総事業費約870億円 地上32階、高さ約163mの「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」 2024年1月16日の建設状況
-神戸三宮雲井通5丁目地区-
「三菱地所(代表事業者)、三菱倉庫、神鋼不動産、東畑建築事務所、再開発評価」の5社は、「雲井通5丁目再開発株式会社」が神戸市中央区の三宮駅前で検討を進めている「雲井通5丁目地区再整備事業」における事業協力者の募集に応募し、事業協力者の候補となる優先交渉権者に選定されています。
「雲井通5丁目再開発株式会社」では、神戸市が策定した「新たな中・長距離バスターミナルの整備に向けた雲井通5・6丁目再整備基本計画」に基づき、雲井通5丁目地区において、市街地再開発事業の事業化に向けた準備を進めています。
「雲井通5丁目再開発株式会社、神戸市」、特定事業参加者として参画している「三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産」、特定業務代行者として参画している「大林組」は、ともに進めている「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」が、権利変換計画の認可を受けました。
引用資料 雲井通5丁目再開発株式会社(2022/11/02)
雲井通5丁目再開発ビルの計画概要について
● 2023年9月7日(木)に起工式を挙行!
「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」において、2022年6月より、従前建物の解体工事を進めていましたが、2023年9月より再開発ビル建設工事に本格着工、事業関係者においては、2023年9月7日に「起工式」を執り行いました。
引用資料 神戸市・公式HP(2023/09/01)
神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業再開発ビル建設工事の本格着工及び起工式の開催
神戸三宮雲井通5丁目地区の概要
◆ 計画名-神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業
◆ 所在地-兵庫県神戸市中央区雲井通四丁目345番の一部、346番、347番の一部、五丁目301番、302番、303番、317番、18番、319番、320番の一部、322番の一部、323番、324番
◆ 交通-JR線「三ノ宮」駅、阪神線「神戸三宮」駅、阪急線「神戸三宮」駅、神戸市営地下鉄「三宮」駅
◆ 階数-地上32階、塔屋2階、地下3階(第1期)
◆ 高さ-最高部約163m(最高部約165mの可能性あり)
◆ 敷地面積-約8,228㎡(第1期)
◆ 建築面積-約7,636㎡(第1期)
◆ 延床面積-約99,422㎡(第1期)
◆ 構造-鉄骨造、鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-バスターミナル施設、公益施設、商業施設、業務施設、宿泊施設、駐車場
◆ 施行者-雲井通5丁目再開発株式会社
◆ 特定事業参加者-三菱地所、三菱倉庫、TC神鋼不動産
◆ 設計者-大林組、坂茂建築設計、東畑建築事務所、三菱地所設計
◆ 施工者-大林組
◆ 解体工事-2022年06月
◆ 竣工-2023年09月07日(起工式)
◆ 竣工-2027年12月予定
◆ 総事業費-約870億円
「立面図」です。
「断面図」です。
「竹籠をモチーフとしたデザイン(北西より)」です。
「六甲山の山並みを眺望できる屋上庭園」です。
「歩行者デッキとつながる屋外歩廊空間(南西より)」です。
「あじさい通り側の屋外歩廊空間(北西より)」です。
「雲井通5丁目再開発ビルの構成」です。
「神戸三宮雲井通5丁目地区第一種市街地再開発事業」の2024年1月16日の建設状況です。
敷地北側です。
アップです。
「山留め壁」が2段構造になっています。1段目が「親杭横矢板工法」、2段目が「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」です。
1段目の「親杭横矢板工法」で構築した「山留め壁」です。
SMW工法
「三点式パイルドライバ」で、「SMW工法(ソイルセメント柱列壁工法)」により「山留め壁」の構築を行っています。地中に挿入した「アースオーガ」で、土(Soil)とセメントスラリーを原位置で混合・攪拌(Mixing)し、「地中連続壁」を構築する工法で
「三点式パイルドライバ」には「三連型アースオーガ」が装着されています。
「オーガスクリュー」です。
2段目の「山留め壁」の芯材となる「H形鋼」が建込まれています。
「山留め壁」の芯材となる「H形鋼」が並べられています。
泥土の処理
泥の池のような部分で泥土の処理を行っています。「山留め壁」の構築時に大量の「セメントミルク」を地中に注入して混合・攪拌するので泥土があふれ出ます。あふれ出た泥土を土砂で囲った池に貯めて固化します。固化した泥土は適切に処分されます。
敷地南側です。
「スラッシュタンク」です。安定液等を貯水したり、排出される安定液等を回収するために使用します。
「オールケーシング掘削機」で、「地中障害物」の撤去を行っています。
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