名古屋市 「名古屋三越栄店」が入るビルを地上34階、高さ約180mの超高層複合ビルに建て替え 建築費高騰など受け建て替え計画を白紙に!
-名古屋三越栄店-
「ジェイアール名古屋タカシマヤ」が開業するまで、名古屋の百貨店は「4M(松坂屋、三越、名鉄、丸栄」と言われていました。「名古屋三越」は、1980年まで「オリエンタル中村」と言う名称でした。
2019年9月30日に、「名古屋三越栄店」が入居する商業ビルを運営する「オリエンタルビル」は、2029年の完成を目標に、新たな超高層複合ビルに建て替える構想を明らかにしました。
商業施設に加え、高級ホテルなどを備えた地上34階、地下4階で、高さ約180mとし、栄地区で最も高いビルを目指します。今後、三越など関係者との協議に入ります。
現在のビルは、地上9階、地下3階、延床面積約76,600㎡で、名古屋三越の前身「オリエンタル中村百貨店」が開業した1954年に完成し、1973年までに4回にわたって増築を繰り返してきました。耐震補強工事は実施済みですが、建物の老朽化が課題となっていました。
構想では、名古屋市から都市再生特別地区の指定を受けることで、容積率を基準の1.5倍とし、延床面積を130,000㎡に拡大します。高層階に高級ホテル、中層階に国際会議や宴会などに使えるコンベンションホール、低層階に三越を想定した商業施設を入れ、低層階の屋上には来場者の憩いの場として公園を設けます。
● 建築費高騰など受け建て替え計画を白紙に!
2029年の完成をめざして、新たな複合商業ビルへの建て替えを計画していた「名古屋三越栄店」が入居するビルについて、ビルを運営するオリエンタルビルは2023年7月6日に、計画の凍結を発表しました。建築費の高騰やオフィス需要の不透明さから、いったん計画を白紙にするということです。
朝日新聞(2023/07/06)
名古屋三越栄店ビル、建て替え計画を白紙に 建築費高騰など受け
「位置図」です(引用:中日新聞)。
「名古屋三越栄店」を北西側から見た様子です。
「名古屋三越栄店」を北東側から見た様子です。
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