地上39階、 高さ約144mの「ジオタワー大阪十三」 長周期地震動に対して揺れを大幅に低減する制御層制震構造(KaCLASS)」を初導入!
-もと淀川区役所跡地等活用事業-
大阪市は、もと淀川区役所跡地等活用事業(市有地不動産の貸付等)に関する開発事業者予定者募集プロポーザルにおける価格提案審査を実施し、最も高い価格提案を行った「(代表事業者)阪急阪神不動産、(共有事業者)髙松建設」を事業予定者として、2020年6月3日に決定しました。
地上40階、地下0階、高さ142.000mの「複合施設棟」には、約660戸の分譲マンション、市立図書館、スーパーマーケット、保育・学童施設などが入り、線路側の「西側敷地」には専門学校が入る地上7階建ての「学校施設棟」を整備する計画です。
● ジオタワー大阪十三
正式名称が「ジオタワー大阪十三」に決定し、公式HPがオープンしています。概要が、地上39階、地下1階、高さ約144m、総戸数712戸(うち非分譲住戸1戸含む)に変更されています。
引用資料 公式ホームページ
ジオタワー大阪
ジオタワー大阪十三の概要
◆ 計画名-(仮称)大阪市淀川区十三東計画 東敷地
◆ 所在地-大阪府大阪市淀川区十三東一丁目21番3他(地番)
◆ 交通-阪急神戸本線・宝塚本線・京都本線「十三」駅徒歩3分
◆ 階数-地上39階、地下1階
◆ 高さ-約144m
◆ 敷地面積-7,274.38㎡
◆ 建築面積-4,472.53㎡
◆ 延床面積-84,490.71㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制御層制震構造(KaCLASS)
◆ 用途-共同住宅、店舗、市立図書館、学校図書館、郵便局、保育・学童施設、民営駐輪場、事務所
◆ 総戸数-712戸(うち非分譲住戸1戸含む)
◆ 建築主-阪急阪神不動産
◆ 設計者-(意匠-住宅部分・設備)鹿島建設、(意匠-低層施設部分)類設計室、(構造)鹿島建設
◆ 施工者-鹿島・髙松共同企業体(鹿島建設、高松建設)
◆ 着工-2022年08月上旬
◆ 着工-2026年01月予定
◆ 入居開始-2026年04月予定
「複合開発」です。
「エントランス」です。
「ガーデン」です。
超高層建物全体の揺れを大幅に低減する「KaCLASS」
「鹿島建設」は、巨大地震に伴い発生する長周期地震動による超高層建物全体の揺れを、従来の耐震・制震架構と比べ大幅に低減する制御層制震構造「KaCLASS」を開発しました(引用:鹿島建設)。
引用資料 鹿島建設(2023/06/06)
巨大地震による長周期地震動に対し、超高層建物全体の揺れを大幅に低減する「KaCLASS®」を初導入 ~より安全・安心で、自由度の高い開放的な居室空間を実現~
KaCLASSは、同調質量ダンパ(Tuned Mass Damper)の原理を応用した制免震技術です。建物高さの70%程度の位置に設けた制御層が地震時に変形することで、制御層から上の躯体には免震効果を、下の躯体にはTMD制震効果を与え、建物全体に大きな制御効果を付与します。
また、制御層が地震エネルギーを大きく吸収し、建物全体の揺れを大幅に低減できるため、巨大地震による長周期地震動に対しても、従来の耐震・制震架構と比較して少ない柱梁で高い安全性を確保でき、開放的な空間が実現可能です。
このたびKaCLASSを、阪急阪神不動産が事業を進める超高層タワーレジデンス「ジオタワー大阪十三」に初導入しました。高耐力・高靭性を備えた既開発の超高層鉄筋コンクリート造技術「HiRC工法」に、このKaCLASSを搭載することで、開放的な居室空間を提供しながら、より高い安全性を確保した建物を実現します。
「KaCLASS導入により、柱梁の少ない自由度の高い空間を実現」です(引用:鹿島建設)。
「位置図」です。
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