シリコンアイランド九州 「TSMC(台湾積体電路製造)」前の道路 「県道大津植木線」を6車線化 2028年度中に完了へ!
-TSMC-
熊本県菊陽町の「TSMC」の新工場は2022年4月21日に着工、2024年末までに生産開始を目指しています。TSMCは市場ニーズに応えるため、既に公表済みの22/28ナノメートルに加えて、12/16ナノメートル FinFETプロセス技術による製造も担えるようJASMの能力を強化し、月間生産能力を55,000枚(300mmウェーハ)に増強する予定です(写真提供@祥明氏)。
「ブルームバーグ」が2023年11月21日に半導体受託生産最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の「第2工場、第3工場、第4工場」について報道しました。
Bloomberg(2023/11/21)
TSMCが熊本県に3つ目の半導体工場、3ナノ品生産も検討-関係者
◆ 第2工場は5ナノ世代の可能性も?
”TSMCは既に熊本県菊陽町に、主に12ナノ半導体などを製造する第1工場を建設中。第2工場を建設し5ナノ世代を製造する計画もある。”とあります。第2工場は5ナノ世代の可能性もあるようです。
◆ 第3工場は3ナノ世代の可能性も?
”検討中の第3工場では、量産段階として最先端の回路線幅が3ナノメートル(ナノは10億分の1)半導体の製造も視野に入っているという。”とあります。第3工場は3ナノ世代の可能性もあるようです。
現在の最先端である3ナノメートルですが、第3工場が稼働する頃には、3ナノの技術は1~2世代遅れている可能性は高いものの、様々な世代の半導体がそろう事になります。
◆ 第4工場は熊本県外になる可能性も?
”第4工場の可能性も模索されているが、土地などの不足により北九州市など熊本県外になる可能性もあるとした。”とあります。Googleマップの衛星写真を見ても近隣に「第4工場」を建設するのは難しそうです。
● TSMC前の道路を6車線化!
熊本県は2023年12月7日に、菊陽町に建設中の台湾積体電路製造(TSMC)新工場周辺の道路整備に関し、新工場南側を通る県道大津植木線の多車線化と、中九州横断道路の合志インターチェンジ(IC、仮称)までを結ぶアクセス道路の一部について、2028年度中の完成を目指す方針を示しました。
引用資料 熊本日日新聞(2023/12/08)
県道大津植木線の6車線化など、2028年度中に完了へ 熊本県 TSMC周辺の道路整備
県道大津植木線の多車線化区間は、国道325号交差点から合志ICに接続するアクセス道路までの4.7kmを片側3車線の6車線化も可能な道幅で整備します。合志ICへのアクセス道路(約3.5km)の一部に当たる南側バイパスは、県道大津植木線と県道新山原水線をつなぐ1.2kmです。既存の道路がない区間を先行整備し、残る区間は道路拡幅などで対応します。
「位置図」です。
TSMC前の現在の「県道大津植木線」は、2~3車線です。片側3車線の6車線化も可能な道幅に拡幅されます。
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