大阪のランドマーク的な存在「大阪マルビル」を建て替え 梅田一丁目中央地区 高さの最高限度192m、容積率の最高限度2000%!
-大阪マルビルを建て替え-
「大和ハウス工業」と「大阪マルビル」は、ホテルや飲食店などで構成される複合ビル「大阪マルビル」の建て替え計画を決定しました。また、解体工事後の敷地を活用して、2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)の開催期間中はバスターミナルとして敷地を貸し出し、バスの発着場、待機場として活用します。
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
しかし、50年近くを経過し、建物・設備の老朽化や周辺施設との競争力の低下が課題となってきました。そこで、大和ハウス工業および大阪マルビルは、建て替えを決定し、より質の高い商品・サービスを提供でき、大阪の新たなランドマークとなりうる施設として刷新することとしました。
2030年春の完成を目指します。工事期間に開催される2025年日本国際博覧会への貢献を考え、2025年4月13日~10月13日の開催期間中に、万博会場にアクセスするバスのターミナルとして敷地を提供します。
● 高さの最高限度192m、容積率2000%!
大阪マルビルの建て替えの概要が少し判明しました。計画名が「梅田一丁目中央地区」、高さの最高限度が192m、建築物の容積率の最高限度が2000%です。敷地面積3,244.62㎡なので、容積率2000%と仮定、容積対象外面積を含めると7万㎡くらいの超高層ビルが建設可能です。
引用資料 大阪府・公式HP(2024/02/28)
公述及び傍聴の対象となる都市計画の変更の案(令和5年度第8回)
「地下連絡通路」です。
大阪マルビル(大阪第一ホテル)
「大阪マルビル」は、大阪の超高層ビルの先駆けとして1976年に竣工し、その円筒形のユニークな形状から大阪のランドマーク的な存在として長らく親しまれてきました。
大阪マルビル(大阪第一ホテル)の概要
◆ 所在地-大阪府大阪市北区梅田一丁目9-20
◆ 交通-JR「大阪駅」徒歩3分、阪神「大阪梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro四つ橋線「梅田駅」徒歩3分、Osaka Metro御堂筋線「梅田駅」徒歩7分
◆ 階数-地上30階、塔屋3階、地下4階
◆ 高さ-最高部123.92m、軒高112.21m
◆ 敷地面積-3,244.62㎡
◆ 延床面積-41,069.40㎡
◆ 構造-鉄骨造、一部鉄骨鉄筋コンクリート造
◆ 用途-ホテル、店舗
◆ 客室数-460室(宴会室5室、レストラン1)
◆ 建築主-吉本ビルディング
◆ 設計者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 施工者-フジタ工業(現:フジタ)
◆ 着工-1973年10月16日
◆ 竣工-1976年03月31日
◆ オープン-1976年04月16日
約30mの円筒形ビル
「大阪マルビル」は、1976年4月16日、当時の最新鋭の技術を結集した日本初の円形超高層ビルとしてオープンしました。オープン当初、大阪・梅田周辺のどの場所でもその姿を見ることができるランドマークであり、開業当時から話題性のある商業施設も入居し、情報発信基地としての機能も果たしていました。
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