« シリコンアイランド九州 シリコンウエハー世界シェア2位の「SUMCO(サムコ)」 佐賀県の吉野ヶ里町に約22haの新工場用地を取得! | トップページ | シリコンアイランド九州 ソニーグループ 熊本県合志市に約27万㎡の土地を取得 画像センサーの新工場を建設することを正式に表明!  »

2023年6月27日 (火)

シリコンアイランド九州 TSMCの熊本進出で周辺が激変 「中九州横断道路」の整備加速、新インターチェンジの設置検討へ!

Kumamototsmc230611
-中九州横断道路-
 「中九州横断道路(なかきゅうしゅうおうだんどうろ)」は、大分市と熊本市を結ぶ延長約120kmの地域高規格道路として、1994年12月に計画路線に指定された道路です。

 「中九州横断道路」が整備されると、大分市、熊本市を中心としたそれぞれの都市圏を相互に連絡し、両県の交流を促進するとともに、沿道地域の産業発展、地域活性化が期待されます。

 また、九州縦貫自動車道及び東九州自動車道と連絡されることにより循環型ネットワークが形成され、地域間の交流が活性化されるとともに、災害時においても信頼性のある道路として地域の安全・安心に大きく貢献します。

● TSMCの熊本進出など受け政府が整備加速!
 半導体受託製造世界最大手の「TSMC(台湾積体電路製造)」など半導体関連企業が熊本県菊陽町一帯に進出することを受け、日本政府は熊本市北部と大分市を結ぶ「中九州横断道路」の整備を加速させています。

 政府は半導体事業を経済安全保障の観点から重視しており、早期に中九州道を九州自動車道と接続させることなどで、物流効率化や深刻化している周辺の渋滞緩和、地域振興を目指す方針です。


Kumamototsmc230612
中九州横断道路 大津熊本道路(大津西~熊本)

 特に整備が急がれているのが、「(仮称)熊本北JCT~(仮称)大津西IC」間です。計画延長13.8km(4.7km+9.1km)、設計速度80km/h、車線数4車線となっています。

 引用資料 国土交通省・公式HP
 中九州横断道路 大津熊本道路(大津西~熊本)


Kumamototsmc230613
「断面図」です。4車線で整備されます。

Kumamototsmc230614
中九州横断道路に新IC検討へ!

 熊本県の蒲島郁夫知事は2023年6月12日に、熊本県議会一般質問で、菊陽町への「TSMC(台湾積体電路製造)」の進出に伴う交通渋滞対策として、付近で国が整備を進めている「中九州横断道路」に新たなインターチェンジ(IC)の設置を目指す方針を示しました。

 引用資料 熊本日日新聞(2023/06/12)
 熊本県、中九州横断道路に新IC検討へ TSMC進出に伴う交通渋滞対策 新工場付近と結ぶ道路整備も

 TSMCの新工場付近には半導体企業が集まる「セミコンテクノパーク」もあり、朝夕の通勤時間帯を中心に渋滞が慢性化しています。TSMC以外にも、ソニーグループが合志市で工場建設に向けた用地取得を計画しています。関連企業のさらなる進出も予想されており、地元住民らから、さらなる道路整備を求める声が上がっています。

 中九州横断道路の「(仮称)大津西IC~(仮称)合志IC」間の中間付近に新たなIC設置を検討しています。新工場周辺まで結ぶ約1kmの道路も新たに整備したい考えです

● 激変する熊本県と千歳市(北海道)
 「熊本県」と「千歳市(北海道)」は非常に有望な金鉱を掘り当てました。「熊本県」は、「TSMC」の1番目の工場が建設中ですが、2番目の工場もほぼ確実になりました。「千歳市(北海道)」は、国内主要企業が出資し次世代半導体の国産化を目指す新会社「Rapidus(ラピダス)」が、「千歳美々ワールド(千歳市工業団地)」に最初の工場を建設する事が決まりました。

 1つの工場でこんなに街が変わるのを初めて見ました。半導体工場の影響力の凄さを改めて実感しました。「熊本県」と「千歳市(北海道)」がどのように変わっていくのか? 見守っていきたいと思います。地下水問題や交通渋滞などの負の面もありますが、なんとか解決して日本の発展を牽引してほしいと思います。



|

« シリコンアイランド九州 シリコンウエハー世界シェア2位の「SUMCO(サムコ)」 佐賀県の吉野ヶ里町に約22haの新工場用地を取得! | トップページ | シリコンアイランド九州 ソニーグループ 熊本県合志市に約27万㎡の土地を取得 画像センサーの新工場を建設することを正式に表明!  »

82 熊本県」カテゴリの記事