関西のライブ過疎地化を防ぐために是非とも実現して欲しい! 大阪城東部地区1・5期街づくり 「B地区」にアリーナなど大規模集客施設を計画!
-アリーナなど大規模集客施設を計画-
大阪城の東側に広がる「大阪城東部地区」の街づくりで、大阪メトロが2028年春の完成を目指す「1・5期」事業としてB地区(2ha)にアリーナやホールなどの大規模集客施設を整備する開発構想案が公表されました。
日刊建設工業新聞(2023/12/27)
大阪メトロ/大阪城東部1・5期街づくり、駅ビル・アリーナなど大規模集客施設を計画
● このままでは関西はライブ過疎地になる!
横浜市を中心に首都圏では猛烈なアリーナの建設ラッシュになっています。これまでも首都圏でのライブの一極集中は進んでいましたが、横浜市の1万人超のアリーナが既存の「横浜アリーナ」に加えて、新たに1万人超のアリーナ2カ所オープン(ぴあアリーナMM、Kアリーナ横浜)したことより、ますます首都圏でのライブ一極集中が加速しています。すでに全国アリーナツアー以外は、首都圏でのみライブが開催されている状況になっています。
そんな中で、「大阪城東部地区」の街づくりでのアリーナ建設はうれしいニュースです。まだ実現するのかは分かりませんが、是非とも実現して欲しいです。出来れば1万人超のアリーナを期待したいです。そしてB.LEAGUEのプロバスケットボールチーム「大阪エヴェッサ」のホームアリーナになって欲しいです。
「大阪城ホール」です。「大阪城公園駅」を挟んで西側に「大阪城ホール」があります。「B地区」にアリーナが建設されると横浜市のようにアリーナ集積のメリットが発揮されます。
神戸アリーナプロジェクト
「NTT都市開発」は、「神戸アリーナプロジェクト」について、2023年4月着工、2025年大阪・関西万博の開催にあわせた4月開業に向けて本格始動します。
引用資料 NTT都市開発(2022/12/15)
「神戸アリーナプロジェクト」開発計画本格始動 スポーツ・エンターテイメントの最先端アリーナ、都心・ウォーターフロントの新たなランドマーク
「神戸ウォーターフロントビジョン」の対象エリアであるウォーターフロントエリアに位置し、270度海に囲まれる絶景のロケーションです。神戸空港や新幹線とのアクセスの良さ、都市機能が集積する三宮エリアや異国情緒溢れる旧居留地との回遊性はもとより、メリケンパーク、ハーバーランドといった神戸を代表するスポットを望み、水際の魅力を最大限に活かしたシンボリックなアリーナとなります。
プロバスケットボールB.LEAGUEに所属する「西宮ストークス」の本拠地をはじめとするスポーツ興行や音楽興行、MICEなど、多様な興行や演出に対応できる収容客数約1万人規模の最先端アリーナが、神戸の新たなランドマークとなり、魅力的なスポーツ・エンターテイメントのコンテンツを通し、市民だけでなく国内外から、人びとが何度も訪れ交流が生まれる賑わい拠点を創造します。
● 2023年4月18日に地鎮祭を挙行!
「NTT都市開発」が開発を行い、「One Bright KOBE」が運営を担う「神戸アリーナプロジェクト」は、2025年2月竣工、大阪・関西万博の開幕時期の2025年4月開業に向け、2023年4月18日に起工し、「地鎮祭」を執り行いました。
引用資料 NTT都市開発(2023/04/18)
「神戸アリーナプロジェクト」における新築工事着工についてB.LEAGUE「西宮ストークス」本拠地、多様なイベントに対応する次世代アリーナ
神戸アリーナプロジェクトの概要
◆ 計画名-新港突堤西地区(第2突堤)再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区新港町130番1一部、130番2、130番1地先一部
◆ 階数-地上7階、地下0階
◆ 高さ-最高部46.163m
◆ 敷地面積-23,693.50㎡
◆ 建築面積-12,865.01㎡
◆ 延床面積-31,774.62㎡(ニュースリリースでは約32,300㎡)
◆ 容積対象面積-30,814.58㎡
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-観覧場、飲食、物販店舗
◆ 収容人数-約10,000人
◆ 建築主-エヌ・ティ・ティ都市開発(運営会社 One Bright KOBE)
◆ 設計者-大林組
◆ 施工者-大林組
◆ 着工-2023年04月18日(地鎮祭)
◆ 竣工-2025年02月28日予定
◆ オープン-2025年04月予定
万博記念公園駅前周辺地区活性化事業
「大阪府」は2019年9月17日に、「万博記念公園(吹田市)」に15,000人以上が収容できるアリーナを整備する計画を明らかにしました。民間事業者が整備して運営する民設民営の方式で、「夢洲(ゆめしま)」での「国際博覧会(大阪・関西万博)」が開かれる2025年までの開業を目指します。大阪府知事は記者会見で「世界規模のスポーツ大会やコンサートができる施設にしたい」と話しました。
大阪府は、「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」を公募し、「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」で構成する共同企業体を事業予定者に決定しました。最大18,000人を収容するアリーナを中心に、「商業・カジュアルホテル棟、ホテル棟、オフィス棟、共同住宅」を整備します。
● 新しい「外観イメージパース」を公開!
大阪府は、「大規模アリーナを中核とした大阪・関西を代表する新たなスポーツ・文化の拠点」を実現するため、「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」で構成する共同企業体との間で、万博記念公園駅前周辺地区に関する基本協定書を締結しました。
2023年9月22日に「三菱商事都市開発、アンシュッツ・エンターテイメント・グループ(Anschutz Entertainment Group, Inc)、関電不動産開発」からリリースがあり、新しい「外観イメージパース」が公開されました。
引用資料 三菱商事都市開発(2023/09/22)
「万博記念公園駅前周辺地区活性化事業」に関する大阪府との基本協定締結
2025年6月末までに造成工事に着手し、2029年1月末までにアリーナ棟、商業・カジュアルホテル棟、住宅棟の第Ⅰ期をオープンし、2037年3月末までにすべて開業する予定です。
アリーナ棟の概要
◆ 所在地-大阪府吹田市千里万博公園
◆ 交通-大阪モノレール「万博記念公園」駅
◆ 延床面積-約69,550㎡
◆ 最大収容人数-18,000人(固定観客席13,400席)
◆ 想定年間イベント-165回
◆ 想定来館者数-約180万人/年
◆ 招聘交渉可能な国際スポーツ大会-世界フィギュアスケート選手権、プロテニスWTAツアー、NBA(北米プロバスケットボールリーグ)公式戦 など
◆ 開業目標-2029年01月末予定
「イメージパース(アリーナ棟)」です。
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