大阪市内から日本唯一のアーチ型防潮水門が消える 三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門) 「安治川水門」の新水門のデザイン案を決定!
-三大水門-
大阪府は、大阪市内の「三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門)」の更新を計画しています。高潮に加え、大坂府域に大きな被害を与える想定最大クラスの津波(L2津波)被害を軽減する構造物にします。「三大水門」は、いずれも1970年に完成したため、老朽化が進んでいます。
「三大水門」の改築に係るこれまでの検討経緯を踏まえ、「(1)水門位置は現水門の直上流とする。(2)引上げ式構造ローラーゲートの2門形式とする。(3)扉体はステンレスのため、塗装はしない。」という3項目が決定事項となっており、アーチ型の水門が消える事になります。
● 新水門のデザイン案を決定!
大阪府都市整備部は、安治川水門の上流側に計画している新水門のデザイン案を決定しました。新水門デザイン中間報告を2022年12月、大阪府河川構造物等審議会に示し、有識者らの助言を踏まえてデザインをブラッシュアップし、審議会にデザイン案を報告しました。
日刊建設工業新聞(2023/03/30)
大阪府/新安治川水門(大阪市港区)デザイン案決定、上屋外装にカーテンウォール
引用資料 大阪府・公式HP
三大水門の更新
上屋外装のカーテンウオール導入を決定し、水門本体の金属部材の色をライトグレーに決めました。上屋(緩衝装置)の表面はリブ付きの鋼板仕上げを採用します。大阪府は今後、新水門建設に必要な右岸側の用地の協議を着実に進め、工事着手に備えます。
「安治川水門改築イメージ」です。
「尻無川水門」の空撮です。
「木津川水門」の空撮です。
三大水門(木津川水門、安治川水門、尻無川水門)の位置です。
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