む住民にとって利便性の高い駅ビルとなることと、JR垂水駅周辺の活性化に寄与することを目指しいます。

 なお、「(仮称)垂水駅南ビル開発事業」の着手に伴い、「セブンイレブンハートインJR垂水駅西口店」は、2023年3月20日をもって休業しています。


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「外観イメージ(駅前広場より)」です。

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「外観夜間イメージ(ホーム側より」です。


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「計画地」です。



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2023年4月 2日 (日)

大阪市内から日本唯一のアーチ型防潮水門が消える 三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門) 「安治川水門」の新水門のデザイン案を決定!

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-三大水門-
 大阪府は、大阪市内の「三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門)」の更新を計画しています。高潮に加え、大坂府域に大きな被害を与える想定最大クラスの津波(L2津波)被害を軽減する構造物にします。「三大水門」は、いずれも1970年に完成したため、老朽化が進んでいます。

 「三大水門」の改築に係るこれまでの検討経緯を踏まえ、「(1)水門位置は現水門の直上流とする。(2)引上げ式構造ローラーゲートの2門形式とする。(3)扉体はステンレスのため、塗装はしない。」という3項目が決定事項となっており、アーチ型の水門が消える事になります。

● 新水門のデザイン案を決定!

 大阪府都市整備部は、安治川水門の上流側に計画している新水門のデザイン案を決定しました。新水門デザイン中間報告を2022年12月、大阪府河川構造物等審議会に示し、有識者らの助言を踏まえてデザインをブラッシュアップし、審議会にデザイン案を報告しました。

 日刊建設工業新聞(2023/03/30)
 大阪府/新安治川水門(大阪市港区)デザイン案決定、上屋外装にカーテンウォール

 引用資料 大阪府・公式HP
 三大水門の更新

 上屋外装のカーテンウオール導入を決定し、水門本体の金属部材の色をライトグレーに決めました。上屋(緩衝装置)の表面はリブ付きの鋼板仕上げを採用します。大阪府は今後、新水門建設に必要な右岸側の用地の協議を着実に進め、工事着手に備えます。


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「安治川水門改築イメージ」です。


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「尻無川水門」の空撮です。


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「木津川水門」の空撮です。


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三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門)の位置です。



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2023年4月 1日 (土)

博多コネクティッド 「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」の概要が判明 延床面積約75,678㎡の大規模オフィスビル!

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-西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト-

 「西日本シティ銀行」および「福岡地所」の2社が推進している福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目における「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」は、「博多コネクティッドボーナス」の認定を受けました。

 引用資料 西日本シティ銀行(PDF:2023/03/30)
 西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクトの概要について

 「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」は、西日本シティ銀行保有ビルの連鎖的再開発の第一弾として、西日本シティ銀行の本店機能に加え、オフィスフロアや商業店舗を配置した複合ビルを計画しています。

 「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」に取り組むことにより、博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく福岡市の施策「博多コネクティッド」を面的に促進する起爆剤となるとともに、福岡市が進める「都心の森1万本プロジェクト」や「Fukuoka Art Next」、「感染症対応シティ」などの取組みを実施することで、博多駅周辺地区の国際競争力向上に貢献できるものと考えています。

西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクトの概要
◆ 所在地-福岡市博多区博多駅前三丁目1番1号
◆ 交通-新幹線「博多」駅、JR「 博多」駅、福岡市営地下鉄「博多」駅
◆ 地上-地上14階、地下4階
◆ 敷地面積-約5,230㎡
◆ 建築面積-約5,083㎡
◆ 延床面積-約75,678㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-免震構造(地下3階柱頭免震)
◆ 用途-銀行、オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-特定目的会社 Walk(西日本シティ銀行、福岡地所)
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、大成建設、(実施設計)大成建設
◆ デザイン-3XN Architects(3XN Australia Pty. Ltd.)
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2023年11月頃予定
◆ 竣工-2026年01月頃予定


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「北東側イメージ」です。


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「コネクティッドコア」地上広場イメージです。


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「緑化空間イメージ」です。


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「ホールイメージ」です。


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「基準階平面図」です。


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「位置図」です。



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