大和ハウス工業 2023年3月期の連結決算 売上高4兆9081億円・営業利益4653億円 売上高5兆円突破が目前!
-大和ハウス工業-
「大和ハウス工業」の本社・本店は、大阪府大阪市北区梅田三丁目3番5号の「大和ハウス大阪ビル」にあります。「大和ハウス工業」の元となった会社は、1947年に奈良県奈良市で設立され、1955年4月5日に「大和ハウス工業株式会社」が創業しました。
「大和」は創業者の出身地・奈良県の旧国名からとったものです。「ヤマト」ではなく「ダイワ」と読ませたのは「大いなる和をもって経営に当たりたい」という意味を持たせるため、また「ハウス工業」は建築物を工業化しようという創業理念を示しています。
● M&Aや多角化で急成長!
下記の不動産大手5社と比べると「大和ハウス工業」の売上高の大きさが分かると思います。大和ハウス工業が急成長したのは、M&A(企業の合併・買収)や多角化です。
買収で一番大きかったのは、準大手ゼネコンの「フジタ」です。多角化では、「健康余暇、インテリア建材、物流、ホームセンター、都市型ホテル、環境エネルギー、損害保険代理店・クレジットカード、オートリース・パーキング・カーシェア」などを行っています。
不動産大手5社の2023年3月期連結決算(売上高/営業利益)
1位 三井不動産-2,269,103百万円(305,405百万円)
2位 三菱地所-1,377,827百万円(296,702百万円)
3位 東急不動産HD-1,005,836百万円(110,410百万円)
4位 住友不動産-939,904百万円(241,274百万円)
5位 野村不動産HD-654,735百万円(99,598百万円)
参考
------------------------------------------------
** 大和ハウス工業-4,908,199百万円(465,370百万円)
** 積水ハウス-2,928,835百万円(261,489百万円)
(備考)不動産大手5社と大和ハウス工業は2023年3月期連結決算、積水ハウスは2023年1月期連結決算です。
大和ハウス工業の連結業績
「大和ハウス工業」は、2023年5月12日に「2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)」を発表しました。2023年3月期(2022年4月1日~2023年3月31日)の連結決算では、売上高4,908,199百万円(前年同期比10.6%増)、営業利益465,370百万円(前年同期比21.4%増)となりました。アメリカなど海外事業が好調だったことや、新型コロナウイルス禍で打撃を受けたホテル事業の回復などが要因です。
大和ハウス工業 決算短信(PDF:2023/05/12)
2023年3月期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2024年3月期の連結業績予想
2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、売上高4,920,000百万円(前年同期比0.2%増)、営業利益380,000百万円(前年同期比18.3%減)と予想をしています。
大和ハウス工業の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月 1,069,789百万円 42,305百万円
1999年3月 896,005百万円 40,215百万円
2000年3月 951,072百万円 47,497百万円
-----------------------------------------
2001年3月 1,016,236百万円 44,289百万円
2002年3月 1,197,924百万円 46,031百万円
2003年3月 1,184,543百万円 45,271百万円
2004年3月 1,224,647百万円 59,660百万円
2005年3月 1,365,913百万円 67,849百万円
2006年3月 1,528,983百万円 80,072百万円
2007年3月 1,618,450百万円 85,678百万円
2008年3月 1,709,254百万円 89,120百万円
2009年3月 1,690,956百万円 73,580百万円
2010年3月 1,609,883百万円 62,714百万円
-----------------------------------------
2011年3月 1,690,151百万円 87,697百万円
2012年3月 1,848,797百万円 114,955百万円
2013年3月 2,007,989百万円 128,024百万円
2014年3月 2,700,318百万円 163,576百万円
2015年3月 2,810,714百万円 180,352百万円
2016年3月 3,192,900百万円 243,100百万円
2017年3月 3,512,909百万円 310,092百万円
2018年3月 3,795,992百万円 347,141百万円
2019年3月 4,143,505百万円 372,195百万円
2020年3月 4,380,209百万円 381,114百万円
-----------------------------------------
2021年3月 4,126,769百万円 357,121百万円
2022年3月 4,439,536百万円 383,256百万円
2023年3月 4,908,199百万円 465,370百万円
2024年3月予想
2024年3月 4,920,000百万円 380,000百万円(会)
2024年3月 4,842,713百万円 386,375百万円(コ)
(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年5月14日時点の数値です。
| 固定リンク
« 「JR高槻駅北駅前広場」が供用開始 完成したエスカレーターの整備・デッキ上屋の設置・ロータリー及び駅前広場の拡幅など | トップページ | 神戸空港 「海に浮かび、森を感じる」構造 新ターミナルの概要発表 2025年3月末に供用開始予定! »
「31 大阪市・北部②」カテゴリの記事
- 「淀川大堰閘門」が2025年3月16日に開通! 京都から万博会場の夢洲まで船で行くことが可能に! 災害時の緊急物資の輸送にも役立つ!(2025.02.06)
- 淀川河川敷十三エリア魅力向上事業 十三の「淀川河川敷」に約30軒並ぶ「屋台エリア(淀川つつみ市 ミナモ十三)」 2025年4月下旬に一部先行開業!(2025.02.05)
- インバウンド人気の大阪の百貨店3店舗 2025年1月度 阪急梅田本店が前年同月比12.3%増、高島屋大阪店が前年同月比7.2%増、大丸心斎橋店が前年同月比27.7%増(2025.02.04)
- 梅田が更に北側に広がる可能性 「中津陸橋(国道176号)」の手前のJR西日本グループの用地 いつ再開発されるのか? (2025.01.26)
- インバウンド人気の大阪の百貨店3店舗 2024年12月度 阪急梅田本店が前年同月比13.4%増、高島屋大阪店が前年同月比5.8%増、大丸心斎橋店が前年同月比15.2%増(2025.01.09)