下関市の長州出島 国際クルーズ拠点整備事業(最大22万トン級) 長州出島にクルーズ岸壁完成、国際クルーズ船が初寄港!
-長州出島の国際クルーズ拠点整備事業-
山口県下関市の「長州出島(ちょうしゅうでじま)」は、下関港新港地区内に建設途上の人工島です。国際物流拠点として147haを3期に分けて埋め立てる計画です。1995年に着工しました(Googleマップの衛星写真を引用)。
「下関港」の港湾機能は関門海峡沿いに集約されており、市街地に接した狭隘な空間での非効率な荷役を強いられています。また、前面の関門海峡は急峻な潮流と湾曲した地形条件により、入出港や接岸時に制約があり、物流機能の安全性と安定性を確保する上で課題となっています。
このため、関門海峡内に比べて制約が少なくかつ安全で将来への発展の可能性が高い新港地区(長州出島)に国際物流ターミナルを整備しています。現在、護岸(防波)、泊地(-12m)の整備を実施しています。
国際クルーズ拠点の形成に伴う東アジアを周遊するクルーズ船寄港の増加に対応するため、クルーズ専用岸壁(-12m)の整備を2019年度より着手し、2022年度に整備完了予定です。
引用資料 国土交通省(PDF:2022/07)
新港地区の事業概要
● クルーズ岸壁完成・国際クルーズ船が初寄港!
下関市の沖合人工島で整備されたクルーズ岸壁の供用が始まってから初めてとなるクルーズ客船が寄港しました。下関市の沖合人工島「長州出島」のクルーズ岸壁は、クルーズ船の寄港増加に対応するため、国と下関市が整備を進めてきました。整備費用は80億円で、最大22万トン級のクルーズ客船の寄港が可能となる岸壁380mと、大型バスの駐車スペースを確保したふ頭が完成しました。
tys テレビ山口(2023/09/24)
下関市の長州出島にクルーズ岸壁完成・国際クルーズ船が初寄港
2023年6月に供用が始まってから、2023年9月24日に初めてのクルーズ客船が寄港し、供用開始を祝う式典がありました。今回、寄港したのはスイスの船会社が運航する「MSCベリッシマ(総トン数17万1598トン)」で、乗客およそ2,000人を乗せ2023年9月20日に横浜を出発しました。
「国際物流ターミナル整備事業」です。
「国際クルーズ拠点整備事業」です。
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