大阪の超高収益企業「キーエンス」 2024年3月期第1四半期決算短信を発表 2024年3月期の連結決算で売上高1兆円を突破するか?
-キーエンス-
「キーエンス」の本社は、大阪府大阪市東淀川区東中島一丁目3番14号にあります。社員の平均年収が非常に高い会社として有名です。事業内容は、「センサー、測定器、画像処理機器、制御・計測機器、研究・開発用解析機器、ビジネス情報機器」となっています。
「キーエンス」は、工場を自前で持たない「ファブレス経営」です。そのため、設備関連費や労務費が極端に少ないのです。その分を研究開発に投資して、圧倒的な商品開発力を誇っています。
● 2024年3月期第1四半期も好調!
2023年4月1日~2023年6月30日の四半期決算が続々と発表されています。日本企業も世界的な景気後退で下方修正が相次いでいます。特に半導体関連企業の下方修正幅が大きいです。「ディスコ、アドバンテスト、信越化学工業、新光電気工業」の2024年3月期第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の決算が発表されましたが、想像以上に悪かったのでショックでした。
「キーエンス」は半導体関連企業ではないけれど、世界的な景気後退の影響を受けないか心配しましたが、売上高222,274百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益111,276百万円(前年同期比8.2%増)となりました。営業利益の伸びはイマイチでしたが、売上高が15.8%増も伸びています。
アナリスト予想(コンセンサス)の2024年3月期の連結業績予想では、売上高9,797億円(前年同期比6.2%増)ですが、前年同期比8.4%増で1兆円を超えるので、売上高1兆円を超える可能性が充分あります。
「キーエンス」は、超高収益企業でしたが、企業規模が小さく影響力は限られてきましたが、売上高が増えるにつれて、営業利益が急増しています。 売上高1兆円超が見えてきました。営業利益率50%超なので存在感が急速に増しています。
2024年3月期第1四半期
2024年3月期第1四半期(2023年4月1日~2023年6月30日)の連結決算では、売上高222,274百万円(前年同期比15.8%増)、営業利益111,276百万円(前年同期比8.2%増)となりました。
キーエンス 決算短信(PDF:2023/07/28)
2024年3月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
● 2024年3月期の連結業績予想
2024年3月期の連結業績予想(2023年4月1日~2024年3月31日)は、「キーエンス」は発表していません。ちなみにアナリスト予想(コンセンサス)では、売上高979,703百万円(前年同期比6.2%増)、営業利益534,063百万円(前年同期比7.0%増)と予想しています。
キーエンスの連結決算(売上高/営業利益)
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2011年3月 184,800百万円 86,600百万円
2012年3月 199,334百万円 91,145百万円
2013年3月 217,800百万円 99,200百万円
2014年3月 265,010百万円 130,689百万円
2015年3月 334,034百万円 175,719百万円
2016年3月 379,300百万円 201,300百万円
2017年3月 412,700百万円 218,900百万円
2018年3月 526,847百万円 292,890百万円
2019年3月 587,095百万円 317,868百万円
2020年3月 551,843百万円 277,631百万円
-----------------------------------------
2021年3月 538,134百万円 276,758百万円
2022年3月 755,174百万円 418,045百万円
2023年3月 922,422百万円 498,914百万円
2024年3月期予想
2024年3月 979,703百万円 534,063百万円(コ)
(備考)2024年3月期予想は、キーエンスが未発表のためコンセンサス(アナリスト予想)のみになります。
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