JR九州が「TSMC」進出の菊陽町に新駅設置 豊肥本線 三里木~原水間の新駅設置に関する覚書の締結 2027年春の開業目指す!
-JR豊肥本線 三里木駅~原水駅間に新駅設置-
「JR九州」が2023年12月20日の会見で、菊陽町の豊肥線三里木駅と原水駅の間に新しい駅を作ることを発表しました。2027年春の開業を目指します。会見前の12月18日に、熊本県の田嶋副知事も交えて菊陽町と設置に関する覚書を締結しました。
引用資料 JR九州(PDF:2023/12/20)
豊肥本線 三里木~原水間の新駅設置に関する覚書の締結について
引用資料 KKT熊本県民テレビ(2023/12/20)
JR豊肥線 TSMC進出の菊陽町に新駅建設 2027年春の開業目指す
現時点での建設費用は周辺施設と合わせて約16億円と試算されています。新駅は「菊陽町」からの「請願駅」となります。そのためすべて「菊陽町」が負担します。
建設予定地の周辺には町の広場や温泉施設などがあり、JR九州は近年の人口増加を受けて一日900人ほどの利用を見込むとともに、周辺の渋滞緩和にもつながるとしています。菊陽町は1999年に新駅建設を要望しましたが、当時、JR九州は「十分な利用者数が見込めない」として実現していませんでした。
新駅の予定地は町の図書館の近くです。すでに開発が進んでいる南側に対して、今後は北側の開発が見込まれています。特にTSMCを始めとした工場に通勤する人たちの利用が見込まれていて、交通ターミナル的な役割が期待されます。
覚書の概要
◆ 締結日-2023年12月18日
◆ 締結者-菊陽町、JR九州(九州旅客鉄道)
◆ 新駅設置箇所-豊肥本線 三里木駅~原水駅間
◆ 開業時期目標-2027年春
◆ 整備概要-鉄道施設(ホーム、鉄道線路等)、周辺施設(交通広場、交流施設等)
「新駅設置位置」です(引用:KKT熊本県民テレビ)。
「新駅設置位置」です。三里木駅~原水駅間は3.2㎞ですが、熊本方面1.3㎞、大分方面1.9㎞の位置に設置します(引用:JR九州)。
新駅は「TSMC(台湾積体電路製造)」の工場の近くではないですが、「TSMC」の進出効果がどんどん波及しています(Googleマップの衛星写真を引用)。
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