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2023年11月

2023年11月30日 (木)

建築家の「安藤忠雄氏」が寄贈 神戸市の「東遊園地内(南エリア)」 オープンした「こども本の森 神戸」

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-こども本の森 神戸-

 神戸市は、建築家の「安藤忠雄氏」から申し出のあった、こどものための図書館を神戸市に建設しました。東遊園地内南エリアのこうべ花時計のそばに、「こども本の森 神戸」を2022年3月25日にオープンしました。

 絵本を中心に、図鑑や写真集、児童文学、震災関連の本など約25,000冊を蔵書しています。これらは、一般財団法人安藤忠雄文化財団、アトリエ安藤忠雄をはじめとする法人・企業各社や個人からの寄附金や、寄贈を受けたものです。

こども本の森 神戸の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区加納町六丁目1-1(東遊園地南エリア)
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 建築面積-約650㎡
◆ 延床面積-約570㎡(東遊園地管理棟2階部分と接続して一体的な運用)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造
◆ 着工-2020年11月12日
◆ 竣工-2021年12月15日
◆ オープン-2022年03月25日


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南東側から見た様子です。


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「こども本の森 神戸」は、「こうべ花時計」の北側に建設されました。


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「こども本の森 神戸」です。


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「こども本の森 神戸」のロゴです。


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東遊園地管理棟2階部分と接続し、一体的な運用を図っています。


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「平面図」です。



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2023年11月29日 (水)

福岡市の「シーサイドももち地区」 福岡タワーの西側 地上20階、客室数229室の「プリンスホテル」 2026年春開業予定! 

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-百道浜にプリンスホテル建設-
 「西武・プリンスホテルズワールドワイド」は、福岡市早良区百道浜に基盤ブランドである「プリンスホテル」を冠した全229室のホテルを2026年春に新規開業します。「百道浜プロパティ特定目的会社」との定期建物賃貸借契約により、西武・プリンスホテルズワールドワイドが運営します。

 引用資料 西武・プリンスホテルズワールドワイド(2023/11/28)
 【西武・プリンスホテルズワールドワイド】「プリンスホテル」ブランドのホテルを福岡市にオープン

 福岡空港から車で約20分の福岡市早良区百道浜に位置し、PayPayドームや福岡タワー、福岡市博物館など、福岡のシンボルが集まる市街地西部のシーサイドエリアにあり、天神からバスを利用して約20分と利便性も高く、リゾートスポットとしても人気があるエリアとなっています。

 全室が博多湾を臨むオーシャンビューの全229室の客室、オールデイダイニングのレストラン、最上階にはクラブラウンジを設置し、「海の風が心地よく体感できるホテル」として誕生します。そのほか、フィットネスジム、約250㎡の多目的ホールを有するホテルです。

百道浜のプリンスホテルの概要
◆ 計画名-(仮称)シーサイドももち開発計画
◆ 所在地-福岡県福岡市早良区百道浜二丁目902-23(仮)
◆ 交通-福岡市地下鉄空港線「西新」駅徒歩約20分
◆ 階数-地上20階
◆ 高さ-約76m
◆ 敷地面積-約3,968㎡
◆ 建築面積-約2,400㎡
◆ 延床面積-約20,642㎡
◆ 用途-ホテル、駐車場
◆ 施設-レストラン、クラブラウンジ、フィットネスジム、多目的ホールほか
◆ 客室数-229室
◆ 建築主-百道浜プロパティ特定目的会社(運営 西武・プリンスホテルズワールドワイド)
◆ 設計者-鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年12月頃予定
◆ 開業-2026年春予定


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「ホテル外観イメージ」です。


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「プリンスホテル」の建設予定地です。敷地面積約3,968㎡。です。


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「プリンスホテルの建設予定地」です(引用:西日本新聞)


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すぐ東側は「福岡タワー」です。シーサイドももち地区にあるランドマークタワーで、高さは234mです。


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すぐ西側は、「ネクサス百道レジデンシャルタワー」です。地上27階、地下1階、高さ約96mです。


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東側から、福岡タワー、プリンスホテル、ネクサス百道レジデンシャルタワー、アトモスももち(地上25階、地下1階、高さ約88m)が並ぶことになります。



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2023年11月28日 (火)

岡山市 新アリーナの基本計画素案を発表 観客席5,000席以上のメインアリーナ 事業費は概算で約145億円と試算

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-岡山市がアリーナ整備-

 岡山市は2023年11月27日に、岡山市内を拠点とするプロスポーツ3チームを支援するため、岡山市北区野田の市営住宅跡地への整備を検討している新アリーナの基本計画素案を発表しました。

 物価高騰などを加味した結果、新アリーナ本体の整備費は約118億円で、昨年の基礎調査時に算出した約80億円から増加しています。周辺施設、各種設備も含めた総事業費は概算で計約145億円と試算しました。

 引用資料 山陽新聞デジタル(2023/11/27)
 アリーナ整備 総事業費145億円 岡山市素案 歩行者用デッキも計画

 素案では、本体はバレーボールコート3面分で、観客席5,000席以上のメインアリーナとコート2面分のサブアリーナのほか、VIP室やラウンジなどを備えます。施設面積は基礎調査から約2,300㎡拡大して約13,300㎡としています。

 加えて、観客を安全に誘導するため、アリーナと隣接する「北長瀬未来ふれあい総合公園」を結ぶ歩行者用のペデストリアンデッキの建設も計画、デッキや映像設備の整備に伴う事業費は概算で約27億円と示しました。岡山市は新アリーナを巡り、財政負担を含めて岡山県に協力要請を続けていますが、現時点で進展はありません。


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「新アリーナの完成イメージ」です。岡山市が示した素案によると、メインアリーナやサブアリーナなどを整備、メインアリーナには5,000席以上の観客席を設けるなどして、各プロスポーツの上位リーグの参入条件を満たすようにします。


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「新アリーナの完成イメージ」です。アリーナはどこ? と探してしまいますが、完成イメージの右上に小さく描かれています。

● 北長瀬未来ふれあい総合公園
 たくさんの緑や岡山ドームがある部分は、「北長瀬未来ふれあい総合公園」です。岡山操車場跡地に総合公園として整備しています。私的には、前から「北長瀬未来ふれあい総合公園にアリーナを整備したらいいのに、そうしたらJR北長瀬駅もより近いのに・・・」と思っていましたが、実現しないようです。

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最寄り駅となる「JR北長瀬駅」の駅前広場です。「北長瀬駅」は下り線の「岡山駅」の次の駅です。


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「JR北長瀬駅」のホームです。相対式2面2線の地上駅で橋上駅舎となっています。



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2023年11月27日 (月)

バスケットボール「B.LEAGUE(Bリーグ)」 バスケット王国・愛知 愛知県では4カ所のアリーナが建設中もしくは建設予定!

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-B.LEAGUE(Bリーグ)-
 「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(略称: B.LEAGUE)」は、日本のプロバスケットボールリーグです。2015年4月1日に創立され、2016年から開始され、B1、B2リーグ(Bリーグの1部および2部)があります。「B1リーグ」は、現在24チーム(東地区8チーム、中地区8チーム、西地区8チーム)で構成されています。

 日本でも近年バスケットボール人気が盛り上がっています。「琉球ゴールデンキングス」は、「沖縄アリーナ」の開業効果で大幅な集客増となっています。首都圏では次々と1万人クラスのアリーナ建設が動き出しています。

● バスケット王国の愛知県では4カ所のアリーナ建設へ!
 「バスケット王国」と呼ばれる愛知県では、バスケット人気が高く、2023年11月時点ではB1リーグの4チームが本拠地を置いています。「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(愛知県名古屋市)、ファイティングイーグルス名古屋(愛知県名古屋市) 、シーホース三河(愛知県刈谷市)、三遠ネオフェニックス(愛知県豊橋市、静岡県浜松市)」です。その4チームが新アリーナを建設中もしくは建設予定です。

◆ 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ-愛知県は新体育館「愛知国際アリーナ」を建設中ですが、「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ 」のホームアリーナとなります。
◆ ファイティングイーグルス名古屋-名古屋市の「みなとアクルス」に新アリーナを建設予定です。
◆ シーホース三河-「シーホース三河」と「アイシン」は、愛知県安城市 に「アリーナ建設プロジェクト」を始動します。2026-27シーズンからホームアリーナとなる予定です。
◆ 三遠ネオフェニックス-豊橋市は、豊橋公園の豊橋球場を解体して新アリーナを建設する予定です。

 引用資料 シーホース三河
 「アリーナ建設プロジェクト」始動 2026年 愛知県安城市に三河安城交流拠点(アリーナ)が誕生


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ファイティングイーグルス名古屋のホームアリーナ

 「豊通ファイティングイーグルス(株)」は、Bリーグ2026-27シーズンより、名古屋市内の「みなとアクルス」に新設予定のアリーナをFE名古屋のホームコートとして活動することを検討しています。新設予定のアリーナは「新B1クラブライセンス取得」に必要な施設基準を満たした施設となる予定です。

 引用資料 ファイティングイーグルス名古屋(2022/11/22)
 新ホームアリーナ建設計画について


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愛知国際アリーナ

 現在の「愛知県体育館」は1964年に完成しました。愛知県を代表するアリーナですが、老朽化に加え、使い勝手の悪い動線など、国際大会の水準を満たしていません。愛知県は2026年夏季アジア大会などに向け、現在地から約800m北側への移転新築を検討してきました。

 愛知県は「愛知県新体育館整備・運営等事業」の落札者を、前田建設工業とNTTドコモが代表の8社コンソーシアム「Aichi Smart Arenaグループ」に決定しました。

 構成企業は、「前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド」の8社となっています。

 計画地は「名城公園北園」の一部で、メインアリーナとサブアリーナ、多目的ホールで構成します。外観デザインは、隈研吾氏デザインの「樹形アリーナ」です。建築面積約26,700㎡(現体育館の3.5倍)、延床面積約58,400㎡(現体育館の3.4倍)、最大収容人数17,000人(現体育館の2.3倍)で、国内だけでなく、世界最高クラスのアリーナへ生まれ変わります。

 愛知県 公式ホームページ
 愛知県新体育館整備・運営等事業について

 「愛知県」は2022年7月7日に、名古屋市北区の名城公園内に建設する新体育館の起工式を挙行しました。現体育館は名古屋城近くにあるが老朽化していました。2025年夏に開館し、2026年夏季アジア競技大会の会場となる予定です。

愛知国際アリーナの概要
◆ 所在地-愛知県新体育館整備・運営等事業
◆ 所在地-愛知県名古屋市北区名城一丁目(名城公園北園の一部)
◆ 階数-地上5階
◆ 高さ-最高部約41m(現体育館の2.0倍)
◆ 敷地面積-約46,000㎡
◆ 建築面積-約26,700㎡(現体育館の3.5倍)
◆ 延床面積-約58,400㎡(現体育館の3.4倍)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨造
◆ 施設の構成-メインアリーナ、サブアリーナ・多目的ホール
◆ 最大収容人数-立ち見を含め17,000人(現体育館の2.3倍)
◆ コンソーシアム-Aichi Smart Arenaグループ(前田建設工業、NTTドコモ、Anschutz Sports Holdings(AEG)、三井住友ファイナンス&リース、東急、中部日本放送、日本政策投資銀行、クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド)
◆ 事業の範囲-統括マネジメント業務・設計建設業務・維持管理業務・運営業務 等
◆ 設計・建設期間-2021年06月~2025年03月まで
◆ 維持管理・運営期間-2025年04月~2055年03月まで(30年間)
◆ オープン-2025年夏予定
◆ 落札額-199億9910万円(税込み)


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名古屋ダイヤモンドドルフィンズのホームアリーナ
 バスケットボールの国際大会を想定したイメージです。観客席は15,000席確保できる計画です。「愛知国際アリーナ」が完成すると「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」のホームアリーナとなります。「名古屋ダイヤモンドドルフィンズ」の前身は「三菱電機男子バスケットボール部」です(引用:愛知県)。

 
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「愛知国際アリーナ」の建設地です。「名古屋城」のすぐ北側の名城公園北園内です(引用:愛知県)。



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2023年11月26日 (日)

トヨタグループの拠点である「刈谷市」 刈谷駅前に上場する年商1兆円以上の本社が5社(デンソー、アイシン、豊田自動織機、ジェイテクト、トヨタ紡織)も立地!

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-刈谷市-
 「刈谷市」と言われても名古屋都市圏以外の人は具体的なイメージが湧かないと思いますが、実はトヨタグループの本社の集積地になっています。トヨタ自動車の本社は豊田市にありますが、トヨタグループを支える売上高が1兆円を超える東証プライム市場に上場する企業の本社が5社もあります(Googleマップの衛星写真を引用)。

 具体的には、2023年3月期の売上高順では、「デンソー(6,401,320百万円)、アイシン(4,402,823百万円)、豊田自動織機(3,379,891百万円)、ジェイテクト(1,678,146百万円)、トヨタ紡織(1,604,036百万円)」の5社です。

 JR・名古屋鉄道「刈谷駅(かりやえき)」の近くに5社の本社が集積しています。JR東海道本線を挟んで北側に「デンソー、アイシン、ジェイテクト」、南側に「豊田自動織機、トヨタ紡織」の本社があります。

 「刈谷市」の面積は50.39平方キロ、2023年10月1日の推計人口は153,599人である事を考えると驚異的です。日本でも最も恵まれている地方都市の1つと言って過言ではありません。

トヨタグループの本社
◆ デンソー-愛知県刈谷市昭和町一丁目1
◆ アイシン-愛知県刈谷市朝日町二丁目1番地
◆ 豊田自動織機-愛知県刈谷市豊田町二丁目1番地
◆ ジェイテクト-愛知県刈谷市朝日町一丁目1番地
◆ トヨタ紡織-愛知県刈谷市豊田町一丁目1番地

● トヨタを支えるトヨタ御三家
 トヨタ自動車の強さは、トヨタ自動車が強いのは勿論ですが、トヨタグループが強いためです。その中でも「トヨタ御三家」と呼ばれるのが「デンソー、アイシン、豊田自動織機」です。いずれも売上高3兆円を超える大企業です。

 トヨタ自動車とトヨタ御三家の関係は、単純な主従関係ではありません。表向きはトヨタグループの一員ですが、「付かず離れず」の緊張感があります。いずれもトヨタ自動車が筆頭株主ですが、株式の4分の1以下しか所有していません。


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デンソー(DENSO)
 「デンソー(DENSO)」は、愛知県刈谷市を本拠におく自動車部品メーカーです。自動車部品で国内最大手で、世界ではドイツの「ボッシュ」に次いで2位です。技術力に定評があります。「トヨタ自動車」の出資比率は24.16%(2023年3月31日現在)で、トヨタ自動車とは「付かず離れず」の絶妙な関係を維持しています。

デンソーの連結決算(売上高/営業利益)
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2000年3月   1,883,407百万円    116,682百万円
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2001年3月   2,014,978百万円    123,526百万円
2002年3月   2,401,098百万円    133,340百万円
2003年3月   2,332,760百万円    159,893百万円
2004年3月   2,562,411百万円    188,659百万円
2005年3月   2,799,949百万円    213,895百万円
2006年3月   3,188,330百万円    266,559百万円
2007年3月   3,609,700百万円    303,068百万円
2008年3月   4,025,076百万円    348,652百万円
2009年3月   3,142,665百万円   △37,309百万円
2010年3月   2,976,709百万円    136,640百万円
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2011年3月   3,131,460百万円    188,331百万円
2012年3月   3,154,630百万円    160,732百万円
2013年3月   3,580,923百万円    262,376百万円
2014年3月   4,095,925百万円    377,696百万円
2015年3月   4,309,787百万円    331,376百万円
2016年3月   4,524,522百万円    315,728百万円
2017年3月   4,527,148百万円    330,551百万円
2018年3月   5,108,291百万円    412,676百万円
2019年3月   5,362,772百万円    316,196百万円
2020年3月   5,153,476百万円      61,078百万円
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2021年3月   4,936,725百万円    155,107百万円
2022年3月   5,515,512百万円    341,179百万円
2023年3月   6,401,320百万円    426,099百万円

2024年3月期予想
2024年3月   7,000,000百万円    630,000百万円(会)
2024年3月   7,136,620百万円    637,720百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


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アイシン(AISIN)

 「アイシン(AISIN)」は、愛知県刈谷市を本拠におく自動車部品メーカーです。AT(自動変速機)世界首位です。2021年4月1日に「アイシン精機」が子会社である「アイシン・エィ・ダブリュ」を吸収合併し、現商号に変更しました。「トヨタ自動車」の出資比率は24.80%(2023年3月31日現在)です。

アイシンの連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月      934,797百万円      29,971百万円
1999年3月      907,755百万円      28,325百万円
2000年3月   1,000,643百万円      50,795百万円
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2001年3月   1,128,484百万円      64,816百万円
2002年3月   1,221,916百万円      60,644百万円
2003年3月   1,408,012百万円      80,600百万円
2004年3月   1,605,252百万円      86,768百万円
2005年3月   1,829,064百万円      95,110百万円
2006年3月   2,120,588百万円    118,096百万円
2007年3月   2,378,611百万円    131,034百万円
2008年3月   2,700,405百万円    180,484百万円
2009年3月   2,214,492百万円     △3,489百万円
2010年3月   2,054,474百万円      87,546百万円
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2011年3月   2,257,436百万円    137,266百万円
2012年3月   2,304,168百万円    121,832百万円
2013年3月   2,529,964百万円    148,892百万円
2014年3月   2,822,215百万円    171,196百万円
2015年3月   2,963,971百万円    165,752百万円
2016年3月   3,245,985百万円    192,722百万円
2017年3月   3,562,622百万円    228,691百万円
2018年3月   3,908,937百万円    253,808百万円
2019年3月   4,043,110百万円    205,562百万円
2020年3月   3,784,585百万円      56,129百万円
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2021年3月   3,525,799百万円    145,332百万円
2022年3月   3,917,434百万円    182,011百万円
2023年3月   4,402,823百万円      57,942百万円

2024年3月期予想
2024年3月   4,900,000百万円    210,000百万円(会)
2024年3月   4,884,230百万円    218,430百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


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豊田自動織機

 「豊田自動織機」は、愛知県刈谷市を本拠におく自動車部品メーカーです。「フォークリフト」が世界首位となっています。1926年11月18日に「豊田佐吉氏」が創業しました。トヨタグループの本家・源流にあたり、現在の「トヨタ自動車」は、自動車部門が分社化したものです。「トヨタ自動車」の出資比率は24.67%(2023年3月31日現在)です。

豊田自動織機の連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月      572,698百万円     32,729百万円
1999年3月      558,875百万円     24,813百万円
2000年3月      625,772百万円     28,867百万円
-----------------------------------------
2001年3月      767,382百万円     47,304百万円
2002年3月      980,163百万円     46,330百万円
2003年3月   1,069,218百万円     52,477百万円
2004年3月   1,164,378百万円     52,631百万円
2005年3月   1,241,538百万円     53,120百万円
2006年3月   1,505,955百万円     64,040百万円
2007年3月   1,878,398百万円     89,954百万円
2008年3月   2,000,536百万円     96,853百万円
2009年3月   1,584,252百万円    △6,621百万円
2010年3月   1,377,769百万円     22,002百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,479,839百万円     68,798百万円
2012年3月   1,543,352百万円     70,092百万円
2013年3月   1,615,244百万円     77,098百万円
2014年3月   2,007,856百万円    107,691百万円
2015年3月   2,166,661百万円    117,574百万円
2016年3月   1,696,856百万円    137,026百万円
2017年3月   1,675,148百万円    127,345百万円
2018年3月   2,003,973百万円    147,445百万円
2019年3月   2,214,946百万円    134,684百万円
2020年3月   2,171,355百万円    128,233百万円
-----------------------------------------
2021年3月   2,118,302百万円    118,159百万円
2022年3月   2,705,183百万円    159,066百万円
2023年3月   3,379,891百万円    169,904百万円

2024年3月期予想
2024年3月   3,600,000百万円    200,000百万円(会)
2024年3月   3,633,480百万円    216,830百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


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ジェイテクト

 「ジェイテクト」は、愛知県刈谷市を本拠におく自動車部品メーカーです。2006年1月1日に「光洋精工」と「豊田工機」が合併して誕生しました。主力製品は自動車の「ステアリング、駆動系部品、軸受(ベアリング)、工作機械、メカトロニクス製品」などです。「トヨタ自動車」の出資比率は22.5%(2023年3月31日現在)です。

ジェイテクトの連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
2022年3月   1,428,426百万円    36,401百万円
2023年3月   1,678,146百万円    49,325百万円

2024年3月期予想
2024年3月   1,850,000百万円    -----------(会)
2024年3月   1,862,200百万円    75,100百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。


Toyota231115
トヨタ紡織

 「トヨタ紡織」は、愛知県刈谷市を本拠におく自動車部品メーカーです。自動車内装品と自動車用フィルターが主力となっています。「トヨタ自動車」の出資比率は31.00%(2023年3月31日現在)です。

トヨタ紡織の連結決算(売上高/営業利益)
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2022年3月   1,421,451百万円    60,290百万円
2023年3月   1,604,036百万円    47,672百万円

2024年3月期予想
2024年3月   1,970,000百万円    93,000百万円(会)
2024年3月   1,897,133百万円    87,967百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。



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2023年11月25日 (土)

シリコンアイランド九州 「TSMC(台湾積体電路製造)」の第2工場は5ナノ世代?、第3工場は3ナノ世代?、第4工場は熊本県外?

Kumamototsmc230912
-TSMC-
 熊本県菊陽町の「TSMC」の新工場は2022年4月21日に着工、2024年末までに生産開始を目指しています。TSMCは市場ニーズに応えるため、既に公表済みの22/28ナノメートルに加えて、12/16ナノメートル FinFETプロセス技術による製造も担えるようJASMの能力を強化し、月間生産能力を55,000枚(300mmウェーハ)に増強する予定です(写真提供@祥明氏)。

 「TSMC」が日本で検討している2番目の工場を熊本県菊陽町付近に建設する方向で調整に入ったと、2023年2月24日付の「日刊工業新聞」が報じました。

 2023年9月7日の「ニュースイッチ」を引用すると ”23年7月、台湾積体電路製造(TSMC)の経営幹部がひそかに来日し、経済産業省幹部らと会談した。主な目的は新工場への補助金の“確約”を得るためだが、対象の新工場は24年春にも着工予定の第2工場ではないという。「第3工場までの補助金確約はすでに得られているので、今回の来日は第4工場に関する交渉だったようだ」(事情通)。水面下の話し合いは想定以上の速さで進んでいる。” という内容です。

 引用資料 ニュースイッチ(2023/09/07)
 TSMCは早くも第4工場…「半導体狂想曲」に期待と不安、熱狂の陰で、奥が忍び寄る課題

 要約すると、「第2工場・第3工場」は、「第1工場」の隣接地もしくは近隣、「第4工場」は別の場所という事です。熊本県内か熊本県外かは不明です。いずれにしても「第4工場」は、凄まじい誘致合戦になりそうです。

● ブルームバーグから新たな情報
 「ブルームバーグ」から2023年11月21日に新たな情報がありました。半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県内に3つ目の工場を設け、最先端半導体の製造を検討していることが分かりました。

 Bloomberg(2023/11/21)
 TSMCが熊本県に3つ目の半導体工場、3ナノ品生産も検討-関係者

 ”日本企業が長年積み上げてきた半導体製造装置や部材・原料分野での重要な役割が、TSMCなどの半導体製造大手にとって「代えがたい魅力」になっているという。”とのことです。

● 第2工場は5ナノ世代の可能性も?
 ”TSMCは既に熊本県菊陽町に、主に12ナノ半導体などを製造する第1工場を建設中。第2工場を建設し5ナノ世代を製造する計画もある。”とあります。第2工場は5ナノ世代の可能性もあるようです。

● 第3工場は3ナノ世代の可能性も?
 ”検討中の第3工場では、量産段階として最先端の回路線幅が3ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体の製造も視野に入っているという。”とあります。第3工場は3ナノ世代の可能性もあるようです。

 現在の最先端である3ナノメートルですが、第3工場が稼働する頃には、3ナノの技術は1~2世代遅れている可能性は高いものの、様々な世代の半導体がそろう事になります。

● 第4工場は熊本県外になる可能性も?
 ”第4工場の可能性も模索されているが、土地などの不足により北九州市など熊本県外になる可能性もあるとした。”とあります。Googleマップの衛星写真を見ても近隣に「第4工場」を建設するのは難しそうです。

 半導体製造の前工程では、「超純水」により各工程で頻繁に洗浄します。超純水とは、河川水や工業用水などの水から限りなく不純物を取り除いてH2Oに限りなく近づけた超高純度な水のことです。

 熊本では、多くの場合「地下水」から「超純水」を製造します。半導体工場では大量の「超純水」を使用するので、大量の「地下水」の確保が必要です。「河川水」などの新たな方法で水を確保しないとこれ以上の半導体工場の建設は難しいと思います。


Kumamototsmc231111
TSMC(台湾積体電路製造)
 「第1工場」が建設中ですが、多くの情報を見ると「第2工場」は「第1工場」の東側の隣接地に建設するようです。何の根拠もありませんが、私は「第3工場」は「第1工場」の西側の隣接地だと妄想しています。近くには「SONY」も半導体の新工場を建設する予定なので、土地の確保よりも、最大のネックとなるのは工業用水となる「水」の確保です(Googleマップの衛星写真を引用)。



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2023年11月24日 (金)

バスケットボール「B.LEAGUE(Bリーグ)」 首都圏では1万人クラスのアリーナを続々と建設 関西でもアリーナ建設機運が高まって欲しい!

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-神戸アリーナプロジェクト-
 「NTT都市開発」が開発を行い、「One Bright KOBE」が運営を担う「神戸アリーナプロジェクト」は、2025年2月竣工、大阪・関西万博の開幕時期の2025年4月開業に向け、2023年4月18日に起工し、「地鎮祭」を執り行いました。

 引用資料 NTT都市開発(2023/04/18)
 「神戸アリーナプロジェクト」における新築工事着工についてB.LEAGUE「西宮ストークス」本拠地、多様なイベントに対応する次世代アリーナ

 プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「神戸ストークス(B2)」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナが、神戸の新たなランドマークとなり、魅力的なスポーツ・エンターテイメントのコンテンツを通し、市民だけでなく国内外から、人びとが何度も訪れ交流が生まれる賑わい拠点を創造します。

● B.LEAGUE(Bリーグ)
 「ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグ(略称: B.LEAGUE)」は、日本のプロバスケットボールリーグです。2015年4月1日に創立され、2016年から開始され、B1、B2リーグ(Bリーグの1部および2部)があります。「B1」は、現在24チーム(東地区8チーム、中地区8チーム、西地区8チーム)で構成されています。

 日本でも近年バスケットボール人気が盛り上がっています。「Bリーグ」の入場者状況はどんなものでしょうか? 私が想像していたより多くてちょっと驚きました。

 引用資料 B.LEAGUE(2023/11/07)
 Bリーグが5日時点の入場者状況を発表…Bプレミア基準の平均4000人超えは計20クラブ

 「琉球ゴールデンキングス」は、「沖縄アリーナ」の開業効果絶大ですね。首都圏では次々と1万人クラスのアリーナ建設が動き出しています。関西でも「大阪エヴェッサ」や「京都ハンナリーズ」などの新アリーナ建設機運が高まって欲しいです。そのそも「B.LEAGUE」のチームが首都圏や関東に集中し過ぎているのが一番の問題ですが・・・

● B.LEAGUE(Bリーグ)の演出が凄すぎる!
 私は「B.LEAGUE(Bリーグ)」の試合を見に行った事はないのですが、「YouTube」で動画を見て度肝を抜かれました。「サーチライト、レーザー光線、炎、LEⅮ」などの演出、それに「ペンライト」、まるでアーティストやアイドルのライブですね。人気の理由が分かりました。

 YouTube
 【琉球ゴールデンキングス】オープニング演出 2023/5/12 琉球ゴールデンキングス VS 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ CHAMPIONSHIP クォーターファイナル GAME1

B1 2023-24シーズン平均入場者数(2023年11月5日時点)
01 琉球ゴールデンキングス(沖縄県)-7,140人
02 アルバルク東京(東京都)-6,527人
03 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(愛知県)-5,487人
04 宇都宮ブレックス(栃木県)-5,020人
05 群馬クレインサンダーズ(群馬県)-5,014人
06 横浜ビー・コルセアーズ(神奈川県)-5,004人
07 大阪エヴェッサ(大阪府)-4,669人
08 富山グラウジーズ(富山県)-4,593人
09 川崎ブレイブサンダース(神奈川県)-4,554人
10 佐賀バルーナーズ(佐賀県)-4,513人
11 千葉ジェッツ(千葉県)-4,483人
12 仙台89ERS(宮城県)-4,406人
13 レバンガ北海道(北海道)-4,400人
14 茨城ロボッツ(茨城県)-4,392人
15 広島ドラゴンフライズ(広島県)-4,260人
16 京都ハンナリーズ(京都府)-4,168人
17 三遠ネオフェニックス(愛知県、静岡県)-4,166人
18 島根スサノオマジック(島根県)-4,019人
19 長崎ヴェルカ(長崎県)-3,945人
20 サンロッカーズ渋谷(東京都)-3,920人
21 秋田ノーザンハピネッツ(秋田県)-3,912人
22 シーホース三河(愛知県)-3,791人
23 信州ブレイブウォリアーズ(長野県)-3,691人
24 ファイティングイーグルス名古屋(愛知県)-2,663人

参考 神戸ストークス(兵庫県)-3,260人


Chibafunabashi220211
千葉ジェッツのアリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」
 千葉県船橋市をホームタウンとする国内男子プロバスケットボールリーグBリーグの「千葉ジェッツふなばし」は、「ミクシィ」と戦略的業務資本提携を締結し、「ミクシィ」は株式の過半数を取得し、連結子会社化しています。

 「三井不動産」は、「船橋オートレース場」跡地に、大規模物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク船橋」を整備しましたが、北側のJR京葉線沿いに「ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場」があります。「三井不動産」と「ミクシィ」は、ららぽーとTOKYO-BAY第10駐車場に新アリーナを建設します。

 「三井不動産」および「ミクシィ」は、今般、千葉県船橋市において収容客数1万人規模の大型多目的アリーナ「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)」を建築着工しました。

 引用資料 三井不動産(2022/02/02)
 三井不動産 × ミクシィ 収容1万人規模の大型多目的アリーナ 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ) 」建築に着手 千葉県船橋市に2024年春開業予定

 「(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY」は、B.LEAGUE1部に所属し、2020年~2021年シーズンチャンピオンの「千葉ジェッツふなばし」がホームアリーナとして利用するほか、音楽コンサート、スポーツイベント、企業の展示会など様々なイベントに対応可能な施設を目指しています。

(仮称)LaLa arena TOKYO-BAYの概要
◆ 計画名-船橋市浜町2丁目計画
◆ 所在地-千葉県船橋市浜町二丁目5
◆ 交通-JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅徒歩約6分
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 高さ-30.95m
◆ 敷地面積-19,978.52㎡
◆ 建築面積-13,368.05㎡
◆ 延床面積-29,409.08㎡(建築物全体30,947.96㎡)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-観覧場
◆ 収容客数-約10,000人
◆ 建築主-三井不動産、ミクシィ
◆ 設計者-清水建設
◆ 施工者-清水建設
◆ 外装コンセプトデザイン-HKS
◆ ランドスケープデザイン-SWA Group
◆ 着工-2022年02月
◆ 竣工-2024年03月予定
◆ 開業-2024年春予定


Tokyodaiba230921
アルバルク東京のアリーナ「TOKYO A-ARENA PROJECT」
 「トヨタ自動車、トヨタ不動産(旧:東和不動産)、トヨタアルバルク東京」は、東京都江東区、トヨタのショールーム施設の「MEGA WEB(メガウェブ)」の跡地に、次世代アリーナを建設するとともに、「TOKYO A-ARENA PROJECT」を推進します。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」において、2025年6月の竣工、秋の開業に向けた着工に際し、2023年7月19日に、「トヨタ不動産」は施主として「TOKYO A-ARENA(仮称)」の起工式を執り行いました。

 「トヨタ自動車、トヨタ不動産、トヨタアルバルク東京」の3社で協働して推進する「TOKYO A-ARENA PROJECT」は、2025年秋開業予定のお台場エリア「江東区・青海」に新設するアリーナの施設名称につき、トヨタ自動車がアリーナのネーミングライツを取得し、「TOYOTA ARENA TOKYO」とすることに決定しました。

 引用資料 トヨタ不動産(PDF:2023/09/11)
 2025年秋開業予定、お台場エリア「青海」の新アリーナ施設名称を「TOYOTA ARENA TOKYO」に決定

 トヨタ自動車男子バスケットボール部を母体とするプロバスケットボールBリーグの「アルバルク東京」の試合会場としても使用する予定ですが、バレーや卓球などの室内競技、アーバンスポーツ、パラスポーツ、eスポーツ等の舞台として、幅広くスポーツの魅力を発信する各種イベント等が開催できる「多機能アリーナ」として計画しています。

TOYOTA ARENA TOKYOの概要
◆ 施設名称-(仮称)TOKYO A-ARENA
◆ 所在地-東京都江東区青海一丁目9番1号(地番)
◆ 交通-りんかい線「東京テレポート」駅、新交通ゆりかもめ「青海」駅
◆ 階数-地上6階、地下1階
◆ 高さ-約35m
◆ 敷地面積-約26,446㎡
◆ 建築面積-約16,631㎡
◆ 延床面積-約37,823㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆基礎工法-杭基礎
◆ 用途-観覧場、スポーツ練習場
◆ 収容客数-約10,000人(メインアリーナ)
◆ 建築主-トヨタ不動産
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、(実施設計)鹿島建設
◆ 施工者-鹿島建設
◆ 着工-2023年07月19日(起工式)
◆ 竣工-2025年06月30日予定
◆ 開業-2025年秋予定


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川崎ブレイブサンダースのアリーナ「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」

 2023年3月3日に「DeNA(ディー・エヌ・エー)」は、2028年10月に京急川崎駅隣接エリアにて約10,000人が収容可能な新アリーナを含む複合エンターテインメント施設を開業することを目指し、「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」を始動する事を発表しました。

 「ディー・エヌ・エー」および「京浜急行電鉄」は、共同で2028年10月の開業を目指す京急川崎駅隣接エリアでの新アリーナを含む複合エンターテインメント施設の共同開発プロジェクト「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」の建設予定地に隣接する敷地をプロジェクト対象地として追加することを決定しました。

 これにより建設予定地の面積約11,670㎡(KANTOモータースクール川崎校)に新たに約1,970㎡の敷地(KDX川崎駅前本町ビルの跡地)が加わり、計約13,640㎡へと拡張します。

 これを受け、複合エンターテインメント施設内のメインアリーナでのイベント興行時の最大想定収容人数は当初の10,000人から5,000人増加し、15,000人規模となり、DeNA傘下のプロバスケットボールクラブ「川崎ブレイブサンダース」がホームアリーナとして2028-29シーズン(2028年10月開幕)より使用する際の最大収容可能人数についても12,000人規模となる見込みです。

 引用資料 DeNA(2023/11/21)
 「川崎新!アリーナシティ・プロジェクト」建設予定地面積が拡張 -メインアリーナの収容規模は最大15,000人へ-

 京急川崎駅側に地上17階の「商業棟」、多摩川河川敷側に「アリーナ棟」を建設します。京急川崎駅側の3階レベルが正面玄関(プラザ)となり、プラザは可能な限り広い面積を確保します。興行時は人の滞留空間、それ以外はフードフェスをはじめとしたイベントなどを行います。

川崎新!アリーナシティ・プロジェクトの概要
◆ 所在地-神奈川県川崎市川崎区駅前本町25-4(現:KANTOモータースクール川崎校)
◆ 交通-京浜急行電鉄「京急川崎」駅、JR「川崎」駅
◆ 敷地面積-約13,640㎡
◆ 最大想定収容人数-15,000人規模
◆ 基本設計-久米設計
◆ ボウルデザイン、UXデザイン-OVERLAND PARTNERS
◆ 外装デザイン-モロークスノキ建築設計
◆ 着工-2025年予定
◆ 竣工・開業-2028年10月予定



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2023年11月23日 (木)

名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する「名鉄 名古屋駅地区再開発」 高さ約180mの超高層ビル3棟 総事業費は5,000億円超!

Nagoyameitetsu231111
名鉄 名古屋駅地区再開発-
 「名古屋鉄道」は2017年3月29日に、名古屋駅周辺のビル6棟を一体開発する再開発計画の全体概要を発表しました。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。

 引用資料 名古屋鉄道(PDF:2017/03/29)リンク切れ 
 名鉄 名古屋駅地区再開発全体計画

 再開発される6棟は、北側から「(1)名鉄百貨店本館、(2)名古屋近鉄ビル、(3)名鉄バスターミナルビル、(4)大手町建物名古屋駅前ビル、(5)名鉄レジャック、(6)日本生命笹島ビル」です。敷地面積は約28,000㎡です。

 交通量の多い「太閤通」がビルの下部を通る一体再開発となります。商業施設、オフィス、ホテル、共同住宅などが入居する予定で、2022年度に着工、リニア中央新幹線が開業する2027年の完成を目指していました。

 しかし、2020年に「新型コロナウイルス感染症」が世界を襲いました。2020年11月10日には、規模縮小も視野に、計画を全面的に見直すと発表しました。2024年度をめどに改めて開発の方向性を示すとしています。

● 高さ約180mの超高層ビル3棟に!
 東海地方で最大規模となる名古屋鉄道による名古屋駅周辺の再開発計画の原案が判明しました。高さ約180ⅿの超高層ビル3棟を一体的に建設し、二つのホテルと商業施設、オフィスなどを整備する予定で、2030年頃の完成を目指します。地下に配置する駅の拡張を含む総事業費は5,000億円超と見込まれますが、資材高騰などでさらに上振れする可能性もあります。

 引用資料 読売新聞オンライン(2023/11/23)
 名古屋駅周辺の再開発、高さ180mの高層ビル3棟でホテル・商業施設・オフィスなど整備へ…名古屋鉄道の原案

 高層階が北側と中央、南側で三つに分かれ、各ビルが中層階の空中回廊(スカイロビー)でつながれます。空中回廊と低層階に入るバスターミナルは、幹線道路の太閤通の上空にかかる構造です。

 JR名古屋駅寄りの北側ビルと南側ビルの高層階にはホテルが入る見通しで、「近鉄グループホールディングス(GHD)」が北側ホテルの運営に名乗りを上げており、南側は「名古屋鉄道」が高級ホテルの誘致を目指します。中央と南側の高層階にはオフィスが入り、中央と北側の低層階は商業施設とする予定です。


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2017年3月29日に公開された完成イメージ図です。南北約400mの細長いビルで、階数は30階程度、高さは約180mを想定していました。


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「名鉄 名古屋駅地区再開発」の予定地を北側から見た様子です。一番北側が「名鉄百貨店本館」です。


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北側から「名古屋近鉄ビル、名鉄バスターミナルビル、大手町建物名古屋駅前ビル」です。


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「名鉄 名古屋駅地区再開発」は、「太閤通」を越えて「笹島交差点」の上をまたぐ形で構造になります。信号や天候に左右されず南北を移動しやすくなり、駅周辺の回遊性が高まります。


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「太閤通」を越えた南側の2棟も「名鉄 名古屋駅地区再開発」の範囲です。手前が「名鉄レジャック(2023年3月31日に営業終了)」、奥が「日本生命笹島ビル」です。



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2023年11月22日 (水)

訪日外国人数 2023年10月は252万人 ついに10月単月比で2019年超え 2023年通期では約2500万人を予想!

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-訪日外国人数-

 「日本政府観光局(JNTO)」がまとめた2023年10月の訪日外国人数(推計値)は、2022年10月の49万8646人の5倍強の251万6500人と、5カ月連続の200万人超えました。2019年10月比較では0.8%増となり、初めて「コロナ禍前比プラス」に転じました。

 引用資料 日本政府観光局(JNTO) 2023/11/15
 訪日外客数(2023年10月推計値)

 「新型コロナウイルス感染症」により、訪日客数は2020年に急減しましたが、水際対策の緩和・撤廃が進み2022年秋以降、急回復しています。2023年1月~10月累計の訪日客は1998万1100人(推計値)で、2019年1月~10月累計の73.9%の水準まで回復しています。

 訪日客の急回復の追い風となっているのは円安です。コロナ禍前の2019年は1ドル=110円程度でしたが、直近では150円付近で推移しています。おいしい食事、おもてなし心が行き届くサービスがコロナ禍前よりも割安に楽しめるのが人気となっています。

● 2023年通期で約2500万人を予想!
 2023年11月も12月も約250万人程度の訪日客が見込まれます。2023年通期では約2500万人が見込まれます。これは、訪日客が急激に増えていた頃の2016年の24,039,700人を上回ります。

 コロナ禍前は、中国人が圧倒的に多かったですが、2023年1月~10月では、2019年1月~10月と比べると22.8%(77.2%減)となっています。中国人が回復しない中で、コロナ禍前を上回るのは凄い事だと思います。

 政府は2025年までに、通年で過去最高だった2019年の3188万2049人を超える目標を掲げており、達成が視野に入りつつあります。私は、この目標は無謀だと思っていましたが、想定より遥かに早く回復しており、ちょっと驚いています。

2023年 訪日外客数・出国日本人数 (対2019年比)
            2019年          2023年
01月   2,689,339人   1,497,472人
02月   2,604,322人   1,475,455人
03月   2,760,136人   1,817,616人
04月   2,926,685人   1,949,236人
05月   2,773,091人   1,899,176人
06月   2,880,041人   2,073,441人
07月   2,991,189人   2,320,694人
08月   2,520,134人   2,157,190人
09月   2,272,883人   2,184,300人
10月   2,496,568人   2,516,500人
11月   2,441,274人
12月   2,526,387人
---------------------------
累計  31,882,049人 19,891,100人(1月~10月の推計値)

訪日外客数 (確定値)
---------------------------
2004年     6,137,905人
2005年     6,727,926人
2006年     7,334,077人
2007年     8,346,969人
2008年     8,350,835人
2009年     6,789,658人
2010年     8,611,175人
---------------------------
2011年     6,218,752人
2012年     8,358,105人
2013年   10,363,904人
2014年   13,413,467人
2015年   19,737,409人
2016年   24,039,700人
2017年   28,691,073人
2018年   31,191,856人
2019年   31,882,049人
2020年     4,115,828人
---------------------------
2021年       245,862人
2022年     3,832,110人
2023年   19,891,100人(1月~10月の推計値)


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日本は魅力的な観光地
 訪日外国人観光客の受入れが再開されて、「YouTube」では、日本在住の白人の綺麗なお姉さんなどが、訪日外国人観光客に英語(日本語字幕付き)でインタビューする動画をたくさん見かけるようになりました。私はこのような動画が好きなのでよく見ます。「YouTube」で、「外国人観光客 インタビュー」で検索するとたくさん出てきます。

 外国人が訪日外国人観光客にインタビューするので本音が聞けて面白いです。日本に対する「リップサービス(耳当たりのよいことば、口先だけの世辞)」も多々あるので話をすべては真に受けず話半分で聞くべきですが、それでも日本は魅力的な観光地である事が分かります。

 多くの訪日客が「(1)治安がいい。(2)街にゴミが落ちていないので綺麗。(3)トイレが綺麗。(4)食べ物が美味しい。(5)大都市の鉄道での移動が便利。(6)日本人が親切」などを口にします。

● サンフランシスコがゾンビタウンになりつつある
 「(1)治安がいい。(2)街にゴミが落ちていないので綺麗。」は努力しないと守れません。手を抜くとあっという間に崩れる可能性があります。「APEC(アジア太平洋経済協力会議)」が行われたサンフランシスコが今大変な事になっています。

 ちょっと前までは「サンフランシスコ」は憧れの観光地でした。スラム街の「テンダーロイン」に近づかない限り大丈夫だと言われていましたが、今は様変わりしています。

 「サンフランシスコ」の中心街では、リモートワークによるオフィス空室の急増、あまりにも犯罪が多いので、高級ブランド店や高級ホテルが続々と撤退して空きテナントだらけになって中心部が急速に空洞化しています。

 「サンフランシスコ」はシリコンバレーに近いので超富裕層が非常に多く住んでいる反面、あまりに家賃や物価が高いので、家を借りられずホームレスが急増しています。多くのホームレスが薬物に手を出してゾンビタウン化が加速しています。貧富格差が究極まで拡大して限界に達している状態です。なにせ年収1,500万円でも生活がギリギリという信じられない状況ですから・・・

 「YouTube」で、「サンフランシスコ 治安」や「テンダーロイン」で検索すると目を覆うような動画がたくさん出てきます。ここまで治安が悪化すると元に戻すのは至難の業だと思います。



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2023年11月21日 (火)

博多コネクティッド 延床面積約75,678㎡の大規模オフィスビル「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」 2023年11月17日に起工式を挙行!

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-西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト-

 「西日本シティ銀行」および「福岡地所」の2社が推進している福岡県福岡市博多区博多駅前三丁目における「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」は、「博多コネクティッドボーナス」の認定を受けました。

 引用資料 西日本シティ銀行(PDF:2023/03/30)
 西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクトの概要について

 「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」は、西日本シティ銀行保有ビルの連鎖的再開発の第一弾として、西日本シティ銀行の本店機能に加え、オフィスフロアや商業店舗を配置した複合ビルを計画しています。

 「西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクト」に取り組むことにより、博多駅の活力と賑わいをさらに周辺につなげていく福岡市の施策「博多コネクティッド」を面的に促進する起爆剤となるとともに、福岡市が進める「都心の森1万本プロジェクト」や「Fukuoka Art Next」、「感染症対応シティ」などの取組みを実施することで、博多駅周辺地区の国際競争力向上に貢献できるものと考えています。

● 2023年11月17日に起工式を挙行!
 福岡市のJR博多駅前で建替え計画が進められている西日本シティ銀行の新しい本店本館の起工式が2023年11月17日に執り行われました。新しい本店ビルは博多駅周辺の再開発プロジェクト「博多コネクティッド」による容積率の規制緩和を受けて、高さは59.7mと前より約10m高くなります。総事業費は400億円以上で2026年1月に竣工する予定です。

西日本シティ銀行本店本館建替えプロジェクトの概要
◆ 所在地-福岡市博多区博多駅前三丁目1番1号
◆ 交通-新幹線「博多」駅、JR「 博多」駅、福岡市営地下鉄「博多」駅
◆ 地上-地上14階、地下4階
◆ 高さ-59.7m(旧ビルより約10m増)
◆ 敷地面積-約5,230㎡
◆ 建築面積-約5,083㎡
◆ 延床面積-約75,678㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部(鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造)
◆ 地震対策-免震構造(地下3階柱頭免震)
◆ 用途-銀行、オフィス、店舗、駐車場等
◆ 建築主-特定目的会社 Walk(西日本シティ銀行、福岡地所)
◆ 設計者-(基本設計)日建設計、大成建設、(実施設計)大成建設
◆ デザイン-3XN Architects(3XN Australia Pty. Ltd.)
◆ 施工者-大成建設
◆ 着工-2023年11月17日(起工式)
◆ 竣工-2026年01月予定
◆ 総事業費-400億円以上


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「北東側イメージ」です。


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「コネクティッドコア」地上広場イメージです。


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「緑化空間イメージ」です。


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「ホールイメージ」です。


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「基準階平面図」です。


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「位置図」です。



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2023年11月20日 (月)

金沢市 北國銀行本店の隣接地 延床面積2万㎡超の高層テナントオフィスビル「Hirooka Terrace(広岡テラス)」 2025年7月に竣工予定!

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-Hirooka Terrace(広岡テラス)-
 北國銀行を傘下に置く北國フィナンシャルホールディングス(HD)は、本店隣に建設するビルの名称を「Hirooka Terrace(広岡テラス)」に決定しました。2023年6月20日には、建設地で地鎮祭が執り行われました。

 「北國フィナンシャルホールディングス、三菱地所設計」は、2025年7月の竣工を目指し、石川県金沢市にて建設が進むオフィスビル「Hirooka Terrace(広岡テラス)」が、建築物省エネ法に基づく第三者認証制度である「BELS」認定の最高評価(5つ星)ならびに「Nearly ZEB」を取得しました。

 引用資料 三菱地所設計(PDF:2023/11/01)
 2万㎡超の高層テナントオフィスビルで 全国初のNearly ZEB認証を取得 地域の未来を明るく照らす『Hirooka Terrace』(石川県金沢市)

 地域経済の発展に取り組んできた北國銀行本店に隣接する「Hirooka Terrace(広岡テラス)」では、人と人が交流し、新たな会話からビジネスが生まれ、入居企業が成長を遂げていく、まちに開かれた止まり木のような場所を目指し、最適な環境づくりを行います。全国初となるNearly ZEB化を達成した20,000㎡超の高層テナントオフィスビルとして、持続可能な社会の推進に寄与します。

Hirooka Terrace(広岡テラス)の概要
◆ 所在地-石川県金沢市広岡二丁目12番6号
◆ 階数-地上13階、塔屋1階
◆ 高さ-58.7ⅿ
◆ 建築面積-7,937.42㎡
◆ 延床面積-2,940.88㎡
◆ 延床面積-21,446.68㎡
◆ 構造-(地下)鉄筋コンクリート造、(地上)鉄骨造、一部CFT造
◆ 用途-オフィス、自動車車庫、駐輪場
◆ 建築主-北國銀行
◆ 設計者・監理者-三菱地所設計
◆ 施工者-清水建設
◆ 着工-2023年06月20日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年07月予定
◆ 工事費-163億円


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「けやき大通り」沿いからのイメージです。手前に「北國銀行本店」、けやき大通りに面するテラスが「庇」として機能し環境性能の向上に寄与します。


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「高層階モクテラスイメージ」です。


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「低層階ケヤキテラスイメージ」です。


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「基準階オフィスフロア」です。


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「シェアオフィス(4階)共有ラウンジ」です。



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2023年11月19日 (日)

南海電気鉄道高野線連続立体交差事業(浅香山駅から堺東駅付近) 「堺市」と「南海電気鉄道」が基本協定を締結 2024年度にも準備工事に着手!

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-南海高野線連続立体交差事業-

 「南海高野線」は、地表面を走る鉄道であり、踏切での慢性的な交通渋滞や踏切事故など、都市活動や沿線住民の日常生活に様々な影響を及ぼしています。

 このような状況を踏まえ、堺市では、「南海高野線(浅香山駅~堺東駅付近)」について、連続立体交差事業(高架化)の調査・検討を進めており、2009年4月に国から着工準備採択を取得しました。

 連続立体交差事業(高架化)により、10箇所の踏切を除却し、合わせて駅前広場や都市計画道路を整備することで、安全で円滑な交通の確保や本市の玄関口としてふさわしいまちづくりを推進し、都市の活性化を図ります。

 引用資料 堺市・公式ホームページ
 南海高野線連続立体交差事業

● 堺市と南海電気鉄道が基本協定を締結!
 「堺市」は、2023年10月31日に南海電気鉄道と高野線連続立体交差事業工事と役割分担、事業費負担に関わる基本協定を締結しました。浅香山駅~堺東駅付近の設計や用地測量、事業用地と民地との境界確定、建物調査などの作業を進めています。

 設計は「南海電鉄」が担当し、業務を「中央復建コンサルタンツ」が担当します。協定締結後、2024年度にも堺東駅の仮駅舎設置などの準備工事に着手する見込みです。2040年度の供用開始を目指します。

南海高野線連続立体交差事業の概要
事業名称-南海電気鉄道高野線連続立体交差事業(浅香山駅から堺東駅付近)
事業延長-約3.2km
連続立体交差化される駅-浅香山駅、堺東駅
踏切除却数-10箇所
供用開始-2040年度予定
概算事業費-約565億円


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「位置図」です。 事業延長約約3.2kmです。「浅香山駅」と「堺東駅」が高架化されます。


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堺東駅部の断面図

 堺東駅部の断面図です。堺東駅部は、2層高架構造になります。工事は、現在の駅の上に高架橋を建設する「直上高架方式」で行われます。現在の「堺東駅」は、島式2面4線+留置線の地上駅ですが、島式2面4線+留置線の高架駅になります。

 「堺東駅」は、南海高野線の主要駅で、堺市の東の玄関口です。そのため、「快速急行・急行・区間急行」と「各駅停車」の緩急接続が行われています。


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堺東駅周辺の平面図です。


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浅香山駅部の断面図

 浅香山駅部の断面図です。浅香山駅部は、1層高架構造になります。現在の「浅香山駅」は、相対式2面2線の地上駅ですが、相対式2面2線の高架駅になります。


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浅香山駅周辺の平面図です。工事は、既設線(黒色)を仮線(緑色)に移設し、空いた跡地に高架橋を建設する「仮線高架方式」で行われます。



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2023年11月18日 (土)

JR西日本 地上32階、高さ約160mの「三ノ宮駅ビル新築他工事」 2023年12月~ 2024年3月までの工事計画、2024年春に本体工事着工!

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-JR三ノ宮新駅ビル開発-
 2021年10月5日に臨時会見があり、「神戸市、西日本旅客鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構の三者連携による協定締結 ~JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力~」が発表されました。

 「JR西日本(西日本旅客鉄道)、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、神戸市」は、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備の検討を進めています。新駅ビルにおいて、JR西日本グループ・UR都市機構との共同事業としての推進並びに開発方針の方向性がまとまりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/03/30)
 JR三ノ宮新駅ビル開発について

 「JR西日本」は、JR三ノ宮駅前に計画する新駅ビル開発について、設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定しました。現在は設計を進めており、2029年度の開業を目指しています。総事業費は約500億円です。

● 2024年春に本体工事着工!
 「JR西日本」は、「UR都市機構、JR西日本不動産」とともに2023年6月より「(仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発」に向けた準備工事を進めていますが、今回、2023年12月から 2024年3月までの工事計画がまとまりました。2024年春に本体工事着工予定です。

 引用資料 JR西日本(PDF:2023/11/15)
 (仮称)JR三ノ宮新駅ビル開発の準備工事について

JR三ノ宮新駅ビル開発の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目1-2
◆ 交通-JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮・花時計前」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス
◆ 客室数-約250室
◆ 建築主-JR西日本、UR都市機構、JR西日本不動産開発
◆ 設計者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 施工者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 準備工事-2023年06月(新駅ビル準備工事着手)
◆ 着工-2024年春予定(新駅ビル本体工事着手)
◆ 開業-2029年度予定
◆ 総事業費-約500億円


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ドレスを身にまとった優雅なデザイン
 「JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)」です。外観は「ドレスを身にまとった優雅なデザイン」を採用します。地下1階~地上10階が「商業施設」、12階~17階が「オフィス」、18階~30階が「ホテル」、31階が「レストラン」、12階に「屋上広場」を設置します。隣接する複合ビル「ミント神戸」側には約2,500㎡の上空デッキを整備します。

◆ 商業施設(店舗面積約19,000㎡)
 神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指します。

◆ ホテル(客室数約250室)
 上質で洗練された客室・ロビー空間を設えるとともに、食・アート・音楽イベントとの連動など、神戸ならではの多様な文化を体験できるホテルを目指します。

◆ オフィス(賃貸面積約6,000㎡)
 JR西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指します。

◆ 広場空間(駅前広場上空デッキ:面積約2,500㎡)
 駅前広場直上にデッキを整備することで、居心地の良い待合空間を形成するとともに、三宮クロススクエアと連動したエリアマネジメントの推進により恒常的なにぎわい創出を図ります。


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「JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ」です。


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「三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル外観」です。


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「駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)」です。


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2023年12月~
 (地上)南駅前広場ロータリーを閉鎖します。閉鎖に伴いタクシー乗り場の位置を変更します。(地上)ポートライナー三宮南側の仮設階段を閉鎖します。


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「地下」です。


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2024年1月~3月

 (地上)南駅前広場を全て閉鎖し、神戸阪急百貨店へ向かう歩道橋への動線を切替えます。(地上)三宮交差点北東でスロープの整備を行います。


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(地下)南北地下道(至 味ののれん街)を閉鎖します。


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「三ノ宮駅ビル新築他工事」の2023年10月30日の状況です。


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南東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。

● 南駅前広場・ロータリー・駐車場の閉鎖
 2023年12月1日付で、南駅前広場・ロータリー・駐車場を閉鎖します。


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本体工事前の準備工事が行われています。


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「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。


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西側です。


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「油圧ショベル」です。


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壁の向こうはポートライナーの「三宮駅」です。


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「中央幹線における車線切り替え及び車線規制」が行われます。

● 施工ヤード整備
 「中央幹線における車線切り替え及び車線規制」が行われ、2023年12月中旬に中央幹線を使用して「施工ヤード整備」が行われます。



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2023年11月17日 (金)

2023年11月発表 2023年司法試験合格者 「京都大学法科大学院」が、合格者数・合格率共にトップ!

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-法科大学院(ロースクール)-

 日本の「法科大学院(ロースクール)」は「専門職大学院であって、法曹に必要な学識及び能力を培うことを目的とするもの」として、2004年4月から開校されました。2004年4月時点では全国で合計68校が開校しました。

 法科大学院の課程の標準修業年限は3年です。ただし、入学試験で各法科大学院で法学既修者の水準にあると認められた場合、2年とすることもできます。一般的に、3年の課程を未修(法学未修者課程)、2年の課程を既修(法学既修者課程)といいます。

 最も多かった時期で74校でしたが、年々、志願者数・入学者数ともに減少し、廃止や学生の募集停止が続き、私が調べた限りでは、2023年時点で募集を行っているのは34校となっています。74校から34校(国立大学15校、公立大学2校、私立大学17校)とピーク時の半数以下となっています。

2023年司法試験合格発表
 「法務省」は2023年11月8日に、2023年司法試験の合格発表を行いました。最終合格者数は1,781人でした。8年ぶりに前年を上回り、政府目標1,500人も4年ぶりに達成しました。今回から受験が認められた法科大学院在学中の合格者が637人となり、全体を押し上げました。

 合格率は前年比0.18ポイント減の45.3%。在学中受験者の合格率は59.5%で、大学院修了者の32.6%を上回りました。内訳は男性1,257人、女性524人。大学院を修了しなくても受験資格を得られる予備試験組は327人でした。

2023年司法試験合格者/2022年司法試験合格者
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01位 京都大学法科大学院 188人(68%)/119人(68.0%)
02位 慶應義塾大学法科大学院  186人(60%)/104人(57.5%)
02位 東京大学法科大学院  186人(59%)/117人(60.9%)
04位 早稲田大学法科大学院 174人(45%)/104人(44.8%)
05位 一橋大学法科大学院 121人(67%)/66人(60.0%)
06位 中央大学法科大学院 90人(39%)/50人(26.2%)
07位 大阪大学法科大学院 78人(43%)/51人(45.9%)
08位 神戸大学法科大学院 71人(49%)/54人(48.6%)
09位 名古屋大学法科大学院 42人(47%)/14人(26.9%)
10位 同志社大学法科大学院 29人(33%)/25人(30.9%)
10位 明治大学法科大学院 29人(27%)/16人(18.6%)
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12位 北海道大学法科大学院 28人(38%)/15人(27.8%)
13位 東北大学法科大学院 25人(30%)/27人(56.3%)
14位 九州大学法科大学院 22人(23%)/22人(33.3%)
15位 立命館大学法科大学院 20人(18%)/19人(25.3%)
16位 筑波大学法科大学院 17人(33%)/18人(32.7%)
17位 法政大学法科大学院 15人(25%)/12人(22.2%)
18位 千葉大学法科大学院 13人(21%)/10人(20.8%)
19位 岡山大学法科大学院 12人(36%)/8人(30.8%)
19位 創価大学法科大学院 12人(32%)/12人(37.5%)
19位 日本大学法科大学院 12人(14%)/24人(32.0%)
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22位 上智大学法科大学院 11人(23%)/6人(13.3%)
22位 東京都立大学法科大学院 11人(15%)/17人(23.6%)
24位 専修大学法科大学院 10人(29%)/7人(25.9%)
25位 学習院大学法科大学院 8人(19%)/5人(12.5%)
26位 関西大学法科大学院 7人(13%)/15人(28.3%)
27位 大阪公立大学法科大学院 6人(19%)/15人(36.6%)
28位 関西学院大学法科大学院 5人(16%)/7人(24.1%)
28位 広島大学法科大学院 5人(23%)/5人(22.7%)
30位 金沢大学法科大学院 3人(23%)/1人(8.3%)
30位 南山大学法科大学院 3人(16%)/5人(33.3%)
30位 琉球大学法科大学院 3人(9%)/4人(13.8%)
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33位 愛知大学法科大学院 2人(33%)/2人(50.0%)
33位 駒澤大学法科大学院 2人(7%)/5人(16.1%) *募集停止
33位 福岡大学法科大学院 2人(10%)/4人(19.0%)
37位 近畿大学法科大学院 1人(14%)/3人(27.3%) *募集停止
37位 成蹊大学法科大学院 1人(33%)/1人(16.7%) *募集停止
37位 西南学院大学法科大学院 1人(17%)/4人(25.0%) *募集停止
37位 立教大学法科大学院 1人(7%)/3人(14.3%) *募集停止

(備考) カッコ内は合格率です。ランキングには、募集停止となっている「法科大学院」も含みます。


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神戸大学法科大学院

 関西の国立大学の法学部偏差値では、1位が「京都大学」、2位が「大阪大学」、3位が「神戸大学」となっていますが、法科大学院(ロースクール)では、1位が「京都大学法科大学院」、2位を「神戸大学法科大学院」と「大阪大学法科大学院」が争っています。

 どうしてこうなったのか? 大阪大学法科大学院の立地が「大阪大学豊中キャンパス」、神戸大学法科大学院の立地が「神戸大学六甲台第1キャンパス」です。両キャンパス共に都心では無いので学生のアクセスには大きな差は無いと思われます。

● 大阪大学法科大学院の出だしのつまづき
 私は法科大学院を申請時からずっと見てきましたが、「大阪大学法科大学院」の出だしのつまづきが今も大きく尾を引いていると思います。2003年11月21日に、「文部科学省 大学設置・学校法人審議会」は、2004年4月の法科大学院開設に関して、設置認可申請72校のうち、66校を「可」、2校を「保留」、4校を「不可」としました。

 保留となったのは、「専修大学」と「大阪大学」のわずか2校です。保留2校は予定通り2004年4月開校しましたが、その過程で大きく出遅れる事になりました。認可が遅れたので関西の法科大学院の優秀な受験生は「京都大学、神戸大学」に流れました。

 「(1位)京都大学、(2位)神戸大学、(3位)大阪大学」としばらく序列が固定化してしまいましたが、「大阪大学」は懸命に追い上げました。現在は「神戸大学」が上になったり「大阪大学」が上になったり序列が固定化していません。



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2023年11月16日 (木)

福岡国際空港 福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事 2024年4月に着工!

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-福岡国際空港・国内線複合施設-

 「福岡国際空港」は、国内線地区で計画する複合施設の建設工事と既存ターミナルビル増改築工事に2024年4月に着手します。新築、増改築ともに設計は梓設計・隈研吾建築都市設計事務所・西日本技術開発JVが担当します。施工者は未定です。完成後の施設規模は、鉄骨造の地上11階、地下1階、延床面積約49,051㎡です。2025年度中の完成を目指します。

 日刊建設工業新聞(2023/11/16)
 福岡国際空港/国内線複合施設は24年4月着工へ、設計は梓設計JV

 計画名称は「福岡空港国内線複合施設及び既存ターミナルビル増改築工事」です。建築面積は約13,655㎡です。複合施設は旅客数や路線数の増加に向けた設備投資の一環として計画し、商業やホテル、バスターミナル、保安検査場などの空港機能で構成します。

 複合施設の隣接地では立体駐車場の建設工事が大成建設の設計・施工で進んでいます。立体駐車場の規模は、鉄骨造の地上8階、塔屋1階、延床面積約45,003㎡です。2024年春の完成を予定しています。


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「立体駐車場」の完成イメージです(国内線立体駐車場)。


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内部のイメージです(国際線ターミナル増改築)。



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2023年11月15日 (水)

2024年春開業予定の北陸新幹線「越前たけふ駅」前 村田製作所が350億円投資して新たな研究開発拠「セラミックコンデンサ研究開発センター」を建設!

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-福井村田製作所が新たな研究開発拠-
 「村田製作所」の生産子会社である「福井村田製作所(福井県越前市)」は、2024年春開業予定の北陸新幹線「越前たけふ駅」前に、新たな研究開発拠点「セラミックコンデンサ研究開発センター」を設立します。2023年11月より工事を着手し、開業は2026年4月を予定しています。

 引用資料 村田製作所(2023/11/06)
 福井県越前たけふ駅前に新たな研究開発拠点「セラミックコンデンサ研究開発センター」を 2026年4月に設立

 ニュースイッチ:日刊工業新聞(2023/11/14)
 村田製作所が350億円投資、セラミックコンデンサー開発の新拠点

 「セラミックコンデンサ研究開発センター」の設立は、村田製作所の主力事業であるセラミックコンデンサの開発・製造における技術力の向上を目的としています。

 研究開発に特化した最先端の環境を整備することで、よりハイレベルな研究開発業務および技術者の育成を図ります。また、村田製作所他事業所や協力会社とも連携し、商品開発から量産に至るまで、生産プロセス全体におけるモノづくり力の強化を目指します。

● 減収減益の厳しい決算
 少し前までは、「村田製作所」の決算は絶好調でしたが、一転して今は厳しい状況にあります。2023年10月31日に2024年3月期(2023年度)中間決算を発表しました。2023年度上半期(4~9月)の売上高は前年同期比11.9%減の8,104億円、営業利益は前年同期比30.7%減の1,389億円の減収減益でした。

 「中国依存度」の高い「村田製作所」には、中国経済の不振は物凄い逆風になっています。コストダウンや円安の進行、固定費の減少があったものの、稼働率の低下や製品価格の値下がりにより、減益となりました。

 過去の村田製作所の業績推移を見ても分かりますが、企業は一本調子で成長する訳では無く、必ず停滞期があります。停滞期に何をするかによて今後の成長が大きく変わってきます。今回の「セラミックコンデンサ研究開発センター」の建設はプラスに働くと私は信じています。

福井村田製作所 セラミックコンデンサ研究開発センターの概要
◆ 所在地-福井県越前市大屋町
◆ 交通-北陸新幹線「越前たけふ」駅前
◆ 階数-地上5階、地下0階
◆ 敷地面積-約55,075㎡
◆ 延床面積-約42,071㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-研究所(主力事業のセラミックコンデンサー製品や生産プロセスを開発するほか、グループの若手社員や技術者の育成拠点としても活用)
◆ 着工-2023年11月
◆ 稼働-2026年04月予定
◆ 総投資額-約350億円

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「位置図(詳細)」です。


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「位置図(広域)」です。


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2023年3月期の連結業績

 「村田製作所」の本社は、JR長岡京駅前の京都府長岡京市東神足一丁目10番1号にあります。電子部品大手で、世界トップのセラミックコンデンサーが柱です。原料からのセラミック技術に強みを持っています。

村田製作所の連結決算(売上高/営業利益)
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1998年3月       362,252百万円     67,618百万円
1999年3月       367,048百万円     57,061百万円
2000年3月       459,125百万円    100,767百万円
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2001年3月       584,011百万円    174,248百万円
2002年3月       394,775百万円     51,001百万円
2003年3月       394,955百万円     59,187百万円
2004年3月       414,247百万円     74,210百万円
2005年3月       424,468百万円     69,515百万円
2006年3月       490,784百万円     89,839百万円
2007年3月       566,805百万円    113,365百万円
2008年3月       631,655百万円    115,752百万円
2009年3月       523,946百万円  ▲16,287百万円
2010年3月       530,819百万円     26,730百万円
-----------------------------------------
2011年3月       617,954百万円     77,485百万円
2012年3月       584,662百万円     44,973百万円
2013年3月       681,021百万円     58,636百万円
2014年3月       846,716百万円    125,891百万円
2015年3月    1,043,542百万円    214,535百万円
2016年3月    1,210,841百万円    275,406百万円
2017年3月    1,135,524百万円    201,215百万円
2018年3月    1,371,842百万円    163,254百万円
2019年3月    1,575,026百万円    266,807百万円
2020年3月    1,534,045百万円    253,247百万円
-----------------------------------------
2021年3月    1,630,193百万円    313,240百万円
2022年3月    1,812,521百万円    424,060百万円
2023年3月    1,686,796百万円    297,887百万円

2024年3月期予想
2024年3月    1,620,000百万円    270,000百万円(会)
2024年3月    1,633,380百万円    268,170百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年11月15日時点の数値です。



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2023年11月14日 (火)

大阪に本社があるライバル企業 大和ハウス工業 VS 積水ハウス 2023年期は、「大和ハウス工業」が売上高5兆円超、「積水ハウス」は3兆円超

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-大和ハウス工業 VS 積水ハウス-

 「アサヒ VS キリン」や「凸版印刷 VS 大日本印刷」や 「大和ハウス工業 VS 積水ハウス」など切磋琢磨しているライバル企業があります。ライバル企業の戦いを見るのは面白いです。

 「大和ハウス工業 VS 積水ハウス」でも、2000年頃までは「積水ハウス」が「大和ハウス工業」にかなりの差をつけていました。しかし、2000年以降は売上高が接近して、2006年1月期に積水ハウスが売上高1,501,857百万円、2006年3月期に大和ハウス工業が売上高1,528,983百万円と遂に逆転しました。現在は売上高に大きな差がついています。

● 大和ハウス工業はM&Aや多角化で急成長!
 大和ハウス工業が急成長したのは、M&A(企業の合併・買収)や多角化です。買収で一番大きかったのは、準大手ゼネコンの「フジタ」です。多角化では、「健康余暇、インテリア建材、物流、ホームセンター、都市型ホテル、環境エネルギー、損害保険代理店・クレジットカード、オートリース・パーキング・カーシェア」などを行っています。


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大和ハウス工業

 「大和ハウス工業」の本社・本店は、大阪府大阪市北区梅田三丁目3番5号の「大和ハウス大阪ビル」にあります。「大和ハウス工業」の元となった会社は、1947年に奈良県奈良市で設立され、1955年4月5日に「大和ハウス工業株式会社」が創業しました。

 「大和」は創業者の出身地・奈良県の旧国名からとったものです。「ヤマト」ではなく「ダイワ」と読ませたのは「大いなる和をもって経営に当たりたい」という意味を持たせるため、また「ハウス工業」は建築物を工業化しようという創業理念を示しています。

大和ハウス工業の連結決算(売上高/営業利益)
-----------------------------------------
1998年3月   1,069,789百万円     42,305百万円
1999年3月      896,005百万円     40,215百万円
2000年3月      951,072百万円     47,497百万円
-----------------------------------------
2001年3月   1,016,236百万円     44,289百万円
2002年3月   1,197,924百万円     46,031百万円
2003年3月   1,184,543百万円     45,271百万円
2004年3月   1,224,647百万円     59,660百万円
2005年3月   1,365,913百万円     67,849百万円
2006年3月   1,528,983百万円     80,072百万円
2007年3月   1,618,450百万円     85,678百万円
2008年3月   1,709,254百万円     89,120百万円
2009年3月   1,690,956百万円     73,580百万円
2010年3月   1,609,883百万円     62,714百万円
-----------------------------------------
2011年3月   1,690,151百万円     87,697百万円
2012年3月   1,848,797百万円   114,955百万円
2013年3月   2,007,989百万円   128,024百万円
2014年3月   2,700,318百万円   163,576百万円
2015年3月   2,810,714百万円   180,352百万円
2016年3月   3,192,900百万円   243,100百万円
2017年3月   3,512,909百万円   310,092百万円
2018年3月   3,795,992百万円   347,141百万円
2019年3月   4,143,505百万円   372,195百万円
2020年3月   4,380,209百万円   381,114百万円
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2021年3月   4,126,769百万円   357,121百万円
2022年3月   4,439,536百万円   383,256百万円
2023年3月   4,908,199百万円   465,370百万円

2024年3月予想
2024年3月   5,020,000百万円  385,000百万円(会)
2024年3月   5,004,100百万円  395,633百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年11月14日時点の数値です。


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積水ハウス
 「積水ハウス」の本社は、大阪府大阪市北区大淀中一丁目1番88号の「梅田スカイビル タワーイースト」にあります。「積水ハウス」は、1960年3月に「積水化学工業」にハウス事業部を設置した事により始まります。

 1960年8月に積水化学工業ハウス事業部を母体とし、「積水ハウス産業」を設立、1963年10月に「積水ハウス」に商号変更しました。かつての親会社だった「積水化学工業」ですが、出資比率がどんどん下がって、2023年1月31日現在では3.35%しか出資していません。

積水ハウスの連結決算(売上高/営業利益)
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1998年1月   1,457,719百万円     87,635百万円
1999年1月   1,314,696百万円     59,250百万円
2000年1月   1,330,284百万円     76,137百万円
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2001年1月   1,364,800百万円   96,085百万円
2002年1月   1,305,468百万円     74,624百万円
2003年1月   1,300,237百万円     72,737百万円
2004年1月   1,326,039百万円     80,333百万円
2005年1月   1,372,243百万円     76,638百万円
2006年1月   1,501,857百万円     79,980百万円
2007年1月   1,596,183百万円   111,570百万円
2008年1月   1,597,807百万円   109,727百万円
2009年1月   1,514,172百万円     73,960百万円
2010年1月   1,353,186百万円  △38,754百万円
-----------------------------------------
2011年1月   1,488,369百万円     56,354百万円
2012年1月   1,530,577百万円     70,897百万円
2013年1月   1,613,816百万円     86,196百万円
2014年1月   1,805,102百万円   131,930百万円
2015年1月   1,912,721百万円   146,595百万円
2016年1月   1,858,879百万円   149,645百万円
2017年1月   2,026,931百万円   184,164百万円
2018年1月   2,159,363百万円   195,540百万円
2019年1月   2,160,316百万円   189,223百万円
2020年1月   2,415,186百万円   205,256百万円
-----------------------------------------
2021年1月   2,446,904百万円   186,519百万円
2022年1月   2,589,579百万円   230,160百万円
2023年1月   2,928,835百万円   261,489百万円

2024年1月予想
2024年1月   3,080,000百万円   265,000百万円(会)
2024年1月   3,101,004百万円   268,798百万円(コ)

(備考) (会)は会社予想、(コ)はアナリスト予想(コンセンサス)です。コンセンサスは頻繁に変更されます。上記のコンセンサスは2023年11月14日時点の数値です。



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2023年11月13日 (月)

広島駅ビルの建替え計画+広島電鉄の延伸 「広島電鉄」の路面電車が、駅前大橋から新駅ビルの2階に乗り入れ 2023年11月3日の建設状況

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-広島駅ビルの建替え計画-

 「西日本旅客鉄道(JR西日本)」では、「JR西日本不動産開発」および「中国SC開発、ジェイアール西日本ホテル開発」と共に、2014年9月に広島市が策定した「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、広島駅ビルの建替えを検討してきました。

 新駅ビルは、広島・せとうちの玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設となることを目指しています。特に、路面電車が乗り入れる2階広場や屋上広場については、広島を訪れる人々に玄関口としての広島らしさが感じられ、地域の人々には賑わいや親しみを感じられる象徴的な広場を目指します。

 JR西日本グループでは、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、2020年4月から広島駅ビル建替え工事を進めてきました。現駅ビル撤去工事や設計が予定通り進捗したことから、2021年3月から駅ビル新築工事に着手しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2021/02/18)
 広島新駅ビルの広場デザイン決定について

広島駅ビルの建替え計画の概要
◆ 計画名-広島駅南口ビル新築他工事
◆ 所在地-広島県広島市南区松原町2番37他
◆ 階数-地上20階、地下2階
◆ 高さ-97.9m
◆ 敷地面積-86,357.39㎡(施設全体)
◆ 建築面積-48,308.65㎡(施設全体)、20,632.76㎡ (新築部のみ)
◆ 延床面積-185,989.71㎡(施設全体)、126,509.25㎡(新築部のみ)
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-物販店舗、飲食店舗、ホテル、映画館、自動車車庫、自転車駐車場
◆ 客室数-428室(ホテルヴィスキオ広島)
◆ 建築主-西日本旅客鉄道(JR西日本)
◆ 基本設計・監修-ジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体
◆ 実施設計-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV)
◆ 施工者-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV)
◆ 準備工事着手-2019年10月末
◆ 現駅ビル閉館-2020年03月31日
◆ 現駅ビル撤去工事着手-2020年04月
◆ 着工-2021年03月予定
◆ 竣工-2025年03月31日予定
◆ 全体事業費-約600億円

(備考) JR西日本の公式ホームページでは、延床面積約111,000㎡となっています。


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広島電鉄の延伸
 広島電鉄の延伸は、広島市内中心部から「猿猴川(えんこうがわ)」に架かる「荒神橋(こうじんばし)」を通り広島駅停留場へ至る現ルートのうち、駅前を東に迂回する形となっている「的場町停留場-猿猴橋町停留場-広島駅停留場」間を廃止し、比治山下停留場付近から稲荷町停留場を経て広島駅南口広場へ一部高架で進入するルートを新設、合わせて、的場町停留場付近に稲荷町方面へ抜ける軌道を新設し、循環運行を行なうというものです。

 引用資料 国土交通省・配付資料 (PDF:2019/10/17)
 広島電鉄株式会社からの軌道事業の特許申請(軌道延伸)事案

● 現状・整備後

◆ 新設区間-「比治山下停留場付近-停留場新設-広島駅停留場」間を新設
◆ 循環線用軌道の新設-的場町停留場付近に稲荷町方面へ抜ける軌道を新設し、循環運行を行なう
◆ 廃止区間-「的場町停留場-猿猴橋町停留場-広島駅停留場」間は廃止


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「駅前大橋」の途中から高架となり、新しいJR広島駅ビルの2階レベルに乗り入れます。


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擁壁(ようへき) 区間
 「Aブロック」と「Bブロック」の間は、高架橋では無く、
「擁壁(ようへき) 区間」となります(高架橋に変更になっている可能性があります) 。 


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高架橋区間
 「城北通り」の上空は、高架橋となります。「城北通り」は、広島市の大動脈となっており、「擁壁」にすると東西の交通が遮断されてしまうためです。


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「ペデストリアンデッキ」から見た様子です。高架橋の
「側壁」がかなり高いです。両側の「ペデストリアンデッキ」から路面電車がほとんど見えなくて残念です。


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駅ビルの2階広場に、路面電車が乗り入れます。


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「広島駅南口広場レイアウト」です。

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「広島駅南口ビル新築他工事」の2階レベルに乗り入れます。


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正式な工事名は「広島駅南口広場の再整備等における駅前大橋線橋りょう等新設工事」、工期は2027年3月31日までの予定となっています。


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広島電鉄の延伸工事の2023年11月3日の建設状況です。


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南側です。


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更に南側です。


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更に南側です。


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「広島駅南口ビル新築他工事」の2階レベルに乗り入れます。


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南側から北側に振り返った様子です。


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更に南側から北側に振り返った様子です。


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「駅前大橋」の上です。



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2023年11月12日 (日)

大阪市此花区の酉島地区 「大阪ガス」が脱炭素の新研究開発施設を建設 2023年11月10日に起工式を挙行!

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-新研究開発拠点-
 「大阪ガス」は、SOECメタネーションなどのカーボンニュートラル技術をはじめとした研究開発や情報発信、社外との共創を推進するため、大阪・関西万博の開催が予定されている2025年の稼働開始を目指し、大阪市此花区の酉島地区に新たな研究開発拠点を設置します。

 酉島地区は、大阪ガスの研究開発の発祥の地です。1947年に初の研究開発拠点を設立して以来、石炭や石油などから当時の都市ガスを製造する技術、コージェネレーションシステムや家庭用燃料電池エネファームといった天然ガスの高度利用技術などの研究開発を行ってきました。

 酉島地区に、新たな研究棟と屋外フィールドを配置するもので、新たな研究棟には、社外との交流を深められる共創・展示エリアを、屋外フィールドには、カーボンニュートラル技術の試験設備を設置予定です。

● 2023年11月10日に起工式を挙行!
 「大阪ガス」は2023年11月10日に、大阪市此花区の酉島地区にて「新研究開発拠点」の起工式を執り行いました。これより建築工事に着手し、大阪・関西万博の開催が予定されている2025年の7月末に竣工を目指します。

 引用資料 大阪ガス(2023/11/10)
 新研究開発拠点の起工式を行いました

 産経新聞(2023/11/10)
 大阪ガスが脱炭素の新研究開発施設 万博と連動も

大阪ガス 新研究開発拠点の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市此花区酉島五丁目11-117
◆ 交通-阪神なんば線「伝法」駅、JRゆめ咲線「安治川口」駅
◆ 階数-地上4階、地下0階
◆ 敷地面積-約207,370㎡
◆ 建築面積-約8,910㎡
◆ 延床面積-約17,030㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-研究所
◆ 建築主-大阪ガス
◆ 設計者-安井建築設計事務所
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年11月10日(起工式)、2023年11月13日(着工)
◆ 竣工-2025年07月31日予定


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「鳥観図」です。


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「交流スペーズ」です。


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「内観」です。


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「屋外フィールドに設置予定のSOECメタネーションによるe-メタン製造試験装置のイメージ」です。



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2023年11月11日 (土)

JR西日本 地上32階、高さ約160mの「三ノ宮駅ビル新築他工事」 南側駅前広場の一部を閉鎖して準備工事 2023年10月30日の状況

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-JR三ノ宮新駅ビル開発-
 2021年10月5日に臨時会見があり、「神戸市、西日本旅客鉄道株式会社、独立行政法人都市再生機構の三者連携による協定締結 ~JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区再整備の推進にかかる連携・協力~」が発表されました。

 「JR西日本(西日本旅客鉄道)、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)、神戸市」は、JR三ノ宮新駅ビル及び三宮周辺地区の再整備の検討を進めています。新駅ビルにおいて、JR西日本グループ・UR都市機構との共同事業としての推進並びに開発方針の方向性がまとまりました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2022/03/30)
 JR三ノ宮新駅ビル開発について

 「JR西日本」は、JR三ノ宮駅前に計画する新駅ビル開発について、設計者・施工者を「竹中工務店・大鉄工業JV」に決定しました。現在は設計を進めており、2029年度の開業を目指しています。総事業費は約500億円です。

● (仮称)JR三ノ宮新駅ビルの準備工事に着手!
 「JR西日本、独立行政法人都市再生機構、JR西日本不動産開発」が進めている(仮称)JR三ノ宮新駅ビルについては、2029年度開業に向け、2023年6月から南側駅前広場の一部を閉鎖し、準備工事に着手しました。

JR三ノ宮新駅ビル開発の概要
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通八丁目1-2
◆ 交通-JR「三ノ宮」駅、阪急「神戸三宮」駅、阪神「神戸三宮」駅、ポートライナー「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮・花時計前」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下2階
◆ 高さ-最高部約160m
◆ 敷地面積-約8,600㎡
◆ 延床面積-約100,000㎡
◆ 用途-商業、ホテル、オフィス
◆ 客室数-約250室
◆ 建築主-JR西日本、UR都市機構、JR西日本不動産開発
◆ 設計者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 施工者-竹中工務店、大鉄工業JV
◆ 準備工事-2023年06月(新駅ビル準備工事着手)
◆ 着工-2024年春予定(新駅ビル本体工事着手)
◆ 開業-2029年度予定
◆ 総事業費-約500億円


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ドレスを身にまとった優雅なデザイン
 「JR三ノ宮新駅ビル外観(全景)」です。外観は「ドレスを身にまとった優雅なデザイン」を採用します。地下1階~地上10階が「商業施設」、12階~17階が「オフィス」、18階~30階が「ホテル」、31階が「レストラン」、12階に「屋上広場」を設置します。隣接する複合ビル「ミント神戸」側には約2,500㎡の上空デッキを整備します。

◆ 商業施設(店舗面積約19,000㎡)
 神戸の産業や多様な食文化を背景とした付加価値の高い“モノ提案”や地域生活者の生活を豊かにする“コト・トキ提案”など、リアルとオンラインを組み合わせて「神戸ならでは」の価値を提供することにより、神戸の魅力を体感できる商業施設を目指します。

◆ ホテル(客室数約250室)
 上質で洗練された客室・ロビー空間を設えるとともに、食・アート・音楽イベントとの連動など、神戸ならではの多様な文化を体験できるホテルを目指します。

◆ オフィス(賃貸面積約6,000㎡)
 JR西日本グループが掲げる「ワークプレイスネットワーク」の中核の一つとして、コワーキングなどの人々が交錯・交流し、新たな価値を創造するオフィス空間や、フレキシブルな働き方を提案するワークプレイスの提供を検討するとともに、神戸市が掲げる医療産業都市との連携など、新たな価値の提供を目指します。

◆ 広場空間(駅前広場上空デッキ:面積約2,500㎡)
 駅前広場直上にデッキを整備することで、居心地の良い待合空間を形成するとともに、三宮クロススクエアと連動したエリアマネジメントの推進により恒常的なにぎわい創出を図ります。


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「JR 三ノ宮新駅ビル及びその周辺の乗換動線イメージ」です。


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「三宮クロススクエア(東側・第1段階)のイメージ」です。


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「JR三ノ宮新駅ビル外観」です。


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「駅前広場上空デッキ(ミント神戸前から南西を望む)」です。


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2023年6月~

 (地上・地下)新駅ビルの準備工事にかかる箇所に仮囲いを設置します。(地上・地下)三宮センター交番東側の階段を閉鎖します。


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「中央幹線における車線切り替え及び車線規制」です。


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第一弾の掲出期間、掲出位置、掲出範囲です。期間は、2023年6月18日~2023年12月頃予定です。


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「三ノ宮駅ビル新築他工事」の2023年10月30日の状況です。


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南東側から見た様子です。


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東側から見た様子です。


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本体工事前の準備工事が行われています。


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「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。


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西側です。


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「油圧ショベル」です。


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壁の向こうはポートライナーの「三宮駅」です。


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「中央幹線における車線切り替え及び車線規制」が行われます。


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準備工事の工事名は「三ノ宮駅ビル新築他工事」となっています。



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2023年11月10日 (金)

広島駅前 アパグループが地上30階、客室数約600室の「(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉」 2023年11月3日の状況

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-(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉-
 JR広島駅では、広島駅ビルの建替え計画「広島駅南口ビル新築他工事」が行われています。「広島駅南口ビル新築他工事」の南東側隣接地に「フタバ図書GIGA広島駅前店」がありましたが、2021年9月30日に閉店しました。

 総合都市開発の「アパグループ」は、広島駅前にタワーホテル開発用地を取得しました。取得地は「フタバ図書GIGA広島駅前店」の跡地です。取得会社は「アパホーム」となります。

 引用資料 アパホテルズ&リゾーツ(2022/08/05)
 アパグループ 広島駅前にタワーホテル開発用地取得

 JR山陽本線、山陽新幹線、芸備線「広島」駅南口より徒歩1分の駅前物件であり、更には広島市内各所へアクセスが可能となる路面電車、バス交通のターミナル拠点に近接した好立地にあります。

 客室数600室、地上30階の超高層タワーホテルとして計画しており、ホテル名は「(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉」とし、2026年12月の開業を目指しています。

(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉の概要
◆ 所在地-広島県広島市南区松原町二丁目679番11
◆ 交通-JR山陽新幹線・山陽本線・芸備線「広島」駅より徒歩1分、広島電鉄「広島駅電停」より徒歩1分
◆ 階数-地上30階、地下0階
◆ 公簿面積-1,260.95㎡
◆ 延床面積-約13,000㎡
◆ 用途-ホテル(付帯施設 プール・大浴場・大型レストラン)
◆ 客室数-約600室
◆ 建築主-アパホーム
◆ 解体工事-2022年08月20日~2023年07月15日
◆ 開業-2026年12月予定


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「(仮称)アパホテル&リゾート〈広島駅前タワー〉」の建設予定地の2023年11月3日の状況です。


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「フタバ図書GIGA広島駅前店」の地上躯体の解体は終わっています。


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「アパホテルズ&リゾーツ」あるあるで、解体工事が終わっても多くの場合すぐには着工しません。現在は駐車場となっていますが、アスファルトで舗装していないので、いつでも着工出来ます。


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駐車場は、大和ハウスパーキングが運営する「Dパーキング広島駅前第1」となっています。


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更に東側です。


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更に東側です。


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更に東側です。

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広島駅ビルの建替え計画「広島駅南口ビル新築他工事」に隣接しています。



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2023年11月 9日 (木)

「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」と一体的に整備 マリンピア神戸土地活用事業 2023年10月30日の建設状況

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-マリンピア神戸土地活用事業-

 マリンピア神戸は、「人と海と魚のふれあいの場」をテーマに、市街地に接した美しいウォーターフロントを形成して、快適な都市環境と都市活力を創出し、新しい都市型漁業を展開して、市民に新鮮で美味しい魚を供給するとともに、海の香り高い、憩いと安らぎの場を提供することを目的として整備されました。

 マリンピア神戸のさらなる充実を図るため、「マリンピア神戸土地活用事業」として、未利用地約2ha(正確には20,957.31㎡)の活用事業を実施します。

● マリンピア神戸土地活用事業優先交渉権者の決定!
 「マリンピア神戸」のさらなる充実を図るため、土地活用事業を自ら実施する事業者の公募を実施し、2者から事業提案がありました(うち1者については、2021年11月8日付で辞退)。

 外部有識者で構成するマリンピア神戸土地活用事業者選考委員会において、事業計画等の提案内容について審査を行い、その結果を基に優先交渉権者を決定しました。優先交渉権者は「(代表企業)三井不動産、(構成員企業)ポトマック」です。

 引用資料 神戸市・公式HP(2021/11/26) リンク切れ
 マリンピア神戸土地活用事業 優先交渉権者の決定

 「三井不動産」は、神戸市垂水区にてアウトレットモール「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」が着工しました。「マリンピア神戸土地活用事業」は、「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」と一体的に行われ、2024年秋に再開業予定です。


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「主要施設の外観」です。


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「マリンピア神戸土地活用事業 提案の概要」です。


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「マリンピア神戸土地活用事業」の位置図です。賃貸面積20,957.31㎡です。


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「マリンピア神戸土地活用事業」の2023年10月30日の建設状況です。


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西側から見た様子です。


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西側から見た内部の様子です。


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アップです。


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南西側から見た様子です。


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内部の様子です。「ラグーン」の景観的特徴を活かす事などが条件となっています。


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「ラグーン」です。


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西側に「明石海峡大橋」があります。

● 主塔間距離が世界2位
 「明石海峡大橋」は、全長3,911m、中央支間1,991mです。1998年4月5日に供用開始しました。開通以来、主塔間距離が世界一でしたが、2022年3月18日にトルコ西部にあるチャナッカレのダーダネルス海峡の「チャナッカレ1915橋」が開通し、主塔間距離2,023mで世界最長となりました。



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2023年11月 8日 (水)

(仮称)三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画 延床面積が約36,100㎡から約74,000㎡と約2倍に拡大 2023年10月30日の建設状況

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-三井アウトレットパーク マリンピア神戸-

 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」は、「明石海峡大橋」が西側に一望できる垂水区の埋め立て地に「マリンピア神戸ポルトバザール」として1999年7月30日にオープンしました。

 2006年4月には「アネックス(ANNEX)」がオープン、2008年4月には名称を「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」に変更、2009年3月には「Factory Outlets Central(ファクトリー アウトレッツ セントラル)」がオープンしました。

 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸」は、2023年1月15日をもって一時閉館しました。今回の一時閉館は、隣接地も含めた施設の一体的な建替え計画に伴うものです。

● アウトレットモールが着工!
 「三井不動産」は、神戸市垂水区にてアウトレットモール「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」が着工しました。アウトレット店舗の量や質を拡充することに加え、ラグーンや明石海峡大橋等の立地環境を活かしたコンテンツを導入します。従前よりもスケールアップし、2024年秋に再開業予定です。

 引用資料 三井不動産(2023/08/03)
 「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」建築着工 アウトレットがスケールアップして2024年秋に再開業予定

 また、隣接地を含む施設の一体的な建替え計画により、延床面積が約36,100㎡から約74,000㎡と約2倍となります。幅広い世代の顧客が、買い物のみならず施設における滞在そのものも楽しめる施設を目指します。

三井アウトレットパーク マリンピア神戸の概要
◆ 所在地-(仮称)三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替計画 東街区
◆ 所在地-兵庫県神戸市垂水区海岸通り12-2
◆ 交通-JR神戸線「垂水」駅から徒歩9分、山陽電鉄「山陽垂水」駅から徒歩9分
◆ 階数-地上2階、地下0階
◆ 高さ-14,950m
◆ 敷地面積-86,433,85㎡
◆ 延床面積-(全体)78,885,83㎡、(増設部分)53,072,91㎡
◆ 容積対象面積-(全体)78,617,68㎡、(増設部分)52,804,76㎡
◆ 構造-鉄骨造
◆ 用途-アウトレットモール
◆ 店舗数-約150店舗
◆ 建築主-三井不動産
◆ 環境デザイン-ノンスケール
◆ 設計者-三井住友建設、東急設計コンサルタント
◆ 施工者-三井住友建設
◆ 一時閉館-2023年01月15日
◆ 解体着工-2023年02月
◆ 着工-2023年08月01日
◆ 着工-2024年10月31日予定
◆ 開業-2024年秋予定


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「三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替え計画」メインエントランスCGです。


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「狭域図」です。


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「位置図 」です。


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「(仮称)三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替計画」の2023年10月30日の建設状況です。


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南西側から見た様子です。


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内部を西側から見た北側部分の様子です。


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内部を西側から見た南側部分の様子です。


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南側から見た様子です。


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南東側の「立体駐車場」は建て替えずに再利用します。


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東側から見た様子です。


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内部を東側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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「(仮称)三井アウトレットパーク マリンピア神戸建替計画 東街区」の建築計画のお知らせです。



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2023年11月 7日 (火)

広島市中央公園 観客席3万人規模のサッカースタジアム「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」 2023年11月3日の建設状況

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-サッカースタジアム等整備事業-
 「広島県、広島市、広島商工会議所」は、サッカースタジアムの建設候補地となっている「広島みなと公園、旧広島市民球場跡地、中央公園広場」の建設候補地3案を比較検討していました。

 J1の「サンフレッチェ広島」の新たな本拠地となる広島市中心部でのサッカースタジアム建設を巡り、「広島市、広島県、広島商工会議所、サンフレッチェ広島」の4者トップ会談が開かれ、建設候補地3案の中でアクセス性や経費面、都市活性化の観点から最も適しているとして、「中央公園広場」とすることで一致しました。

 2021年3月31日に、「広島市サッカースタジアム整備等事業者選定審議会」から審議結果が答申され、事業主体である広島市により、優先交渉権者が選定されました。
 優先交渉権者は、大成・フジタ・広成・東畑・EDI・復建・あい・シーケィ共同企業体「(代表者)大成建設、(構成員)フジタ 、広成建設、東畑建築事務所、環境デザイン研究所、復建調査設計、あい設計、シーケィ・テック」です。

 「広島市」は2021年10月25日に、サッカースタジアム等整備事業の基本設計を公表しました。資料により階数・高さ・建築面積・延床面積などの詳細な概要が判明しました。

 引用資料 広島市・公式HP(2021/10/25)
 サッカースタジアム等整備事業の基本設計

 広島市が中央公園広場に建設するサッカースタジアムの起工式が2022年1月26日に現地で執り行いました。起工式は、設計と建設を担う「大成建設」を代表とする8社でつくる企業グループが主催しました。

● エディオンピースウイング広島
 2024年2月開業する「サンフレッチェ広島」の新スタジアムの名称が2023年6月12日に、「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」に決定したと発表されました。家電量販店大手「エディオン」が命名権を取得しています。

 引用資料 エディオン(PDF:2023/06/12)
 広島サッカースタジアムの命名権契約締結のお知らせ

 名称の使用期間は2024年2月から10年間で、命名権料は年1億円です。「サンフレッチェ広島」の新たな本拠地として、広島市中心部のにぎわい創出を後押します。

エディオンピースウイング広島の概要
◆ 計画名-サッカースタジアム等整備事業
◆ 所在地-広島県広島市中区基町15(中央公園広場)ほか
◆ 交通-アストラムライン「県庁前」駅、広島電鉄本線「紙屋町西」駅(電停)
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部約42m
◆ 敷地面積-(中央公園広場全体)約85,600㎡、(サッカースタジアム部分)約49,900㎡、(広場エリア)約35,700㎡
◆ 建築面積-(サッカースタジアム部分)約26,700㎡
◆ 延床面積-(サッカースタジアム部分)約60,000㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-既製杭(耐震性の高い鋼管コンクリート杭を採用)
◆ 地震対策-耐震構造(屋根部:張弦梁構造、付加制振構造) 
◆ 用途-サッカースタジアム等
◆ 座席数-約30,000席(車いす席300席)
◆ 優先交渉権者-(代表者)大成建設、(構成員)フジタ 、広成建設、東畑建築事務所、環境デザイン研究所、復建調査設計、あい設計、シーケィ・テック
◆ 埋蔵文化財発掘調査-2020年07月01日~2022年03月31日
◆ 着工-2022年01月26日(起工式)、2022年02月初旬(着工)
◆ 竣工-2023年12月頃予定
◆ 開業-(一部開業)2024年02月予定、(全体開業)2024年07月~09月予定


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「ロゴ」です。呼称が「EDION PEACE WING HIROSHIMA(日本語表記:エディオンピースウイング広島)に決定しました。


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「南側ペデストリアンデッキから見たイメージ」です。


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「旧太田川(本川)に架かる空鞘橋(そらざやばし)から見たイメージ」です。


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「内観イメージ」です。

● 世界基準のサッカースタジアム(観客席3万人規模)
 観客席は、前後左右に十分な余裕が感じられる快適なシートで、約30,000席(車いす席300席)です。 スタンドとピッチが近接し、臨場感・躍動感・一体感が感じられる観戦環境の提供します。雨の日にも濡れることなく観戦ができる屋根の設置します。


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「立面図」です。


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「全体配置計画」です。


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「整備計画のエリア図」です。


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「EDION PEACE WING HIROSHIMA(エディオンピースウイング広島)」の2023年11月3日の建設状況です。

 

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西側の「旧太田川(本川)」に架かる「空鞘橋(そらざやばし)」から見た様子です。

 

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西側のスタンドの下です。


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西面です。


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南西側から見た様子です。


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南面です。


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南東端です。


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「EDION PEACE WING HIROSHIMA」のロゴです。


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南東側から見た様子です。


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「南側ペデストリアンデッキ」です。


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南東側から引いて見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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北東側から見た様子です。


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北東側から引いて見た様子です。



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2023年11月 6日 (月)

広島駅ビルの建替え計画 地上20階、延床面積約113,000㎡の「広島駅南口ビル新築他工事」 2023年11月3日の建設状況

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-広島駅ビルの建替え計画-

 「西日本旅客鉄道(JR西日本)」では、「JR西日本不動産開発」および「中国SC開発、ジェイアール西日本ホテル開発」と共に、2014年9月に広島市が策定した「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、広島駅ビルの建替えを検討してきました。

 新駅ビルは、広島・せとうちの玄関にふさわしく、広島に新たな賑わいや交流、感動を創出する施設となることを目指しています。特に、路面電車が乗り入れる2階広場や屋上広場については、広島を訪れる人々に玄関口としての広島らしさが感じられ、地域の人々には賑わいや親しみを感じられる象徴的な広場を目指します。

 
JR西日本グループでは、広島市の「広島駅南口広場の再整備等に係る基本方針」に基づいて、2020年4月から広島駅ビル建替え工事を進めてきました。現駅ビル撤去工事や設計が予定通り進捗したことから、2021年3月から駅ビル新築工事に着手しました。

 引用資料 JR西日本(PDF:2021/02/18)
 広島新駅ビルの広場デザイン決定について

 国土交通省(2021/04/16)
 広島・瀬戸内の玄関にふさわしい魅力ある都心核を創る ~(仮称)広島駅ビル建替え計画を国土交通大臣が認定~

広島駅ビルの建替え計画の概要
◆ 計画名-広島駅南口ビル新築他工事
◆ 所在地-広島県広島市南区松原町2番37他
◆ 階数-(駅ビル棟)地上20階、塔屋2階、地下2階、(立体駐車場棟)地上6階、塔屋1階、地下0階
◆ 高さ-97.9m
◆ 敷地面積-39,711.65㎡
◆ 建築面積-(駅ビル棟)17,730.93㎡、(立体駐車場棟)3,009.05㎡
◆ 延床面積-(駅ビル棟)113,754.26㎡、(立体駐車場棟)15,883.72㎡
◆ 容積対象面積-(駅ビル棟)89,045.39㎡、(立体駐車場棟)2,123.60㎡
◆ 構造-(駅ビル棟)鉄骨造、(立体駐車場棟)鉄骨造
◆ 用途-(駅ビル棟)物販店舗、飲食店舗、ホテル、映画館、自動車車庫、自転車駐車場、(立体駐車場棟)自動車車庫、自転車駐車場
◆ 客室数-428室(ホテルヴィスキオ広島)
◆ 建築主-西日本旅客鉄道(JR西日本)
◆ 基本設計・監修-ジェイアール西日本コンサルタンツ・東畑建築事務所設計共同体
◆ 実施設計-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV)
◆ 施工者-広島駅南口ビル新築他工事特定建設工事共同企業体(大林組・広成建設JV) 
◆ 駅ビル撤去工事-2020年04月
◆ 着工-2021年03月22日
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ 全体事業費-約600億円


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2階に乗り入れる路面電車のイメージです(引用:JR西日本)。


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2階広場のイメージ

 2階広場は、駅ビルに路面電車が乗り入れ、JR広島駅と繋がる最も象徴的な場所です。大きなガラス面から太陽の光が降り注ぎ、川の水面がゆらめく商業施設の壁面や、水辺にせり出す雁木をイメージした3階テラスなど、穏やかな水辺空間を表現します。商業施設の賑わいが広場に広がることで、一体的な空間として賑わいある広場を演出します(引用:JR西日本)。


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「2階広場のイメージ」です(引用:JR西日本)。


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屋上広場のイメージ
 屋上広場は7階から9階まで重層的につながり、広島を訪れる人々や地域の人々に、賑わいや交流、憩いなど様々なシーンで利用してもらえる空間とします。穏やかな広島の風景をアースカラーで表現します。

 7階屋上広場には雁木のような大階段を設け、路面電車駅前大橋ルートの直上のロケーションから路面電車や広島の街を眺めたり、屋外イベントや憩いの場として利用できる空間とします(引用:JR西日本)。


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「フロア構成イメージ」です。ホテルは、「ホテルグランヴィア広島」が運営する客室数428室の「ホテルヴィスキオ広島」となります(引用:JR西日本)。


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「配置図(2階レベル)」です(引用:JR西日本)。


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広島駅ビルの建替え計画である「広島駅南口ビル新築他工事」の2023年11月3日の建設状況です。広島に出張に行った友人に撮影してもらいました。


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西端部分です。


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左側(西側)は、2022年8月31日に竣工した「広島JPビルディング」です。


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西側部分です。


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西側部分を少し角度を変えて見た様子です。


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「ホテルヴィスキオ広島」の外観がよくわかります。


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南東側から引いて見た様子です。


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低い部分に「広島電鉄」が、駅前大橋から新駅ビルの2階に乗り入れます。


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東側部分です。


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南東側から見た様子です。


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南東角です。


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東面です。



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2023年11月 5日 (日)

神戸市のベイエリア 地上27階、高さ約100mの超高層ツインタワーマンション「ベイシティタワーズ神戸」 EAST棟 2023年10月30日の建設状況

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-ベイシティタワーズ神戸-
 
「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」で、神戸市は「住友不動産」を代表とするグループを事業者に選定しています。「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」では、歩道の拡幅や、広場、デッキの整備を行うことで、回遊性の向上を図るとともに、神戸港の雰囲気を満喫できる、新たな景観スポットの創造を目指します。

 また、文化、商業、ビジネス、居住などの様々な機能を複合的に導入することで、賑わいのあるウォーターフロント空間を形成し、神戸の中心エリアと一体となってまちづくりを進めることで、本計画地及び周辺エリアの活性化を図ります。

 「住友不動産」ならびに、「関電不動産開発」は、神戸市中央区新港町の第一突堤基部において、地上27階、塔屋1階、地下1階、高さ99.99mの超高層ツインタワーマンション 「ベイシティタワーズ神戸」の開発を進めています。

 引用資料 住友不動産(PDF:2020/11/26)
 神戸開港150年記念プロジェクト 『ベイシティタワーズ神戸』始動

 引用資料 公式ホームページ
 ベイシティタワーズ神戸

● 建設中のEAST棟
 超高層ツインタワーマンションですが、先行した「WEST棟」に続いて、「EAST棟」が着工しました。2025年2月中旬に竣工予定、2025年7月下旬から入居開始予定しています。

ベイシティタワーズ神戸 EASTの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第一突堤基部)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町71番1(地番)
◆ 交通-JR東海道本線「三ノ宮」駅まで徒歩16分、阪急神戸線「神戸三宮」駅まで徒歩17分、神戸地下鉄西神山手線「三宮」駅まで徒歩17分、阪神本線「神戸三宮」駅まで徒歩16分、神戸新交通・ポートアイランド線「貿易センター」駅まで徒歩12分、神戸高速鉄道東西線「元町」駅まで徒歩14分、神戸地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」駅まで徒歩12分
◆ 階数-地上27階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部約101m、建築物99.99m
◆ 敷地面積-5,300.01㎡
◆ 建築面積-1,744.27㎡
◆ 延床面積-36,970.23㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制震構造(粘弾性制震壁方式の制震装置、制震材TRCダンパーを採用)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-344戸
◆ 建築主-住友不動産、関電不動産開発
◆ 設計者・監理者-前田建設工業
◆ 施工者-前田建設工業株
◆ 着工-2020年05月15日
◆ 竣工-2025年02月中旬予定
◆ 入居開始-2025年07月下旬予定


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「外観イメージ(空撮合成)」です。


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「外観イメージ(花火合成)」です。


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「共用施設」のイメージです。


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「再開発街区完成イメージ」です。


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「再開発街区「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」の完成イメージです。


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「再開発街区「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」の配置図です。


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「ベイシティタワーズ神戸・現地案内図」です。


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「ベイシティタワーズ神戸」を南側から見た様子です。


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「ベイシティタワーズ神戸 EAST」の2023年10月30日の建設状況です。


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南西側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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縦アングルです。


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少し角度を変えた様子です。



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2023年11月 4日 (土)

神戸市のベイエリア 地上27階、高さ約100mの超高層ツインタワーマンション「ベイシティタワーズ神戸」 竣工した「WEST棟」

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-ベイシティタワーズ神戸-
 
「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」で、神戸市は「住友不動産」を代表とするグループを事業者に選定しています。「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」では、歩道の拡幅や、広場、デッキの整備を行うことで、回遊性の向上を図るとともに、神戸港の雰囲気を満喫できる、新たな景観スポットの創造を目指します。

 また、文化、商業、ビジネス、居住などの様々な機能を複合的に導入することで、賑わいのあるウォーターフロント空間を形成し、神戸の中心エリアと一体となってまちづくりを進めることで、本計画地及び周辺エリアの活性化を図ります。

 「住友不動産」ならびに、「関電不動産開発」は、神戸市中央区新港町の第一突堤基部において、地上27階、塔屋1階、地下1階、高さ99.99mの超高層ツインタワーマンション 「ベイシティタワーズ神戸」の開発を進めています。

 引用資料 住友不動産(PDF:2020/11/26)
 神戸開港150年記念プロジェクト 『ベイシティタワーズ神戸』始動

 引用資料 公式ホームページ
 ベイシティタワーズ神戸

● 竣工したWEST棟
 超高層ツインタワーマンションですが、先行した「WEST棟」は、2019年11月29日に着工しました。2023年1月10日に竣工、2023年7月下旬から入居開始しています。

ベイシティタワーズ神戸 WESTの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第一突堤基部)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町71番3(地番)
◆ 交通-JR東海道本線「三ノ宮」駅から徒歩15分、阪急神戸線「神戸三宮」駅から徒歩15分、神戸地下鉄西神山手線「三宮」駅から徒歩16分、阪神本線「神戸三宮」駅から徒歩14分、神戸新交通・ポートアイランド線「貿易センター」駅から徒歩13分、神戸高速鉄道東西線「元町」駅から徒歩13分、 神戸地下鉄海岸線「旧居留地・大丸前」駅から徒歩10分
◆ 階数-地上27階、塔屋1階、地下1階
◆ 高さ-最高部約101m、建築物99.99m
◆ 敷地面積-5,300.07㎡
◆ 建築面積-1,681.98㎡
◆ 延床面積-36,959.46㎡(容積対象面積26,499.03㎡)
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 基礎工法-場所打ちコンクリート拡底杭
◆ 地震対策-制震構造(粘弾性制震壁方式の制震装置、制震材TRCダンパーを採用)
◆ 用途-共同住宅、店舗
◆ 総戸数-346戸
◆ 建築主-住友不動産、関電不動産開発
◆ 設計者・監理者-前田建設工業
◆ 施工者-前田建設工業株
◆ 着工-2019年11月29日
◆ 竣工-2023年01月10日
◆ 入居開始-2023年07月下旬


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「外観イメージ(空撮合成)」です。


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「外観イメージ(花火合成)」です。


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「共用施設」のイメージです。


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「再開発街区完成イメージ」です。


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「再開発街区「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」の完成イメージです。


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「再開発街区「新港突堤西地区(第1突堤基部)再開発事業」の配置図です。


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「ベイシティタワーズ神戸・現地案内図」です。


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「ベイシティタワーズ神戸」を南側から見た様子です。


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「ベイシティタワーズ神戸 WEST」です。


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最高部です。


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街区を南西側から見た様子です。


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南西側から見た様子です。


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アップです。


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南西側から見た下層階の様子です。


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西側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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北西側から見た下層階の様子です。



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2023年11月 3日 (金)

総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 2023年10月30日の建設状況

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-神戸三宮雲井通5丁目地区-

 「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。

 「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。

 引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
 雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について

● 2023年9月7日(木)に起工式を挙行!
 「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2022年6月より、従前建物の解体工事を進めていましたが、2023年9月より再開発ビル建設工事に本格着工、事業関係者においては、2023年9月7日に「起工式」を執り行いました。

 引用資料 神戸市・公式HP(2023/09/01)
 神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業再開発ビル建設工事の本格着工及び起工式の開催

神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m(最高部約165mの可能性あり)
◆ 敷地面積-約8,228㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,636㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,422㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年09月07日(起工式)
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円


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「立面図」です。


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「断面図」です。


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「竹籠をモチーフとしたデザイン(北西より)」です。


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「六甲山の山並みを眺望できる屋上庭園」です。


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「歩行者デッキとつながる屋外歩廊空間(南西より)」です。


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「あじさい通り側の屋外歩廊空間(北西より)」です。


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「雲井通5丁目再開発ビルの構成」です。


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「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の2023年10月30日の建設状況です。


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南側から見た様子です。


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敷地北側です。


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多数の「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。


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「オールケーシング掘削機」です。


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「ハンマークラブ」です。


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撤去された「地中障害物」です。


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「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。


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敷地中央です。


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「スラッシュタンク」です。


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敷地南側です。


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多数の「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。


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「オールケーシング掘削機」です。



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2023年11月 2日 (木)

新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業 収容人数約10,000人規模の「神戸アリーナプロジェクト」 2023年10月30日の建設状況

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-神戸アリーナプロジェクト-
 「NTT都市開発」は、「神戸アリーナプロジェクト」について、2023年4月着工、2025年大阪・関西万博の開催にあわせた4月開業に向けて本格始動します。

 引用資料 NTT都市開発(2022/12/15)
 「神戸アリーナプロジェクト」開発計画本格始動 スポーツ・エンターテイメントの最先端アリーナ、都心・ウォーターフロントの新たなランドマーク

 「神戸ウォーターフロントビジョン」の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置し、270度海に囲まれる絶景のロケーションです。神戸空港や新幹線とのアクセスの良さ、都市機能が集積する三宮エリアや異国情緒溢れる旧居留地との回遊性はもとより、メリケンパーク、ハーバーランドといった神戸を代表するスポットを望み、水際の魅力を最大限に活かしたシンボリックなアリーナとなります。

 プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「西宮ストークス」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナが、神戸の新たなランドマークとなり、魅力的なスポーツ・エンターテイメントのコンテンツを通し、市民だけでなく国内外から、人びとが何度も訪れ交流が生まれる賑わい拠点を創造します。

● 2023年4月18日に地鎮祭を挙行!
 「NTT都市開発」が開発を行い、「One Bright KOBE」が運営を担う「神戸アリーナプロジェクト」は、2025年2月竣工、大阪・関西万博の開幕時期の2025年4月開業に向け、2023年4月18日に起工し、「地鎮祭」を執り行いました。

 引用資料 NTT都市開発(2023/04/18)
 「神戸アリーナプロジェクト」における新築工事着工についてB.LEAGUE「西宮ストークス」本拠地、多様なイベントに対応する次世代アリーナ

神戸アリーナプロジェクトの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番1一部、130番2、130番1地先一部
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部46.163m
◆ 敷地面積-23,693.50㎡
◆ 建築面積-12,865.01㎡
◆ 延床面積-31,774.62㎡(ニュースリリースでは約32,300㎡)
◆ 容積対象面積-30,814.58㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-観覧場、飲食、物販店舗
◆ 収容人数-約10,000人
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(運営会社 One Bright KOBE)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年04月18日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ オープン-2025年04月予定


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「西側上空から望む」です(引用:NTT都市開発)。


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「夜景イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「神戸アリーナ(仮称)」外観イメージ(北西突堤基部から望む)です(引用:NTT都市開発)。


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「バスケットボール試合時イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「音楽コンサート時イメージ」です(引用:NTT都市開発)。


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「施設概要図」です(引用:国土交通省)。


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「位置図」です(引用:NTT都市開発)。


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「神戸アリーナプロジェクト」の2023年10月30日の建設状況です。「Perfume」のライブの前に友人と見に行ったのですが、現場を見て思わず「おー!」と歓声を上げてしまいました。


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南西側から見た様子です。


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南端です。


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南側の座席です。


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西側から見た様子です。


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北西側から見た様子です。


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北側の座席です。


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アップです。


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北端です。


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北西側から引いて見た様子です。


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北側から見た様子です。


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こちら側がエントランスになります。



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2023年11月 1日 (水)

神戸市 JR・山陽電鉄垂水駅前 地上32階、高さ約115mの「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」 2023年10月30日の建設状況

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-垂水中央東地区第一種市街地再開発事業-

 「野村不動産」は、神戸市で推進している「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」が、市街地再開発組合設立について神戸市から認可を受け2020年8月30日開催の総会を経て再開発組合を設立しました。

 これまで垂水中央東地区は、本地区を含む「垂水駅前中央地区」として2010年6月に市街地再開発準備組合を設立、2017年1月には準備組合が本地区を先行して事業化することを決定し、2019年7月の都市計画決定を経て、再開発組合を設立する運びとなりました。

● 2023年10月3日に起工式を挙行!
 「垂水中央東地区市街地再開発組合」と、参加組合員として参画している「野村不動産」が事業推進している「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」が、2019年7月に都市計画決定、2020年8月に組合設立認可、2022年9月に権利変換計画認可を経て、2023年10月3日に「起工式」を執り行い、新築工事が着工しました。竣工は2026年3月を予定しています。

 引用資料 野村不動産(PDF:2023/10/03)
 JR「垂水」駅前商店街に面する約0.7haの複合開発 『垂水中央東地区第一種市街地再開発事業』着工~ 32階建て・垂水駅前のランドマークとなる商業施設併設の複合開発 ~

垂水中央東地区第一種市街地再開発事業の概要
◆ 計画名-垂水中央東地区第一種市街地再開発事業の施工に伴う施設建築物新築工事
◆ 所在地-兵庫県神戸市垂水区神田町159番(地番)
◆ 交通-JR・山陽電鉄「垂水」駅 徒歩1分
◆ 階数-地上32階、地下0階
◆ 高さ-最高部114.893m、最高部114.653m
◆ 敷地面積-約6,024㎡
◆ 建築面積-約3,381㎡
◆ 延床面積-約38,707㎡
◆ 構造-鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造
◆ 地震対策-免震構造
◆ 用途-共同住宅、商業施設、共同住宅
◆ 総戸数-315戸
◆ 建築主-垂水中央東地区市街地再開発組合(参加組合員 野村不動産)
◆ 設計者・監理者-竹中工務店
◆ 施工者-竹中工務店
◆ 着工-2023年10月03日(起工式)
◆ 竣工-2026年03月予定
◆ 入居開始-2026年05月以降予定


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「建物完成予想図」です。地震対策として「免震構造」を採用します(引用:野村不動産)。


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「南西角イメージ」です(引用:野村不動産)。


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「北東角イメージ」です(引用:野村不動産)。


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「南立面図」です(引用:神戸市)。


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「東立面図」です(引用:神戸市)。


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「断面図」です(引用:神戸市)。


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「周辺図」です。第一種市街地再開発事業」の予定地です(引用:野村不動産)。


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「垂水駅周辺の再配置・再整備予定の公共公益施設」です(引用:野村不動産)。


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「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業」の2023年10月30日の建設状況です。


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東面です。「アンギラス杭打機」が稼働しています。


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南側から見た様子です。


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少し角度を変えた様子です。


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「三点式パイルドライバ」です。「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」で「山留め壁」を構築しています。


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西面です。


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敷地北側は「垂水センター街」となっています。


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計画名は「垂水中央東地区第一種市街地再開発事業の施工に伴う施設建築物新築工事」です。


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「作業工程」です。現在は「山留め壁」を構築しています。



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